ファンタスティック・フォー：銀河の危機

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マーベル・コミックの中で、屈指の人気と長い歴史を誇るファンタスティック・フォー。
息の合ったＦ４メンバーが前作のまま、Ｊ・アルバもセクシーでなかなか可愛いですね。世の男性のアイドルとして君臨するのも納得です。妊娠騒動も何のその。美貌を振りまいています。

今作では、リードとスーの結婚式に原作者スタン・リーがカメオ出演しています。来賓リストに名前がないといって追い返されるという何とも面白いオチが用意されているのも笑ってしまいます。

いつものＦ４メンバーは、性格が皆バラバラの辺りも面白く、気難しいベンとジョニーの関係は、水と油の関係。いつもやられっぱなしのベンが大逆襲も含めて、予定調和の中で進んでいくので安心感はあります。
しかし、今回は、シルバーサーファーが、変に改心してしまうので、栄誉は４人に転がり込むという展開はどうなんでしょうね？彼の心の変化はどうしてなの？？
というスッキリ感がないまま終わってしまいました。

リードがスパイダーマンと共演するなど、スタン・リー原作のコミックでは、作品を超えたゲスト出演が活発ですが、後に生まれるリードとスーの息子がＸ−ＭＥＮにミュータントとして登場するらしいですよ。
アメコミファンは、見逃せませんね。

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　昨日、投稿したものは２本ともトンじゃったみたいです。

　なんというか、物語では驚いたり、感動するようなものはなくて、ジェシカ・アルバを観るための映画なんでしょうかね。「ダーク・エンジェル」で彼女に惚れてしまった私としては、楽しめますけど、ファンではない人にはちょっと微妙な出来でしょう。

　リードとスーの結婚に妙にウェイトがおいてあって、ファンタスティック・フォーのユニットの存在意義が薄く感じられます。そこで、また彼らが悩んで、葛藤するんですけど、「スパイダーマン」とかで、
「ヒーローだって、普段は人間であって、悩みもするし、葛藤もあるんだ」
という描き方をされても、どうも共感できないもどかしさを引きずってます。その葛藤を描くことも時には良いんでしょうが、正直、もう飽きました。
　ヒーローはあくまでも、かっこよくて颯爽としていて欲しいと、私は思うのです。
　
　まあ、見ものなのはシルバーサーファーのカッコ良さです。（マーヴェル・コミックの中でも圧倒的な人気を誇っているそうです）「ターミネーター２」に登場した液体金属型ターミネーターにソックリですけど、その動きは明らかに滑らかで美しく、CG技術の進化にはびっくりですね。
　ちなみにこのシルバーサーファーの声はローレンス・フィッシュバーンが担当しているそうですが、娘と観に言ったので、そのときは吹き替え。ＤＶＤ楽しみにするとしましょう。

　安直で、何のひねりもない「勧善懲悪」ストーリーに少しでも変化を持たせるために、シルバーサーファーが敵役といえども、凶悪なキャラではない設定や、死んだと思ったヴィクターを復活させて、むりくり協力体制を取らせたりします。
　まあ、こういう映画はアラを探そうとせずに（探せばいくらでもあるんですけど）映像とキャラクターを楽しんでしまうのが、正しい鑑賞方法でしょう。

イントロダクションにさえ「ジェシカ・アルバほか出演の…」と書いてあるところが泣けます。１作目からしてその気配が濃厚だったんだけど、２作目はまさに無駄なものは一切排除して、徹底してジェシカ・アルバしか描かれていないすばらしい作品となっています。てことで彼女のファンなら必見。

ゴム博士、岩石男、火の玉ボーイといったレギュラーお笑いチームの面々、そして、今回、地球を破滅の危機に陥れる「シルヴァーサーファー」すらも、実はジェシカを盛り立てるための脇役にすぎないようです。

表面上のストーリーはゴム博士とジェシカの結婚式をめぐる無意味なドタバタと、銀河中をサーフィンしながら不幸をバラ撒いて回っている迷惑この上ない銀色人間との対決を軸に進んで行きます。そして、これだけのメンバーでは今ひとつ盛り上がらないと思ったのか、前作で成敗されたはずの彼までも懲りずに復活し、余計なチャチャを入れてストーリーを引き伸ばそうとします。

そして、さんざん引っ張った挙句、未曾有の地球の危機を救ったのは、やはりジェシカの美貌であったという完璧なオチ。

ここまできたら勢いで３作目までつくってほしいところですね。ははは。

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（ネタバレ御免。）
　今回の敵は、原作では人気キャラの「シルバー・サーファー」。　マーベルを読んでない者にとっては「こいつが？」と頭をひねるような薄いキャラではあるけれど、実はわりと重要な人。アメコミに限ったことではないが、敵キャラが作品のグレードを決める、というのは真理。その意味で本作のシルバーはちょっと弱い。（強いんだけどヨワイ）

むしろドクター・ドゥームの方が、ちゃんとヒールをやってくれてるんだけど、彼には「狂気」が足りなかった。ボードを奪って、何がしたかったのかが、希薄。ただ無限パワーを得たかっただけならあまりに子供っぽいし、地球を滅ぼすのに積極的に加担したかったなら、その意志表示をするべきだった。

なによりギャラクタス様こそ恐怖の存在なんだけど、脚本のバランスが悪いせいか、あまり怖くない。もっと時間を割いて、その絶対的な恐怖感を表現しないと。（原作では善悪を超越した無敵存在で、ＦＦ４側に付く話もあったはず）

とにかくトータルの印象が「軽薄」。かといってノリノリってわけでも無い。アメコミを映像化する時にすべき事はその「軽薄」さを補完しつつ、ノリを高めるということで、そのことに本作は成功していない。単純な話なんだから、シンプルなフォーマットに巧く乗せればよかったはずなんだけど。

ファンタスティ・カー（このネーミング…）がウルトラホークっぽいことをやってくれたのが、嬉しかった。（α、β、γ〜！と叫んだ人は、いいお歳）ただ、逃げ回るためだけに登場したようなのが、残念だ。　各自の超能力の見せ方も、２作目となれば刺激に欠ける。それにＦＦ４は、Ｘ−ＭＥＮと違って庶民の支持を得てるんだから、やっぱり超能力で直接、人を助けるシーンがもっと欲しかった。超能力合体攻撃（フュージョン？）が唯一の見せ場で、まあ悪くはないんだけど。結局、地球を守ったのは…？

クォーターバックがリード、ランニングバックがジョニー、ワイドレシーバーがシルバーサーファーって感じだろうか。　文句ばかりつけたけど、お気軽に観る分には、楽しいかも。

「ファンタスティック・フォー：銀河の危機」は、前作の「ファンタスティック・フォー ［超能力ユニット］」も観たし、シリーズものは押さえとこうと思って、予約リストに入れてました。

「ファンタスティック・フォー」は、正体が世間にバレちゃってるのが、他のヒーローものと大きく違うところですね。アイドルみたいにキャ〜キャ〜されちゃうところが、何ともアメリカらしくて楽しいです。

シリーズものですから、原作の「マーベル・コミック」の漫画をよく知っていらっしゃる方以外は、ファンタスティック・フォーの始まりが描かれている１作目からどうぞ。それでも、連載のコミックを映画にしてる自体無理があるので、はしょった感は拭えませんが、あっけらかんと、ヒーロー＆アクションものとして観れば、楽しめるんじゃないかと思います。

さて、本題。

それぞれ特殊な能力を身につけた４人のヒーロー。ヒロインのスーザン以外は、お笑いの要素が多いので、とってもお気楽なヒーローたち。僕は、その辺が気に入ってます。

特に好きなのは、ジョニーとベンのやりとり。も〜、小学生みたいにちょっかい出す感じがたまりません。いつもお調子者のジョニーですが、今回は、ベンが調子に乗っちゃいます。か、可愛い！！

リードとスーザンのやりとりは、僕にとってはど〜でもい〜シーンですけど、こういうところで、ヒーローといえども普通の人…って雰囲気を出してるんでしょうね。でも、「危機なんじゃないの？」と、突っ込みたくなったのは、僕だけでしょうか。

アメコミの「ファンタスティック・フォー」から飛び出して、ピンで人気者になったという“シルバーサーファー”が、今回の見どころ。全身銀色のピカピカで、これまた銀色のサーフボードを操って飛びまくる。それだけで既にカッコイイのに、物語のキーパーソンでもあります。こりゃ、惚れるわ。

「ファンタスティック・フォー：銀河の危機」は、お気楽ヒーローものですが、勧善懲悪のストーリーじゃありません。誰がヒーローで、誰が敵なのか…。あまりにも強大な相手を前に、何故？…と、思うところもあったりします。そこんとこも含めて、お気楽〜になってます。何も考えず、ひたすら飛行シーンを楽しみましょう。


☆役名＆キャスト（日本語版キャスト）☆

リード（Mr.ファンタスティック）…ヨアン・グリフィズ（石川 禅）
ジョニー（ヒューマン・トーチ）…クリス・エヴァンス（神奈延年）
スーザン（インビジブル・ウーマン）…ジェシカ・アルバ（宮島依里）
ベン（ザ・シング）…マイケル・チクリス（天田益男）
ヴィクター（Dr.ドゥーム）…ジュリアン・マクマホン（てらそま まさき）

アリシア・マスターズ…ケリー・ワシントン
ヘイガー将軍…アンドレ・ブラウアー
シルバーサーファー…ダグ・ジョーンズ（声: ローレンス・フィッシュバーン）
フランキー・レイ大尉…ボウ・ギャレット


◎公式サイト
http://movies.foxjapan.com/f4_2/