イヤー・オブ・ザ・ドラゴン / ミッキー・ローク
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
/マイケル・チミノ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(27)
解説・ストーリー
ニューヨークの魔都チャイナタウンを舞台に、新勢力を広げるチャイニーズ・マフィアの若きボスと一匹狼の刑事の戦いを描く。尺のせいもあってかやや冗長だが、バイオレンス・シーンの迫力と主演二人の魅力で見せる好アクション編。
ニューヨークの魔都チャイナタウンを舞台に、新勢力を広げるチャイニーズ・マフィアの若きボスと一匹狼の刑事の戦いを描く。尺のせいもあってかやや冗長だが、バイオレンス・シーンの迫力と主演二人の魅力で見せる好アクション編。
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「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ニューヨークの魔都チャイナタウンを舞台に、新勢力を広げるチャイニーズ・マフィアの若きボスと一匹狼の刑事の戦いを描く。尺のせいもあってかやや冗長だが、バイオレンス・シーンの迫力と主演二人の魅力で見せる好アクション編。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 の作品情報
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
イヤー・オブ・ザ・ドラゴンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16984 |
2005年03月04日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
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イヤー・オブ・ザ・ドラゴンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16984 |
2005年03月04日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:27件
M・ロークvsJ・ローン!色気ある俳優の戦いを見逃すな!
投稿日:2005/06/11
レビュアー:RUSH
今から何十年も前に見た作品だが、やはり当時と今とではこの作品に対する感想が全く違うものになった。最初に見た時にはM・ロークが格好良くてそればかりに目がいっていた。そしてJ・ローンとの壮絶な戦いを堪能したものだ。しかし、今見てみると、M・ローク演じるスタン・ホワイトもJ・ローン演じるジョーイ・タイも警官かマフィアかの違いだけで同類なのではないか、どちらが善でどちらが悪かわからないというのが今回見直した感想だった。とても奥が深いし、何度でも見てしまえる作品だ。
この作品公開当時、M・ロークもJ・ローンも人気絶頂だった。そしてその二人がスクリーン上で対決するのだからつまらないわけがなかった。僕の中でも記憶に残っている一本だ。チンピラを使い、古いマフィア幹部をことごとく殺し、のし上がっていくジョーイ。そのジョーイを自分の周りの人々を犠牲にしながらも執念で追い詰めるスタン。この描写がたまらなく格好いいのだ。J・ローンの知的で冷徹な感じの演技がジョーイというキャラを引き立たせ、M・ロークのワイルドで破天荒な感じがスタンを引き立たせている。
ジョーイは強引な権力奪取と利益追求によって身を滅ぼすが、スタンはその強引な捜査方法で彼の周りにいる警官や妻、そして彼女までをも悲劇のどん底へと押しやってしまう。つまりどちらも強烈に自己中心的で強引なのだ(^^ゞ。スタンにあっては妻との間がうまくいかず、彼はあろうことかレポーターのトレーシーと出来てしまう。これは男の逃げだ。妻とうまくいかないから別の女の所へ安住を探しに行ってしまう情けない男、スタン。がそんな彼もことジョーイのことになると俄然強行的に行動してしまう。上司の制止も全く聞く耳を持たずほとんど暴走に近い形で警察内部でも完全に孤立無援となりついには妻のコニーを殺されてしまう。コニーは一体何をしたというのか?何故彼女は苦しみ思い悩みながら死ななければならなかったのか?彼女が不憫でならなかった。正義を追求するのは間違っていないと思うが、やり方には色々あるはずだ。ただ強引なだけならそれはマフィアと何ら変わらない。何故かスタンに対して嫌悪感を覚える自分がそこにいた。僕も年を取ったのかなぁ〜?(^^ゞ。
当時人気絶頂だった男として色気のある俳優二人の演技対決とストーリー上の対決をじっくりと堪能すべし!
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ジョン・ローンの静かな存在感が忘れられない
投稿日:2005/03/04
レビュアー:オタエドン
刑事演じるミッキー・ロークとJ・ローン、二人の名演技でラストまで引っ張ってくれました。チャイニーズ・マフィアの内幕と抗争を描く、この作品は、私には、とても強烈な印象を残してくれた。今までのギャング物とは、すこし感じが違っていました。また、この後、J・ローンは、『ラストエンペラー』で活躍。後世に残る作品への出演のチャンスを掴んだ1本と言えるでしょう。
ニューヨークのチャイニーズ街に、旗の翻るシーンは目に焼きついています。
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イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
投稿日:2020/04/24
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ベトナム帰りの刑事とチャイナタウンの新興ヤクザの戦いの話。
バイオレンスシーンが何気に激しくて、頭を撃ち抜かれたり、手やほっぺたを銃弾が貫いたり、生首ゴローンだったり。なかなかのゴア描写が楽しくて、いくつかある銃撃戦の迫力の音響とかmのよかったです。
話自体は孤立していく刑事さんとチャイナタウンの若いヤクザがどんどんと勢力を広げるために敵を排除していくのを見せていきますが。刑事さんはこれといって捜査という捜査はせず、銃をぶっ放すか、リポーターといい関係になるかくらいしかしない印象で、ヤクザのほうも長老たちと揉めてるだけであまり絡み合わないまま最後までいっている感じでした。
それよりも主演のミッキー・ロークとジョン・ローンの80年代のギラついたカッコよさが素晴らしくて、その色気を堪能できる1本でした。
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若かりし絶頂のミッキー・ロークとジョン・ローン
1985年の作品。時代背景としてベトナム戦争がある。またチャイナタウンで実際に起きたマフィア同士の抗争劇も作品の舞台背景となっている。
ベトナムから帰還したスタンリー警部。死の淵から帰還した男に馴れ合いや汚職で均衡を保っているアメリカに居場所は無かったのだろう。
妥協を許さぬ熱い捜査姿勢は、均衡を保っていたチャイナタウンに風穴を開けるも、時に強引で身勝手な行動となり、やがて仲間や身近な人達をも犠牲にし、いつしか孤立していく。
片や急進派で若くクールな次代ボスのジョーイ。他のチャイニーズ勢力やイタリアン・マフィアとの外見上の繋がりや馴れ合いを嫌い、自身の思いを現実とする為に手段を選ばず、冷酷で圧倒的な力を示す事で成り上がろうとしている。
そんな"火"と"氷"のようで、合わせ鏡のような対照的な二人の血みどろの男の対決が熱い、バイオレンス作品。
20年前と違い、今見るとさすがに古さを隠せない感がある。
また、序盤にスタンリーのストイックな荒廃さとは裏腹の人間らしい弱さを露呈させる場面。物語を語る上で必要ではあるが、間延びした感は隠せない。
それでも、スタンリーの執拗な挑発と、それに対するジョーイの冷酷な報復を見る後半、怒涛のバイオレンス・アクションが炸裂する。
最期の1対1の線路での撃ち合いシーンは、いささかキザではあるが、名シーンである。
(昔は★4つだったけど…)★★★
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這い上がり
(ネタばれあり)
公開当時観たときは、今ひとつという感じでしたが、その後何回か観るうちにはまった作品です。
監督はマイケル・チミノ。
2作目の『ディア・ハンター』でアカデミー作品賞を取りましたが、次の『天国の門』がアメリカの歴史の暗部を描いた内容である上、予算オーバーと興行成績大コケでユナイテッド・アーチスツ社を破綻させてしまうという映画史に残るディザスター・ムービーとなったために、業界から干されることに。
大プロデューサーのディーノ・デ・ラウレンティスに起用されて5年ぶりにメガホンを取った復帰作。
脚本は、チミノと、オリバー・ストーン。 ストーンは『ミッドナイト・エクスプレス』でアカデミー脚色賞を受賞していたが監督としては評価されていない頃。 この翌年『サルバドル』『プラトーン』で一気にブレイクするが、ベトナム戦争ものでアカデミー作品賞・監督賞を獲る二人の共同脚本ということになりますが、アジア系に対する複雑な思いが感じられます。
主演は「カッコマン」であるミッキー・ロークと「端正なのにどこかウソっぽい」ジョン・ローン。
ミッキー・ロークは当時売り出し中で、この後『ナイン・ハーフ』や『エンゼル・ハート』で人気絶頂に。
ジョン・ローンはこの後『ラスト・エンペラー』で溥儀を演じます。
演出、脚本、キャストを観ても、ハリウッドのはみ出しものですよね。
前にも書いたことですが、辞書には載っていないけれど、英語でchinatownとは警察権力の及ばない無法地帯、キリスト教的なモラルが通用しない異人たちの町のニュアンスがあると思います。
ポランスキーの『チャイナタウン』はそうだし、上海の映画的記号も「魔都」。
日本ではというと、以前、テレビで横浜中華街の華僑の方が、ここは世界で一番清潔で安全なチャイナタウンとおられたが、神戸の南京町にしても、日本で確固たる地位を築いていて、そのとおりと思います。
怪しげで「ヤバイかも」という雰囲気は、新宿あたりのほうでしょうか。
それは偏見で、黒人の「ハーレム」、中東の「カスバ」同様、魔窟というイメージはオリエンタリズムなんですが、アヘン窟、密入国、不法就労、非合法ビジネスという虚実入れ混じった「中国人のやばさ」のイメージは長年の歴史もあり根強い。
一方、アメリカの歴史をみれば、イタリア系のみならず、アイルランド系、キューバ系、アフリカ系・・・と、少数派として疎外されるエスニックに、力を背景に利害に介在するヤクザ者の存在はつきもの。
この映画公開当時、中国は今日の経済大国ではまだなく、改革開放政策がようやく軌道に乗り始めつつあった段階。 日本は輸出攻勢とバブルで「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と思っていた頃で、日中の経済力の格差は圧倒的であり、この後も貧しい中国から蛇頭の手引きで多くの人々が非合法に入国して国際問題になりました。 時代は変わりつつありました。
主演の二人のかっこよさが、この映画の魅力の柱ではありますが、この映画を繰り返し見てしまうのは、無名の、あるいは素人の中国人俳優たちが演じている、ガラの悪いアンチャンたち、ネエチャンたちの存在感のためです。
その殺伐とした面構えにはまってしまいました。
一方でこの映画は中国人を単に好ましからざる連中とは描いていない。
アメリカの鉄道建設に多くの中国人労働者が使われたのに無視された歴史、中国人が米市民権を得られるようになったのは1943年( 太平洋戦争で共に敵国日本と戦う仲間と遇しなければならなくなって、ようやく )であることを知らせ、チャイニーズ・マフィアを嫌う勤勉な炉絵人、逆にその力にすがろうとする庶民もちゃんと描いてみせている。
これだけ中国語が話されるアメリカ映画もこれまでほとんどなかったし、エスニックである中国系の存在をここまで見つめたアメリカ映画もめずらしい。
もはや添えものじゃない、やばさも含めた中国人の存在感がよく出た作品で、龍の台頭を感じさせたのでした。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
M・ロークvsJ・ローン!色気ある俳優の戦いを見逃すな!
投稿日
2005/06/11
レビュアー
RUSH
今から何十年も前に見た作品だが、やはり当時と今とではこの作品に対する感想が全く違うものになった。最初に見た時にはM・ロークが格好良くてそればかりに目がいっていた。そしてJ・ローンとの壮絶な戦いを堪能したものだ。しかし、今見てみると、M・ローク演じるスタン・ホワイトもJ・ローン演じるジョーイ・タイも警官かマフィアかの違いだけで同類なのではないか、どちらが善でどちらが悪かわからないというのが今回見直した感想だった。とても奥が深いし、何度でも見てしまえる作品だ。
この作品公開当時、M・ロークもJ・ローンも人気絶頂だった。そしてその二人がスクリーン上で対決するのだからつまらないわけがなかった。僕の中でも記憶に残っている一本だ。チンピラを使い、古いマフィア幹部をことごとく殺し、のし上がっていくジョーイ。そのジョーイを自分の周りの人々を犠牲にしながらも執念で追い詰めるスタン。この描写がたまらなく格好いいのだ。J・ローンの知的で冷徹な感じの演技がジョーイというキャラを引き立たせ、M・ロークのワイルドで破天荒な感じがスタンを引き立たせている。
ジョーイは強引な権力奪取と利益追求によって身を滅ぼすが、スタンはその強引な捜査方法で彼の周りにいる警官や妻、そして彼女までをも悲劇のどん底へと押しやってしまう。つまりどちらも強烈に自己中心的で強引なのだ(^^ゞ。スタンにあっては妻との間がうまくいかず、彼はあろうことかレポーターのトレーシーと出来てしまう。これは男の逃げだ。妻とうまくいかないから別の女の所へ安住を探しに行ってしまう情けない男、スタン。がそんな彼もことジョーイのことになると俄然強行的に行動してしまう。上司の制止も全く聞く耳を持たずほとんど暴走に近い形で警察内部でも完全に孤立無援となりついには妻のコニーを殺されてしまう。コニーは一体何をしたというのか?何故彼女は苦しみ思い悩みながら死ななければならなかったのか?彼女が不憫でならなかった。正義を追求するのは間違っていないと思うが、やり方には色々あるはずだ。ただ強引なだけならそれはマフィアと何ら変わらない。何故かスタンに対して嫌悪感を覚える自分がそこにいた。僕も年を取ったのかなぁ〜?(^^ゞ。
当時人気絶頂だった男として色気のある俳優二人の演技対決とストーリー上の対決をじっくりと堪能すべし!
ジョン・ローンの静かな存在感が忘れられない
投稿日
2005/03/04
レビュアー
オタエドン
刑事演じるミッキー・ロークとJ・ローン、二人の名演技でラストまで引っ張ってくれました。チャイニーズ・マフィアの内幕と抗争を描く、この作品は、私には、とても強烈な印象を残してくれた。今までのギャング物とは、すこし感じが違っていました。また、この後、J・ローンは、『ラストエンペラー』で活躍。後世に残る作品への出演のチャンスを掴んだ1本と言えるでしょう。
ニューヨークのチャイニーズ街に、旗の翻るシーンは目に焼きついています。
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
投稿日
2020/04/24
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ベトナム帰りの刑事とチャイナタウンの新興ヤクザの戦いの話。
バイオレンスシーンが何気に激しくて、頭を撃ち抜かれたり、手やほっぺたを銃弾が貫いたり、生首ゴローンだったり。なかなかのゴア描写が楽しくて、いくつかある銃撃戦の迫力の音響とかmのよかったです。
話自体は孤立していく刑事さんとチャイナタウンの若いヤクザがどんどんと勢力を広げるために敵を排除していくのを見せていきますが。刑事さんはこれといって捜査という捜査はせず、銃をぶっ放すか、リポーターといい関係になるかくらいしかしない印象で、ヤクザのほうも長老たちと揉めてるだけであまり絡み合わないまま最後までいっている感じでした。
それよりも主演のミッキー・ロークとジョン・ローンの80年代のギラついたカッコよさが素晴らしくて、その色気を堪能できる1本でした。
若かりし絶頂のミッキー・ロークとジョン・ローン
投稿日
2007/09/17
レビュアー
Bikke兄
1985年の作品。時代背景としてベトナム戦争がある。またチャイナタウンで実際に起きたマフィア同士の抗争劇も作品の舞台背景となっている。
ベトナムから帰還したスタンリー警部。死の淵から帰還した男に馴れ合いや汚職で均衡を保っているアメリカに居場所は無かったのだろう。
妥協を許さぬ熱い捜査姿勢は、均衡を保っていたチャイナタウンに風穴を開けるも、時に強引で身勝手な行動となり、やがて仲間や身近な人達をも犠牲にし、いつしか孤立していく。
片や急進派で若くクールな次代ボスのジョーイ。他のチャイニーズ勢力やイタリアン・マフィアとの外見上の繋がりや馴れ合いを嫌い、自身の思いを現実とする為に手段を選ばず、冷酷で圧倒的な力を示す事で成り上がろうとしている。
そんな"火"と"氷"のようで、合わせ鏡のような対照的な二人の血みどろの男の対決が熱い、バイオレンス作品。
20年前と違い、今見るとさすがに古さを隠せない感がある。
また、序盤にスタンリーのストイックな荒廃さとは裏腹の人間らしい弱さを露呈させる場面。物語を語る上で必要ではあるが、間延びした感は隠せない。
それでも、スタンリーの執拗な挑発と、それに対するジョーイの冷酷な報復を見る後半、怒涛のバイオレンス・アクションが炸裂する。
最期の1対1の線路での撃ち合いシーンは、いささかキザではあるが、名シーンである。
(昔は★4つだったけど…)★★★
這い上がり
投稿日
2012/01/01
レビュアー
ロキュータス
(ネタばれあり)
公開当時観たときは、今ひとつという感じでしたが、その後何回か観るうちにはまった作品です。
監督はマイケル・チミノ。
2作目の『ディア・ハンター』でアカデミー作品賞を取りましたが、次の『天国の門』がアメリカの歴史の暗部を描いた内容である上、予算オーバーと興行成績大コケでユナイテッド・アーチスツ社を破綻させてしまうという映画史に残るディザスター・ムービーとなったために、業界から干されることに。
大プロデューサーのディーノ・デ・ラウレンティスに起用されて5年ぶりにメガホンを取った復帰作。
脚本は、チミノと、オリバー・ストーン。 ストーンは『ミッドナイト・エクスプレス』でアカデミー脚色賞を受賞していたが監督としては評価されていない頃。 この翌年『サルバドル』『プラトーン』で一気にブレイクするが、ベトナム戦争ものでアカデミー作品賞・監督賞を獲る二人の共同脚本ということになりますが、アジア系に対する複雑な思いが感じられます。
主演は「カッコマン」であるミッキー・ロークと「端正なのにどこかウソっぽい」ジョン・ローン。
ミッキー・ロークは当時売り出し中で、この後『ナイン・ハーフ』や『エンゼル・ハート』で人気絶頂に。
ジョン・ローンはこの後『ラスト・エンペラー』で溥儀を演じます。
演出、脚本、キャストを観ても、ハリウッドのはみ出しものですよね。
前にも書いたことですが、辞書には載っていないけれど、英語でchinatownとは警察権力の及ばない無法地帯、キリスト教的なモラルが通用しない異人たちの町のニュアンスがあると思います。
ポランスキーの『チャイナタウン』はそうだし、上海の映画的記号も「魔都」。
日本ではというと、以前、テレビで横浜中華街の華僑の方が、ここは世界で一番清潔で安全なチャイナタウンとおられたが、神戸の南京町にしても、日本で確固たる地位を築いていて、そのとおりと思います。
怪しげで「ヤバイかも」という雰囲気は、新宿あたりのほうでしょうか。
それは偏見で、黒人の「ハーレム」、中東の「カスバ」同様、魔窟というイメージはオリエンタリズムなんですが、アヘン窟、密入国、不法就労、非合法ビジネスという虚実入れ混じった「中国人のやばさ」のイメージは長年の歴史もあり根強い。
一方、アメリカの歴史をみれば、イタリア系のみならず、アイルランド系、キューバ系、アフリカ系・・・と、少数派として疎外されるエスニックに、力を背景に利害に介在するヤクザ者の存在はつきもの。
この映画公開当時、中国は今日の経済大国ではまだなく、改革開放政策がようやく軌道に乗り始めつつあった段階。 日本は輸出攻勢とバブルで「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と思っていた頃で、日中の経済力の格差は圧倒的であり、この後も貧しい中国から蛇頭の手引きで多くの人々が非合法に入国して国際問題になりました。 時代は変わりつつありました。
主演の二人のかっこよさが、この映画の魅力の柱ではありますが、この映画を繰り返し見てしまうのは、無名の、あるいは素人の中国人俳優たちが演じている、ガラの悪いアンチャンたち、ネエチャンたちの存在感のためです。
その殺伐とした面構えにはまってしまいました。
一方でこの映画は中国人を単に好ましからざる連中とは描いていない。
アメリカの鉄道建設に多くの中国人労働者が使われたのに無視された歴史、中国人が米市民権を得られるようになったのは1943年( 太平洋戦争で共に敵国日本と戦う仲間と遇しなければならなくなって、ようやく )であることを知らせ、チャイニーズ・マフィアを嫌う勤勉な炉絵人、逆にその力にすがろうとする庶民もちゃんと描いてみせている。
これだけ中国語が話されるアメリカ映画もこれまでほとんどなかったし、エスニックである中国系の存在をここまで見つめたアメリカ映画もめずらしい。
もはや添えものじゃない、やばさも含めた中国人の存在感がよく出た作品で、龍の台頭を感じさせたのでした。
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