有頂天時代 / フレッド・アステア
有頂天時代
/ジョージ・スティーヴンス
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(5)
解説・ストーリー
ジェローム・カーン、ドロシー・フィールズの名コンビが本作のために書き下ろした名曲がアカデミーをとったことでも有名な超人気作。アステアが偉大なる黒人タップダンサーに敬意を表し、顔を黒塗りにし自分の影とダンスを決めるシーンは有名。 JAN:4933672226798
ジェローム・カーン、ドロシー・フィールズの名コンビが本作のために書き下ろした名曲がアカデミーをとったことでも有名な超人気作。アステアが偉大なる黒人タップダンサーに敬意を表し、顔を黒塗りにし自分の影とダンスを決めるシーンは有名。 JAN:4933672226798
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「有頂天時代」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ジェローム・カーン、ドロシー・フィールズの名コンビが本作のために書き下ろした名曲がアカデミーをとったことでも有名な超人気作。アステアが偉大なる黒人タップダンサーに敬意を表し、顔を黒塗りにし自分の影とダンスを決めるシーンは有名。 JAN:4933672226798
「有頂天時代」 の作品情報
「有頂天時代」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
スイング・タイム(有頂天時代)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IVCF2075 |
2003年03月29日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
1枚
|
0人
|
0人
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スイング・タイム(有頂天時代)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IVCF2075 |
2003年03月29日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
1枚
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0人
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ユーザーレビュー:5件
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの華麗なダンス
在庫枚数1枚。
でも、割と早くレンタル出来ました!
「有頂天時代」というのは戦前のタイトルで、戦後は「スイング・タイム」として劇場公開されたのだとか・・・
ストーリーは、コメディー仕立て。
その日、結婚式を控えていたダンサーのラッキー(アステア)は、彼に抜けられては困る仲間たちにハメられ、式に遅刻。
怒った花嫁の父に条件を出され、ニューヨークへとやって来ます。
そこで、ダンス教室の美人教師ペニー(ロジャース)に一目ぼれ。
やがて、ペニーとコンビを組んで、有名なクラブで華麗なダンスやステップを披露するのです。
アステアとロジャースのコンビによるミュージカル映画は9作品あるようで、因みに、本作は共演第6作目ということです。
アステアは、4歳からダンス・スクールで学んだという経歴の持ち主で、彼のダンスを言葉で表現すると、「優雅」「優美」「品格」がピッタリ来るようです。
背筋を真っ直ぐに伸ばしたタキシード姿のアステアと、ドレスの裾を持って華麗に踊るロジャース。
軽やかに回った時にスカートの裾が大きく広がり、チラッと見える脚。
また、ロジャースの動きに連れて、ドレスの裾が彼女の膝に絡みつき、次の動きで元に戻る時のドレスの表情など、本当に美しいのです。
主題歌の「今宵の君は」は、主題歌部門でアカデミー賞を受賞しています。
雪が舞う中でアステアとロジャースが歌う「ア・ファイン・ロマンス」が、私は好きです。
イントロダクションの『アステアが偉大なる黒人タップダンサーに敬意を表し、顔を黒塗りにし自分の影とダンスを決めるシーンは有名。』についてですが、その偉大な黒人タップダンサーとは、”タップの神様”と呼ばれた「ビル・ボージャングル・ロビンソン」というアメリカの最初期の黒人俳優で名ダンサーだそうです。
まさしく「ボージャングルス・オブ・ハーレム」でのアステアのダンスシーンは、本作での最大の見せ場であり、圧巻でした。
この作品中で驚いた事があります。
1936年公開の本作ですが、タバコの自動販売機が登場するのです。
そんな時期にもう自販機があったなんて、本当に驚きの発見でした!
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
洗練され 優雅な パフォーマンスが もたらす 至福
ロキュの69日連続レビュー その17
(ネタバレあり)
人気ダンサーのラッキー(フレッド・アステア)は大のギャンブルぶりから、婚約者との結婚式に遅刻してしまい、相手の親に信用を得るだけの資金を稼ぐためニューヨークへ向かう。
そこで美人のダンス教師ペニー(ジンジャー・ロジャース)と出会う。
彼女に近づくため。ダンス初心者のふりをするが、やりすぎて「あなたにはダンスのセンスがない」と言った彼女がダンス教師をクビになりそうになり・・・・・。
それに続くダンス・シーンを、後述するアメリカ映画協会生涯功労賞の授賞式の中継で初めて観たとき、深夜番組でしたが、興奮してトリハダものだったことを思い出します。
これが、かの「アステア&ロジャース」の踊りか !!
75年以上も前の踊りなのに、いささかも古臭くなく、その洗練されて、優雅な中にも躍動感あふれるそのパフォーマンスに魅了されました。(黄金コンビ 6作目)
ジョージ・スティーヴンスの演出は、戦後の重厚なものではなく、いやみなく他愛もない軽いラプ・コメディで楽しませてくれます。
後半劇中パフォーマンス「ボージャングルズ・オブ・ハーレムで、「タップの父」「タップの神様」と呼ばれる伝説のタップダンサー、ビル・ボージャングル・ロビンソンを讃えて、アステアは顔を黒塗りにして、みごとなタップダンスを披露しますが、アフリカ系のダンサーから受けるヒップな感じがなくて、よくも悪くも、どこまでも洗練されてるのもまたアステアらしいと思いました。
言わずもがなのことですが、三谷幸喜の『 THE有頂天ホテル 』のタイトルは、本作の邦題からインスパイアされたものでしょうね。 アステア映画の持つ雰囲気へのオマージュかと。
その見事なダンス ミュージカルがお好きな方、必見です。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
賭け事は程々に ダンスは優雅に
1936年 アメリカ映画
原題:SWING TIME
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの共演によるラブコメ要素のあるミュージカル。フレッド・アステアはニューヨークで一旗あげるギャンブル好きなダンサー役で、ジンジャー・ロジャースはダンス教室の先生という設定。フレッド・アステアはレッスンを受けるもわざと下手なダンスを披露しますが、あの下手さ加減が見事に上手い!下手に見せるのってきっと凄い事なのでしょうね。その後の二人の風のように軽やかなダンスシーンはうっとりします。下手な筈なのに実は上手いので、その対比も面白かったです。
フレッド・アステアの映画は今までに何本か観ていますが、実はあまりよく知らない事に気が付きました。こんな事では誰かさんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうなので少し調べてみました。フレッド・アステアはドイツ系とユダヤ系の混血で4歳からダンススクールに学び2歳上の姉とコンビで劇場を巡演したそうです。その姉アデールと共演した「バンド・ワゴン」の在庫がDISCASにある様なので、是非鑑賞したいと思います(その前に一本鑑賞予定ですが)。
スクリーンデビューしたのが1933年ですから、それから3年後が本作『有頂天時代 / スイングタイム』という事になります。ジンジャー・ロジャースとの共演は本作で6本目で、この時フレッド・アステアは37歳、ジンジャー・ロジャースが25歳。とても12歳も離れている様には見えませんでした。
そして見どころはダンスシーンだけではなく、フレッド・アステアの殺し文句には絶句しました。ペニー(ジンジャー・ロジャース)が他の人と結婚すると聞き、こんな台詞を言っています。「僕は君とだけ踊る だから もう 二度と踊らない」
そして歌いながら「君を失うのであればこの両足と心も持ち去ってくれ」「靴は捨ててしまおう 歌声は風に流そう」「タキシードもシルクハットも捨ててしまおう」と。
これって凄い殺し文句ですよね!この直後に二人で踊るダンスシーンが優雅で美しい。
“ズボンの折り返し”は当時は流行りはじめだったのでしょうか。この部分は興味深かったです。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
結婚式のズボンの裾はダブルでどうぞ
投稿日:2020/05/05
レビュアー:趣味は洋画
有頂天時代(1936年・アメリカ、モノクロ、103分)
ミュージカル映画の醍醐味は、豪華な舞台装置のなかで華麗な衣装を纏って歌い踊るシーンを観ること。
これが個人の場合、男女ペアの場合、そして集団で踊る場合、それぞれに特徴があってそのすべてが魅力的です。フレッド・アステアが登場すれば、その歌と踊りに加え、最高技術のタップが観れるわけですから、もうファンには堪えられないわけです。
はて、いつからこんなレビューを書くようになったのか、自分でも分かりません。
昔はミュージカル映画が本当に苦手で、60年代を席巻した「サウンド・オブ・ミュージック」や「マイ・フェア・レディ」、「メリー・ポピンズ」といった代表作くらいしか観てなかったと思います。
ましてフレッド・アステアの映画など、眼中にありませんでした。
ところが今年に入ってから、F・アステアの作品だけでも3本観ました。
48年「イースター・パレード」、55年「足ながおじさん」、74年「ザッツ・エンターテインメント」です。この「有頂天時代」が4本目です。
今では「ミュージカル映画」が好きになり、近作は勿論、時代を遡って、興味のある作品を物色しながら、同系ジャンルの映画が続かないよう合間に調整しながら観ています。
長すぎる前置きがやっと終わります。
本作はコメディ調のミュージカルでしたが、注目のシーンがいくつかありました。
1.メイブル(ヘレン・ブロデリック)が子供の頃に行ったという「ニューアムステルダム」の、あたり 一面が雪に覆われた景観。これは実に素晴らしく、当時のセットでよくここまで作ったものだと感心さ せられました。ジンジャー・ロジャースがアステアにさりげなく迫るのですが、はぐらかそうとするア ステアとのやりとりが楽しかったです。
2.今では許しがたいのかもしれませんが、アステアが顔を黒塗りにして踊るシーン。
勿論、偉大な黒人タップダンサーに敬意を表してのことですが、これは圧巻でした。
そして、彼の踊りと並行して影絵が躍るというのも斬新でした。
アステアとまったく同じ動作なのかと思いきや、途中で異なった動きが入るのですね。
3.ズボンの折り返し。
つまり、ズボンの裾がシングルかダブルかというものですが、これは本編の最初と最後に物議を醸し、
ストーリー上も結構ポイントとなります。ラストでバンド・リーダーのリカルド・ロメロがダブダブの 大きいズボンをはいて、ずり落ちそうになるのを手で押さえているのには笑いました。
(私は社会人になってから、ズボンの裾はすべてダブルです。シングルは1度もありません)
4.コメディ調のミュージカルと書きましたが、その役割の中心が手品師のポップ(ヴィクター・ムー ア)とダンススクール受付のメイブル(ヘレン・ブロデリック)の2人。
特にメイブルのセリフと表情をよく見ていると、そのタイミングが抜群にいいです。
ジンジャー・ロジャースの出演作品は1本しか観ていません。
エドワード・G・ロビンソンと共演したサスペンス、55年「消された証人」です。
しかし、本作を観てあらためてフレッド・アステアとのコンビが絶妙だったことを知りました。
彼女独特のゴージャスな雰囲気は、アステアに一歩も引けをとらず、互角に渡り合っています。
「映画史上最高のダンシング・チーム」と言われたのも頷けます。
最後になりますが、監督がジョージ・スティーヴンスなのには驚きました。
53年「シェーン」、56年「ジャイアンツ」の名監督ですが、若かりし頃はミュージカル映画も手掛けていたのですね。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
世紀のダンスペアのピーク時の作品
ハリウッド最高の名ダンスペア、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画、6作目です。「空中レビュー時代」(1933、但しこの時は二人とも脇役)、「コンチネンタル」(1934)、「ロバータ」(1935)、「トップハット」(1935)、「艦隊を追って」(1936)、そして本作、続いて「踊らん哉」(1937)、「気儘時代」(1938)、「カッスル夫妻」(1939)と1930年代に合計9作、10年を置いて「ブロードウェイのバークレー夫妻」(1949)が10作目で最後、最高評価を得た「トップ・ハット」に次いで評価の高い作品、但し、ストーリーは何だか支離滅裂なコメディタッチで、どちらかと言えばフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの踊りに注目していただきたい作品。そしてさらに言えば、踊らない時もジンジャー・ロジャースがとても魅力的に映っている作品と言えるでしょう。
フレッド・アステアの踊りは気品があって優雅なのが特徴ですが、ジンジャー・ロジャースと組んだこの1930年代は、若さもあり、とにかく一番元気。1930年代に9作の共演作で大スターになり、そして後半はやや人気が衰える、ジンジャー・ロジャーズもいつもアステアの添え物はいや、とペアを解消して、踊らない、歌わない役で「恋愛手帖」(1939)でアカデミー主演女優賞を獲得、アステア人気もこれまでか、と思ったら、ペアの相手をリタ・ヘイワースにして「踊る結婚式」(1941)、「晴れて今宵は」(1942)と2作、その他にも多数出演、1940年代の終わりごろには引退宣言まで出したのに、「バンド・ワゴン」(1953)、「絹の靴下」(1957)ではシド・チャリシーとペアを組んでさらに円熟味を見せたダンスを披露、とまぁ、本当に息の長い大スターであり、ダンサーでした。
本作はまさにスターになりたてのピカピカの時代、ぜひ息の合ったジンジャー・ロジャースとの見事な踊りを堪能していただきたいと思います。
このレビューは気に入りましたか?
0人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの華麗なダンス
投稿日
2011/03/11
レビュアー
kazupon
在庫枚数1枚。
でも、割と早くレンタル出来ました!
「有頂天時代」というのは戦前のタイトルで、戦後は「スイング・タイム」として劇場公開されたのだとか・・・
ストーリーは、コメディー仕立て。
その日、結婚式を控えていたダンサーのラッキー(アステア)は、彼に抜けられては困る仲間たちにハメられ、式に遅刻。
怒った花嫁の父に条件を出され、ニューヨークへとやって来ます。
そこで、ダンス教室の美人教師ペニー(ロジャース)に一目ぼれ。
やがて、ペニーとコンビを組んで、有名なクラブで華麗なダンスやステップを披露するのです。
アステアとロジャースのコンビによるミュージカル映画は9作品あるようで、因みに、本作は共演第6作目ということです。
アステアは、4歳からダンス・スクールで学んだという経歴の持ち主で、彼のダンスを言葉で表現すると、「優雅」「優美」「品格」がピッタリ来るようです。
背筋を真っ直ぐに伸ばしたタキシード姿のアステアと、ドレスの裾を持って華麗に踊るロジャース。
軽やかに回った時にスカートの裾が大きく広がり、チラッと見える脚。
また、ロジャースの動きに連れて、ドレスの裾が彼女の膝に絡みつき、次の動きで元に戻る時のドレスの表情など、本当に美しいのです。
主題歌の「今宵の君は」は、主題歌部門でアカデミー賞を受賞しています。
雪が舞う中でアステアとロジャースが歌う「ア・ファイン・ロマンス」が、私は好きです。
イントロダクションの『アステアが偉大なる黒人タップダンサーに敬意を表し、顔を黒塗りにし自分の影とダンスを決めるシーンは有名。』についてですが、その偉大な黒人タップダンサーとは、”タップの神様”と呼ばれた「ビル・ボージャングル・ロビンソン」というアメリカの最初期の黒人俳優で名ダンサーだそうです。
まさしく「ボージャングルス・オブ・ハーレム」でのアステアのダンスシーンは、本作での最大の見せ場であり、圧巻でした。
この作品中で驚いた事があります。
1936年公開の本作ですが、タバコの自動販売機が登場するのです。
そんな時期にもう自販機があったなんて、本当に驚きの発見でした!
洗練され 優雅な パフォーマンスが もたらす 至福
投稿日
2011/06/25
レビュアー
ロキュータス
ロキュの69日連続レビュー その17
(ネタバレあり)
人気ダンサーのラッキー(フレッド・アステア)は大のギャンブルぶりから、婚約者との結婚式に遅刻してしまい、相手の親に信用を得るだけの資金を稼ぐためニューヨークへ向かう。
そこで美人のダンス教師ペニー(ジンジャー・ロジャース)と出会う。
彼女に近づくため。ダンス初心者のふりをするが、やりすぎて「あなたにはダンスのセンスがない」と言った彼女がダンス教師をクビになりそうになり・・・・・。
それに続くダンス・シーンを、後述するアメリカ映画協会生涯功労賞の授賞式の中継で初めて観たとき、深夜番組でしたが、興奮してトリハダものだったことを思い出します。
これが、かの「アステア&ロジャース」の踊りか !!
75年以上も前の踊りなのに、いささかも古臭くなく、その洗練されて、優雅な中にも躍動感あふれるそのパフォーマンスに魅了されました。(黄金コンビ 6作目)
ジョージ・スティーヴンスの演出は、戦後の重厚なものではなく、いやみなく他愛もない軽いラプ・コメディで楽しませてくれます。
後半劇中パフォーマンス「ボージャングルズ・オブ・ハーレムで、「タップの父」「タップの神様」と呼ばれる伝説のタップダンサー、ビル・ボージャングル・ロビンソンを讃えて、アステアは顔を黒塗りにして、みごとなタップダンスを披露しますが、アフリカ系のダンサーから受けるヒップな感じがなくて、よくも悪くも、どこまでも洗練されてるのもまたアステアらしいと思いました。
言わずもがなのことですが、三谷幸喜の『 THE有頂天ホテル 』のタイトルは、本作の邦題からインスパイアされたものでしょうね。 アステア映画の持つ雰囲気へのオマージュかと。
その見事なダンス ミュージカルがお好きな方、必見です。
賭け事は程々に ダンスは優雅に
投稿日
2020/05/12
レビュアー
かつ
1936年 アメリカ映画
原題:SWING TIME
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの共演によるラブコメ要素のあるミュージカル。フレッド・アステアはニューヨークで一旗あげるギャンブル好きなダンサー役で、ジンジャー・ロジャースはダンス教室の先生という設定。フレッド・アステアはレッスンを受けるもわざと下手なダンスを披露しますが、あの下手さ加減が見事に上手い!下手に見せるのってきっと凄い事なのでしょうね。その後の二人の風のように軽やかなダンスシーンはうっとりします。下手な筈なのに実は上手いので、その対比も面白かったです。
フレッド・アステアの映画は今までに何本か観ていますが、実はあまりよく知らない事に気が付きました。こんな事では誰かさんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうなので少し調べてみました。フレッド・アステアはドイツ系とユダヤ系の混血で4歳からダンススクールに学び2歳上の姉とコンビで劇場を巡演したそうです。その姉アデールと共演した「バンド・ワゴン」の在庫がDISCASにある様なので、是非鑑賞したいと思います(その前に一本鑑賞予定ですが)。
スクリーンデビューしたのが1933年ですから、それから3年後が本作『有頂天時代 / スイングタイム』という事になります。ジンジャー・ロジャースとの共演は本作で6本目で、この時フレッド・アステアは37歳、ジンジャー・ロジャースが25歳。とても12歳も離れている様には見えませんでした。
そして見どころはダンスシーンだけではなく、フレッド・アステアの殺し文句には絶句しました。ペニー(ジンジャー・ロジャース)が他の人と結婚すると聞き、こんな台詞を言っています。「僕は君とだけ踊る だから もう 二度と踊らない」
そして歌いながら「君を失うのであればこの両足と心も持ち去ってくれ」「靴は捨ててしまおう 歌声は風に流そう」「タキシードもシルクハットも捨ててしまおう」と。
これって凄い殺し文句ですよね!この直後に二人で踊るダンスシーンが優雅で美しい。
“ズボンの折り返し”は当時は流行りはじめだったのでしょうか。この部分は興味深かったです。
結婚式のズボンの裾はダブルでどうぞ
投稿日
2020/05/05
レビュアー
趣味は洋画
有頂天時代(1936年・アメリカ、モノクロ、103分)
ミュージカル映画の醍醐味は、豪華な舞台装置のなかで華麗な衣装を纏って歌い踊るシーンを観ること。
これが個人の場合、男女ペアの場合、そして集団で踊る場合、それぞれに特徴があってそのすべてが魅力的です。フレッド・アステアが登場すれば、その歌と踊りに加え、最高技術のタップが観れるわけですから、もうファンには堪えられないわけです。
はて、いつからこんなレビューを書くようになったのか、自分でも分かりません。
昔はミュージカル映画が本当に苦手で、60年代を席巻した「サウンド・オブ・ミュージック」や「マイ・フェア・レディ」、「メリー・ポピンズ」といった代表作くらいしか観てなかったと思います。
ましてフレッド・アステアの映画など、眼中にありませんでした。
ところが今年に入ってから、F・アステアの作品だけでも3本観ました。
48年「イースター・パレード」、55年「足ながおじさん」、74年「ザッツ・エンターテインメント」です。この「有頂天時代」が4本目です。
今では「ミュージカル映画」が好きになり、近作は勿論、時代を遡って、興味のある作品を物色しながら、同系ジャンルの映画が続かないよう合間に調整しながら観ています。
長すぎる前置きがやっと終わります。
本作はコメディ調のミュージカルでしたが、注目のシーンがいくつかありました。
1.メイブル(ヘレン・ブロデリック)が子供の頃に行ったという「ニューアムステルダム」の、あたり 一面が雪に覆われた景観。これは実に素晴らしく、当時のセットでよくここまで作ったものだと感心さ せられました。ジンジャー・ロジャースがアステアにさりげなく迫るのですが、はぐらかそうとするア ステアとのやりとりが楽しかったです。
2.今では許しがたいのかもしれませんが、アステアが顔を黒塗りにして踊るシーン。
勿論、偉大な黒人タップダンサーに敬意を表してのことですが、これは圧巻でした。
そして、彼の踊りと並行して影絵が躍るというのも斬新でした。
アステアとまったく同じ動作なのかと思いきや、途中で異なった動きが入るのですね。
3.ズボンの折り返し。
つまり、ズボンの裾がシングルかダブルかというものですが、これは本編の最初と最後に物議を醸し、
ストーリー上も結構ポイントとなります。ラストでバンド・リーダーのリカルド・ロメロがダブダブの 大きいズボンをはいて、ずり落ちそうになるのを手で押さえているのには笑いました。
(私は社会人になってから、ズボンの裾はすべてダブルです。シングルは1度もありません)
4.コメディ調のミュージカルと書きましたが、その役割の中心が手品師のポップ(ヴィクター・ムー ア)とダンススクール受付のメイブル(ヘレン・ブロデリック)の2人。
特にメイブルのセリフと表情をよく見ていると、そのタイミングが抜群にいいです。
ジンジャー・ロジャースの出演作品は1本しか観ていません。
エドワード・G・ロビンソンと共演したサスペンス、55年「消された証人」です。
しかし、本作を観てあらためてフレッド・アステアとのコンビが絶妙だったことを知りました。
彼女独特のゴージャスな雰囲気は、アステアに一歩も引けをとらず、互角に渡り合っています。
「映画史上最高のダンシング・チーム」と言われたのも頷けます。
最後になりますが、監督がジョージ・スティーヴンスなのには驚きました。
53年「シェーン」、56年「ジャイアンツ」の名監督ですが、若かりし頃はミュージカル映画も手掛けていたのですね。
世紀のダンスペアのピーク時の作品
投稿日
2015/11/25
レビュアー
レイモンド・ウダ
ハリウッド最高の名ダンスペア、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画、6作目です。「空中レビュー時代」(1933、但しこの時は二人とも脇役)、「コンチネンタル」(1934)、「ロバータ」(1935)、「トップハット」(1935)、「艦隊を追って」(1936)、そして本作、続いて「踊らん哉」(1937)、「気儘時代」(1938)、「カッスル夫妻」(1939)と1930年代に合計9作、10年を置いて「ブロードウェイのバークレー夫妻」(1949)が10作目で最後、最高評価を得た「トップ・ハット」に次いで評価の高い作品、但し、ストーリーは何だか支離滅裂なコメディタッチで、どちらかと言えばフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの踊りに注目していただきたい作品。そしてさらに言えば、踊らない時もジンジャー・ロジャースがとても魅力的に映っている作品と言えるでしょう。
フレッド・アステアの踊りは気品があって優雅なのが特徴ですが、ジンジャー・ロジャースと組んだこの1930年代は、若さもあり、とにかく一番元気。1930年代に9作の共演作で大スターになり、そして後半はやや人気が衰える、ジンジャー・ロジャーズもいつもアステアの添え物はいや、とペアを解消して、踊らない、歌わない役で「恋愛手帖」(1939)でアカデミー主演女優賞を獲得、アステア人気もこれまでか、と思ったら、ペアの相手をリタ・ヘイワースにして「踊る結婚式」(1941)、「晴れて今宵は」(1942)と2作、その他にも多数出演、1940年代の終わりごろには引退宣言まで出したのに、「バンド・ワゴン」(1953)、「絹の靴下」(1957)ではシド・チャリシーとペアを組んでさらに円熟味を見せたダンスを披露、とまぁ、本当に息の長い大スターであり、ダンサーでした。
本作はまさにスターになりたてのピカピカの時代、ぜひ息の合ったジンジャー・ロジャースとの見事な踊りを堪能していただきたいと思います。
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