少林サッカー

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　ＴＶで見た「カンフーハッスル」が意外なほど面白かったので、レンタルする際に一緒にレンタル。
　こちらの方が先なんですね。多くのレビュアーさんが、
「少林サッカーは傑作だったのに、カンフーハッスルは今ひとつ」
とおっしゃっていますが、私には「カンフーハッスル」の方が面白く思えました。
　こちら「少林サッカー」の方がストーリーはしっかりしています。テーマと言うべき物もかなり明確なような気がします。
　ただ私は、こういうギャグ満載のお馬鹿映画は、刹那的に楽しむ物であって、テーマやカタルシス、場合によってはストーリーも無くていいと思うのです。もちろん、この作品も十分に楽しいし、よく出来ていると思いますが、娘には不評だったのです。伝説の名サッカー選手ファンが、少林寺を広めたいと思っているハンと出会い、その仲間を結集してチームを作るというストーリー展開に乗らざるを得ないので、前半のギャグが若干すべり気味だったり、まどろっこっしくて子供には退屈だったようなのです。
　チャウ・シンチーは、この作品を作る時には、エンタメ作品として興行収入を上げられるようにと言うことを充分意識しているのでしょう。
　で、これが当たったもんで、次の「カンフーハッスル」には自分のやりたいことをやりたいようにやらせてもらったんでしょうね。

　確かにＣＧはすごいのですが、ＣＧがすごい映画なんて、今の世の中ゴマンとあるわけです。その中で、本作が評価されるのは、クンフーを初めとする実写部分とＣＧの取り合わせやバランスが秀逸だからだと思います。

　ストーリーは別に無くても良いとは言いながら、おっさんはやっぱりストーリーを追ってしまうのですが、腹を抱えて大笑いしながら、ちょっとほろっと来たりしますから、なかなかプロットとしても秀逸なのでしょう。アストロ球団や、ウォーターボーイズなんかにも通じるのですが、皆が集まって何かを成し遂げようと言うときに、そのモチベーションがハッキリしていることと、その中で技術的にも人間的にも成長していくというのがスポ根ドラマの王道というか、お約束だと思います。そういう意味では王道をきちんと守っているので、感動もあります。
　現在公開中の「少林少女」には、その王道・お約束がスッポリ抜けているので、感動もカタルシスも無いのです。んじゃあ、「カンフーハッスル」のように荒唐無稽なギャグだらけで笑い死にさせてくれるかというと、そんなことは全くなくて、滑りっぱなしのギャグに凍えてしまうのではないかと言う恐怖感に苛まれます（笑）どうしてチャウ・シンチーが関わって、こんなものができるのかと疑問に思ったら、彼は名前を使うことを許可したのと、少林サッカーのあの２人をレンタルしただけのようですね。
　比べるのも失礼ですけど、それに比べれば、「少林サッカー」は、何百倍も優れたエンタメ作品なのでした。

日本でも大ヒットしたチャウ・シンチー監督の作品である。最新作「カンフーハッスル」が公開されているが、もちろんこの「少林サッカー」と同じようなノリであることは間違いないだろう（笑）。

この少林サッカーという邦題は日本人にわかり易いようにつけられた邦題だと今まで思っていたが、原題も同じなのだと今回初めて気が付いた（笑）。この作品を見るとどうしてもサッカーというよりフットサルにしか見えなかった・・サッカースタジアムでやっているフットサルって感じだった（笑）。主な登場人物しか写らないからそう思ったのだ（笑）。ま、この作品は何でもありだからどうでもいい話なんだけどね（笑）。サッカーの試合なんだか少林拳でのバトルなんだかよくわからない作品だがその勢いで最後まで見てしまい大笑いさせられる作品だ。

この作品で特筆すべきは所々に出てくるＣＧによるＶＦＸであろう。正直、レベルの高い出来映えのＣＧとはいないが、そのシーンごとの素晴らしい構図からくる迫力ある映像は視聴者の目を画面に釘付けし大笑いさせてくれる。奇想天外で大袈裟な映像は、はっきりいって漫画である。漫画をそのままＣＧにより実写化した感じと言った方がわかり易いかもしれない。ストーリーも単純明快で子供からお年寄りまで理解出来るし楽しめる内容になっているのは評価出来る。勧善懲悪のストーリーは日本の「水戸黄門」と同じである（笑）。「くっだらねぇ〜！」といいながらも「ワハハハッ！」と笑いがなら見れてしまうおもしろい作品である。日本にはこんな作品は見た事がない。アニメではあるかもしれないが実写でここまでおバカで楽しい作品は見た事がない。

しかし、その笑いの根底にあったのはスポ根だった。厳しい？鍛錬を積み、サッカーで勝ち続け、決勝まであがり、恐ろしいデビルチームの攻撃に耐え勝利し、結果、少林拳が普及するというストーリーはどう考えてもスポ根である（笑）。しかし、スポ根をスポ根と感じさせないところがこの作品のおもしろい所であるといえるのではないだろうか。

そういう点でこの作品はある種、革命的な一本であると言えるかもしれない・・ちょっと大袈裟かな？（笑）。

普通のサッカーの映画だととばかり思い映画館に見に行きました。
やられましたね。
終始大笑い、ＣＧ大迫力、おなかがよじれるほど笑っちゃいました。
元気でますね。この作品。
見てない方は、絶対見るべし！

（あの女優さん超美人なのに、最初すごく気持悪かった。
特に映画館の大画面ではあの顔のぶつぶつがぞくっとしてしまった。だから後半の変身ぶりがすごかった。）

少林寺拳法＋サッカーだなんて、そりゃ元々真面目なものを
期待してたわけじゃないですけど
さすがにここまで、なんじゃこりゃぁ！！な映画だとは
思いもしませんでした。
ここまで突き抜けたなんじゃこりゃ加減だともう怒る気にもなれません。

あとは爆笑して楽しむしかないでしょう！

テレビでやってたのをサッカーをやっている小３の次男のために
録画してみたんですけど、いやぁビックリです。
子供たちに最近人気のアニメ「イナヅマイレブン」って
ほとんどこの「少林サッカー」のパクリかと思ってしまいます。
笑えるけど、もうどっちもサッカーじゃなくなってますね。

ま、そんなことも言うのもバカバカしいくらいなんじゃこりゃ！！です。
覚悟してご覧くださいね。

　クンフーとサッカーを結びつけた発想がすばらしい。こんなん考えるのは、さすが中国です。このアホさ加減が、香港映画独特のものだと思います。この映画は、アストロ球団のサッカー版みたいなものでしょうか。
　香港映画やクンフー映画に興味の無い方も、一度観てみてはどうでしょうか。おもしろいですよ。