ピンポン

なんか最初　漫画みたいで（原作漫画か）早送りしてしまうのだが　後半いい感じなのは　原作がいいんだろうし　クドカンの脚本も良く出来てるのかな　監督は初めてみたいな人だから　難しい題材を　キャストにめぐまれて無難に　こなしてるかな

ピンポンとゆう競技の性格上　当然交互に編集してゆくカットバックを　自然に多用してるが　ＣＧの漫画的使い方など迷いがある感じ　それは窪塚君が練習で汗まみれになる姿や　ししとうと本当に打ち合ってるシーンを旋回するカメラが捉える時　そのほうがやっぱ映画的だから

この映画を見てたら　日活ロマンポルノ「昼下がりの情事・古都曼陀羅」で山科ゆりが「ねえお父さんピンポンしてえ」って　いやらしいシーンを　思い出してしまった

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マンガ的キャラの弾けっぷりとガンガンに攻め立てるノリの良さに反して感じるこの切なさは何だろう。「あんな時もあった」…誰もが感じる青春の輝かしい時。それを我が身に置き換えているからだろうか。もちろん、それもある。しかし、理由は他にある。それは、全ての役者たちがみんな輝いているからだ。まぶしいくらいに輝いているから、切ない。

20代の役者としての輝きは、ある意味その役者人生の中で最も美しい時代と言えるのではないか。窪塚洋介の役者としての資質は変わっていないけど、もうあのペコを演じることはきっとできない。中村獅童も、大倉孝二 も、ARATAも。この作品は、彼ら若手の役者陣がいちばん輝いていた時と見事に一致した。その偶然性が奇妙なノスタルジーを呼び起こす。

ペコ演じる窪塚洋介のすさまじいまでのパワーが他の役者陣を引っ張っていく。「俺も乗せてくれ」ドラゴンのセリフは、この作品そのものにも通じる。みんな窪塚洋介に乗って、高く高く飛んだのだ。今にも暴走しそうな役者陣をまとめあげ、スピード感いっぱいの演出と、迫力あるVFXを駆使した曽利監督の手腕はお見事。それぞれの名前からシンボライズした星と月のアイコンの使い方もカッコイイし、SUPARCARの音楽も最高にイカしてる。乱立する漫画の映画化作品の中で、間違いなく抜きんでた1本だと思う。

私は原作を知らない。窪塚もあまり好きではない。ピンポンも苦手だ（笑）。コメディ映画だとばかり思ってたので勘違いして借りてしまったというのが正直な所（笑）。でも以外とおもしろかった。まさかスポ根だとは思わなかったし、主人公は窪塚のはずだがどうしても月本を演じたＡＲＡＴＡの方が主役に思えてこれまた以外でおもしろかった。

オープニングには驚いた。いきなり窪塚の橋から川へのダイブだもんな。これのせいか？実生活でもダイブしたのは？と思わせるに十分なインパクトを持っていた（＾＾ゞ。セリフもぶっ飛んでたし（笑）。純粋にペコが主役と思っていたがスマイルの方が最初の方から存在感があって彼の方が主役と言っていいぐらいだと感じた。ペコが本気を出して特訓に励む姿が描かれるのがかなり遅かったのでそう感じたのかもしれない。この作品、主人公のペコも強烈な個性を持っているがそれ以外の脇役も主役を喰うぐらいの個性を持っている事もそう感じた原因かもしれない。

超クールなスマイル、なんか良くわからない幼なじみのアクマ、卓球の権化（笑）ドラゴン、なんか気持ちの悪い（笑）バタフライジョー、卓球場の女将ババア、そして部活の先輩大田とこれだけのキャラに囲まれていたらペコが主役だとしても目立っこない（笑）。バタフライジョーは竹中氏のハマリ役だろう。彼以外に演じれる俳優はいないかも。夏木さんもさすが大女優！堂に入ったものである。彼女がいるだけでそのシーンが引き締まって見える程だ。ドラゴン演じた中村獅童はちょっと入れ込みすぎかなと思ったがキャラのあくが強いので気にならなかった。そして大倉氏と荒川氏は最近この手の作品には必ずと言っていい程登場する名バイプレイヤー（＾＾ゞ。彼らはいい味出すのでとても気に入っている。変な感じがするが演技はうまい（笑）。

とにかく登場するキャラが気持ち良く素振りするのは見ているこっちも気持ちよくなる。オーバーアクションでそんな振りでは打てないでしょ？と思いつつも勢いがいいので「ま、いいか」と思わせる（笑）。特にペコｖｓドラゴンの死闘？でのアクションは躍動感にあふれていて良かった。どうせ、ここまでしっかり描くのならペコｖッスマイルもキッチリ描いて欲しかった所である。

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なぜか学校で途中まで見せられて帰って来た息子のリクエストでレンタル。
ところが「スウィングガールズ」と違い、「最初は面白かったけどあとのほうは眠くなった」という感想だった。私も最初のインパクトがあとのほうまで持続しなかったほう。

冒頭窪塚クンのダイブにビクッとした。
窪塚クン今元気だから「あービビッた」ですむ話なんだよなあと改めて胸を撫で下ろしたが、まったく予期しなかったので、あー心臓に悪かった。
原作を知らないが、キャラはああいう口調なんですかね？　実際に「〜させんさ」「構えんよ〜」って言う標準語圏の人にはいまだに一人も会ったことないんですけど。ペコのあの口調にはちょっと苛立った。

卓球とピンポンは違うものだと自分では思っているが、あえて「ピンポン」というタイトルを持ってきたところに気概を感じるかな。タイトルをつけたのは原作者だとは思うが。
しかし、プレイヤーのフォームの脇が開きすぎているところ、卓球台やラケットをずいぶん粗末に扱っているところ、（ちらっと見た気がするのだが）プレイ中に台に手をついた選手がいたような気がするところ、そんなところは「ピンポン」だ、と思った。
白いボール使ってるのに片瀬高校のユニフォーム白だし。

大倉孝二はなにをやってもいい役者だなあという点は再確認した。

全体としては、コメディタッチのスポ根映画なのだが、私の記憶では奇人変人揃いだったという印象が強い。
まずは、個性的で尖がってた窪塚洋介。
役とはいえ、眉も剃ってスキンヘッドの中村獅童は怖かった。
笑わないという設定の井浦新（当時はARATA）も変人に見えた。

子供の頃、イジメに遭っていた月本（通称スマイル/ARATA）にとって、自分を助けてくれた星野（通称ペコ/窪塚洋介）はヒーローだった。
卓球を教えてくれたのもペコだった。
2002年の公開から17年も経った今も真っ先に思い出すのは、インターハイの試合風景だ。
挫折して卓球から離れていた上、膝も痛めているペコを「必ず来る」と信じて待つスマイル。
そして、予告で流れていたシーン-スキンヘッドの風間に対し、ざんばら頭のペコが高くジャンプして球を打ち返すあのシーン-は忘れられない。
卓球の試合のシーンは、ボールもコートもすべてフルCGだそうだ。
ラリーの応酬もCGと思えば納得の迫力。
あんなに脇を開けて腕を振り回すのは、画的に迫力はあっても現実向きではないだろう。
ペコが「高く飛びたいんよ」と言って、橋から川に飛び降りるシーンが最初にあったが、インターハイの後、ペコは世界に羽ばたいたようだ。
外国の子供の前でもペコは「ヒーロー見参」のポーズで笑っていた。