ブリティッシュ・パンク・インヴェンション

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懐かしのバンク全盛期77年の映像が満載!と言いたいとこですが、ピストルズは一曲(しかも編集されている。)、あとクラッシュだけでジョー・ストラマーは全曲へろへろで歌っています。
その後、スペシャルズやマッドネスなんかも出て、インタビューもあるのでこれはちょっとおいしいです。
ポリスもスティングの一番いい時映像と思われますが、個人的には今見るとプリテンダーズがすごく良かったんだな〜と思いました。
ゲイリー・ニューマンなんかは今見るとハズカシイ.......。
間に出て来るガイド役？のボブ・ゲルドフはなかなか良い事言っててさすが蝋人形になっただけの事はあるなと思いました。
(冒頭のベストソングのラインナッブが当時とてもバラエティーに富んでて健全である、のくだりあたり。)

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パンク・インヴェンションっていうより、パンクフォロワーとか、パンク以降ってかんじ。興味ない人には、昔のライブ映像なんで、映像も音もがたがたでざらざらで、見にくいし、聞きにくいし、きっとつまんないだろう。でも、その音を聞いて育ったわたしには、ああ、こういうことだったのか、って、かぶりつき。

すごく興味深い映像なのに、テロップがないので、わかりにくいのが残念。知らない人には、誰これ？ってかんじで不親切だ。

セックス・ピストルズ：今のパンクがおなじ格好なのがすごい。３０年経ても、やっぱりここが原点。シドのハイカットコンバース、かっこいいなあ。またはきたくなった。演奏がへたくそだって、かっこいいんだからしょうがない。目をひんむいて歌うスタイルは、２００９年の今も、真似されてる。

クラッシュ：レコードやCDでしびれまくったバンド。こうやって、ライブで本人たちみると、ビジュアルはかっこわるいな。えっと、なんだか、シブガキ隊みたい。フロントの３人が。たまたま、シャツの色が黄色、青、赤なのがそう見えちゃうのかもだけど。シブガキ隊って引用して、今、通用するのかな。

でもねー。音はかっこいい。パンクにレゲエ味足したのが、ほんとに功をそうした。かっこいいなあ。こうやって見ると、ポール・シムノンって地味だな。

ザ・ジャム：文句なしでかっこいい。楽屋でのポール・ウエラーが見れたのがもうけもの。あのしゃべりかた、あのしゃがみかた、もう、どこをどう切り取っても品があってかっこいい。パンクやってたって、品のよさは隠せない。

黒いリッケンバッカー。

ポリス：このライブ映像見て、また、悔しくなった。一昨年の日本公演、見に行きたかった。妊娠５ヶ月で、うなってた時期で、行けなかった。

圧倒的。
変則的なリズム。音と音の間にまで、３人の呼吸がある。真似できない。

初めてライブ映像を見て、スチュアートのスティックの握り方が、ジャズ、クラシック系統の人だと知る。

そして、プリテンダーズ！
RCがすきだったから、名前はなんとなく知っていて、音もなんとなく知っていて、でも、今まであんまり興味なかった。

クリッシー・ハインド、めちゃくちゃかっこいい。
ヘビーバングって、クリッシー・ハインドからきてるんじゃないの？３０年前に、ヘビーバングで、アイラインきゅってしてて。かっこいいなあ。おとこ３人従えて、圧倒的にかっこいい。今も現役でやってるとこがまたかっこいい。

スペシャルズ：どんだけ聞いたかわからないくらい聞いたバンド。ここからスカを掘りおこしていった。輸入版でしか知らなかったので、今、こうやって、動く映像を見れるのがうれしい。長生き、するもんだねえ。

とにかく、ライブ会場の人がみんな楽しそう。

スカタライツ：スペシャルズよりも日本では、CMに使われたりしてメジャーだったけど、わたしはやっぱりスペシャルズ。

邦題が適切じゃないからいけないよね。
原題はイギリスの８０年代ロックみたいな意味なのに邦題だとなぜか「PUNK」って出てくる。７０年代後半のパンクムーブメントは８０年代ブリティッシュロックに続くんだろうけど、ちょっと苦しいな。
「PUNK」ってことは抜きにして見るならいいんじゃないか。個人的にはピストルズとかクラッシュはブートの映像でいろんなの見てるけどスペシャルズとかは新鮮でした。

１９７０年後半に中高校生だった人で、ロックに夢中だった人には涙ものの映像が満載。特にオススメはイアン・デュリーとクラッシュの共演シーンとポリス。スチュァート・コープランドのドラムプレイは鳥肌ものです