愛と不思議と恐怖の物語　７人の巨匠がおくる７つのショートストー

関西テレビって　よく知らないけど　けっこう意欲的な作品を作ってるみたい　これも中田秀夫　黒沢清　鶴田法男とくるので　速攻で借りた　ホラーマニアの君もそうじゃない？

ホラーは一本もないよ　う〜ん普通のTV向けドラマなんだよね　ちょっとひねった良作が揃いました　わしは退屈せずに一気に観ちゃったけど　まあどうなんでしょうか　むにゃむにゃ

　　最近「短編を観るぞ！」と意識して鑑賞することって減ったなぁ。
　　今回、もちろんお目当ては黒沢清ですよ、なにしろ黒沢で検索して当てたんだしね。でもまぁ、鶴田法男に中田秀夫も入ってるし、フウン鴻上もか。

　　ッで観た。

　　・・・・・・（ちなみに点の数は六つですが）うーん、ひどいのからそこそこまで、うーん、一般的に言うと「はずした！」かなぁ。この調子で最後の黒沢のもイマイチだったら・
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　　いやっ！　短編ってイイですねぇ＼(^o^)／　うんうん、もう見事ですよ(^0_0^)
　　大杉漣がいいしね、うんうん、世界のナベアツって大杉漣のパクリじゃねぇかと常々思ってたんだけどね、この人の演技の幅を魅せてくれるし。
　　黒沢も楽しんで撮ってたんだろうし、勢いあるし、でも上手く構成してるねぇ。
　　いや、これ以上書くとネタバレになっちゃう（ってか、これだけでもネタバレしてる気がしちゃう）から書けませんがね、これ観なきゃ人生の損失ですよ。

　　これね、やっぱ短編ならではだし。
　　しかもアイディア倒れになってないの。今もういっぺん観たけど面白さ増してるしね。
　　ま、これだけ七回観て、ほかのを観なくてもぜんぜんＯＫ。
　　うーん、ネタバレしたいけど、それはもったいないから・・・・　とりあえず各話についてひとことコメントを。

（情報はamazonより）
■第1話 『瀕死体験』
監督:鶴田法男
脚本:三宅隆太 鶴田法男
出演:田中要次 田島令子
ひとこと；ちょっと悪ノリ、空回り。

■第2話 『KACHOSAN』
監督・脚本:下村勇二
出演:森下能幸 福嶌徹
ひとこと；意外といいジャン。20年位前の三流香港映画みたい。

■第3話 『「暮らし」と「住まい」』
監督・脚本:片岡英子
出演:三浦哲郎
ひとこと；オープニングタイトル画面はよかったんだけどね。

■第4話 『宇宙に一番近い場所』
監督:鴻上尚史
脚本:木元麻由 鴻上尚史
出演:伊藤淳史 菊地百合子
ひとこと；鴻上、手を抜いたな。

■第5話 『進路指導室』
監督:中田秀夫
脚本:長谷川孝治
出演:池田玲菜 福士賢治
ひとこと；ほかの作品がひどいのでまともに見える。

■第6話 『浴槽の死美人』
監督・脚本:ケネディ・テイラー
出演:Floyd van Buskirk Trager Watson
ひとこと；ケネディ・テイラーって誰？（注）

■第7話 『タイムスリップ』
監督・脚本:黒沢清
出演:大杉漣
　　うーん、ネタバレはコメントでしちゃおかな(^0_0^)、とりあえずもう一度観よう。

（注）けねでぃ・ていらー、Kennedy Taylor ；IMDbで調べたらどうやら「キル・ビル vol 1」で助監督をやってたらしい。同一人物という確証はないけど。

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「瀕死体験」　監督・脚本：鶴田法男　脚本・撮影：三宅隆太

自宅リビングで晩酌中、激しい胸の痛みに昏倒する中年男（田中要次）。
どれほどの時間が経ったのかリビングで気づくと、続きの和室では、家族揃って布団に横たわる誰かに取りすがり、大騒ぎになっている。
あわてて立ち上がろうにも、体は動かず、その実感すらない。
よくよく見ると、なんと和室の遺体は自分で、１０年前に死んだはずの母親（田島玲子）が白装束で現れ、あんたの魂は肉体と離されてしまったため、早々に肉体に戻らないと死んでしまうというが・・・。

肺がんで長患いとぷかーっとタバコをふかしながら言う田島さんの声がリフレインしてしまってｗ
やっぱタバコ吸いは肺がんですか、そうですかｗ肺がんはどうでも長患いはまずいなー。

「ＫＡＣＨＯＳＡＮ」　監督・脚本：下村勇二

同僚にナメられまくるさえない山本係長（森下能幸）が、なぜか突然課長に昇格した。
けれど部内は変わらず彼を冷遇し、祝福の席に付き合ったのはイケメンの部下福田（福嶌徹）のみ。
彼に誘われるままアジア系のぼったくりバーになだれた２人は、結局倉庫でボコられるはめに・・・。

皆様ご存知、いつもさえない森下さんの絶妙な香港テイストアクションが炸裂しますｗカチョさんかっこいーｗ
巻き込まれ役福田やチンピラのリアクションから、お約束のラスボスまで、香港電影ファンなら大ウケの１本ですｗ

「『暮らし』と『住まい』」　監督・脚本：片岡英子

２階建てアパート１階に一人暮らしの主人公（三浦哲郎）の庭にある日、可愛い女性用おパンツが一枚落ちている。
さて、２階の住人にどういって知らせたもんだか、むしろ触るのすら妙な勘違いをされそうでコワイと悩んだ末、とりあえず、何か言ってくるまで待とうと思うが・・・。

お年頃の健全青年が、妄想におろおろ振り回される前半は微笑ましいけれど、なぜか周囲に騒音だと攻め立てられる後半がどう関連するのか難解な１本。
ちなみにおパンツは可愛く表情豊かですが、安物です。

「宇宙に一番近い場所」　監督：鴻上尚史　脚本：木元麻由、鴻上尚史

都心のビルの屋上のヘリに腰掛け夜空を眺める学ランの太一（伊藤淳史）。
そこに彼女の祐実（菊池百合子）が現れ、ボトルのワインを一気飲みし始め、「ビミョー・・・」とつぶやいたかと思うと、ヘリに腹ばいになり、地上を覗き込む。
太一はそんな祐実にはらはらしながら言葉をかけるが彼女は応えない。
祐実は路上の敷石に刻まれた２人の相合傘を見つけ目を細めるが、やがて新たな発見をする。
別のヘリから見たその文字は、「ここから東へ　アイの１１歩」・・・・。

どのレビュアーさんも書いて無いので自信ないんですが、菊池百合子ってもしかして菊池凛子？
まー、ねー。ロマンチックな１本でした。

「進路指導室」　監督：中田秀夫、脚本：長谷川孝治

青森の南津軽の高校生、木下サキ子（池田玲菜）が就職希望だと知り、進路指導で美術の元木（畑澤聖悟）や担任（森内美由紀）を始め、彼女の父親（福士賢治）すら慌てふためいた。
特に父親は、早くに母親を亡くし、男手一つで育て上げたしっかり者の愛娘で、日頃から仲がよいと思っていたのでなおさらだ。
進路指導室で膝詰め親子面談となった４人は、サキ子に進学を勧めるが・・・。

なぜか監督名が表示されず、べっちさんのレビューのおかげさまで、監督が中田秀夫だと知りました＾＾
愛はともかく不思議はどこ？とつい突っ込んでしまいそうでしたが、中田監督と知り納得しました。

「浴槽の死美人　American Dead Beauty」　監督・脚本：ケネディ・テイラー

豪邸の風呂場で美女の殺人事件があり、現場検証のビデオクルーが現場に駆けつけるが、警官や刑事で殺伐とする現場は、殺人現場は初めてと言う小太りでヒゲ面のトロい彼にみな冷淡だ。
けれど、彼には時折不審な行動があり・・・。

ＣＳＩがいたら絶対彼を見逃さないと思うｗ　
多分サラあたりがアゴしゃくりながら言うな。「そこの人、ちょっと待って。身分証見せて」。

「タイム・スリップ」　監督・脚本・撮影・編集：黒沢清

教授（大杉漣）はその日、受講生らに”タイム・スリップが本当に起こった場合、本人はそれを実感できるか？”という講義をしようとするが・・・。

大杉漣の壊れゆく様が大変愉快ですｗ

旧作も旧作、もう１２年も前の作品なんですねぇ。
軽めのコメディーばかりですが、拾い物の１本でした。

下記にあるように、恐怖はありませーん！笑える作品としみじみする作品ですね。
宇宙に一番近い場所？だったかな？途中でわかる真実に驚きます。
生徒指導室という作品は泣けました。演技ではないような気さえしました。
そしてなんといっても「タイムスリップ」！！！最高！！涙流して笑いました。この作品だけでも借りた価値があると思えますよ！

返却してレビュー書こうとしたら、もう内容を忘れています。
それ位つまらなかった。
夜にも…の失敗作のような出来です。