ゲド　戦いのはじまり

ほかの方のレビューのように、原作との相違点を気にすることはなく、結構楽しめました。ジブリの「ゲド戦記」を見る前にこれを見ておけば、物語に入って行きやすいかもしれませんね。後から見てみると「なるほど、そういう複線があったのか」と思います。５歳の子供は、ジブリよりこちらの方が楽しそうでした。ま、「ゲド戦記」はジブリ作品としては失敗作みたいですから、しょうがないですけど・・。

アースシーの地図、大海原を漂う小さな舟、ドラゴンの謎かけ、
平和の腕輪、ゲベスとの対決。
まるでドラクエか何かのゲームをしているような・・・
そんな感覚で観ていました。
「ゲド」の事を全く知らず白紙状態で観たのですが、予想に反して面白かったです。
ゲド役の彼は、テレビではかなり人気があるらしい。
ゲドの師匠のオジオンは、見かけとは違って力のある魔法使い。
何か雰囲気あります。
ゲドの夢に出てくる可愛い女の子は、（白雪姫だった人ですね）巫女がお似合い。
サー様と呼ばれていた大巫女の彼女は、綺麗な人だなあと思っていたら、それもその筈。イングリッド・バーグマンの娘さん（双子の姉）なんですってね。
ヒスイはハンサムで気障で、道化にされていたところでは「いい
気味」でした。

なかなか見応えありでしたよ。
世界三大ファンタジーの一つと言われる児童文学の初実写版。
大賢人ハイタカの若き青年時代を２部構成で描くTV映画。
CG映像も駆使され、なかなかのスケールでした。これがTV作品？と、感じる位、出演陣も豪華。お金掛けてあるな〜と。
全６巻のお話の始まり部分で、鍛冶屋の息子ゲドが、魔法使いを目指す。ハリポタにも似た学校シーンも出てきます。又、師匠のオジオンとの修行、様々の怪獣？なども現れて、大人向け冒険ファンタジーとも言えるかも。
内容盛り込みオーバー気味な感じも受けますが、なんせ原作のボリュームさからすると、ちと仕方ないかな？とも。
アニメの方は、３巻の「さいはての島」がメインに、人間の生死や心の再生などが描かれているようです。
夏休みに入り、お子様連れの観客も多く、評判の様ですが・・・・

ゲドの闘いの始まりを体感するのも面白いかも？

原作の第1巻「影との戦い」、第2巻「こわれた腕輪」の2本が連なり3時間とお得なDVD。
劇場公開されているスタジオジブリの「ゲド戦記」は、第3巻「さいはての島へ」を元に描いているそうなので、これを先に見ておく方が良いかなと鑑賞しました。

米SF専門チャンネル「Sci-Fiチャンネル」で放映されたものらしいですが、テレビとは思えないほどお金は掛けていますね。VFXは超一級とは行かないまでも十分に違和感のないレベルでした。

しかし、話の展開が早すぎます。非常にストーリーの上辺だけをなぞっていきますので、主人公が悩み苦しんでいる暇がありません。ゆえに、主人公に同化するというより、物語が展開してから「なるほど、そういう意味なのね」と観客の理解が後から付いてくる状態だと思います。善と悪、光と陰など宗教的な考えが背景にありますが、それらに共感する余裕はなく、ストーリーを運ぶ上での理屈にしかなっていないところが惜しまれます。
やっぱりこの原作は、もっと時間が必要でしょう。

テレビ版としての作品なので多少甘めに、5段階評価は2。

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この作品は問題を抱えています

この作品の内容に激怒しているようで

原作者には未だ認められていません

この作品に密接にかかわってくる「真の名」

それがなぜか主人公の「真の名」が逆になっていたり

主人公が原作では有色人種なのにこちらでは金髪の白人だったり

原作のストーリーをなぞってはいるがただそれだけで

原作の持つ意図を理解していないとゆうあたりが

認めてもらえない理由であるみたいです

原作を読んでいない人は肯定し

原作を読んでいる人は否定する

そんなかんじになってしまってるみたいです

しかし映像もきれいで感動しますし

登場する役者もそこそこがんばっています

話の構図も単純で分かりやすくなっています

原作を気にせずこれもまたひとつの作品だと割り切れば

素直に楽しめる作品だと思います

内容は原作の１巻２巻が収録されています

ジブリを見た後に見れば

テナーとゲドにはこんなストーリーがあったのだと

補足にもなると思います

続編も見てみたいのですが、おそらく無理なのでしょうね

あとテルー役の女優さんがすごくかわいいです