スピード・レーサー

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途中まで観て、
「あ、失敗した！」
と思いました。観たことを悔やんだ訳ではなく、劇場で観なかったことを悔やんだのです。
　この作品の公開中、少なくとも７〜８回は劇場に足を運んだのに、これを観ようと言う気が全然起こらなかったのです。
　これは映像を観るための作品であって、ストーリーは２の次、３の次なのです。
　極彩色の中、これでもかと走り回るレースカー。幼少の頃、「チキチキバンバン猛レース」から「マッハGoGo！」に至るまで、胸をワクワクさせながらＴＶ画面にかじりついていた紅顔の美少年（それは関係ない？・・・失礼！）にとっては、ロジックは「マッハGoGo」そのもので、あの車達がスクリーンを縦横無尽に走り回る様子を、絶対劇場で観るべきだったのです。

　ストーリーは大したこたぁありません。って言うか、凡庸なつまらん話です（笑）
　映像を観るべき作品と言っても、ウォシャウスキーだからと「マトリックス」のような感覚を期待するとはずされます。
　冒頭の実写部分から、原色ギラギラの画面で、「チャリチョコ」っぽいのですが、ＤＧ全開のレースシーンに違和感無く導入するためには日以上に効果的なのです。
　で、そのレースシーン。まるでマリオカートのようで、娘もそこは興奮して喜んでいました（ストーリーそのものには、全く興味を示さなかったのですが・・）マリオカートもそうですが、
「やっぱり、レースの最中にボタンを押すと、敵を妨害する仕掛けが無くっちゃあね」
と親子で楽しみました。「クローバーフィールド」が、全く新しいアトラクションタイプの映画というのをウリにしてましたけど、こっちのほうがカメラブレブレで気分悪くならない分健全なアトラクションテイストですよね（いや、私は「クローバーフィールド」もけっこう楽しかったんですけど・・・）

　これは理屈でどうこうではなく、感性に適合するか否かという非常に感覚的に観客を選ぶ作品なんでしょうね。
　惜しむらくは尺が長すぎることですね。ストーリーはいかにも子供向け、あるいは家族連れをターゲットにしているのに２時間１５分は長すぎます。大人には子供だましと写り、子供は退屈してしまうと言うどっちつかずな作品になってしまっているのが勿体ないです、
「スピードレーサー」と銘打っているくせに、そして映像はスピード感たっぷりなのに、ストーリー展開がとろすぎるのです。展開をもっとスピーディーにして９０分程度で収めるべきでしたね。

　アメリカでも日本でも、興業成績は惨憺たる物だったようですが、これは広告戦略が間違ってます。予告を観てもさほど面白そうに思えなかったですもんね。最近の映画予告って、美味しいところを惜しみなく披露してしまう余り、本編を観ると期待はずれというか、
「このシーン、もう見飽きた」
と思うことが多いのですが、この作品に関して言えば、本編の魅力をほとんど伝えることができてませんでしたねえ。
　まあ、評論家諸氏が酷評したのも頷けるチープな作品なのですが、レースシーンを単純に楽しめれば、これはこれで面白いのです。

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ウォシャウスキー兄弟による超絶カーアクション。
日本のアニメ「マッハＧoＧoＧo」を最新技術を駆使して映画化。

目まぐるしいスピード感に圧倒されます。
人物以外はＣＧで描かれた映像は、何故かキッチュ。
カラフルな箱庭みたいで、わざとリアルさをそぎ落としているかのようですが、結構細かいところまで、作り込まれています。

肝心のレースのシーンは、ゲームの世界。
ゲームに挿入されているムービー部分のような印象で、ＶＦＸの凄さをまざまざと感じさせてくれる映像ではあったのですが、重力を感じさせない車がクルクルと舞い、滑っているように見えてしまったので、逆に迫力は感じられません。

レース真っ最中に、レースそっちのけで、悪党軍団と対決です。
ファミリー愛ＶＳ悪徳企業という構図は、外せないのかもしれませんが、この対決シーンも巨大ハンマーが出てきたり、レーサーに送り込まれた刺客が忍者だったり、もう滅茶苦茶です。
この辺りでノレルか否かは見ている人次第ということでしょうか？

真田広之がミステリアスな実業家で出演していて、少ない出番で、重要な意味を持たせています。なかなか持ち味出していたのに、少ししか見られなくて残念です。
それに対して、設定は日本企業だと思うのですが、何故か兄は韓国人のＲain。そして妹はハルコ。トゥヤーの結婚に出演していた中国人ユー・ナンです。日本と韓国と中国は、その辺一緒ということなのでしょうか？

【劇場鑑賞時に書いたものです】

朝イチAM10:10スタートで観たんやけど、まぁ、かなりのガラガラ具合やったんで、ど真ん中のど真ん中っつーベストポジションをゲット！この映画に関しては、これがかなり大きかったかも！映像＆音響がとにかく素晴らしいっす！スポットで観てるときは"おもたより、たいしたことねーなー"って思ってたんすけど、実際観てみたらイイっすよーこれ！どう素晴らしいんか口で説明すんのは難しいんやけど、とにかくワクワクするんよねー♪

レースシーンの映像もエエんやけど、スピードがトリクシーに一目ぼれするとことか子供のときにレースを空想するとこの映像とかもエエよねー！

□■□■□■□■□

ストーリーはたいしたこと無いすけど、まぁまぁキュートでファンタジーとしてはええんちゃうかな！？っつー感じっすこの手の作品であんまり複雑でもしゃーないしね（´艸｀）

ただ、ドラマ部分がちょっと長くてダレるのがマイナスかなぁー・・・子供とチンパンジー（名前なんやったっけ）がええクッションになってるんで何とか観れるけど、たいしたストーリーやないんやからもうちょっと(ドラマ部分を）切っても良かったんちゃうかな！？（子供向けで130分越えはツライ！）

アクション（レース）シーンがすっげースピードなんで、よりぬるさが目立ってまうんよね（´・ω・`）

□■□■□■□■□

これは映画館で観ることを限定にオススメします！

ＤＶＤやとイマイチなような気がするなぁー・・・

個人的満足度　82点！

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スピード・レーサーって主人公の名前（氏名）だったんだ…まずこれにびっくり。

家族みんなで楽しめる、魅力的な娯楽作品でしたね。
キャラクターはいかにもアニメという感じ。スピードのお父さん、お母さん役はハマッてたし、トリクシー役のクリスティーナ・リッチも最高にキュート。（子供時代の子役の女の子も、よく似た子を探しましたね）
お嫁に来る前から家族の一員かと思うほど、いつもレーサー家にいるトリクシー。
これなら、将来嫁姑の争いなんて絶対無いですね。
悪役もユーモラスだし、弟君とチンパン君はお笑い担当で面白かった。
レーサーXが仮面を脱いで語るシーンは、カッコよくて、
今まで見たマシュー・フォックスの演技の中でも一番よかったです。

映像はレースシーンは迫力があるし、街や空の色がとてもカラフル。
結構気に入りました。

ストーリーも、軽く見えますが、実は悪に屈しない純粋な正義感と、
家族の固い絆をしっかり描いててよかったです。
最初のレースのシーンで、スピード感を損なわずに、
回想をうまく織り込みながらの展開は、さすがウォシャウスキー兄弟監督！
という感じです。

車のゴーストやレースのコースはマリオカートを連想してしまいました。
とても日本のアニメとは思えないアニメが日本語で放送されてたり、
怪しい日本のアナウンサーには笑っちゃいましたね。
「マッハGOGOGO」を見た人なら、もっと楽しめるのかもしれません。
まだまだ書き忘れてることがあるかも。とにかく魅力たっぷりの作品でした。

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子供の頃に良く見ていた「マッハGO！GO！GO！」。よく見ていたとはいえ再放
送なので全体的な筋はよく覚えてないのが正直なところ。プラモデルなんかもつ
くってギズモ号を飛ばしてた記憶もあります。本作がアメリカで「スピードレーサー
」としてアニメ輸出されさらにそれの実写化という作品。

映像もアニメチックで物理の法則を若干無視したようなドリフトやジャンプは許せ
ない人も多数いそうだ。だけどわりと忠実に存在していたキャラやマッハ号の実
写化にワクワクしてかなりの興奮を覚えた人も多いはず。私はというと断然後者。
かなり楽しめました。エンディングで日本語であの曲が流れたのは感動ものだっ
たなぁ。ちょっとイメージが壊れるのを懸念して遠ざけていた作品だけど観てよか
ったかな。主人公もなかなか原作のイメージにあってると思う。映像や背景も個
人的には大好き。ここまでアニメチックなのが功を奏したのではないだろうか。
弟のちょっと太めぶりと憎めないキャラと猿のコンビネーションも抜群。

ドラゴンキングダムといいワクワクする作品が続いてます。なんかいい感じだなぁ。