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「スキャンダル」のチョン・ドヨンが渾身の演技でカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた感動の人生ドラマ。最愛の息子を失い、理不尽な運命に打ちのめされたヒロインの魂の彷徨と再生への道のりを、抑えたタッチで丁寧に綴ってゆく。共演は「グエムル −漢江の怪物−」のソン・ガンホ、監督は「オアシス」のイ・チャンドン。シングルマザーのシネは、幼い息子ジュンと2人で、亡き夫の故郷・密陽(ミリャン)に引っ越し再出発を誓う。自動車修理工場の社長ジョンチャンは、シネの気を惹こうと何かと世話を焼くが、シネは彼を俗物男と評して冷ややかな対応。そしてようやく新生活も落ち着きを見せ始めたとき、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲う。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
韓国 |
原題: |
SECRET SUNSHINE/密陽 |
受賞記録: |
2007年 カンヌ国際映画祭 女優賞 |
「スキャンダル」のチョン・ドヨンが渾身の演技でカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた感動の人生ドラマ。最愛の息子を失い、理不尽な運命に打ちのめされたヒロインの魂の彷徨と再生への道のりを、抑えたタッチで丁寧に綴ってゆく。共演は「グエムル −漢江の怪物−」のソン・ガンホ、監督は「オアシス」のイ・チャンドン。シングルマザーのシネは、幼い息子ジュンと2人で、亡き夫の故郷・密陽(ミリャン)に引っ越し再出発を誓う。自動車修理工場の社長ジョンチャンは、シネの気を惹こうと何かと世話を焼くが、シネは彼を俗物男と評して冷ややかな対応。そしてようやく新生活も落ち着きを見せ始めたとき、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲う。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
韓国 |
原題: |
SECRET SUNSHINE/密陽 |
受賞記録: |
2007年 カンヌ国際映画祭 女優賞 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
143分 | 日本語吹き替え用韓国語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
OPSDR825 | 2009年01月01日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
15枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
143分
字幕:
日本語吹き替え用韓国語
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
OPSDR825
レンタル開始日:
2009年01月01日
在庫枚数
15枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
143分 | 日本語吹き替え用韓国語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
OPSDR825 | 2009年01月01日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
15枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
143分
字幕:
日本語吹き替え用韓国語
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
OPSDR825
レンタル開始日:
2009年01月01日
在庫枚数
15枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
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チョン・ドヨンは、2007年のカンヌ映画祭で、最優秀主演女優賞を受賞しました。カンヌのアジア人女優は、マギー・チャンに次ぐ二人目となる快挙です。
「オアシス」のイ・チャンドン監督の5年ぶりの作品です。
息子を殺された母親の苦悩を通して、宗教や、信仰、赦しの意義を考えさせられた作品でした。
流石に、予定調和では終わらない映画でした。
この監督さん、いつも後を引く終わり方のする人です。なので心してみましたが、やっぱりやられた!!と思ってしまいました。
理不尽な不幸に見まわれたヒロインが、精神的に破綻していく様を追った作品で、最初は、息子の溺愛。ソン・ガンホ演じる俗物男や、田舎町に住む人々への嫌悪感。息子誘拐に繋がる無防備さなど淡々と描き、不幸に見まわれてからは絶望し、救いを宗教に求め、のめり込んでしまう主人公。この辺りでは、な〜んだと見にきたのをちょっと後悔しないでもなかったのですが、ある時から、話が急展開します。
これには、正直参りました。
神の不在をテーマにした作品ではないと思いますが、主人公シネが、神の存在を信じ始め、自分が救われたいと思い、そして息子を殺害した犯人までも赦そうと思うまでになる。
しかし、犯人は、シネが赦す以前からすでに神により、赦され解放されたと語ったのを聞き、シネは、神の存在自体を疑うようになるのです。
人間は、生きていく上で、何をよりどころにすべきなのでしょう?
殺したいほど憎む相手を赦そうと、心酔いしていた宗教ににすがり裏切られる。どん底の哀しみを経験した時、人はどうやって再生するのでしょうか?
極限の哀しみを経験した女性を通して、魂の救済を描いた映画で、深く考えさせられてしまいました。
いつも傍にいて、朴訥だけれども、ちょっとお節介なソン・ガンホが救いの一つです。いつにも増して、図体も大きく見えてしまいましたが、シネをいつもひたすら不器用に見守り助けるソン・ガンホの上手さにも脱帽です。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
実在の町密陽を舞台に繰り広げるラブストーリー
二時間半近くを掛けじわじわと真綿で首を絞められる様な物語を
果たして皆さんは耐えられるでしょうか...。
シネは事故で夫を亡くし、息子ジュンと二人夫の故郷である密陽へ越して来ます
道中車のトラブルから修理工のジョンチャンと知り合い、新たな生活が始まります。
心機一転のつもりが夫の呪縛に縛られているのが分かります
初っ端からケチが付き今後の運命を予感させるものです
そしてジョンチャンの執拗とも言える世話焼きにも違和感を感じる
序盤は彼の目的が読めません、一目惚れなのか財産狙いなのか微妙です
とにかくジョンチャンの台詞が嫌らしい、何か裏がありそうな演出と
イライラする様なご近所付き合いが淡々と描かれ疲れますw
そして息子ジュンの事件をきっかけに見るも無残な人生転落劇がシネを襲います
余りにも見事な予想できる彼女の行動にかなり苛立ちを感じますが
どこにでも転がってる様な話でないと本作の根幹が揺るぐので秀逸だと言えます
中盤以降ジョンチャンは、ただ不器用なだけだと分かり始める頃から
ようやく一方通行型ラブストーリーだと認識できました
ここまで辿り着くのは容易ではない、投げ出す方はかなり多いでしょう
終盤に掛けてもジョンチャンの不器用な愛情に流されるシネという構図
いつになれば彼女の笑顔が見れるのかとイライラしますw
そしてラストシーン、庭先で自ら髪をカットするシネ
どうも鏡の位置が定まらない様子、そこへジョンチャンがやって来
「僕が持ってあげるよ」と鏡を持ち彼女に向けます
すると、、、、陽の光が顔を照らし「ふっ」と微笑むシネ
ようやく気付くのでした、いつも影ながら照らし続けてくれてたと。
なる程、このオチの為に密陽という町を選んだのか(笑)
しかし起伏がある訳でもなく、只々病んでいくシネを見つめてるのはキツイw
ジョンチャンの存在もシネが受け入れたから良しなだけで
劇中は只のストーカーだし、かなり真実味があるんだけに疲れる
確かに二人の演技は素晴らしく、色々と受賞してるみたいですが
この構成なら誰がやっても、、、、と言ってしまえばそれまでですかね
良く巷で聞かれる不幸話を垣間見て見たい方達のみにお薦めかな。(笑)
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おうち大好きさんと同じく、映画館で見てものすごい衝撃を受けた作品です。
映画館を出て帰り道、いつもと同じ風景が全く違って見えたほどの衝撃でした。
レンタルして見直しましたが、やっぱりすごい作品です。
主人公のシネは、交通事故死した夫の故郷・密陽で新しい暮らしを始めるべく、息子のジュンとふたりで越してきて、ピアノ教室を始める。
冒頭のシーンからわかる通り、シネはどちらかといえば自分勝手で他力本願な性格。自分より格下と思われる相手を見下すような態度をとったり、確かに好きになれるタイプではありません。
事故死した夫が、実は不倫に走っていたらしいことが明らかになるのですが、「夫は自分と息子を心の底から愛していた、いい夫だった。」と公言し、愛されて幸せだった自分を演じる。
夫の保険金で懐が豊かなふりをして、土地を見学に行ったりする。
夜更けに子供をおいて、カラオケに行ってしまう。
そんなことが裏目に出て、息子のジュンは誘拐された果てに、殺されてしまう。
けれども、私は単に「シネの性格が悪いから」とか、「自業自得だ」とかで済ませることはできません。都会から田舎にやってきて、ちょっといい格好をしてみたい、お金はそんなに持っていないのに、持ってるふりをしてみたい、そんな気持ちもわかるし、人間誰しもそんな罪深い一面を持っていると思います。
息子の死に苦しむシネは、宗教にすがります。
苦しみに直面する前、向かいの薬局の夫婦に入信をすすめられ、
「どこに神がいるというの?ささやかな太陽の光の中にも神はいるというけど、この中に一体何があるというの?なにもないわ。」
と言っていたシネが、
「今では全ての瞬間に神の存在を感じ、神の愛を感じます。」
というまでに変わります。あっけにとられるほどの変わり方です。
シネは息子を殺した誘拐犯に許しを与えるべく、面会に行きますが、憎い男から逆に
「私は信仰を得て、神に許され、心の平穏を得ました。」
といわれ、絶望してしまいます。
そもそも、「許す」という行為は、相手より自分が上の立場にいなければできないこと。誰かを「許そう」とする、それはとても傲慢な行為ともいえます。
だけど私以外にあの憎い男を許せる人がいるというのか?
私より先にあの憎い男を許してしまった「神」って一体なに?
それ以後のシネの行動はあまりにも痛々しいです。
憎い男に許しを与えてしまった、神への復讐。
神はいつも私を見ている。
薬局の亭主を誘惑したシネが空を見上げてつぶやく。
「よく見える?こんな私を見て。こんな私をあなたは許すというの?」
密陽に引っ越してくる途中、シネの車の窓から見える青空のカットで始まるこの映画。随所に空のカットがはさまれています。(ついでにレンタルDVDも青い空の色でした。)
そしてラストがシネの家の庭の地面に降り注ぐかすかな光。どんなときもシネに寄り添うキム社長は、シネにとっての密陽(シークレット・サンシャイン)に、希望の光になれるのでしょうか?
人間の罪の深さ、そして許すことの難しさを描いた傑作です。
韓国ではキリスト教徒が多いとは聞いていましたが、この映画に出てくる信者たち(俳優さんじゃない人もかなり混じっているように思います。)がみなあまりにも狂信的で驚きました。
あと、キム社長が経営する自動車修理工場にコーヒーを運んでくる風俗嬢。チョン・ドヨンは「You are my sunshine」ではこの喫茶店の風俗嬢でしたが、韓国では一般的なんでしょうか?あんなお姉さんが運んできたコーヒーを、「一緒に飲まないか?」と誘われても無理ですよ〜。
このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:62件
投稿日
2008/12/22
レビュアー
ミルクチョコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
チョン・ドヨンは、2007年のカンヌ映画祭で、最優秀主演女優賞を受賞しました。カンヌのアジア人女優は、マギー・チャンに次ぐ二人目となる快挙です。
「オアシス」のイ・チャンドン監督の5年ぶりの作品です。
息子を殺された母親の苦悩を通して、宗教や、信仰、赦しの意義を考えさせられた作品でした。
流石に、予定調和では終わらない映画でした。
この監督さん、いつも後を引く終わり方のする人です。なので心してみましたが、やっぱりやられた!!と思ってしまいました。
理不尽な不幸に見まわれたヒロインが、精神的に破綻していく様を追った作品で、最初は、息子の溺愛。ソン・ガンホ演じる俗物男や、田舎町に住む人々への嫌悪感。息子誘拐に繋がる無防備さなど淡々と描き、不幸に見まわれてからは絶望し、救いを宗教に求め、のめり込んでしまう主人公。この辺りでは、な〜んだと見にきたのをちょっと後悔しないでもなかったのですが、ある時から、話が急展開します。
これには、正直参りました。
神の不在をテーマにした作品ではないと思いますが、主人公シネが、神の存在を信じ始め、自分が救われたいと思い、そして息子を殺害した犯人までも赦そうと思うまでになる。
しかし、犯人は、シネが赦す以前からすでに神により、赦され解放されたと語ったのを聞き、シネは、神の存在自体を疑うようになるのです。
人間は、生きていく上で、何をよりどころにすべきなのでしょう?
殺したいほど憎む相手を赦そうと、心酔いしていた宗教ににすがり裏切られる。どん底の哀しみを経験した時、人はどうやって再生するのでしょうか?
極限の哀しみを経験した女性を通して、魂の救済を描いた映画で、深く考えさせられてしまいました。
いつも傍にいて、朴訥だけれども、ちょっとお節介なソン・ガンホが救いの一つです。いつにも増して、図体も大きく見えてしまいましたが、シネをいつもひたすら不器用に見守り助けるソン・ガンホの上手さにも脱帽です。
投稿日
2010/04/21
レビュアー
ナナメ歩き※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
実在の町密陽を舞台に繰り広げるラブストーリー
二時間半近くを掛けじわじわと真綿で首を絞められる様な物語を
果たして皆さんは耐えられるでしょうか...。
シネは事故で夫を亡くし、息子ジュンと二人夫の故郷である密陽へ越して来ます
道中車のトラブルから修理工のジョンチャンと知り合い、新たな生活が始まります。
心機一転のつもりが夫の呪縛に縛られているのが分かります
初っ端からケチが付き今後の運命を予感させるものです
そしてジョンチャンの執拗とも言える世話焼きにも違和感を感じる
序盤は彼の目的が読めません、一目惚れなのか財産狙いなのか微妙です
とにかくジョンチャンの台詞が嫌らしい、何か裏がありそうな演出と
イライラする様なご近所付き合いが淡々と描かれ疲れますw
そして息子ジュンの事件をきっかけに見るも無残な人生転落劇がシネを襲います
余りにも見事な予想できる彼女の行動にかなり苛立ちを感じますが
どこにでも転がってる様な話でないと本作の根幹が揺るぐので秀逸だと言えます
中盤以降ジョンチャンは、ただ不器用なだけだと分かり始める頃から
ようやく一方通行型ラブストーリーだと認識できました
ここまで辿り着くのは容易ではない、投げ出す方はかなり多いでしょう
終盤に掛けてもジョンチャンの不器用な愛情に流されるシネという構図
いつになれば彼女の笑顔が見れるのかとイライラしますw
そしてラストシーン、庭先で自ら髪をカットするシネ
どうも鏡の位置が定まらない様子、そこへジョンチャンがやって来
「僕が持ってあげるよ」と鏡を持ち彼女に向けます
すると、、、、陽の光が顔を照らし「ふっ」と微笑むシネ
ようやく気付くのでした、いつも影ながら照らし続けてくれてたと。
なる程、このオチの為に密陽という町を選んだのか(笑)
しかし起伏がある訳でもなく、只々病んでいくシネを見つめてるのはキツイw
ジョンチャンの存在もシネが受け入れたから良しなだけで
劇中は只のストーカーだし、かなり真実味があるんだけに疲れる
確かに二人の演技は素晴らしく、色々と受賞してるみたいですが
この構成なら誰がやっても、、、、と言ってしまえばそれまでですかね
良く巷で聞かれる不幸話を垣間見て見たい方達のみにお薦めかな。(笑)
投稿日
2009/01/04
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
おうち大好きさんと同じく、映画館で見てものすごい衝撃を受けた作品です。
映画館を出て帰り道、いつもと同じ風景が全く違って見えたほどの衝撃でした。
レンタルして見直しましたが、やっぱりすごい作品です。
主人公のシネは、交通事故死した夫の故郷・密陽で新しい暮らしを始めるべく、息子のジュンとふたりで越してきて、ピアノ教室を始める。
冒頭のシーンからわかる通り、シネはどちらかといえば自分勝手で他力本願な性格。自分より格下と思われる相手を見下すような態度をとったり、確かに好きになれるタイプではありません。
事故死した夫が、実は不倫に走っていたらしいことが明らかになるのですが、「夫は自分と息子を心の底から愛していた、いい夫だった。」と公言し、愛されて幸せだった自分を演じる。
夫の保険金で懐が豊かなふりをして、土地を見学に行ったりする。
夜更けに子供をおいて、カラオケに行ってしまう。
そんなことが裏目に出て、息子のジュンは誘拐された果てに、殺されてしまう。
けれども、私は単に「シネの性格が悪いから」とか、「自業自得だ」とかで済ませることはできません。都会から田舎にやってきて、ちょっといい格好をしてみたい、お金はそんなに持っていないのに、持ってるふりをしてみたい、そんな気持ちもわかるし、人間誰しもそんな罪深い一面を持っていると思います。
息子の死に苦しむシネは、宗教にすがります。
苦しみに直面する前、向かいの薬局の夫婦に入信をすすめられ、
「どこに神がいるというの?ささやかな太陽の光の中にも神はいるというけど、この中に一体何があるというの?なにもないわ。」
と言っていたシネが、
「今では全ての瞬間に神の存在を感じ、神の愛を感じます。」
というまでに変わります。あっけにとられるほどの変わり方です。
シネは息子を殺した誘拐犯に許しを与えるべく、面会に行きますが、憎い男から逆に
「私は信仰を得て、神に許され、心の平穏を得ました。」
といわれ、絶望してしまいます。
そもそも、「許す」という行為は、相手より自分が上の立場にいなければできないこと。誰かを「許そう」とする、それはとても傲慢な行為ともいえます。
だけど私以外にあの憎い男を許せる人がいるというのか?
私より先にあの憎い男を許してしまった「神」って一体なに?
それ以後のシネの行動はあまりにも痛々しいです。
憎い男に許しを与えてしまった、神への復讐。
神はいつも私を見ている。
薬局の亭主を誘惑したシネが空を見上げてつぶやく。
「よく見える?こんな私を見て。こんな私をあなたは許すというの?」
密陽に引っ越してくる途中、シネの車の窓から見える青空のカットで始まるこの映画。随所に空のカットがはさまれています。(ついでにレンタルDVDも青い空の色でした。)
そしてラストがシネの家の庭の地面に降り注ぐかすかな光。どんなときもシネに寄り添うキム社長は、シネにとっての密陽(シークレット・サンシャイン)に、希望の光になれるのでしょうか?
人間の罪の深さ、そして許すことの難しさを描いた傑作です。
韓国ではキリスト教徒が多いとは聞いていましたが、この映画に出てくる信者たち(俳優さんじゃない人もかなり混じっているように思います。)がみなあまりにも狂信的で驚きました。
あと、キム社長が経営する自動車修理工場にコーヒーを運んでくる風俗嬢。チョン・ドヨンは「You are my sunshine」ではこの喫茶店の風俗嬢でしたが、韓国では一般的なんでしょうか?あんなお姉さんが運んできたコーヒーを、「一緒に飲まないか?」と誘われても無理ですよ〜。
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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
シークレット・サンシャイン