劇場版　「空の境界」　終章／空の境界

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式でもなく、識でもない、
もう一つの人格と、黒桐は出会う…
（いや、正確には、人格ではないらしいが…（笑））
その彼女が、延々と語り続ける…。
（難解で、堅苦しい言葉を……（疲））

ただ、それだけの内容…（￣▽￣;）


＊＊＊＊＊以下ネタバレ＊＊＊＊＊
彼女によると、
初めて、黒桐に会ったのは彼女、
黒桐の死を願っていたのも彼女、
殺人の衝動を持つのも彼女……らしい。
識と式は、男と女で、陰と陽で、相反する人格…
で、この彼女は、真ん中というか、空っぽの原型…
（ややこ〜〜〜）
世界の根源と繋がってる事から、魔術師宗蓮の目にとまったらしい…。

実は、こうで、ああで、こうだったのよ…と、
説明ばかりの章だった……。

雪のふる中、式と黒桐だけ…
えんえんと語り続ける式……
映像的には、きれいだったけど、
これで、最終章ってのは、何とも物足りない。
せめて、橙子さん位は、登場して欲しかったな〜。

そうだったのか…とは思えど、
何とも、退屈な章でした。


ラストって…
あれ？？黒桐、ふつうに歩いてる？？？
足、直った？？式が直した？？？

前作・第７章？で「シリーズ終了」と思っていたのだが…原作未読で、もともと、このシリーズをオヤジのようにアニメではまった方ならお分かりのように、内容とともに時系列的にも「錯綜」しながら進行する独特の「世界観」で製作されていた作品…

この…「第８章？」と呼ぶべきか…が当初から原作もあり、製作が計画されていたのか…製作者たちが文字通り、締めくくりとして新たに追加製作したのかは、分からない…だから…この作品が「蛇足」もしくは「必然」と、どちらを選択するかによって、評価は「完全に分かれる」と思う…個人的には、後者を選択し評価とした…

今回は「締めくくり」ということもあり、エピローグ？と言うか回想？というのか独白？というのか、本当の両儀式？と黒桐幹也と、二人だけの会話のみで淡々と進行する。

もともと「精神世界」＆「哲学的」な内容で、単純な評価を下せる作品ではなかったが（オヤジの理解力不足だけかも♪）…圧倒的かつ繊細で幻想的な「世界観」に毎回、浸っていたので、そう言う意味でも、本作品全編通して映し出される、優しく包み込まれるような映像は、ある意味「空の境界」らしくて、とても美しく素晴らしかった…

内容は…ラストまで「哲学的」で難解だったが（これまたオヤジの理解不足のせいか♪）…時間が経過し、また見返したときの、精神状態や感情によって、突き刺さる言葉たちや、目に見える映像たちが違って見えるような気がする、そんな今までに観たことがなかった、完成度の高い作品だった…

正真正銘？これで本当に終わってしまうんだね…

主人格の式が幹也に語りかけるだけの内容でした。
別に要らなかったかも(苦笑)

原作を読めば、この最後の対話が重要なのは何となく理解していますが...。
これを単独の作品として発売するのはどうなんでしょうね。
第7章の最後に付属すれば充分だったように思います。

ただ、映像はため息が出るくらい美しい。

7話を見てから大分時間を置いてしまったので、
いささかの不安を感じながらの視聴でしたが・・・

冒頭の「雪の坂道」で、全てが戻ってきました。

簡単に言えば、後日談なんでしょうが、
最後の最後で『コレ』を見せられて喜ぶのは、
相当のファンぐらいかもしれませんね。（爆）