ブラッド・クリーク

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しっっかり製作しているけど、観終わって気付いた、あまりオモロくは・・

ナチス時代、永遠の命を得て世界を支配しようとしたオカルト研究員が
文字が刻み込まれたデカい石の魔力でどうのこうの。
そして現代、２年前に死んだと思われた兄が急に戻るや、何も聞かずに武器持ってついて来いと弟に言う。
自分を監禁した農場の家族を殺しに行ったと思われたのだが、本当の目的は悪魔を殺すためであった。
何とナチス時代のあの研究員が未だに生きていて醜い悪魔の姿をしていて
真の悪魔になったらナチス党員らをこの世に甦らせようと・・？

悪魔は、生きた人間の血を飲む事でパワーアップして行く。死人の血は吸わない。
そして死人を蘇らせる魔力を持ち、銃撃されても死なず、怪力を持つ等、めっっちゃ強い！
ところが、主役の兄弟と戦ってみたら、めっぽう弱かった・・？＾＾；

これ、評価難しいなぁ・・ 手堅い８０年代の作風？

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ホラーでは珍しくありませんが、ナチのオカルトネタ＋プリズン・ブレイク的アクション。
というのは、単に兄役のドミニク・パーセルが出演しているから。
主演扱いになっていますが、私は弟のエヴァンが主役で、兄は準主役と見受けました。
エヴァン演じるヘンリー・カヴィルさん、なかなか好感。

舞台は北アメリカで、１９３０年代にナチスが研究員を派遣。
それを世話した一家に悲劇が訪れた過去があって、現代に繋がる。
目新しさはないものの、雰囲気や謎の解明が好奇心を煽ります。
後にアクション性が強まり、私的には少々残念。
もう少し、瘴気臭さが欲しいかも。
ヒロイン？の描き方次第で、もう少し感情移入度が変わってくるかもしれません。

ゾンビの謳い文句がありますが、どちらかと言えば怪人。
造形や雰囲気は、なかばかの魅力。
私的には、怪人のラスト描写に高評価。

ナチスとオカルトっていう、出だしは雰囲気あるんですよね。
でも、その後が、普通ですね。

敵も、基本的には力任せの攻撃なので、アクション・ホラー風な印象です。
もっとオカルト風味が強く出てくるのを期待していたので。
黒魔術も、殺した生き物を蘇らせるだけだし。
力があるはずなのに（実際やっつけてるのに）、
血、飲むのに、他人に傷をつけてもらわないといけないの？
ってな疑問もあります。

手堅く纏まってはいますが、ヒマがあればって程度でしょうか。

流れはつなぎがうまいです。

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ドミニク・パーセル出演と言う事で派手なアクション満載なんだなあとは見る前に予想はつきました。

冒頭のシーンから、行方不明だった兄がいきなり現れ、弟と復讐に出かけるまでは良かったのですが、
怪人との死闘がいまいちでした。
死んだ人間や動物を生き返らせたり、もの凄い怪力であるんだけど、パワーが持続しない。
生き返らせた人間や動物を使ってルーン文字の書いたドアや窓を壊したり、先祖の骨で作った鎧を着た人間には手出しできない。で、犬をけしかけたり、自分ではあまり手を出せない。
生血も農民一家の力を借りないと入手できない。で、すぐパワーダウンして、石にすがりつく。
この他力本願的な怪人が、いまいち怖さを感じさせないので、あっけなく二人に倒されちゃうのも納得。

んで、　一番、活躍してたのが、弟のエヴァン役の人で、主役はこっちじゃないの？と思うくらい。

ようやく、怪人を倒したら、なんとまだ７人いるみたいで・・・・

弟エヴァンは残党狩りに出かける。きっと続編が出るんでしょうね。今度の主役はこのエヴァンって事で。