ハウスメイド

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家政婦失格だね。「ミタ」さんを見習え！

家政婦が男前のご主人様と一線を越えてしまい妊娠。
それを知った若奥様と義理の母上様は大激怒。
引っ叩いたり大金を渡して子供を下ろせと脅迫したり変な薬を飲ませたり。
ところがどっこい、大金持ちでプライドも高くヤリ○ン野郎のご主人様は反省する所か
義理母の分際で一体ワシの子に何て事をしやがるんだ！と怒る始末。
結局は追い出され悔しがる家政婦が舞い戻ってはと〜んでもない事を・・

これが全てである。
ラストは、そ〜こまでせんでもええがな〜的に哀れである。オチは好きかも。
ってか、こんなの普通にリメイクしちゃダメだよ。
「エロス」ではなく「サイコ」にしてたら大化けしそうな題材なだけに、残念。

「チェ・ジウ」主演の最高傑作「オルガミ」のように、イジメ描写が欲しかったなぁ〜＾＾

無垢なメイドが禁断の愛から狂気へ至る物語。キム・ギヨンの「下女」のリメイクらしいです。
ひょっとして、これはベテランメイド、ビョンシクの復讐譚なんでしょうか？だとしたら、ちょっと怖いですよ。

上流階級の邸宅にメイドとしてウニ（チョン・ドヨン）が雇われ、主人のお手がついたばかりに引き起こされる悲劇。
韓国の階級問題を正面から描き、ベテランメイドの冷徹な観察眼が効いています。
ウニは気立ても良く、あまり自分の意思も表さず流されていく感じなのに対し、 ベテランメイド、ビョンシクは屋敷の中で起きる事はすべて把握していて自分の手柄 として主人のフン（イ・ジョンジェ）や妻ヘラ、更にはヘラの母親にも報告しています。
ウニの妊娠で女同士の、ドロドロとした感情がぶつかり合うのかと思いきや、何だかどこに向かうのかさっぱり分かりませんでした。
ウニの意味ありげな序盤に比べ、思ったより常識的で意外性が感じられません。ウニはつかみどころがないように思います。
恐ろしい家族という設定も、思ったより憎愛や怨念の描き方がちょっと戯画化し過ぎて残念です。

長年上流階級一家に仕え、家中のことは知り尽くし、内心では彼らを軽蔑しながら生きてきたビョンシク。
彼女は、ウニをコ家に送りこめば幸 せな家庭を壊すことができるかもしれないし、「人間扱いされなかった」というウニの言葉は、ビョンシクの胸の中で、ずっとしまわれていた言葉なのかもしれませんね。
一番共感できたのは、ウニの親友です。大金を貰って、新しい生活に踏み切った方が良いと言っていましたが、同感です。

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予告編を観て、ドロドロの愛憎劇を期待して観にいったのですが、なんだか肩透かし。
オリジナルの「下女」という作品は「カルト的傑作」なのだそうですが、こちらはドロドロさも、エロチックさも、怖さももそこそこの、中途半端な映画でした。

大金持ちの豪邸で、住み込みのメイドとして働くことになったウニ（チョン・ドヨン）。その家に住む若い夫婦には６歳の娘がいて、妻はさらに双子を妊娠中。ところがウニは主人に求められるままに関係を持って、妊娠してしまう。

ヒロインのメイドを演じるのは、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨン。
彼女がメイド服を着て、バスタブをスクラブするその後ろ姿に主人は目をつけて、手をだしてしまう。そういえば「ユア・マイ・サンシャイン」でも雑巾がけするチョン・ドヨンのお尻に男が惹かれるってシーンがあったっけ。けっこう大胆なシーンが多いので、彼女のお尻や乳房ばかりが気になってしまいました。

だけどこの主人公が何を考えてるのかよくかわらない。
豪邸に住み込む前の生活も描かれているのだけど、つながりが悪くて、なぜ彼女がメイドになったのかもよくわからない。

豪邸には「女史」と呼ばれるお局さんみたいな先輩メイドがいるんだけど、この人が主人一家にものすごく忠実なところもあるかと思えば、陰では悪態の尽きまくりで、主人公に肩入れしたり。この人の過去をもう少しちゃんと描いてうまく絡ませれば、もっとおもしろかったかも。

主人公の「復讐」がまた、「なんでそういう行動に？？」というようなものだし、ラストシーンも意味不明でした。
冒頭の飛び降り事件とか、ウニの太もものやけどあととか、思わせぶりなところはいろいろあったのになあ。

キム・ギヨンの「下女」は映画としてぶっ壊れているのはともかくとして　キムあんたが壊れてるんじゃないのと　そっちの方を心配してしまう呪われた傑作であります

そのリメークの今作は時代も状況も違い　スマートに洗練されてしまっています
６０年に製作された「下女」には　当時の韓国の政治経済状況も反映されてるはずで　ルンペン・プロレタリアートの　はした女の怨念が爆発する奇怪なラストでありました

それは描かれるのでしょうが　ひとりの女性の心理劇に　アメリカナイズされた現代韓国の富裕層の凡庸なステロタイプが構図として対応します

冒頭の色んなアングルの多少冒険した撮影が屋敷内に移ると　落ち着いた演出になり　心理サスペンスの静かな時間が過ぎます　
平凡な演出ですが音楽もうるさくなく見ていられます　出演は韓国では有名な豪華俳優陣ですから演技は間違いなし

冒頭の不穏な投身自殺からすると　なにかこのメイドには入り込んだ屋敷に因縁があると見えるのですが　それはスカパが「ルームメイト」や「ゆりかごを揺らす手」を放映のヒントになってるはずなのですが
曖昧にそれはやりすごいされて　結局は関係はなく　主人公の心理の推移に重点があると　なんせ「この仕事が好き」と言わしめるのですから　

それは主人公が韓国的気質の気を担当し　もう一人のおばちゃんが理で詰めて怒りりを代弁しているのでしょうか　それはそれで意外で構いませんが脚本的に弱いかも
しかし　それが現代のアメリカンサイコであって物語ではなく視覚優位なわけで　それを下手くそながらやってるのはボク的にはOKなのですが　さてどうでしょうか
ただしラストの子供の誕生会は説明過多の蛇足ですね　

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割と予想どおりの話でした。ドロドロはしてたけど、想定内の内容で物足りない気がしますね。
ただ、メイドが自分から望んで雇い主と関係を持ったのは意外だったけど…無理やりじゃないんだ(ーー;)

暖炉の火も、「情念を表すだけじゃなく絶対使うな…」と思っていたけれど
ラストにそう来るとは…(・.・;)絵的にも間が抜けているし、うーん、ちょっとこの展開にはテンション下がりましたね。

ヒロインのメイドをはじめ、誰にも共感できなかったけど
一番腹が立ったのは、「我、神なり」と思ってるここの主人、フンですね。天罰が下ればいいのに。

このお金持ちの一族は好きなものを何でも手に入れ、嫌なことはすぐに忘れて
何事もなかったように傲慢に生きていくのね。
子どもも小さいうちは純真だけど、そのうちこの人たちのようになってしまうのだろうか…
フンが娘に言ったという「誰にでも親切に接しなさい。それが自分を高めることになる」という言葉。
なるほどと思ったけど、後で考えてみれば「神」になるための自己中心的な考え方なのかもしれない。