わが母の記 / 役所広司
わが母の記
/原田眞人
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全体の平均評価点: (5点満点)
(34)
解説・ストーリー
昭和の文豪・井上靖の自伝的同名小説を役所広司と樹木希林の主演で映画化した家族ドラマ。子どもの頃に母に捨てられた記憶がトラウマとして残り、母とのわだかまりを抱えたままの主人公が、年老いていく母と向き合った日々を丁寧な筆致で描いていく。共演に宮崎あおい。監督は「クライマーズ・ハイ」の原田眞人。ベストセラー作家の伊上洪作は、幼少期に自分だけが両親と離れて育てられた経験を持ち、“母に捨てられた”との気持ちが拭えないまま今もなお深い心の傷となっていた。そのせいか、自分の娘たちには必要以上に干渉してしまい、反抗期の三女・琴子は洪作への反発を強めていた。一方、母・八重は父の死後、洪作の妹たちが面倒を見ていたが、次第に物忘れがひどくなっていく。
昭和の文豪・井上靖の自伝的同名小説を役所広司と樹木希林の主演で映画化した家族ドラマ。子どもの頃に母に捨てられた記憶がトラウマとして残り、母とのわだかまりを抱えたままの主人公が、年老いていく母と向き合った日々を丁寧な筆致で描いていく。共演に宮崎あおい。監督は「クライマーズ・ハイ」の原田眞人。ベストセラー作家の伊上洪作は、幼少期に自分だけが両親と離れて育てられた経験を持ち、“母に捨てられた”との気持ちが拭えないまま今もなお深い心の傷となっていた。そのせいか、自分の娘たちには必要以上に干渉してしまい、反抗期の三女・琴子は洪作への反発を強めていた。一方、母・八重は父の死後、洪作の妹たちが面倒を見ていたが、次第に物忘れがひどくなっていく。
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「わが母の記」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
昭和の文豪・井上靖の自伝的同名小説を役所広司と樹木希林の主演で映画化した家族ドラマ。子どもの頃に母に捨てられた記憶がトラウマとして残り、母とのわだかまりを抱えたままの主人公が、年老いていく母と向き合った日々を丁寧な筆致で描いていく。共演に宮崎あおい。監督は「クライマーズ・ハイ」の原田眞人。ベストセラー作家の伊上洪作は、幼少期に自分だけが両親と離れて育てられた経験を持ち、“母に捨てられた”との気持ちが拭えないまま今もなお深い心の傷となっていた。そのせいか、自分の娘たちには必要以上に干渉してしまい、反抗期の三女・琴子は洪作への反発を強めていた。一方、母・八重は父の死後、洪作の妹たちが面倒を見ていたが、次第に物忘れがひどくなっていく。
「わが母の記」 の作品情報
「わが母の記」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
わが母の記の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DB9626 |
2012年09月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
22枚
|
0人
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】わが母の記(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
|
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
SHBR9081 |
2012年09月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
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0人
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
わが母の記の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DB9626 |
2012年09月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
22枚
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】わが母の記(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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SHBR9081 |
2012年09月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:34件
本物の認知症のおばあさんにしかみえない樹木希林
幼少期に母親から引き離されて育ち、母に捨てられたという気持ちを拭いきれない作家。彼を「捨てた」母親は認知症を患う。井上靖の自伝的小説が元になっているそうです。
とにかく樹木希林の演技が上手すぎです。
比較するのも変ですが、「ギルバート・ブレイク」のレオナルド・ディカプリオにも匹敵するのではないでしょうか。演技しているとは全く見えず、認知症のおばあさんがそこにいるとしか思えないのです。
物忘れや思い込みが激しくなってゆき、同じことを何度も繰り返し言う姿には、思わずイライラしてしまいました。
認知症の老人を抱えた家族の大変さは想像を超えたものがあることでしょうが、作家として成功し、人並み以上の収入があるこの映画の主人公も、そしてその母親も、とても恵まれた環境にあるといわざるを得ません。家族だけでなく、お手伝いさんや書生さんまでも総出の介護。おばあさんのために別荘を借りることもできるのです。もし自分の親が認知症になっても、とてもここまではできません。
主人公(作家)は母親に捨てられたと長い間思っていたわけですが、母親の真意を知ります。けれどもそのとき、母親にとって自分が断腸の思いで捨てた息子と、目の前の中年の男が全くの別人だというのが悲しいです。長い年月が経ち、記憶があやふやになっても、なお鮮明に老人の脳裏に焼き付けられたままの瞬間。もし私が認知症になったら、最後まで残る記憶は一体どんな瞬間なのでしょうか。
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25人の会員が気に入ったと投稿しています
母と息子の絆
井上靖の自伝的小説を映画化した「わが母の記」。
作家である主人公と認知症の母の記憶の行き違いを軸に、強く結ばれた家族の物語です。
主人公にとって母親(樹木希林)はかけがえのない存在だったが洪作(役所広司)には5歳から8年間伊豆・湯ヶ島の実家で祖母に育てられた事から、母に捨てられたという想いを抱き、それがトラウマとなっていました。
このトラウマが最大のテーマとなって描かれています。
複雑な感情を胸に、次第に記憶を失っていく老いた母と向き合う洪作。そんなある日、母から返ってきた言葉は意外なもので、それは大きく深い母親の愛でした。
親との断絶を埋めようとする洪作の姿を通して、過去からのわだかまりを乗り越え、心と心が通じ合っていくさまは、あくまでもさらりと描いていて、かえってそれが良かったように思えます。
子供の頃のトラウマを抱えた洪作の心のねじれが消えていくシーンは、感動的でした。
抱え続けていたトラウマが信頼に変わる瞬間は、すっかりやられてしまいました。
日本の原風景、美しい四季のなかで描かれる心に染みる家族の情景が、自然と映画の中に溶け込んでいました。
徐々に記憶を失っていく八重を演じる樹木希林は、この難しい役を見事に演じていました。
息子におぶわれている年老いた母。安心しきった母の寝顔は、幸せに満ちています。
無垢の微笑み、子供のような、穏やかで愛らしいその表情に胸が熱くなりました。
このレビューは気に入りましたか?
18人の会員が気に入ったと投稿しています
「捨てられた」という、5文字の亡霊・・・
一昔ダイワマンもやってしまってた役所広司という役者が、私は好きです
あぁ〜、お上手だな〜と感心しきった本作品でしたが
希林さんは、その上を遥かに上回ってました・・・圧倒的☆
母親と子(特にここでは息子)の絆を、真摯に綴った自伝的物語
親に捨てられたという暗い過去を背負ったまま
それでも、死期がそう遠くはない母と、残された時間の限り向き合おうとする
そんな主人公の模索する姿
すぐ目の前にいるのに見えない・・・
話しているのに通じ合えない・・・
お互いがお互いを捜し求めているというのに
それが報われない
どこか虚しく切ない空気が漂いながら
認知症が進んでいくおばあちゃん
皮肉の一言も言えるうちが元気な証拠なんだろうけど
この希林さんおばあちゃんのキャラクターが
物語を暗くさせてしまわない秀逸の一言に尽きる存在
そして、その周りで起こる様々なドタバタ
家族、親戚を巻き込んでの、山あり谷ありの日々の生活を通して
私たちはきっと、この親子に素直に寄り添えることができるのでしょう
家族の絆というのは
時には歩み寄り、時には赦し
一方的なものでは成立しない
だからこそ、かけがえのないもの・・・
母親に行った主人公の行いは
一度でいいから母に愛されたいと渇望する
その現われのような気がしたのです・・・
だから
脳細胞の記憶ではない、母としての魂の記憶
“海峡”の朗読には、私の心の城壁も決壊しそうになりました
役所さんの映画、ちょっと追いかけてみよう♪
それにしても
あおいちゃんの泥酔テニスコート、あれは事件ですw
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
樹木希林に尽きる。
幼少期に兄妹の中でひとりだけ両親と離れて育てられたことから、自分は捨てられたのだとずっと母を恨んできた主人公。
映画の冒頭、土砂降りの雨の中、軒先のこちら側と向こう側に別れて立つ親子。
まだ幼い二人の女の子を両手でひき、こちらの少年を見つめている若い母親。
なにか事情があるのだろうがそれはラスト近くに明らかになる。
年老いて少しずつ削ぎ落とされていく記憶。
しかしどんなことがあろうと我が子への愛だけは消えない
50年の時を超え、初めて知る母の思い。
美しい風景をバックに淡々と描かれていくある家族の風景でした。
文豪・井上靖の自伝的小説だけあって、出てくるのはとてもハイソなお話。
庶民には感情移入しろと言っても少し無理なものがあります。
しかしながら、撮影は実際に井上靖が家族とともに過ごした東京・世田谷区の自宅で行われたらしく、広々とした奥行き感と荘厳な日本家屋の素晴らしき映像は永久保存版にしても良さそうです。そればかりでなく伊豆・湯ヶ島や軽井沢など四季に彩られた美しい風景は存分に堪能できました。海外で評価されたのは物語も然ることながら、どこを切り取っても絵になるような静かで落ち着いた映像の力も遠因にあるように思えます。
配給が松竹だからなのか、『浮草』を彷彿とさせるような冒頭のシーンあり、『東京物語』を引き合いに出したセリフあり、と小津監督の影がチラホラと見受けられました。それも海外を意識してのことでしょうか。
長い時間の流れをそのままに撮っているので映画としての面白みには欠けるのですが、何と言っても樹木希林さん、この人に尽きると私は強く思いました。
怪演でもなく熱演でもない彼女独特の肩の力の抜けた表現。
物語の肝にあたる重要な1シーンで私は心から泣きました。
その他の感想
・宮崎あおいにはこの役は少し重荷かな?演技が下手なことが判明。
・地味な俳優二世、三浦貴大君をちょっと見直しました。
・死期が近い父親役に大俳優、三國連太郎さん。1シーンだけですが、流石です。
・希林さんの映画に内田也哉子をセットとして出すのは、もうやめて欲しい。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
不満は多いけど良質な邦画
TOHO無料パスポート中なので「わが母の記」を観てみたら、案外良く出来ててビックリ!
隙間と省略の自伝的物語(原作なのか脚本なのかは未確認)なので、
内面をさらけ出すというよりも、普遍の母子(家族)の物語という側面が強く、
表面的過ぎると感じる人も多いかも。
個人的には良く出来てる物語だと思います。
しかしながら不満も多く、例えば個人的には宮崎あおいの演技には大いに不満。
もちろん、全体的な演出がそう(記号的)やからという問題なんやけれども、あまりにも記号的過ぎる。
泥酔演技のあの小手先感はなんなんだ?
上手いと認知された女優はもうただ上手いだけではダメなのです←厳しすぎる!
個人的満足度 70点!
オススメ度 70点!
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
本物の認知症のおばあさんにしかみえない樹木希林
投稿日
2012/07/15
レビュアー
パープルローズ
幼少期に母親から引き離されて育ち、母に捨てられたという気持ちを拭いきれない作家。彼を「捨てた」母親は認知症を患う。井上靖の自伝的小説が元になっているそうです。
とにかく樹木希林の演技が上手すぎです。
比較するのも変ですが、「ギルバート・ブレイク」のレオナルド・ディカプリオにも匹敵するのではないでしょうか。演技しているとは全く見えず、認知症のおばあさんがそこにいるとしか思えないのです。
物忘れや思い込みが激しくなってゆき、同じことを何度も繰り返し言う姿には、思わずイライラしてしまいました。
認知症の老人を抱えた家族の大変さは想像を超えたものがあることでしょうが、作家として成功し、人並み以上の収入があるこの映画の主人公も、そしてその母親も、とても恵まれた環境にあるといわざるを得ません。家族だけでなく、お手伝いさんや書生さんまでも総出の介護。おばあさんのために別荘を借りることもできるのです。もし自分の親が認知症になっても、とてもここまではできません。
主人公(作家)は母親に捨てられたと長い間思っていたわけですが、母親の真意を知ります。けれどもそのとき、母親にとって自分が断腸の思いで捨てた息子と、目の前の中年の男が全くの別人だというのが悲しいです。長い年月が経ち、記憶があやふやになっても、なお鮮明に老人の脳裏に焼き付けられたままの瞬間。もし私が認知症になったら、最後まで残る記憶は一体どんな瞬間なのでしょうか。
母と息子の絆
投稿日
2012/09/03
レビュアー
ミルクチョコ
井上靖の自伝的小説を映画化した「わが母の記」。
作家である主人公と認知症の母の記憶の行き違いを軸に、強く結ばれた家族の物語です。
主人公にとって母親(樹木希林)はかけがえのない存在だったが洪作(役所広司)には5歳から8年間伊豆・湯ヶ島の実家で祖母に育てられた事から、母に捨てられたという想いを抱き、それがトラウマとなっていました。
このトラウマが最大のテーマとなって描かれています。
複雑な感情を胸に、次第に記憶を失っていく老いた母と向き合う洪作。そんなある日、母から返ってきた言葉は意外なもので、それは大きく深い母親の愛でした。
親との断絶を埋めようとする洪作の姿を通して、過去からのわだかまりを乗り越え、心と心が通じ合っていくさまは、あくまでもさらりと描いていて、かえってそれが良かったように思えます。
子供の頃のトラウマを抱えた洪作の心のねじれが消えていくシーンは、感動的でした。
抱え続けていたトラウマが信頼に変わる瞬間は、すっかりやられてしまいました。
日本の原風景、美しい四季のなかで描かれる心に染みる家族の情景が、自然と映画の中に溶け込んでいました。
徐々に記憶を失っていく八重を演じる樹木希林は、この難しい役を見事に演じていました。
息子におぶわれている年老いた母。安心しきった母の寝顔は、幸せに満ちています。
無垢の微笑み、子供のような、穏やかで愛らしいその表情に胸が熱くなりました。
「捨てられた」という、5文字の亡霊・・・
投稿日
2012/09/27
レビュアー
パンケーキレンズ
一昔ダイワマンもやってしまってた役所広司という役者が、私は好きです
あぁ〜、お上手だな〜と感心しきった本作品でしたが
希林さんは、その上を遥かに上回ってました・・・圧倒的☆
母親と子(特にここでは息子)の絆を、真摯に綴った自伝的物語
親に捨てられたという暗い過去を背負ったまま
それでも、死期がそう遠くはない母と、残された時間の限り向き合おうとする
そんな主人公の模索する姿
すぐ目の前にいるのに見えない・・・
話しているのに通じ合えない・・・
お互いがお互いを捜し求めているというのに
それが報われない
どこか虚しく切ない空気が漂いながら
認知症が進んでいくおばあちゃん
皮肉の一言も言えるうちが元気な証拠なんだろうけど
この希林さんおばあちゃんのキャラクターが
物語を暗くさせてしまわない秀逸の一言に尽きる存在
そして、その周りで起こる様々なドタバタ
家族、親戚を巻き込んでの、山あり谷ありの日々の生活を通して
私たちはきっと、この親子に素直に寄り添えることができるのでしょう
家族の絆というのは
時には歩み寄り、時には赦し
一方的なものでは成立しない
だからこそ、かけがえのないもの・・・
母親に行った主人公の行いは
一度でいいから母に愛されたいと渇望する
その現われのような気がしたのです・・・
だから
脳細胞の記憶ではない、母としての魂の記憶
“海峡”の朗読には、私の心の城壁も決壊しそうになりました
役所さんの映画、ちょっと追いかけてみよう♪
それにしても
あおいちゃんの泥酔テニスコート、あれは事件ですw
樹木希林に尽きる。
投稿日
2012/07/16
レビュアー
おうち大好き
幼少期に兄妹の中でひとりだけ両親と離れて育てられたことから、自分は捨てられたのだとずっと母を恨んできた主人公。
映画の冒頭、土砂降りの雨の中、軒先のこちら側と向こう側に別れて立つ親子。
まだ幼い二人の女の子を両手でひき、こちらの少年を見つめている若い母親。
なにか事情があるのだろうがそれはラスト近くに明らかになる。
年老いて少しずつ削ぎ落とされていく記憶。
しかしどんなことがあろうと我が子への愛だけは消えない
50年の時を超え、初めて知る母の思い。
美しい風景をバックに淡々と描かれていくある家族の風景でした。
文豪・井上靖の自伝的小説だけあって、出てくるのはとてもハイソなお話。
庶民には感情移入しろと言っても少し無理なものがあります。
しかしながら、撮影は実際に井上靖が家族とともに過ごした東京・世田谷区の自宅で行われたらしく、広々とした奥行き感と荘厳な日本家屋の素晴らしき映像は永久保存版にしても良さそうです。そればかりでなく伊豆・湯ヶ島や軽井沢など四季に彩られた美しい風景は存分に堪能できました。海外で評価されたのは物語も然ることながら、どこを切り取っても絵になるような静かで落ち着いた映像の力も遠因にあるように思えます。
配給が松竹だからなのか、『浮草』を彷彿とさせるような冒頭のシーンあり、『東京物語』を引き合いに出したセリフあり、と小津監督の影がチラホラと見受けられました。それも海外を意識してのことでしょうか。
長い時間の流れをそのままに撮っているので映画としての面白みには欠けるのですが、何と言っても樹木希林さん、この人に尽きると私は強く思いました。
怪演でもなく熱演でもない彼女独特の肩の力の抜けた表現。
物語の肝にあたる重要な1シーンで私は心から泣きました。
その他の感想
・宮崎あおいにはこの役は少し重荷かな?演技が下手なことが判明。
・地味な俳優二世、三浦貴大君をちょっと見直しました。
・死期が近い父親役に大俳優、三國連太郎さん。1シーンだけですが、流石です。
・希林さんの映画に内田也哉子をセットとして出すのは、もうやめて欲しい。
不満は多いけど良質な邦画
投稿日
2012/07/22
レビュアー
KASPAR
TOHO無料パスポート中なので「わが母の記」を観てみたら、案外良く出来ててビックリ!
隙間と省略の自伝的物語(原作なのか脚本なのかは未確認)なので、
内面をさらけ出すというよりも、普遍の母子(家族)の物語という側面が強く、
表面的過ぎると感じる人も多いかも。
個人的には良く出来てる物語だと思います。
しかしながら不満も多く、例えば個人的には宮崎あおいの演技には大いに不満。
もちろん、全体的な演出がそう(記号的)やからという問題なんやけれども、あまりにも記号的過ぎる。
泥酔演技のあの小手先感はなんなんだ?
上手いと認知された女優はもうただ上手いだけではダメなのです←厳しすぎる!
個人的満足度 70点!
オススメ度 70点!
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