ビースト・ストーカー／証人

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

題名で誤解しそうなのでハッキリ言って置こう。
いわゆる「ストーカー」とは無関係で「誘拐」が正しい。

主人公の刑事が犯人逮捕の際に誘拐された女検事の娘を殺してしまう。
数か月後またしても女検事のもう一人の娘が誘拐される。
すっかり落ち込んでいた刑事がその娘だけは絶対に助けようと奮闘するも
誘拐犯って言うか殺し屋が手強かった・・！？

オープニングとラストが綺麗に繋がるのは良かったけど
殺し屋が「関根勤」に似てるから恐さ半減＾＾

特に真新しい物はなくアリキタリ。

事件が事故を呼び事故が事件を呼ぶ。

登場人物のほとんどが心に傷をもっているし身体には怪我を負っていたり後遺症があったりと見ていてやるせないですよ。

刑事も検察も凶悪犯もつらい事情で　こんな因果律はご都合主義とはいえこころに澱のようなものがたまっていきます。

アクション見てスカッとしようという人には薦めません。

ニコラス・ツェーファンだったらみとかないと

『密告・者』のダンテ・ラム作品。香港ノワールの秀作として、公開時にはけっこう評判の良かった作品です。
　僕としては、それほどの作品とは思えませんでした。女性検事の娘を誘拐した犯罪組織が脅迫するという物語は、韓国映画『セブン・デイズ』によく似ています。
　この作品は、それで検事がどうするかというよりは、誘拐犯と刑事の息詰まるような追跡劇に焦点をあてた、パンチのあるサスペンス・アクションになっています。
　本作はベースにある悲劇が置かれていて、それが終盤で一種のどんでん返しとなって機能しています。したがって最初から最後まで涙と悲壮感にあふれていて、重たい作品になっています。
　それはこうした映画を見慣れた人なら途中で十分に気が付く類のもので、実は驚きもあまりありませんし、そのことでエモーショナルな感動をもたらすこともありません。
　僕が本作でおもしろいと思うのは、誘拐犯ニック・チョンのターミネター的な、「徹底して諦めない誘拐犯」です。かれはスイッチが入ったロボットのように、誘拐を実行します。途中は善悪の壊れた人物かと思うのですが、だんだんそれが彼のゆがんだ復讐であることが分かってくるところが、面白いところと言えるでしょう。
　とはいえ、あまりにも偶然を多用したプロットに、僕はラストで醒めてしまいました。
　乗り切れなかったというのが正確かもしれません。５０点。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　冒頭で犯人を追いかける刑事のカーチェイスで、突っ込んでくる車と3台でのクラッシュ。そのクラッシュシーンがストップモーションが印象的で、この映画のきっかけとなる事件とビタッと決める良いカットでした。
　
　主人公の刑事は犯人を追いかけてる途中で子どもを射殺してしまう。その子どもの母親で大物犯罪者を追及する検事。そしてその子どもを誘拐を頼まれる殺し屋。その3組の話で進みますが、殺し屋は寝たきりの奥さんがいてその介護に忙しく、自らも片目は失明してもう片方も色が識別できず会話の中で失明も時間の問題だというのがわかります。
　誘拐された娘を助ける刑事の捜査がメインとなって次から次へと進むので息つく暇のないものでよかったです。
　そして序盤の交差点の偶然が全ての始まりで、その交差点の事故があったためにマイナスのほうへと流れてしまう。その悲しさが映画を見終わるとやるせなくなってしまうものでした。
　
　とはいえ、突っ込みどころが多くて、冒頭で車に向かって発砲する主人公ですが、ちょっとそこでいきなり撃つかな?　と疑問に思ったり。写真に写ってた照明を探るため夜まで待機だ、となりその前にご飯だと料理屋に入ったらそこに犯人がいたり。偶然で展開しちゃったりもしますが、勢いがあるので気にならずすぐ次となるのでよかったです。

密告者とは真逆の立場ですなぁ(ﾟoﾟ;;
ま、いいけど。
しかし誘拐された女の子の可愛い事！
それは、さておき、何かなぁ〜関根さんソックリの殺し屋さんもだけど各人間ドラマありすぎちゃうのん？盛り過ぎ感とツッコミどころ満載やんけ！
微妙な作品でした。
ニコラスさんのファンでないと観れません‥いやマジで!
うーん。