ウイスキーと2人の花嫁 / グレゴール・フィッシャー
ウイスキーと2人の花嫁
/ギリーズ・マッキノン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(7)
解説・ストーリー
第二次世界大戦中にスコットランドの小さな島で起きた驚きの実話を描いた人情喜劇。島の人々にとって何よりも大切なウイスキーの配給が途絶えてしまうという一大事に、偶然にも大量のウイスキーを積んだ貨物船が座礁したことから巻き起こる大騒動の行方をほのぼのとしたタッチで綴る。監督は「グッバイ・モロッコ」のギリーズ・マッキノン。第二次世界大戦中のスコットランドの小さな島、トディー島。戦局が悪化する中、ついに島民が愛してやまないウイスキーの配給が止まってしまう。人々はすっかり元気をなくし、結婚を考えていた2組の恋人たちも“ウイスキーなしでは式はできない”と周囲に猛反対されてしまう。そんな中、島の近くで貨物船が座礁事故が発生する。積荷が大量のウイスキーと知り、急いでウイスキーの救出に乗り出す島民たちだったが…。 JAN:4547462117816
第二次世界大戦中にスコットランドの小さな島で起きた驚きの実話を描いた人情喜劇。島の人々にとって何よりも大切なウイスキーの配給が途絶えてしまうという一大事に、偶然にも大量のウイスキーを積んだ貨物船が座礁したことから巻き起こる大騒動の行方をほのぼのとしたタッチで綴る。監督は「グッバイ・モロッコ」のギリーズ・マッキノン。第二次世界大戦中のスコットランドの小さな島、トディー島。戦局が悪化する中、ついに島民が愛してやまないウイスキーの配給が止まってしまう。人々はすっかり元気をなくし、結婚を考えていた2組の恋人たちも“ウイスキーなしでは式はできない”と周囲に猛反対されてしまう。そんな中、島の近くで貨物船が座礁事故が発生する。積荷が大量のウイスキーと知り、急いでウイスキーの救出に乗り出す島民たちだったが…。 JAN:4547462117816
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「ウイスキーと2人の花嫁」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
第二次世界大戦中にスコットランドの小さな島で起きた驚きの実話を描いた人情喜劇。島の人々にとって何よりも大切なウイスキーの配給が途絶えてしまうという一大事に、偶然にも大量のウイスキーを積んだ貨物船が座礁したことから巻き起こる大騒動の行方をほのぼのとしたタッチで綴る。監督は「グッバイ・モロッコ」のギリーズ・マッキノン。第二次世界大戦中のスコットランドの小さな島、トディー島。戦局が悪化する中、ついに島民が愛してやまないウイスキーの配給が止まってしまう。人々はすっかり元気をなくし、結婚を考えていた2組の恋人たちも“ウイスキーなしでは式はできない”と周囲に猛反対されてしまう。そんな中、島の近くで貨物船が座礁事故が発生する。積荷が大量のウイスキーと知り、急いでウイスキーの救出に乗り出す島民たちだったが…。 JAN:4547462117816
「ウイスキーと2人の花嫁」 の作品情報
「ウイスキーと2人の花嫁」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ウイスキーと2人の花嫁の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
98分 |
日 |
英:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RAD81317 |
2018年08月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
0人
|
ウイスキーと2人の花嫁の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
98分 |
日 |
英:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RAD81317 |
2018年08月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
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ユーザーレビュー:7件
小さな島の、愉快な飲んべぇたち
投稿日:2018/08/12
レビュアー:なんの因果
ナチスによるロンドン空爆が激しくなり、戦況悪化してきた頃の事。
英国の美しい小さな島トディ島では、ウイスキーの配給が止まってしまい、島民たちは「命の水」が絶たれたも同然、
ガックリくる事このうえなかった・・。
島の郵便局長ジョセフの家ではまさに長女と次女がそれぞれ結婚式をあげる予定でいたものの、
「ウイスキーがないんじゃ無理!」と困惑するばかり。
ところが!
おぉ〜、そんな時、降って湧いたようなミラクルが!
ニューヨーク行きの貨物船が島の近くで座礁。船長と乗員を救助する島民。
沈没寸前の船内には、なんと!5万ケースもの大量のウイスキーが積まれていた!
わははは・は(笑)奇跡じゃミラクルじゃ、「これはきっと神様からの贈り物に違いない! 」
島民たちは禁制品のウイスキー"救出大作戦"を敢行する…。
いや、神様からのって、あんたら「ネコババ」でしょそれ。
関税調査団が島に来たのをあんたら、島民全員が力を合わせて、「ここ通れません」
「ここも通行できません」って、妨害大作戦とな。いろんな面白い所に隠すものだから
今でも思わぬ所からビンが出現するとか。(あ、これ実話なんだそうです、SSポリテシャン号事件とか言う。)
なにはともあれ、チームワークで一丸となるのは美しいです。
濃密な人間関係が今こそ生かされました。
無事、結婚式で酒盛りし、ほろ酔いすれば「出て行け、お前こそ出てゆけ」といがみ合っていたのも、ニコニコ乾杯しちゃいますからー。
どのみち、ウイスキーも何箱かは海の底に沈んじゃいましたから、島民の幸せに貢献できればバッカスの神も満足かもしれません。いや愉快なお話でした。ウィ〜♪
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
座礁船にはウイスキーが《ドッサリ》・・ドタバタ・ラプソディ
2016年(イギリス)
スコットランド人が《命の水=ウイスキー》をいかに愛しているかが、
分かりますね。
楽しいドタバタ・コメディで、郵便局長ジョセフ・マクルーンの2人の娘の結婚模様が微笑ましく、ホロリとしました。
お話は第二次世界大戦の末期。
戦況が悪化して、スコットランドの小さな島トディー島の住民に、
ウイスキーの配給が遂にストップ。
生きる意欲も、楽しみも奪われた島民の前に、なんと5万ケースのウイスキーを積んだ大型船が座礁したのです。
ワゲット大尉は、積み出しに絶対反対。
郵便局長の娘ペギーの婚約者のオッド軍曹は板挟みになり、
大変です。
安息日を挟んで翌日、島民は小舟でウイスキーを運べるだけ、
運んで洞窟に隠します。
ワゲット大尉の阻止行為もあり、積荷を追う政府機関との追いかけっこもあり、多少のハラハラもあります。
それにしてもウイスキーを手に入れて飲む人たちの至福の表情。
私まで楽しくなりました。
スコットランド人にウイスキーがいかに大事かが、分かりますね。
ワゲット大尉が終始悪者で、気の毒なやら可笑しいやら・・・。
大戦中とは言え、どこか長閑で、島民の人々が、実に個性的で喜劇的です。
美しいスコットランドの景観、バグパイプまで飛び出すし、
スコットランドの衣装スカートを履いたお爺さんまで登場。
スコットランド民族音楽でラストを大いに盛り上げました。
実話とは思えないほど、ホッコリとして、楽しい気分の映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
心温まる楽しい実話のお話し
第2次世界大戦中のスコットランド沖の小さな島が舞台
5万ケースものウイスキーを積んだニューヨーク行きの貨物船が島の近くで座礁した実話がベース
ウイスキーが大好きな島民が
起こすトラブルや島の郵便局長の2人の娘の結婚問題で起きる騒動を楽しく描いた心温まる作品
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
島民総出で大泥棒ーーーなんと実話だって!
実話とは!
楽しかったです(笑)
スコットランド人はスコッチウィスキーをこよなく愛する
ウィスキーのない人生なんてあり得ない
それなのに戦争のせいでウィスキーの配給がとまり
寂しい日々をおくる敬虔なクリスチャンである島民たちに
神様の贈り物としか思えない出来事が起こった
なんと島の目の前で座礁した船に5万ケースのウィスキーが
もらってくださいとばかりに存在するではないですか!
さあ大変!
これは頂かない手はないとウィスキーを運び出すことにした彼らです
老若男女総出の大泥棒の出来上がりです
なんともほのぼのして愉快なお話ではないでしょうか
どうせ海に沈む運命ならば
こよなくウィスキーを愛する人たちに飲んでもらった方が良いですよね
二人の年頃の娘を嫁に出すのもウィスキーがあるからこそ(笑)
ラストも好都合にも(笑)ハッピーエンドで
幸せな気持ちでいっぱいになりました
スコットランド人にとってはウィスキーとは
苦虫潰したように陰気な顔をしている人をも笑顔にする
まさしく命の水なのです!
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
1949年のオリジナル版が観てみたい。
スコットランドのアウター・ヘブンリーズ諸島。第二次世界大戦初期・苦戦中のイギリス全体でいうと北西部で、本島から西へ160キロの離れ小島。 空襲を受けているロンドンよりも後方で、戦争中というのにのどかなものだが、生活物資は配給の待望生活。 ウィスキーの在庫も枯渇して、無くなりそうな状況。
そんな時、ニューヨーク( アメリカはまだ参戦前の中立国 )に向かう貨物船が島の岩礁とぶつかり座礁。 積み荷が5万ケースものスコッチウィスキーと知った住民たちは、ウィスキーを「救出」して「いただく」ことに・・・・。
まあ、ゆったりとしたユーモアの、ほのぼのとした愛の物語なんだけど、脚本と演出が甘くて、物足りないと感じさせるもどかしさがあるのが正直なところ。
そう思ってしまうのは、本作が1949年公開のイーリング・コメディのクラシックのリメイクだと知ったからです。
イーリング・コメディというのは1947年〜1957年にイギリスのイーリング・スタジオで作られたコメディのことで、DISCASにある作品で言うとアレック・ギネス主演の『 カインド・ハート 』『 白衣の男 』『 ラベンダー・ヒル・モブ 』などで、のちのピーター・セラーズやモンティ・バイソンにも影響を与えたシニカルでアイロニーなテイストのコメディ。
1949年版についてクレジットを見る限りでは、主人公は島の住民を取り締まろうするワゲット大尉(バジル・ラドフォート )で、彼に代表されるイングランドを茶化し風刺するコメディのようなのです。
ウィスキーを吞みたい呑んべえたちの話というより、しきたりや政治体制へのレジスタンスというテイストがあり、ウィスキーとバグパイプはスコットランド人のアイデンティティと解放のシンボルのようなのです。
結婚に反対する母親にウィスキーの力を借りて反抗する従順な教師はそうですよね。 ちなみに1949年版で演じたのは『 大脱走 』などで知られるゴードン・ジャクソンの若かりし頃。
緊張があっての緩和、抑圧があっての解放とすれば、緊張と閉塞感の描写が弱いですね。
父親は娘2人に最初から甘くて、がんこオヤジではないですし。
本作は1949年版のファンであるプロデューサーのイアン・マクリーンの10年來の企画で、モデルとなった事件の関係者から取材したそうですが、思い入れが強い分、島民たちに好意的で甘くなったのかもしれませんね。 笑いに毒気が足りない気がします。
ちなみにIMDBによると、モデルになった座礁事故で無くなったのは、ウィスキーだけでなく多額のジャマイカ紙幣だそうで、1949年版公開の後、地元のギフトショップではジャマイカ紙幣が見られたそうです。(笑)
1949年版がますます観たくなりました。 (笑)
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
小さな島の、愉快な飲んべぇたち
投稿日
2018/08/12
レビュアー
なんの因果
ナチスによるロンドン空爆が激しくなり、戦況悪化してきた頃の事。
英国の美しい小さな島トディ島では、ウイスキーの配給が止まってしまい、島民たちは「命の水」が絶たれたも同然、
ガックリくる事このうえなかった・・。
島の郵便局長ジョセフの家ではまさに長女と次女がそれぞれ結婚式をあげる予定でいたものの、
「ウイスキーがないんじゃ無理!」と困惑するばかり。
ところが!
おぉ〜、そんな時、降って湧いたようなミラクルが!
ニューヨーク行きの貨物船が島の近くで座礁。船長と乗員を救助する島民。
沈没寸前の船内には、なんと!5万ケースもの大量のウイスキーが積まれていた!
わははは・は(笑)奇跡じゃミラクルじゃ、「これはきっと神様からの贈り物に違いない! 」
島民たちは禁制品のウイスキー"救出大作戦"を敢行する…。
いや、神様からのって、あんたら「ネコババ」でしょそれ。
関税調査団が島に来たのをあんたら、島民全員が力を合わせて、「ここ通れません」
「ここも通行できません」って、妨害大作戦とな。いろんな面白い所に隠すものだから
今でも思わぬ所からビンが出現するとか。(あ、これ実話なんだそうです、SSポリテシャン号事件とか言う。)
なにはともあれ、チームワークで一丸となるのは美しいです。
濃密な人間関係が今こそ生かされました。
無事、結婚式で酒盛りし、ほろ酔いすれば「出て行け、お前こそ出てゆけ」といがみ合っていたのも、ニコニコ乾杯しちゃいますからー。
どのみち、ウイスキーも何箱かは海の底に沈んじゃいましたから、島民の幸せに貢献できればバッカスの神も満足かもしれません。いや愉快なお話でした。ウィ〜♪
座礁船にはウイスキーが《ドッサリ》・・ドタバタ・ラプソディ
投稿日
2018/08/14
レビュアー
カマンベール
2016年(イギリス)
スコットランド人が《命の水=ウイスキー》をいかに愛しているかが、
分かりますね。
楽しいドタバタ・コメディで、郵便局長ジョセフ・マクルーンの2人の娘の結婚模様が微笑ましく、ホロリとしました。
お話は第二次世界大戦の末期。
戦況が悪化して、スコットランドの小さな島トディー島の住民に、
ウイスキーの配給が遂にストップ。
生きる意欲も、楽しみも奪われた島民の前に、なんと5万ケースのウイスキーを積んだ大型船が座礁したのです。
ワゲット大尉は、積み出しに絶対反対。
郵便局長の娘ペギーの婚約者のオッド軍曹は板挟みになり、
大変です。
安息日を挟んで翌日、島民は小舟でウイスキーを運べるだけ、
運んで洞窟に隠します。
ワゲット大尉の阻止行為もあり、積荷を追う政府機関との追いかけっこもあり、多少のハラハラもあります。
それにしてもウイスキーを手に入れて飲む人たちの至福の表情。
私まで楽しくなりました。
スコットランド人にウイスキーがいかに大事かが、分かりますね。
ワゲット大尉が終始悪者で、気の毒なやら可笑しいやら・・・。
大戦中とは言え、どこか長閑で、島民の人々が、実に個性的で喜劇的です。
美しいスコットランドの景観、バグパイプまで飛び出すし、
スコットランドの衣装スカートを履いたお爺さんまで登場。
スコットランド民族音楽でラストを大いに盛り上げました。
実話とは思えないほど、ホッコリとして、楽しい気分の映画でした。
心温まる楽しい実話のお話し
投稿日
2021/05/08
レビュアー
ラストシアター
第2次世界大戦中のスコットランド沖の小さな島が舞台
5万ケースものウイスキーを積んだニューヨーク行きの貨物船が島の近くで座礁した実話がベース
ウイスキーが大好きな島民が
起こすトラブルや島の郵便局長の2人の娘の結婚問題で起きる騒動を楽しく描いた心温まる作品
島民総出で大泥棒ーーーなんと実話だって!
投稿日
2018/09/01
レビュアー
飛べない魔女
実話とは!
楽しかったです(笑)
スコットランド人はスコッチウィスキーをこよなく愛する
ウィスキーのない人生なんてあり得ない
それなのに戦争のせいでウィスキーの配給がとまり
寂しい日々をおくる敬虔なクリスチャンである島民たちに
神様の贈り物としか思えない出来事が起こった
なんと島の目の前で座礁した船に5万ケースのウィスキーが
もらってくださいとばかりに存在するではないですか!
さあ大変!
これは頂かない手はないとウィスキーを運び出すことにした彼らです
老若男女総出の大泥棒の出来上がりです
なんともほのぼのして愉快なお話ではないでしょうか
どうせ海に沈む運命ならば
こよなくウィスキーを愛する人たちに飲んでもらった方が良いですよね
二人の年頃の娘を嫁に出すのもウィスキーがあるからこそ(笑)
ラストも好都合にも(笑)ハッピーエンドで
幸せな気持ちでいっぱいになりました
スコットランド人にとってはウィスキーとは
苦虫潰したように陰気な顔をしている人をも笑顔にする
まさしく命の水なのです!
1949年のオリジナル版が観てみたい。
投稿日
2022/06/07
レビュアー
ロキュータス
スコットランドのアウター・ヘブンリーズ諸島。第二次世界大戦初期・苦戦中のイギリス全体でいうと北西部で、本島から西へ160キロの離れ小島。 空襲を受けているロンドンよりも後方で、戦争中というのにのどかなものだが、生活物資は配給の待望生活。 ウィスキーの在庫も枯渇して、無くなりそうな状況。
そんな時、ニューヨーク( アメリカはまだ参戦前の中立国 )に向かう貨物船が島の岩礁とぶつかり座礁。 積み荷が5万ケースものスコッチウィスキーと知った住民たちは、ウィスキーを「救出」して「いただく」ことに・・・・。
まあ、ゆったりとしたユーモアの、ほのぼのとした愛の物語なんだけど、脚本と演出が甘くて、物足りないと感じさせるもどかしさがあるのが正直なところ。
そう思ってしまうのは、本作が1949年公開のイーリング・コメディのクラシックのリメイクだと知ったからです。
イーリング・コメディというのは1947年〜1957年にイギリスのイーリング・スタジオで作られたコメディのことで、DISCASにある作品で言うとアレック・ギネス主演の『 カインド・ハート 』『 白衣の男 』『 ラベンダー・ヒル・モブ 』などで、のちのピーター・セラーズやモンティ・バイソンにも影響を与えたシニカルでアイロニーなテイストのコメディ。
1949年版についてクレジットを見る限りでは、主人公は島の住民を取り締まろうするワゲット大尉(バジル・ラドフォート )で、彼に代表されるイングランドを茶化し風刺するコメディのようなのです。
ウィスキーを吞みたい呑んべえたちの話というより、しきたりや政治体制へのレジスタンスというテイストがあり、ウィスキーとバグパイプはスコットランド人のアイデンティティと解放のシンボルのようなのです。
結婚に反対する母親にウィスキーの力を借りて反抗する従順な教師はそうですよね。 ちなみに1949年版で演じたのは『 大脱走 』などで知られるゴードン・ジャクソンの若かりし頃。
緊張があっての緩和、抑圧があっての解放とすれば、緊張と閉塞感の描写が弱いですね。
父親は娘2人に最初から甘くて、がんこオヤジではないですし。
本作は1949年版のファンであるプロデューサーのイアン・マクリーンの10年來の企画で、モデルとなった事件の関係者から取材したそうですが、思い入れが強い分、島民たちに好意的で甘くなったのかもしれませんね。 笑いに毒気が足りない気がします。
ちなみにIMDBによると、モデルになった座礁事故で無くなったのは、ウィスキーだけでなく多額のジャマイカ紙幣だそうで、1949年版公開の後、地元のギフトショップではジャマイカ紙幣が見られたそうです。(笑)
1949年版がますます観たくなりました。 (笑)
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