カラー・アウト・オブ・スペース−遭遇−

H・P・ラブクラフトの「宇宙からの色／異次元の色彩」を原作に、
ニコラス・ケイジ主演のSFホラー。

凄く退屈で気色悪い映画だった。
ネイサン(ニコラス・ケイジ)は妻と子供3人と閑静な田舎に移住して来た。
ある日、庭に赤紫色に光り、熱を発して臭い隕石のような物が落下する。
その日を境に、全てが悪夢に変わる！

妻は包丁で指を切り落とす。
長男は、井戸に引き込まれる。
そして妻は、身体の皮膚が溶け始めるのだった。

恐怖シーンを畳み掛けて盛り上げれば、良いのに、ポツリポツリと
時間を開けるので、あくびが出る。

断片的には気持ち悪い映像もあり。
紫色に発光する花カマキリ。
溶けた生肉に血がくっ付き目玉が剥き出した、栗鼠や鼠、などの小動物の死骸など。

しかし何がどうしてそうなった・・・の説明は一切なく、
要点を整理してほしい。
隕石の話し、異星生物、水の汚染。
どれも繋がりが明快にされず、曖昧です。
オチにしても、それで、何がどうなったの？と、ハテナマークで一杯になるだけ。

原作を読んでる人も、原作が意味不明だと言うし、
ラブクラフトの恐怖小説がなければ、「エイリアン」も「遊星からの物体X」も、
生まれなかったのは確か・・・なんだとか！

一番気持ち悪かったのは、ゾンビ化したみたいな妻にニコラス・ケイジが
kissしたシーン。
妻の唇から、ネバネバが糸を引くんだよね。
超気持ち悪くてゾーっとした(笑）

ニコラス・ケイジファンにおすすめ・・・

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H・P・ラヴクラフトの作品の映像化、かんたんなものと難しいものがありますが、これは難しい方ですね。
怖いというよりは、グロ気持ち悪い印象でした。

ラブクラフトらしさというと、何とも言えないモヤっとした根源的な怖さなのですが、本作では残念ながら期待するような怖さはありませんでした。

隕石が落ちたあと、何が起こっているのか分からないまま、異変は続き、どんどん事態が悪化していきます。
井戸の周りにキレイな花が咲き乱れ、ピンクのカマキリが誕生。
家族にも異変が発生し、飼育していたアルパカや犬にも・・・
アルパカたちが小屋の外になぜか出ているのとか意味が分かりませんでした。
確かに気味悪いんだけど・・・なんか要らないエピソードにしか見えませんでした。
最後まで見終わってもなんだったのかな〜って感じ。

作中で描かれる異常に規則が無く、支離滅裂なんですよね・・・
どれだけの範囲で発生しているのか？
周辺の人も気が付かない？
水を飲んだ人が影響されたのか？
されたんだろうな〜って感じの終わりでした。

映像化しようとした努力は認めますが、残念ながら中途半端に思えます。
タイトルにも書きましたが、ニコラス・ケイジを使う意味も無かったと思います。

昨日 「スパイの妻」を見たのだけど 8K撮影をダウンコンしてる為
冒頭の画面が出た途端アウト しかしこれは誰も悪いのではないね
スマートTVでブルレじゃない ただのDVDを見るとボケてると同じ
つまり鮮明な画質はNETFLIX待ちって 事よね 多分直ぐアップだよ

さて今作はタイトルの通り インベーダは物質的な物でなく色彩で
あり 抽象的な何かなのだ これは美味いよね それの恐怖描写を
ラブクラフトは まさに言葉だけで構築するわけだ 思弁的SFつうか
文学の実験なのよね ダラダラ書くだけのキングなんかとはアルプス
と モグラくらいの違いだ

しかし視覚的で丸見えな映画での演出は難しいやね ロジャーコーマ
ンの簡素な仕掛けで見てみたいとも思う 美術や照明の映画となる
25年振りの映画復帰となる監督は それなりに頑張ったとは思うよ
ストリーミングは もうアップされてるから画質を確認したいね

端的に言えばニコラス大爆発！！終わったあと「えっ、よくある終わりやけど、全く解決になってないやん・・・」っていう感じでした。

一応、表面的にはにこやかに田舎暮らしをしている一家。そこに隕石が落ちてきて・・・奇妙なことが起きていくんだけど。その起き方が、ただただ気持ち悪いものを描いていく、っていう感じで、ストーリーに繋がりがないんですね。

ですんで、最後が終わっても「えっ、そんなんで解決できんやろ？？」と思って終わってしまうんです。なんじゃこりゃ。