道 / ジュリエッタ・マシーナ
道
/フェデリコ・フェリーニ
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(37)
解説・ストーリー
怪力自慢の大道芸人ザンパノが、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買った。男の粗暴な振る舞いにも逆らわず、彼女は一緒に旅回りを続ける。やがて、彼女を捨てたザンパノは、ある町で彼女の口ずさんでいた歌を耳にする……。野卑な男が、僅かに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いたフェリーニの作品。 JAN:4933672236452
怪力自慢の大道芸人ザンパノが、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買った。男の粗暴な振る舞いにも逆らわず、彼女は一緒に旅回りを続ける。やがて、彼女を捨てたザンパノは、ある町で彼女の口ずさんでいた歌を耳にする……。野卑な男が、僅かに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いたフェリーニの作品。 JAN:4933672236452
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「道」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
怪力自慢の大道芸人ザンパノが、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買った。男の粗暴な振る舞いにも逆らわず、彼女は一緒に旅回りを続ける。やがて、彼女を捨てたザンパノは、ある町で彼女の口ずさんでいた歌を耳にする……。野卑な男が、僅かに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いたフェリーニの作品。 JAN:4933672236452
「道」 の作品情報
「道」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
道の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
日本語 |
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IVCA18001 |
2010年07月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
31枚
|
0人
|
1人
|
道の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
日本語 |
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IVCA18001 |
2010年07月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
31枚
|
0人
|
1人
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ユーザーレビュー:37件
海は見ていた
投稿日:2010/08/20
レビュアー:JUCE
「海がみたくなる映画」DISCASのツイッターでそんなお題があったような気がしますが、この映画も「海が見たくなる映画」のひとつでしょうか。海から始まり海で終わる。主人公のジェルソミーナにとって海は故郷のシンボル。海がとても象徴的に描かれていて印象に残ります。
フェリーにと言えば「8 1/2」や「フェリーニのローマ」「サテリコン」などはなんとなく異世界のようで、少し難解でとっつきにくい印象があって、好きではないという方も多いかもしれません。しかし「道」や続く「崖」はそれらとはうって変わって非常にストレートな作品です。どちらかと言うとストレートにセンチメンタルな映画でしょう。おそらくフェリーニの作品の中でも人気が高い作品だと思います。
この映画で秀逸なのはなんと言ってもヒロイン、ジェルソミーナの表情。化粧をしていなくても道化師そのもの。笑い顔の中にさえも哀愁が漂っています。哀愁と言う意味ではうらぶれた大道芸人ザンパノもそうだし、綱渡り芸人もそう。登場人物全てが哀愁に満ちています。そうした哀愁に満ちた人物達がその心を癒そうかとするように集ってくるのですが、「ボタンの掛け違い」のようにうまく収まる事が無い。見ていてなんともとても痛々しくなってきます。特にザンパノの不器用さ。この不器用さがラストシークエンスに直結しているところを見るとこの映画の本当の主人公はザンパノと言えるのかもしれません。
撮影に関してはとてもルーズサイズを多用した映画です。ルーズなショットのまま、ジェルソミーナの動きを追っかけるという一風変わったシーンも目をきました。とてもに客観的な視線のカメラワークなのですが、印象的なシーンで綴られる美しい映画でもあります。
とても詩的な作品です。こころにジワリと染込んでくるように心に残ります。
この作品がDISCASでレンタルされるようになったのはとても嬉しい限りです。是非多くの方に見て頂きたい作品です。
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30人の会員が気に入ったと投稿しています
イルマットに会いたい
投稿日:2011/08/03
レビュアー:まみもぉ
<ネタバレしてます>
時々、観たくなる名作のひとつです。
綱渡り芸人イルマット。ジェルソミーナの道しるべでもあった彼。
イルマットはイタリア語で狂人の意味もあることを、
今頃知って、驚きました。
彼女をからかいながら、親身になりながら、
肝心な時にその道を指し示すそのイルマットの言葉がすてきでした。
≫「存在している物全てに、存在している事の意味がある」
≫「この落ちている小さな石ころだって、
存在しているって事は何かの役に立っているって事だ。」
≫「どうしてザンバノは君を連れ戻したのだろう?
放っておいてもかまわないのに。
君はザンバノにとって何かの役に立っているんじゃあないのかい?」
(自分は?何かに?誰に?)
そんなイルマットをザンパノは殺してしまい、
彼女の心は、乱れ錯乱し狂っていきます。
イルマットは悲劇の予感漂う道しるべだったんですね。
最初からジェルソミーナは、白痴ではありませんでした…
次第に変わるのではなく、くるっと変わる表情、感情のひとつひとつにそれぞれの顔を最初から持っているような、ジェルソミーナは天性の芸人であったと思います。
そんな名優ジュリエッタ・マシ−ナの可憐な演技?は何度観ても奇妙で新鮮です。
ラスト、あのメロディー…。
耳にするだけでジェルソミーナの顔が浮かぶ名曲。
その調べは彼女自身。
浜辺での、ザンパノの後悔と懺悔の涙。この涙でもらい泣きしたその昔。
その涙を今回、もらうことはありませんでした。が、ザンパノの慟哭が伝わってきました。
後悔や懺悔、それゆえの慟哭、震えが、
感情より骨身に沁みる年齢になったということでしょうか。
最初は確か、なんでこの作品のタイトルが『道』なのか…大道芸人だからと思っていました。
旅をしていなくても、歩いていなくても道を刻々と歩み、今、ここに、どこかの途中であるだろう、ここに着いて、
探しているのは道ではなく道しるべなのかしらと思います。
まだ、ここに共にある石ころが、
イルマットの言うように、≫「どういう役に立っているのかは、オレにはわからんがね。」…ですから。
今度観たくなる時が楽しみな名作です。
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19人の会員が気に入ったと投稿しています
失ってみて初めて分かる
登場人物はほぼ3人で、武骨で不器用な大道芸人ザンパノ(アンソニー・クイン)と、はした金でザンパノに買われた優しい心の持ち主のジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)この2人の人間模様を主軸に物語は展開されていきます。
脇役の綱渡り芸人が私の中では主役のように感じられるほど、印象がありました。
道に転がる名もなき石たちの話。
ジェルソミーナに生きる意味を与えた綱渡り芸人。
「この石にも、どんな物にも意味がある。お前だって役に立つ」というセリフはジェルソミーナにとって、これ以上ない救いだったと思います。誰かに必要とされる事がどれだけ嬉しいか?
ジェルソミーナのピュアな優しさが、ザンパノには見えなかったのでしょうか?
小さなジェルソミーナの残したささやかな愛は、それはそれはとてもとても大きなものだったのです。
失った代償の大きさに気づいた時、 野蛮な男と愚直な女の間には確かに「愛」が存在していたんですね。
悲しかったのは、永遠に戻らないものの存在がザンパノにそれを教えたこと。
人間は愚かで悲しい生き物だと思い知らされます。
暗い海辺に浮かぶ永遠のラストシーン。
彼の嗚咽をかき消す波の音。
生きる厳しさ、無情さ、例えようのない後悔、癒えることのない悲しみ。
あの海辺のラストシーンは痛い程に心に焼き付きました。
綱渡りの芸人も言っていますがザンパノの愛は小学生みたいですね。
人を好きになってもアプローチの仕方が解らずに傷つけてしまう。そんな不器用さがとても悲しいです。
実生活ではフェリーニ夫人であるジュリエッタ・マシーナは、終盤で画面に登場しなくなっても気になる存在感がありました。
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14人の会員が気に入ったと投稿しています
ザンバノのZampaはイタリア語で”悪”の意味だそうです
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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まさにザンバノは悪漢の象徴なのだそうです。
そしてジェルソミーナ(Gelsomina)とはイタリア語でジャスミンの意で、これは純粋さの象徴とか。
粗野で思いやりのかけらもない男ザンバノと知的障害があり外見も子供のような純粋で優しい女性ジェルソミーナ。
お金で買われたものの、一緒に旅周りをしているうちに次第にザンバノに惹かれていくジェルソミーナです。
ザンバノは暴力的で強がってはいるが、本当は孤独でさびしがり屋だったのではないでしょうか。
純粋だからこそジェルソミーナはそんなザンバノの心を見抜きます。
自分の弱点を頭の弱いジェルソミーナに見抜かれたことが彼には許せなかったのかもしれません。
そしてジェルソミーナの末路を知ったとき、初めて自分の心に良心が目覚め、自分のしてしまった罪に慟哭したのかもしれません。
綱渡り芸人がジェルソミーナに言います。
”この世には存在する理由が必ずある、どんな小さな石ころにだって必ず何かの役に立つから存在するんだ”
この言葉がとても印象的で勇気をもらえる言葉ですね。
名作と云われる所以が判ったような気がします。
このレビューは気に入りましたか?
14人の会員が気に入ったと投稿しています
号泣・・・・
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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学生時代に日比谷シャンテのリバイバル上映で見ました。
家が貧しかったために売られた白痴の天使ジェルソミーナ。彼女を買った粗野な大道芸人ザンパノは、力ずくで妻にする。
鎖芸で稼ぎながら各地を巡る二人。
旅の途中で、ある事件が起こってしまう。次第に心が壊れていくジェルソミーナ。それまでザンパノにどんな扱いをされても笑顔の絶やさない彼女だったのに・・・
やがて、ジェルソミーナが面倒になったザンパノは、旅の途中で置き去りにする・・・
そして、ある日ザンパノは、ジェルソミーナの晩年を知ることに。
打ちひしがれたザンパノのとった行動は・・・
ニーノ・ロータの美しいくも哀しいメロディーが響きます。
エンドロールを眺めながら鼻水が垂れるくらい泣いてました。外へ出るのが恥ずかしかったです。
レビュアのみなさんが生涯の一本と表現されてます。私にとっても忘れられない一本です。フェリーニ監督の傑作です!!
以前、検索したらディスカスで扱ってなくてガッカリしてたのでうれしいです。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
海は見ていた
投稿日
2010/08/20
レビュアー
JUCE
「海がみたくなる映画」DISCASのツイッターでそんなお題があったような気がしますが、この映画も「海が見たくなる映画」のひとつでしょうか。海から始まり海で終わる。主人公のジェルソミーナにとって海は故郷のシンボル。海がとても象徴的に描かれていて印象に残ります。
フェリーにと言えば「8 1/2」や「フェリーニのローマ」「サテリコン」などはなんとなく異世界のようで、少し難解でとっつきにくい印象があって、好きではないという方も多いかもしれません。しかし「道」や続く「崖」はそれらとはうって変わって非常にストレートな作品です。どちらかと言うとストレートにセンチメンタルな映画でしょう。おそらくフェリーニの作品の中でも人気が高い作品だと思います。
この映画で秀逸なのはなんと言ってもヒロイン、ジェルソミーナの表情。化粧をしていなくても道化師そのもの。笑い顔の中にさえも哀愁が漂っています。哀愁と言う意味ではうらぶれた大道芸人ザンパノもそうだし、綱渡り芸人もそう。登場人物全てが哀愁に満ちています。そうした哀愁に満ちた人物達がその心を癒そうかとするように集ってくるのですが、「ボタンの掛け違い」のようにうまく収まる事が無い。見ていてなんともとても痛々しくなってきます。特にザンパノの不器用さ。この不器用さがラストシークエンスに直結しているところを見るとこの映画の本当の主人公はザンパノと言えるのかもしれません。
撮影に関してはとてもルーズサイズを多用した映画です。ルーズなショットのまま、ジェルソミーナの動きを追っかけるという一風変わったシーンも目をきました。とてもに客観的な視線のカメラワークなのですが、印象的なシーンで綴られる美しい映画でもあります。
とても詩的な作品です。こころにジワリと染込んでくるように心に残ります。
この作品がDISCASでレンタルされるようになったのはとても嬉しい限りです。是非多くの方に見て頂きたい作品です。
イルマットに会いたい
投稿日
2011/08/03
レビュアー
まみもぉ
<ネタバレしてます>
時々、観たくなる名作のひとつです。
綱渡り芸人イルマット。ジェルソミーナの道しるべでもあった彼。
イルマットはイタリア語で狂人の意味もあることを、
今頃知って、驚きました。
彼女をからかいながら、親身になりながら、
肝心な時にその道を指し示すそのイルマットの言葉がすてきでした。
≫「存在している物全てに、存在している事の意味がある」
≫「この落ちている小さな石ころだって、
存在しているって事は何かの役に立っているって事だ。」
≫「どうしてザンバノは君を連れ戻したのだろう?
放っておいてもかまわないのに。
君はザンバノにとって何かの役に立っているんじゃあないのかい?」
(自分は?何かに?誰に?)
そんなイルマットをザンパノは殺してしまい、
彼女の心は、乱れ錯乱し狂っていきます。
イルマットは悲劇の予感漂う道しるべだったんですね。
最初からジェルソミーナは、白痴ではありませんでした…
次第に変わるのではなく、くるっと変わる表情、感情のひとつひとつにそれぞれの顔を最初から持っているような、ジェルソミーナは天性の芸人であったと思います。
そんな名優ジュリエッタ・マシ−ナの可憐な演技?は何度観ても奇妙で新鮮です。
ラスト、あのメロディー…。
耳にするだけでジェルソミーナの顔が浮かぶ名曲。
その調べは彼女自身。
浜辺での、ザンパノの後悔と懺悔の涙。この涙でもらい泣きしたその昔。
その涙を今回、もらうことはありませんでした。が、ザンパノの慟哭が伝わってきました。
後悔や懺悔、それゆえの慟哭、震えが、
感情より骨身に沁みる年齢になったということでしょうか。
最初は確か、なんでこの作品のタイトルが『道』なのか…大道芸人だからと思っていました。
旅をしていなくても、歩いていなくても道を刻々と歩み、今、ここに、どこかの途中であるだろう、ここに着いて、
探しているのは道ではなく道しるべなのかしらと思います。
まだ、ここに共にある石ころが、
イルマットの言うように、≫「どういう役に立っているのかは、オレにはわからんがね。」…ですから。
今度観たくなる時が楽しみな名作です。
失ってみて初めて分かる
投稿日
2012/11/04
レビュアー
ミルクチョコ
登場人物はほぼ3人で、武骨で不器用な大道芸人ザンパノ(アンソニー・クイン)と、はした金でザンパノに買われた優しい心の持ち主のジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)この2人の人間模様を主軸に物語は展開されていきます。
脇役の綱渡り芸人が私の中では主役のように感じられるほど、印象がありました。
道に転がる名もなき石たちの話。
ジェルソミーナに生きる意味を与えた綱渡り芸人。
「この石にも、どんな物にも意味がある。お前だって役に立つ」というセリフはジェルソミーナにとって、これ以上ない救いだったと思います。誰かに必要とされる事がどれだけ嬉しいか?
ジェルソミーナのピュアな優しさが、ザンパノには見えなかったのでしょうか?
小さなジェルソミーナの残したささやかな愛は、それはそれはとてもとても大きなものだったのです。
失った代償の大きさに気づいた時、 野蛮な男と愚直な女の間には確かに「愛」が存在していたんですね。
悲しかったのは、永遠に戻らないものの存在がザンパノにそれを教えたこと。
人間は愚かで悲しい生き物だと思い知らされます。
暗い海辺に浮かぶ永遠のラストシーン。
彼の嗚咽をかき消す波の音。
生きる厳しさ、無情さ、例えようのない後悔、癒えることのない悲しみ。
あの海辺のラストシーンは痛い程に心に焼き付きました。
綱渡りの芸人も言っていますがザンパノの愛は小学生みたいですね。
人を好きになってもアプローチの仕方が解らずに傷つけてしまう。そんな不器用さがとても悲しいです。
実生活ではフェリーニ夫人であるジュリエッタ・マシーナは、終盤で画面に登場しなくなっても気になる存在感がありました。
ザンバノのZampaはイタリア語で”悪”の意味だそうです
投稿日
2010/09/27
レビュアー
飛べない魔女
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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まさにザンバノは悪漢の象徴なのだそうです。
そしてジェルソミーナ(Gelsomina)とはイタリア語でジャスミンの意で、これは純粋さの象徴とか。
粗野で思いやりのかけらもない男ザンバノと知的障害があり外見も子供のような純粋で優しい女性ジェルソミーナ。
お金で買われたものの、一緒に旅周りをしているうちに次第にザンバノに惹かれていくジェルソミーナです。
ザンバノは暴力的で強がってはいるが、本当は孤独でさびしがり屋だったのではないでしょうか。
純粋だからこそジェルソミーナはそんなザンバノの心を見抜きます。
自分の弱点を頭の弱いジェルソミーナに見抜かれたことが彼には許せなかったのかもしれません。
そしてジェルソミーナの末路を知ったとき、初めて自分の心に良心が目覚め、自分のしてしまった罪に慟哭したのかもしれません。
綱渡り芸人がジェルソミーナに言います。
”この世には存在する理由が必ずある、どんな小さな石ころにだって必ず何かの役に立つから存在するんだ”
この言葉がとても印象的で勇気をもらえる言葉ですね。
名作と云われる所以が判ったような気がします。
号泣・・・・
投稿日
2010/09/01
レビュアー
エコエコアザラク
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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学生時代に日比谷シャンテのリバイバル上映で見ました。
家が貧しかったために売られた白痴の天使ジェルソミーナ。彼女を買った粗野な大道芸人ザンパノは、力ずくで妻にする。
鎖芸で稼ぎながら各地を巡る二人。
旅の途中で、ある事件が起こってしまう。次第に心が壊れていくジェルソミーナ。それまでザンパノにどんな扱いをされても笑顔の絶やさない彼女だったのに・・・
やがて、ジェルソミーナが面倒になったザンパノは、旅の途中で置き去りにする・・・
そして、ある日ザンパノは、ジェルソミーナの晩年を知ることに。
打ちひしがれたザンパノのとった行動は・・・
ニーノ・ロータの美しいくも哀しいメロディーが響きます。
エンドロールを眺めながら鼻水が垂れるくらい泣いてました。外へ出るのが恥ずかしかったです。
レビュアのみなさんが生涯の一本と表現されてます。私にとっても忘れられない一本です。フェリーニ監督の傑作です!!
以前、検索したらディスカスで扱ってなくてガッカリしてたのでうれしいです。
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