プリティ・リーグ

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駄目、駄目監督をトム・ハンクスが演じてましたが、女性軍の好演の割りに、酔っ払い、ちょっと下品なハンクス監督が苦手な作品の記憶が残ってしまってます。豪華な顔ぶれ、観てる間は、結構楽しんだんですが・・・これは、好みの問題でしょうね。皆さん、結構お気に召してらっしゃる様ですので。

さて、『フラガール』珍しく劇場で鑑賞した一人として、へ〜〜そんなに様々に批評されてるのか？？と、驚いています。私は、全く何にも感じませんでした。類似された作品は、ほぼ観ていましたが。個人的に、小学生の頃、九州の炭鉱町、飯塚市で２年間を過ごした経験があり、あの滑り山、たしか、ボタ山と呼ばれていた様ですが、そんな風景や炭鉱夫を父に持つ、仲良しの友達がいたせいか、無心で作品に没頭しました。
parpieさんのレビューを読んで、成る程、世間の方々は、色んな事を言いたい、言わねばならない立場なんでしょうね？しかし、何と言われても、『フラガール』は、心を打つ感動をもたらしてくれました。どんな世界にも逆境から這い上がり、成功を手にするお話はあるものでは？映画の世界だって、過去をベースに新たな世界、作品が創造されていくもの。文学の世界もしかり。どこか似た部分があっても、立派に観客に感動を与えてくれれば、私は良しな人間であります。フラダンスの手ぶりが、手話と同じく、思いを表現しているなんて、とっても素敵でした。松雪さん、蒼井優さんのダンスシーンは、すばらしかった！！！良いじゃ〜ないですか、何と言おうと、『プリティ・リーグ』は超えてると、思っていますから。個人的に。

「フラガール」の参照元というparoleさんのレビューには私も驚きましたが、言われてみれば類似点がいろいろありますね。どちらの方が好きかといわれれば、やはり「フラガール」に軍配があがるでしょうが、これはこれで悪くないと思います。確かにトム・ハンクスの汚らしい監督は好きじゃなかったけど、見た目をよくするためにショートパンツのユニフォームを着せられたりすることに反発しながらも、彼女たち自身の野球リーグ（原題がA League of Their Own)を盛り上げていったというのはすごいです。モデルになった女性たちの名前は、クーパーズタウン（ニューヨーク州）のHall Of Fame（野球の殿堂）にも記されているようで、この映画をみて私はがぜんHall of Fameに行ってみたくなりましたが、夫に「野球ファンでもないのにそんなところにいってどうする？」と却下されていけなかったことが今も残念です。

「フラガール」はショッピングモールの中のシネコンで見ましたが、映画が終わった後買い物をしていたら、たまたま同じお店に入ってきた５０代くらいの女性が店員さんに、「フラガールは全然おもしろくなくて、途中で出てきてしまった。」と行ってました。その人はフラダンスを習っているらしく、そういう人からみると全く退屈な映画だったようです。映画の好みはほんとにいろいろだと改めて思った次第です。

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話題作が毀誉褒貶に晒されるのは常のことと思いますが、本年度日本アカデミー賞総なめとの声も上がっている李相日の『フラガール』も、ご多分に漏れず絶賛と揶揄や批判の声が共に上がっているようです。その揶揄(批判)のうち少なからぬものが「別な作品と似ている」と言う声で、『プリティー・リーグ』と『リトル・ガール』を筆頭に、『ブラス!』『フルモンティ』『遠い空の向こうに』、さらには『スウィング・ガール』や『ウォーター・ボーイズ』がまで比較対象に上げられ、挙げ句の果てには「パクリ」疑惑までが出る始末で、「ってえと、『フラガール』は『ぬえ』みたいなもんかいっ」と突っ込みを入れたくなってしまいます。その「真偽」のほどは観た人が各々の責任で判断すればいいことだと思うのですが、わたくしは映画において「引用」や「参照」は不可欠、不可避であり、むしろ不可避であることに対して如何に意識的であるかの方が遙かに重要だと思っていますので、似ている似ていないとか、部分的な引用(パクリ?)の有無などなんぼのもんじゃい、と本質的には思っています。

『プリティー・リーグ』は上記に上げられた作品の中でも特に『フラガール』との類似性や近親性が言われている作品のようで、結論から言えば恐らく(というかほぼ間違いなく)「参照」「参考」にしているんだろうとは思います。女性の集団のサクセス・ストーリーで主要人物は四人の女性だとか、主人公(的な人物)が女性二人で才能がない方が才能がある方を誘うという設定だとか、事故や戦死の報告を主観的なカメラワークで撮影しているだとか、「異形」の女性が中心人物の一人だとか、始めは乗り気でない酔いどれの指導者が物語の進展と共にのめり込み積極的になっていくだとか、いろいろな点で類似が感じられるのは事実だと思います。しかし、逆に言えば明確な類似点というのは上記程度のものであり、『フラガール』では相当な重みを持って描かれている蒼井優の家族に相当する人物が欠落しているとか、『フラガール』の肝であると言えるクライマックスの描き方が『プリティー・リーグ』とは根本的に異なっているとか、そもそも作品自体の持つ味わいに大きな違いがあるため、私には「ああ参考にしたんだな」と言う程度のものしか感じませんでした。

いや、「この作品『も』参考にしたんだな」と言う言い方の方が正しく、上述の蒼井優の家族の物語は『リトル・ガール』からの「借用」だと感じましたし、廃れゆく炭坑(的なもの)の物語という点で『リトル・ガール』や『ブラス』『フルモンティ』『遠い空の向こうに』には味わいというレベルで似たものを感じました。要するに『フラガール』は「引用のモザイク」であり、でもそれを個々の要素という単位で単に借用するだけではなく、一つにまとめ上げていることに作品としての良さや李相日の力量が感じられると思うのです。

とまあ肝心の『プリティー・リーグ』を置き去りにして別な作品のことばかり書いていますが、この手の作品に関して本音をストレートに言うとまたまた反発を買ってしまいそうなので、まあそう言うことです、と言うことにしておいて下さい(苦笑)。それなりに丁寧には作られているとは思いますけどね。

マドンナが出ていることで話題になりましたが　どうってことはありません　ジーナ・ディビスの初主演作品

乳しぼり姉妹がスカウトされるところからテンポよく　
夫の戦死あり 帰還あり 姉妹の対立や愛情　など盛りだくさん
ラストは野球の殿堂クーパーズタウンで一同集まる　感動もの
笑わせ　泣かせて　観客の気持を暖かくさせる　まさにこれこそアメリカ映画　

監督はペニー・マーシャル　女性だけあってチームの女性群像をうまく描いいて 出演者のキャラクターが個性的

ジーナ・ディビス背が高くてカッコイイ　１８３センチとか・・・
野球をしらなくても　十分楽しめます

女性にオススメじゃニャ！！

例によって妹に命令されて古い映画を観た。

昔、観た事がある。妹はトム・ハンクスが好きだからこの映画が好きなのはよく分かる。しかし一回観た事があるのに全くびっくりしたのはマドンナが出ている、ということが最後まで分からなかったということである。メイ役だとエンドロールに出てきたのでもう一度メイが出てるところを観たが、「これがマドンナー！？」である。

いわれればマドンナだが、ちょっと下品で尻の軽いキャラクタがぴったりハマっている。ブロンドにしていない所為もあるが、歌を唄っているときのカリスマが映画ではまったく無くて、ジーナ・デイビスの前ではただのチビじゃんか。不思議な物だ。人間にはやはり自分の土俵というかマイエリアというか、そういうものがあるんだなと思った次第である。一方、ジーナ・デイビスは流石のスターである。タッパが183cmもあるんだね。ニコール・キッドマンより背が高い女優って、彼女ぐらいじゃなかろうか。（キッドマンは179cm、私は186cm）

そんなことはともかく、この女の子の集団の生態は男には描けないだろうと思うくらい女の子たちの描写（要するに女だけの世界がどんななのかという事）がよく出来ているが、監督はやはり女性だった。人生に「輝いていると信じられた時間」を持った事の美しさが描かれていて、良い映画だ。音楽が意外にもすごく良い。意外にもと言ったら失礼だが、スポーツの映画にこんな曲が使われるのかという意外さなのである。

# "THIS USED TO BE MY PLAYGROUND" by マドンナ（意外なスローバラード＝グッド！）

# "NOW AND FOREVER" by キャロル・キングですよみなさん

# "IN A SENTIMENTAL MOOD"　by ビリー・ジョエルですよみなさん

# "IT'S ONLY A PAPER MOON" by ジェームス・テイラーだよみなさん！

# "I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS" by これもジェームス・テイラー

# "TWO SLEEPY PEOPLE" by アート・ガーファンクルですよほんとに！

1992年の映画だ。トム・ハンクスはこの映画が一番好きだな。佳作である。