ラストダンス

お色気スターとして名をはせたシャロン・ストーンも、演技派へ脱皮を計るのに苦労したようです。
が！この演技を見てください。誰がお色気スターなんて思うでしょう。死刑囚としての諦めとほんのわずかの希望・・・ラストは
（誇張ではなく）涙が止まりませんでした。
待っていて、やっとＤＶＤ化された一本です。是非借りてみてください。

ブルース・ベレスフォード監督作品なので借りた。この監督はトミー・リー・ジョーンズとアシュレイ・ジャッド主演の「ダブル・ジョパディ(1999)」の演出が上手くてとっても気に入ったので他の作品も観ているんだけど、この映画は監督の本領は脚本の所為でちっとも発揮できていない。

ブルース・ペレスフォードって、大きな空間を見せるセンスが素晴らしいと思うが、それはこの映画では刑務所の駐車場に主人公の車が入って行く時に、カメラがだんだん上昇して行って、街灯の高さを越えたあたりから「これはクレーンじゃないかも」と思っているとそのままズーンと上がって実は空撮だというシーンなんかは素晴らしい。この人はヘリコプターの使い方を良く知っている。

お話はかなりつまらない。何が論点になのかがさっぱり分からん。途中で出てくる黒人の作家の死刑囚なんか意味不明だ。あのキャラは不要だ。

シャロン・ストーンが演技派になるのに苦労したとか誤解している人がいるが、彼女は最初から演技派である。エミー賞もゴールデン・グローブ賞も獲っている。オスカー・ノミネート女優でもある。私のアイドルを見損なわないでもらいたい。

この映画はシャロン・ストーンが出てなければなんの売りもない映画だと思う。刑務所に12年入っているのにしては奇麗過ぎるのが難である。刑務所に６年入っていたアシュレイ・ジャッドも奇麗過ぎて萌えたが、ブルース・ベレスフォード監督の嗜好がそうなのかも知れない。

シャロン・ストーンなら何でも観る、という人以外、観なくていい映画だ。タイトルの意味も分からなかった。

う〜ん、皆さん結構いい評価ですが、私は今ひとつ入れませんでした。結局、ラリッて、犯罪を犯して・・・なんで死刑にならないの？と感じます。濡れ場のないのはしかたないとして、シャロンの演技力は元々証明済み。特に見せ場もなく、淡々としていますね。重いテーマの割りに、さらっとした感じを受けました。

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涙も全く出ませんでした。
死刑囚が優遇されてる事実（快適な個室、好きな事を選択して出来る通信教育、執行前の豪勢な食事など）を目の当たりに出来る作品です。
この死刑囚、かわいそうですか？？？

突然家に押し入られて恋人と共に殺された被害者の方は、死ぬ直前に好きな服も着られず会いたい人にも会えず食べたいものも食べられなかったんですよ。
でも殺した方はこの待遇。許せません。無実の罪ならまだしも、そうではないんですから。被害者の遺族の気持ちを察すればわかります。

同じような映画で「デッドマンウォーキング」というのがありますが、それのラストの方がよかったです。中立的な立場で観れます。死刑という刑のことを。

あなたが被害者の遺族、という視点で一度ご覧下さい。

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以前に見た『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』や
『グリーンマイル』に共通するものがあります。
死刑を待つ人と、それを助けたいと奔走する人。
最初は、このまま刑期を待つしかないと諦めていた死刑囚の
シンディも、リチャードとの出会いで、いつしか
生きることへの希望を持つようになります。

エンディングまで希望を持ちながら見ていましたが、
最後の最後で迎えるショッキングな結末に、しばらく
ぼーっとしてしまいました。
とても切なく、悲しいお話です。