クルーシブル / ウィノナ・ライダー
クルーシブル
/ニコラス・ハイトナー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(20 )
解説・ストーリー
17世紀末にマサチューセッツ州セイラムで実際にあった“魔女狩り事件”を基にした作品。召し使いの少女アビゲイルは、ジョンとの不倫が妻エリザベスに知られ、家を出ることになった。アビゲイルは復讐のため、他の少女たちを利用してエリザベスを魔女にし立て上げることに……。原作者で脚色も担当したアーサー・ミラーは、ハリウッドで50年代に起きた反共産主義ヒステリーに反抗して、この作品を書いた。
17世紀末にマサチューセッツ州セイラムで実際にあった“魔女狩り事件”を基にした作品。召し使いの少女アビゲイルは、ジョンとの不倫が妻エリザベスに知られ、家を出ることになった。アビゲイルは復讐のため、他の少女たちを利用してエリザベスを魔女にし立て上げることに……。原作者で脚色も担当したアーサー・ミラーは、ハリウッドで50年代に起きた反共産主義ヒステリーに反抗して、この作品を書いた。
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「クルーシブル」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
17世紀末にマサチューセッツ州セイラムで実際にあった“魔女狩り事件”を基にした作品。召し使いの少女アビゲイルは、ジョンとの不倫が妻エリザベスに知られ、家を出ることになった。アビゲイルは復讐のため、他の少女たちを利用してエリザベスを魔女にし立て上げることに……。原作者で脚色も担当したアーサー・ミラーは、ハリウッドで50年代に起きた反共産主義ヒステリーに反抗して、この作品を書いた。
「クルーシブル」 の作品情報
「クルーシブル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
クルーシブルの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
124分
日本語英語
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
FXBR4144
2005年04月08日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
1枚
0人
0人
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
クルーシブルの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
124分
日本語英語
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
FXBR4144
2005年04月08日
在庫枚数
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ユーザーレビュー:20件
悪魔=人間の猜疑心!少女の嘘が村を恐怖のどん底へ突き落とす!
投稿日:2005/04/13
レビュアー:RUSH
何とも後味の悪い作品です。17世紀アメリカ、マサチューセッツ州のセイラムで起こった魔女狩りの実話を元にした作品です。事の発端は少女達のたわいもないおふざけの儀式でした。少女達が恋の成就などをそれぞれに願うだけのたわいもない儀式のはずでした。ところが少女たちの内、アビゲイル(ウィノラ・ライダー)だけはある人を呪ってしまうのです。そんな所を牧師に見られてしまい、事の発覚を恐れたアビゲイルは少女達を脅し嘘をつきます。その嘘がいつの間にか魔女裁判にまで発展していくという考えただけでもゾッとする内容になっています。とても気持ちの良い作品ではありません。人間のドロドロとした情感が随所に盛り込まれており、嫌悪感を感じる事は必須です。見る方はその前に心してから見ましょう。でもその嫌悪感がこの作品の魅力ではあるのですが・・。 僕はこの作品を見る前、魔女狩りをテーマにした作品だという事で舞台が中世ヨーロッパだとてっきり思っていました。アメリカの開拓時代の苦しさ貧しさを少しでも和らげる為、開拓民たちは宗教にその救いを求めたとしても何もおかしくはありません。ですがその宗教がキリスト教です。カトリックかプロテスタントか知りませんが一神教なのです。他の宗教は邪教=悪魔と見なされ迫害されます。その背景の元にこの事件は起こったのです。しかし、この世に悪魔がいるとすればそれは間違いなく「人間の猜疑心」でしょう。無実の人間(熱心なキリスト教徒も含む)が19人も処刑され、騒ぎの大きさゆえかその後、処刑される人はおらず、事件はうやむやに終わってしまいます。彼ら19人は何の為に殺されなければならなかったのか?宗教とは人々を救いに導くものではないのか?など色々な思いが頭を駆けめぐります。事の発端、事件の張本人アビゲイルの行く末も気に入りません。あれだけの大罪を犯しておきながらあの結末では納得出来ません(史実ならばしようがありませんけど)。 作品を見ながら途中で飽きてくると思ったのですが俳優陣の演技が誰しもうまいので結局最後まで見る事が出来ました。恐ろしいのは悪魔ではなく悪魔の誘いにのった人間の悪心に他なりません。「エクソシスト・ビギニング」も同じようなテーマを扱っていました。最近のダ・ヴィンチコードに関する情報やこの様な作品を見ると宗教の不可解さと人間の業の深さに嫌気がさしてきます。
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集団ヒステリー
もともとが宗教を題材にしたものではなく集団ヒステリーをテーマにしたものらしいので宗教的私見は置いておきますが、凄まじい映画でした 集団で陥る狂気を見事に描き出しています その狂気、愚かさ、危うさなどなど、ほとんど完璧に描いていると言っていいんじゃないでしょうか 本作品の冒頭からラストに至るまでの完璧さを考えれば、この商品の評価の星に隙間を開けることができません 集団ヒステリーに陥る少女たちの狂気の演技は凄まじいものがありました 登場からラストまでブレることなく裁判をやりとおした裁判官も凄まじいものがあります この少女たちと裁判官にはもういい加減にしてくれと思いました←このへんは見ていて結構疲れます(笑 牧師たち(一人まともなのがいる)は本当にこの裁判を信じているのか?いい加減にしろと(笑 特に少女たちや村中を集団狂気に陥らせていく元凶となったウィノナ・ライダーの演技が凄まじくて目力が強いので作中でも裁判官が引いてしまうシーンがあります(笑 ジョン・プロクターとエリザベス・プロクターという夫婦を聖人・聖女のように描いています プロクター夫妻の浜辺でのシーンがこの映画の唯一の救いでした 個人的には集団ヒステリーを描いた完璧な映画だと思います
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一神教のおぞましさ
みなさん書かれておられますが、といも後味の悪い映画でしたね。もう少し救いのあるシナリオだったら 楽しめたのにねぇ。実際の魔女狩り事件の顛末をモチーフにしてるそうですが、こんな馬鹿げた理由で 縛り首になるとは・・・そもそも神なんてこの世にいないのに!!! 悪魔もね!!! 物語は、少女たちの深夜の集会が招いた悲劇を描いた作品です。ほんの悪ふざけのはずだったが、牧師に目撃されてしまい翌日咎められる。やがて魔女探し尋問が始まり、つい口をついた嘘の言い訳が、さらなる嘘を招き小さな集落に異端審問の嵐が吹き荒れる。やがて少女たちは聖女のように祭り上げられ、私欲で住民を陥れていく。 終盤はしんみりしてしまい、元凶のウィノナ・ライダーにとても腹が立ちました(笑い アメリカ開拓時代に限らず、この時代の貧しい農民には宗教しか心の拠り所がなく、それをいいことに民衆を縛り抑圧してきたバカ牧師にはイラつきます。やはり一神教は、危険だなぁと思いました。
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ウィノナってすごい、こわい。
投稿日:2009/02/15
レビュアー:ともこさん
ウィノナライダーってホントに演技力すごい。怪演だった。 悪役がうまい俳優はやっぱりすごい。彼女だけでなくて一緒に演じた少女達もみんな「こわかった」。 アーサーミラーの脚本のせいか、それとも17世紀の話だからかピューリタン系のマサチューセッツのこの時代の人々の信仰心や言葉遣いが堅くて、格調あって面白かった。 もう10年以上も前の映画だけど、そもそも作品の時代背景が古いから全然ふるくさく感じられなかった。よかった。 It needs a cold wife to prompt lechery. 「夫をみだらな行為(=lechery=不倫)に走らせたのは冷たい妻(=自分)の せい」 ↓ 貞淑な妻とはいえ、がちがちのピューリタン女性のセリフです。現代のアメリカ人女性、いや日本女性にももうこんな哲学(?)は通用しませんね。(苦笑)
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魔女は確かに存在した。
キリスト教圏、特に欧州で中世末期から近世にかけて行われた「魔女狩り」は有名だ。 これはその一つ、史実である「セイラムの魔女狩り」を基にしたアーサー・ミラーの戯曲を映画化したものだ。 “魔女狩り”そのものを忠実に描いたドキュメンタリー仕様というわけではないが、こうして映像化されたものを見ると、それがいかに理不尽で残酷なものだったかが想像できる。 諸科学とその教育が普及しておらず、キリスト教・聖書が社会集団の秩序を守っていた時代とはいえ、目の前で神の名の下に行われる処刑を当時の民衆はほんとうに支持していたのだろうか。 現実の事件の原因に関しては、集団ヒステリー説や食中毒による幻覚説が唱えられているとのことだが、実際には戯曲に盛り込まれているように、村内での土地や財をめぐる人々の争い、派閥対立などがその根底にあったのかもしれない。 いつの時代、いずれの地域においても「村」という社会にはその暗部、闇の部分が存在する。 闇夜における不義の交歓もその一つであり、そうした“語られぬ事実”があることは決して珍しいことではない。 ところで、憤懣やるかたない気分になる中、一番頭にくるのは偽善に満ちた牧師(パリス)と州高官である判事たちだ。 特にトーマス判事は、事件の張本人であるアビゲイルが金を盗んで逃げた後でも、裁判のやり直しをしようとしない。それどころか、彼女が逃げる前にヘイル牧師の妻を告発したとき、それを明確に否定しているのだ。つまり彼はアビゲイルの虚言を見抜いていたのであり、神の意思(実は自分の意思)を押し通すため無実の人々を断罪していたということだ。現代において、「政教分離」が憲法に書かれている理由がよくわかる。 こうした「魔女狩り」の実態を鋭く描き出してる点、アーサー・ミラーの戯曲はすぐれている。 さて、イエスの一ファンで聖霊と悪霊とを信じている者としての感想も書いておこう。 史実はともかく、この劇中に魔女は確かに存在した。 アビゲイルとその仲間たちがまさしくそうなのであり、彼女らがその言動で村人たちを惑わし、村にとてつもない災いをもたらした事実がその明確な証拠だ。あの女たちによる、保身のための良心を捨てた言動こそが悪霊のなせる業なのである。 私には今、イスラームの女性に対する厳格な戒めの理由がよくわかる。 それは女性に対する差別・蔑視を目的としているのではなく、社会集団内の秩序を維持し、そこに起こる災いを未然に防ぐための措置なのだ。
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ユーザーレビュー
悪魔=人間の猜疑心!少女の嘘が村を恐怖のどん底へ突き落とす!
投稿日
2005/04/13
レビュアー
RUSH
何とも後味の悪い作品です。17世紀アメリカ、マサチューセッツ州のセイラムで起こった魔女狩りの実話を元にした作品です。事の発端は少女達のたわいもないおふざけの儀式でした。少女達が恋の成就などをそれぞれに願うだけのたわいもない儀式のはずでした。ところが少女たちの内、アビゲイル(ウィノラ・ライダー)だけはある人を呪ってしまうのです。そんな所を牧師に見られてしまい、事の発覚を恐れたアビゲイルは少女達を脅し嘘をつきます。その嘘がいつの間にか魔女裁判にまで発展していくという考えただけでもゾッとする内容になっています。とても気持ちの良い作品ではありません。人間のドロドロとした情感が随所に盛り込まれており、嫌悪感を感じる事は必須です。見る方はその前に心してから見ましょう。でもその嫌悪感がこの作品の魅力ではあるのですが・・。 僕はこの作品を見る前、魔女狩りをテーマにした作品だという事で舞台が中世ヨーロッパだとてっきり思っていました。アメリカの開拓時代の苦しさ貧しさを少しでも和らげる為、開拓民たちは宗教にその救いを求めたとしても何もおかしくはありません。ですがその宗教がキリスト教です。カトリックかプロテスタントか知りませんが一神教なのです。他の宗教は邪教=悪魔と見なされ迫害されます。その背景の元にこの事件は起こったのです。しかし、この世に悪魔がいるとすればそれは間違いなく「人間の猜疑心」でしょう。無実の人間(熱心なキリスト教徒も含む)が19人も処刑され、騒ぎの大きさゆえかその後、処刑される人はおらず、事件はうやむやに終わってしまいます。彼ら19人は何の為に殺されなければならなかったのか?宗教とは人々を救いに導くものではないのか?など色々な思いが頭を駆けめぐります。事の発端、事件の張本人アビゲイルの行く末も気に入りません。あれだけの大罪を犯しておきながらあの結末では納得出来ません(史実ならばしようがありませんけど)。 作品を見ながら途中で飽きてくると思ったのですが俳優陣の演技が誰しもうまいので結局最後まで見る事が出来ました。恐ろしいのは悪魔ではなく悪魔の誘いにのった人間の悪心に他なりません。「エクソシスト・ビギニング」も同じようなテーマを扱っていました。最近のダ・ヴィンチコードに関する情報やこの様な作品を見ると宗教の不可解さと人間の業の深さに嫌気がさしてきます。
集団ヒステリー
投稿日
2011/12/30
レビュアー
ロンリー火真西
もともとが宗教を題材にしたものではなく集団ヒステリーをテーマにしたものらしいので宗教的私見は置いておきますが、凄まじい映画でした 集団で陥る狂気を見事に描き出しています その狂気、愚かさ、危うさなどなど、ほとんど完璧に描いていると言っていいんじゃないでしょうか 本作品の冒頭からラストに至るまでの完璧さを考えれば、この商品の評価の星に隙間を開けることができません 集団ヒステリーに陥る少女たちの狂気の演技は凄まじいものがありました 登場からラストまでブレることなく裁判をやりとおした裁判官も凄まじいものがあります この少女たちと裁判官にはもういい加減にしてくれと思いました←このへんは見ていて結構疲れます(笑 牧師たち(一人まともなのがいる)は本当にこの裁判を信じているのか?いい加減にしろと(笑 特に少女たちや村中を集団狂気に陥らせていく元凶となったウィノナ・ライダーの演技が凄まじくて目力が強いので作中でも裁判官が引いてしまうシーンがあります(笑 ジョン・プロクターとエリザベス・プロクターという夫婦を聖人・聖女のように描いています プロクター夫妻の浜辺でのシーンがこの映画の唯一の救いでした 個人的には集団ヒステリーを描いた完璧な映画だと思います
一神教のおぞましさ
投稿日
2011/12/21
レビュアー
エコエコアザラク
みなさん書かれておられますが、といも後味の悪い映画でしたね。もう少し救いのあるシナリオだったら 楽しめたのにねぇ。実際の魔女狩り事件の顛末をモチーフにしてるそうですが、こんな馬鹿げた理由で 縛り首になるとは・・・そもそも神なんてこの世にいないのに!!! 悪魔もね!!! 物語は、少女たちの深夜の集会が招いた悲劇を描いた作品です。ほんの悪ふざけのはずだったが、牧師に目撃されてしまい翌日咎められる。やがて魔女探し尋問が始まり、つい口をついた嘘の言い訳が、さらなる嘘を招き小さな集落に異端審問の嵐が吹き荒れる。やがて少女たちは聖女のように祭り上げられ、私欲で住民を陥れていく。 終盤はしんみりしてしまい、元凶のウィノナ・ライダーにとても腹が立ちました(笑い アメリカ開拓時代に限らず、この時代の貧しい農民には宗教しか心の拠り所がなく、それをいいことに民衆を縛り抑圧してきたバカ牧師にはイラつきます。やはり一神教は、危険だなぁと思いました。
ウィノナってすごい、こわい。
投稿日
2009/02/15
レビュアー
ともこさん
ウィノナライダーってホントに演技力すごい。怪演だった。 悪役がうまい俳優はやっぱりすごい。彼女だけでなくて一緒に演じた少女達もみんな「こわかった」。 アーサーミラーの脚本のせいか、それとも17世紀の話だからかピューリタン系のマサチューセッツのこの時代の人々の信仰心や言葉遣いが堅くて、格調あって面白かった。 もう10年以上も前の映画だけど、そもそも作品の時代背景が古いから全然ふるくさく感じられなかった。よかった。 It needs a cold wife to prompt lechery. 「夫をみだらな行為(=lechery=不倫)に走らせたのは冷たい妻(=自分)の せい」 ↓ 貞淑な妻とはいえ、がちがちのピューリタン女性のセリフです。現代のアメリカ人女性、いや日本女性にももうこんな哲学(?)は通用しませんね。(苦笑)
魔女は確かに存在した。
投稿日
2012/01/06
レビュアー
哲郎
キリスト教圏、特に欧州で中世末期から近世にかけて行われた「魔女狩り」は有名だ。 これはその一つ、史実である「セイラムの魔女狩り」を基にしたアーサー・ミラーの戯曲を映画化したものだ。 “魔女狩り”そのものを忠実に描いたドキュメンタリー仕様というわけではないが、こうして映像化されたものを見ると、それがいかに理不尽で残酷なものだったかが想像できる。 諸科学とその教育が普及しておらず、キリスト教・聖書が社会集団の秩序を守っていた時代とはいえ、目の前で神の名の下に行われる処刑を当時の民衆はほんとうに支持していたのだろうか。 現実の事件の原因に関しては、集団ヒステリー説や食中毒による幻覚説が唱えられているとのことだが、実際には戯曲に盛り込まれているように、村内での土地や財をめぐる人々の争い、派閥対立などがその根底にあったのかもしれない。 いつの時代、いずれの地域においても「村」という社会にはその暗部、闇の部分が存在する。 闇夜における不義の交歓もその一つであり、そうした“語られぬ事実”があることは決して珍しいことではない。 ところで、憤懣やるかたない気分になる中、一番頭にくるのは偽善に満ちた牧師(パリス)と州高官である判事たちだ。 特にトーマス判事は、事件の張本人であるアビゲイルが金を盗んで逃げた後でも、裁判のやり直しをしようとしない。それどころか、彼女が逃げる前にヘイル牧師の妻を告発したとき、それを明確に否定しているのだ。つまり彼はアビゲイルの虚言を見抜いていたのであり、神の意思(実は自分の意思)を押し通すため無実の人々を断罪していたということだ。現代において、「政教分離」が憲法に書かれている理由がよくわかる。 こうした「魔女狩り」の実態を鋭く描き出してる点、アーサー・ミラーの戯曲はすぐれている。 さて、イエスの一ファンで聖霊と悪霊とを信じている者としての感想も書いておこう。 史実はともかく、この劇中に魔女は確かに存在した。 アビゲイルとその仲間たちがまさしくそうなのであり、彼女らがその言動で村人たちを惑わし、村にとてつもない災いをもたらした事実がその明確な証拠だ。あの女たちによる、保身のための良心を捨てた言動こそが悪霊のなせる業なのである。 私には今、イスラームの女性に対する厳格な戒めの理由がよくわかる。 それは女性に対する差別・蔑視を目的としているのではなく、社会集団内の秩序を維持し、そこに起こる災いを未然に防ぐための措置なのだ。
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