セブン・イヤーズ・イン・チベット / ブラッド・ピット
セブン・イヤーズ・イン・チベット
/ジャン=ジャック・アノー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(55)
解説・ストーリー
実在したオーストラリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの、実体験にもとづく原作を映画化した一大叙事詩。神秘的な禁断の地・チベットを舞台に、ひとりの登山家がたどる魂の遍歴を描く。ブラッド・ピッド、デビッド・シューリス共演。『薔薇の名前』のジャン・ジャック・アノー監督作。1939年、世界最高峰の制覇を目指し、ヒマラヤ山脈へと向かった登山家ハラー。だが彼は第二次世界大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となってしまう。登山仲間とともに、ヒマラヤ山脈を越える決死の脱出を図るハラーたち。そして逃亡の果て彼らは、チベットの聖地へとたどり着く。
実在したオーストラリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの、実体験にもとづく原作を映画化した一大叙事詩。神秘的な禁断の地・チベットを舞台に、ひとりの登山家がたどる魂の遍歴を描く。ブラッド・ピッド、デビッド・シューリス共演。『薔薇の名前』のジャン・ジャック・アノー監督作。1939年、世界最高峰の制覇を目指し、ヒマラヤ山脈へと向かった登山家ハラー。だが彼は第二次世界大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となってしまう。登山仲間とともに、ヒマラヤ山脈を越える決死の脱出を図るハラーたち。そして逃亡の果て彼らは、チベットの聖地へとたどり着く。
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「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
実在したオーストラリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの、実体験にもとづく原作を映画化した一大叙事詩。神秘的な禁断の地・チベットを舞台に、ひとりの登山家がたどる魂の遍歴を描く。ブラッド・ピッド、デビッド・シューリス共演。『薔薇の名前』のジャン・ジャック・アノー監督作。1939年、世界最高峰の制覇を目指し、ヒマラヤ山脈へと向かった登山家ハラー。だが彼は第二次世界大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となってしまう。登山仲間とともに、ヒマラヤ山脈を越える決死の脱出を図るハラーたち。そして逃亡の果て彼らは、チベットの聖地へとたどり着く。
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 の作品情報
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
セブン・イヤーズ・イン・チベットの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
136分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル//英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DZ9190 |
2005年11月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚
|
1人
|
0人
|
セブン・イヤーズ・イン・チベットの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
136分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル//英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DZ9190 |
2005年11月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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8枚
|
1人
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ユーザーレビュー:55件
心に沁み入るような青い空
投稿日:2007/07/14
レビュアー:こんちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
いや〜、なんといっても壮大な風景にまず圧倒されます。チベットでのロケかと思ったら、映画に描かれるようにチベットは中国との間で政情不安であるため、ロケはアルゼンチンの高地に巨大なセットを建設したんだそうですね。
なんと本物のラマ僧100人をエキストラに招いての撮影だったそうですが、とにかくアンデス(チベット)の空の美しさが目に浸みます。
ブラッド・ピットは、彼が出演した作品の中で、この作品が一番好きだと言っているそうですが、壮大な叙情詩のような映像だけでも見る価値はありますね。できれば、もう一度劇場で観たい作品です。
内容としては、前半は西洋人の
「競争して勝ち抜いて一番になることが素晴らしい」という思想が描かれます。悪く言えばわがままで、ジコチューで、勝てば官軍と言うようなスタンドプレーが、ヒマラヤ登頂のチームプレイさえ脅かす、嫌な男の物語です。
この一番になろうという思想自体は、決して悪いことではないと思うのです。一番になろうと思うから、向上心も生まれるし、一番になろうと努力して、それがかなわなかったときに一番になった人の苦労や素晴らしさも実感できるのですから。
そういう努力もせずに、
「ナンバー1でなくてもいい。オンリー1なのだから」
というようなセリフを、努力しないことの言い訳に使う人間は、どうも好きになれません。実際にナンバー1はその分野では1人しかいないのですから、そこに到達しなかったとしても、その努力は決して無駄ではないと思うのですよ。そういう努力をした上でのオンリー1は、確かに素晴らしいことだと思うのですがね・・・。
チベットに落ち延びてから、ハラーの心情がどんどん変わっていきます。ラマ教を信じて生きる純真無垢な人々にふれることで、彼の心は晴れやかに広がっていきます。同時に映画全体も、色鮮やかになっていくようです。
そして、それはダライ・ラマと関わり合うことによって、尚一層輝きを増していくようです。ダライ・ラマを演じた少年の笑顔は、素晴らしいものがあります。
そういうドラマを描くので有れば、中途半端に中国のチベット侵攻などを織り交ぜる必要は無かったのではないかと思います。ただでさえ長いのですから。
ノーベル平和賞を受けたダライ・ラマは、未だにチベットに帰れないようですが、たまにTVニュースなどの映像で見る彼は、本当に好々爺然とした、闊達な老人で、風貌だけでも人格者であることがわかります。なおかつ、権威や威厳とは無関係な親しみやすい人物だと見受けられます。
この作品は、中国で上映禁止にされたそうですが、特に政治的な意味合いを持っている風でもなく、中国という国の排他性を浮き彫りにするようです。
チベットでの7年間で、内なる世界が大きく変貌したハラーをブラッド・ピットは、実にうまく演じているのですが、商業的な意味ではあまり成功とは言えないのかもしれません。しかし、良い作品であると訴えたいですね。
このレビューは気に入りましたか?
26人の会員が気に入ったと投稿しています
中国軍のチベット侵攻も描く
なにかとチベットがニュースになっている今日この頃、中国軍のチベットへの一方的な侵攻も描いているこうした映画を観てみるのもタイムリーだと思いますよ。いつのチベットや中国にどういう事が起こったのか、歴史のお勉強にもなりますしね。
実在したオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの実際に体験したお話のようなので、実話として観ればなかなか興味深い映画です。ブラッド・ピットがハラー役をやってますが、制作時からこの映画をとても気に入ってると公言してましたね。
前半は妻子もかえりみない自己チューなハラーの、戦争勃発によって人生を翻弄されるストーリーですが、この前半よりも、ハラーたちがチベットのラサにたどり着き、少年時代のダライラマ14世との交流や心の癒し、中国軍のチベット侵攻が描かれる後半が面白くて引き込まれます。できれば、この後半を主体にしてストーリーを構成していった方が、映画としてもっと面白くなったと思うけど、まあ、ハラーの体験記だから仕方ないかな。
ハラーは2006年に亡くなってるようですが、この映画で少年だったダライラマ14世はその後インドに亡命していて、そこでチベットの現状を今も世界に訴え続けています。
エンタメ映画としてはオススメできませんが、壮大な高地のロケーションなど美しいシーンや心を癒されるシーンも多くあるので、一度は観て欲しい映画ですね。
独偏満足度 80%
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15人の会員が気に入ったと投稿しています
今改めて見たい一作。五輪ボイコット支持。
初めて見たのは10年以上前。かのラ・マンのアノー監督とブラピ(と私好みのだめんずDシューリス)主演というミーハーな理由だけで見に行ったのですが。
美しいチベットの風景(と美しいブラピの金髪)にチベット人の温かい笑顔。好奇心旺盛な14歳のダライラマ少年との、ほのぼのした心の交流。でも前半の牧歌的な雰囲気は一変、後半は中国軍によるチベット侵略と虐殺の壮絶な場面に。お隣の国には、私がまだ知らない恐ろしい素顔があることを初めて知りました。
本作は中国で上映禁止となり、またアノー監督及び主演のブラッド・ピットやデヴィッド・シューリスは、生涯中国大陸への立ち入りを禁止されました。
五輪にキューちゃんが出れなくて残念ねとか、いや土佐も粘り強いよねとか、つい最近までお祭り気分でそんな話ばかりをしていたのですが。何だかもうそんな話は二の次なような気がしてきました。残念ですが。
そりゃオリンピックは重要な行事だし、そのために生涯をかけてる選手もいる。努力した人の苦労が、報われる瞬間を見守りたい気持ちも勿論あるのですが。
でも、武器を持たないお坊さんにためらいなく銃を向けて殺すような、そんな政府が主催する五輪に参加すべきなのかなー。金が何個とか銀が何個とか、そんなことに一喜一憂してる場合なのかなー。
もし私が世界屈指の金メダルランナーなら、これ見よがしに五輪をボイコットするのですが。なんちゃってランナーのささやかな抵抗として、この場でボイコットを小さく叫ばせてもらいます。
このレビューは気に入りましたか?
12人の会員が気に入ったと投稿しています
酷な史実を折り込みながらも静かで穏やか。でもひきつけられました。
いずれ観ようと思ってましたが、後回しになってた映画。
尺が長いのと、「ブラピ主演」押しな気がして
ブラピ人気にのっかった作品かという先入観があったのですが・・・
これ、思いのほかよかったです。
前に観た「アイガー北壁」の悲劇の後に
初登頂を果たした登山家ハインリヒハラーが
ヒマラヤ登山に向う途中にインドで捕虜になり
脱走して、チベットにたどり着く。
そこからは、タイトルどおり、チベットでの7年間の出来事です。
14歳の頃のダライラマと出会って、交流を深めるわけです。
立場的に世間の雑ネタに疎いダライラマ少年。
いつも封印していた(されていた)であろう好奇心から
ハインリヒにしょーもない質問するのがちょっと笑えた。
「火炎瓶ってなに?」
「切り裂きジャックってなに?」
「黄色い頭!手や足にも同じ色の毛があるの?」
・・・・とか(笑
チベットに来る前は、子供嫌いで自己中で、
体は大人だけど心はまだ大人になりきれていないようなハインリヒが
体は子供だけど心はまるで大人のダライラマと交流することで、
だんだん精神的に成長していく様子が伝わります。
中国のチベット侵攻とか、酷な史実やシーンもきっちり折り込みながらも
全体的に静かで穏やかな、でもひきつけられる映画でした。
ブラピ主演作ではけっこう好きなほうです♪
鑑賞後、気になってちょろっとwiki見てみたら・・・・
やっぱりいろいろあったんですね(汗
「監督および主演者のブラッド・ピット及びデヴィッド・シューリスは
中華人民共和国の支配地域への立ち入りを無期限で禁止された。」
「ハインリヒはヒトラーとも親交があったため、上映ボイコットがあった」
だって・・・・。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
ブラピ自身が出演作の中で一番好きだという、ジワーっと沁みる秀作
第2次大戦時、ヒマラヤへの登頂半ばにイギリス軍の捕虜となり収容所に収監されるも脱走。2年に及ぶ逃避行の末、辿りついたチベットの聖地・・・。
本作はオーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーがチベットで過ごした7年間を描いた映画です。
ハインリッヒを演じるのはブラッド・ピット。
自分の夢や名誉ばかりを追い求め、妊娠中の妻さえかえりみない傲慢な男が、チベットでの暮らし、何より少年ダライ・ラマとの出会いと交流によって人間的に成長していく様を見事に演じています。
少年時代(8歳、14歳)のダライ・ラマを演じた二人の少年も素人とは思えないくらい良かった。
はじめてハインリッヒと対面した時に、彼の金髪を珍しがり、「触らせて」と言って、両手でくしゃくしゃと触る場面がすごく印象的で、今でも鮮明に脳裏に浮かびます。
チベットからの帰還後、ハインリッヒがある人物と共に山を登るラストシーンも何とも言えずいいです。
実は本作、劇場公開時に観たきりなので、パンフレット片手に思い出しつつレビューを書いています。
オレの次の予約リスト1位は本作です。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
心に沁み入るような青い空
投稿日
2007/07/14
レビュアー
こんちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
いや〜、なんといっても壮大な風景にまず圧倒されます。チベットでのロケかと思ったら、映画に描かれるようにチベットは中国との間で政情不安であるため、ロケはアルゼンチンの高地に巨大なセットを建設したんだそうですね。
なんと本物のラマ僧100人をエキストラに招いての撮影だったそうですが、とにかくアンデス(チベット)の空の美しさが目に浸みます。
ブラッド・ピットは、彼が出演した作品の中で、この作品が一番好きだと言っているそうですが、壮大な叙情詩のような映像だけでも見る価値はありますね。できれば、もう一度劇場で観たい作品です。
内容としては、前半は西洋人の
「競争して勝ち抜いて一番になることが素晴らしい」という思想が描かれます。悪く言えばわがままで、ジコチューで、勝てば官軍と言うようなスタンドプレーが、ヒマラヤ登頂のチームプレイさえ脅かす、嫌な男の物語です。
この一番になろうという思想自体は、決して悪いことではないと思うのです。一番になろうと思うから、向上心も生まれるし、一番になろうと努力して、それがかなわなかったときに一番になった人の苦労や素晴らしさも実感できるのですから。
そういう努力もせずに、
「ナンバー1でなくてもいい。オンリー1なのだから」
というようなセリフを、努力しないことの言い訳に使う人間は、どうも好きになれません。実際にナンバー1はその分野では1人しかいないのですから、そこに到達しなかったとしても、その努力は決して無駄ではないと思うのですよ。そういう努力をした上でのオンリー1は、確かに素晴らしいことだと思うのですがね・・・。
チベットに落ち延びてから、ハラーの心情がどんどん変わっていきます。ラマ教を信じて生きる純真無垢な人々にふれることで、彼の心は晴れやかに広がっていきます。同時に映画全体も、色鮮やかになっていくようです。
そして、それはダライ・ラマと関わり合うことによって、尚一層輝きを増していくようです。ダライ・ラマを演じた少年の笑顔は、素晴らしいものがあります。
そういうドラマを描くので有れば、中途半端に中国のチベット侵攻などを織り交ぜる必要は無かったのではないかと思います。ただでさえ長いのですから。
ノーベル平和賞を受けたダライ・ラマは、未だにチベットに帰れないようですが、たまにTVニュースなどの映像で見る彼は、本当に好々爺然とした、闊達な老人で、風貌だけでも人格者であることがわかります。なおかつ、権威や威厳とは無関係な親しみやすい人物だと見受けられます。
この作品は、中国で上映禁止にされたそうですが、特に政治的な意味合いを持っている風でもなく、中国という国の排他性を浮き彫りにするようです。
チベットでの7年間で、内なる世界が大きく変貌したハラーをブラッド・ピットは、実にうまく演じているのですが、商業的な意味ではあまり成功とは言えないのかもしれません。しかし、良い作品であると訴えたいですね。
中国軍のチベット侵攻も描く
投稿日
2008/03/20
レビュアー
ハット
なにかとチベットがニュースになっている今日この頃、中国軍のチベットへの一方的な侵攻も描いているこうした映画を観てみるのもタイムリーだと思いますよ。いつのチベットや中国にどういう事が起こったのか、歴史のお勉強にもなりますしね。
実在したオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの実際に体験したお話のようなので、実話として観ればなかなか興味深い映画です。ブラッド・ピットがハラー役をやってますが、制作時からこの映画をとても気に入ってると公言してましたね。
前半は妻子もかえりみない自己チューなハラーの、戦争勃発によって人生を翻弄されるストーリーですが、この前半よりも、ハラーたちがチベットのラサにたどり着き、少年時代のダライラマ14世との交流や心の癒し、中国軍のチベット侵攻が描かれる後半が面白くて引き込まれます。できれば、この後半を主体にしてストーリーを構成していった方が、映画としてもっと面白くなったと思うけど、まあ、ハラーの体験記だから仕方ないかな。
ハラーは2006年に亡くなってるようですが、この映画で少年だったダライラマ14世はその後インドに亡命していて、そこでチベットの現状を今も世界に訴え続けています。
エンタメ映画としてはオススメできませんが、壮大な高地のロケーションなど美しいシーンや心を癒されるシーンも多くあるので、一度は観て欲しい映画ですね。
独偏満足度 80%
今改めて見たい一作。五輪ボイコット支持。
投稿日
2008/03/23
レビュアー
Shibako
初めて見たのは10年以上前。かのラ・マンのアノー監督とブラピ(と私好みのだめんずDシューリス)主演というミーハーな理由だけで見に行ったのですが。
美しいチベットの風景(と美しいブラピの金髪)にチベット人の温かい笑顔。好奇心旺盛な14歳のダライラマ少年との、ほのぼのした心の交流。でも前半の牧歌的な雰囲気は一変、後半は中国軍によるチベット侵略と虐殺の壮絶な場面に。お隣の国には、私がまだ知らない恐ろしい素顔があることを初めて知りました。
本作は中国で上映禁止となり、またアノー監督及び主演のブラッド・ピットやデヴィッド・シューリスは、生涯中国大陸への立ち入りを禁止されました。
五輪にキューちゃんが出れなくて残念ねとか、いや土佐も粘り強いよねとか、つい最近までお祭り気分でそんな話ばかりをしていたのですが。何だかもうそんな話は二の次なような気がしてきました。残念ですが。
そりゃオリンピックは重要な行事だし、そのために生涯をかけてる選手もいる。努力した人の苦労が、報われる瞬間を見守りたい気持ちも勿論あるのですが。
でも、武器を持たないお坊さんにためらいなく銃を向けて殺すような、そんな政府が主催する五輪に参加すべきなのかなー。金が何個とか銀が何個とか、そんなことに一喜一憂してる場合なのかなー。
もし私が世界屈指の金メダルランナーなら、これ見よがしに五輪をボイコットするのですが。なんちゃってランナーのささやかな抵抗として、この場でボイコットを小さく叫ばせてもらいます。
酷な史実を折り込みながらも静かで穏やか。でもひきつけられました。
投稿日
2011/04/03
レビュアー
MM3
いずれ観ようと思ってましたが、後回しになってた映画。
尺が長いのと、「ブラピ主演」押しな気がして
ブラピ人気にのっかった作品かという先入観があったのですが・・・
これ、思いのほかよかったです。
前に観た「アイガー北壁」の悲劇の後に
初登頂を果たした登山家ハインリヒハラーが
ヒマラヤ登山に向う途中にインドで捕虜になり
脱走して、チベットにたどり着く。
そこからは、タイトルどおり、チベットでの7年間の出来事です。
14歳の頃のダライラマと出会って、交流を深めるわけです。
立場的に世間の雑ネタに疎いダライラマ少年。
いつも封印していた(されていた)であろう好奇心から
ハインリヒにしょーもない質問するのがちょっと笑えた。
「火炎瓶ってなに?」
「切り裂きジャックってなに?」
「黄色い頭!手や足にも同じ色の毛があるの?」
・・・・とか(笑
チベットに来る前は、子供嫌いで自己中で、
体は大人だけど心はまだ大人になりきれていないようなハインリヒが
体は子供だけど心はまるで大人のダライラマと交流することで、
だんだん精神的に成長していく様子が伝わります。
中国のチベット侵攻とか、酷な史実やシーンもきっちり折り込みながらも
全体的に静かで穏やかな、でもひきつけられる映画でした。
ブラピ主演作ではけっこう好きなほうです♪
鑑賞後、気になってちょろっとwiki見てみたら・・・・
やっぱりいろいろあったんですね(汗
「監督および主演者のブラッド・ピット及びデヴィッド・シューリスは
中華人民共和国の支配地域への立ち入りを無期限で禁止された。」
「ハインリヒはヒトラーとも親交があったため、上映ボイコットがあった」
だって・・・・。
ブラピ自身が出演作の中で一番好きだという、ジワーっと沁みる秀作
投稿日
2005/11/26
レビュアー
ぶわつ
第2次大戦時、ヒマラヤへの登頂半ばにイギリス軍の捕虜となり収容所に収監されるも脱走。2年に及ぶ逃避行の末、辿りついたチベットの聖地・・・。
本作はオーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーがチベットで過ごした7年間を描いた映画です。
ハインリッヒを演じるのはブラッド・ピット。
自分の夢や名誉ばかりを追い求め、妊娠中の妻さえかえりみない傲慢な男が、チベットでの暮らし、何より少年ダライ・ラマとの出会いと交流によって人間的に成長していく様を見事に演じています。
少年時代(8歳、14歳)のダライ・ラマを演じた二人の少年も素人とは思えないくらい良かった。
はじめてハインリッヒと対面した時に、彼の金髪を珍しがり、「触らせて」と言って、両手でくしゃくしゃと触る場面がすごく印象的で、今でも鮮明に脳裏に浮かびます。
チベットからの帰還後、ハインリッヒがある人物と共に山を登るラストシーンも何とも言えずいいです。
実は本作、劇場公開時に観たきりなので、パンフレット片手に思い出しつつレビューを書いています。
オレの次の予約リスト1位は本作です。
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