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ポネット / ヴィクトワール・ティヴィゾル

ポネット /ジャック・ドワイヨン

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DVD

映画賞受賞作品

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

4歳の主演少女ヴィクトワール・ティヴィソルが、96年のヴェネチア映画祭で女優賞を受賞した感動作。愛する母親の死に直面した4歳の少女が、死と向かい合いながら乗り越えてゆくまでを心温かい眼差しで描く。史上最年少で受賞した、ティヴィソルの純朴な演技は絶品。事故で亡くなってしまった母親を、ひとり待ち続ける少女ポネット。そんな彼女を見た周囲の大人達は、彼女に死の意味を教えるが、ポネットは逆に自分の世界に閉じこもってしまう。そんな時、彼女の前にある“軌跡”が訪れるが……。

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「ポネット」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

4歳の主演少女ヴィクトワール・ティヴィソルが、96年のヴェネチア映画祭で女優賞を受賞した感動作。愛する母親の死に直面した4歳の少女が、死と向かい合いながら乗り越えてゆくまでを心温かい眼差しで描く。史上最年少で受賞した、ティヴィソルの純朴な演技は絶品。事故で亡くなってしまった母親を、ひとり待ち続ける少女ポネット。そんな彼女を見た周囲の大人達は、彼女に死の意味を教えるが、ポネットは逆に自分の世界に閉じこもってしまう。そんな時、彼女の前にある“軌跡”が訪れるが……。

「ポネット」 の作品情報

作品情報

製作年:

1996年

製作国:

フランス

原題:

PONETTE

受賞記録:

1996年 ヴェネチア国際映画祭 女優賞
1997年 NY批評家協会賞 外国映画賞

「ポネット」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
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※2022年2月 現在のタイトル数

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1〜 5件 / 全62件

心の旅 ネタバレ

投稿日:2007/10/18 レビュアー:ポッシュ(卒業)

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 たった4歳の少女が突然に入り込んだ迷宮。それは愛する者の死という取り返しのつかない決別であった。本作は物理的にこそ小さな村の中での数日間のできごとを追っているに過ぎないが、その間の主人公ポネットの心の軌跡の奥深さと振幅の激しさを思うと、私には「これはメンタルなロードムービーではないだろうか」と感じられてしまうのだった。

 その感覚はカメラと人物との距離でも表されていたように思う。冒頭の父親とポネットのやりとり、車中のショットなどを見ていてとても不思議な気持ちになったのは、カメラの目線が登場人物にとても近いせいだろう。まるで自分もそこにいるかのごとき錯覚にとらわれ、彼女と共に現実と幻の交錯する世界を旅することになった。

 夢の中にママはいると語り、「ママに会わせて」と神に祈り、ママを待って草原に寝ころぶポネット。ラストの奇跡まで含めてそれらを幼い子供のファンタジーと片づけてしまえば、それが一番合理的で納得しやすいかもしれない。しかし、現象的な事実がすなわち真実とは言いきれないではないか。ショウペンハウエル流に解釈すれば、どこかに生命の源の世界があって、地球上の我々はそこから魂を拝借して人生というひとときを過ごし、いずれまた元の世界へ帰っていく。となれば、その世界からやってきてまだ日も浅い幼い子供の方が、元の世界(この世での死)に近い存在と言えるのではないか。その意味で彼岸に帰った母親との距離も、この地球上の論理とは全く別のレベルでとても近く、なんらかの手段で通じ合うことすら可能なのではないかと、そんな事を考えてしまった。

そうでなければ「楽しむことを学びなさい」という生きる喜びの本質を4歳の子供がどうして語り得ようか。真理の源から戻ってきたママから直接に聞いたその言葉を、天を仰ぐように繰り返しつぶやくポネットの姿を見送りながら、私自身の小さな心の旅も終わり、清々しい気分で現実に戻ることができたのでした。

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粋な計らい ネタバレ

投稿日:2005/01/22 レビュアー:裸足のラヴァース

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おふらんす映画になれてない 若い人が増えてきてるので
おいらも宣伝しなきゃいかんよな ドワイヨンはたったの一本かよ こりゃいかん ドワイヨンは全部必見!だぜ
他にオリヴィエ・アサイヤスや アンドレ・テシネ ブノワ・ジャコなんかも一定程度揃えてくれ トリュフォーの大量放出は素晴らしかったぞ DISCAS

ドワイヨンは わかりずらいおフランス物のなかでも とりわけわかりずらい ジョン・キャサベテスやベルイマンの影響下にあって 突如本題に突入 男女が止まらない口論を始め それが即興演出のように見えたりもして 余計わからなくなる

「ポネット」はさすがに普通に見えるように演出してるが 変にも見えるだろうな ドワイヨンもこのチビには驚いたろうな
いつものように役者をギリギリまで追い詰めるようにはしてない
何となく チャン・ツィイーを見守るイーモウパパみたいだ

ラストの唐突なママの出現は 粋な計らいだ じゃなきゃ この
チビ現実とフィクションを混同しちゃうぜ 優しいなジャック

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★★★ 死を語れるボキャブラリー ネタバレ

投稿日:2006/11/27 レビュアー:ガラリーナ

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主演はヴィクトワール・ティヴィソル。たった4歳で、この憂いの表情。ヴェネチア映画祭最優秀主演女優賞も納得です。母の死を乗り越えられない哀しさ、そして庇護してくれるものを失ったことによる不安を見事に表現しています。やたらとセリフ回しのうまい子役は鼻について嫌いですけども、この子は「目」で演技してる。しかも、すごくナチュラルで驚きです。

さて、母が亡くなったことを理解させようと周りの大人たちはポネットにいろいろと話をする。その根っこにあるのは、キリスト教的死生観。フランス映画ということもあり、その諭し方にはことごとくキリスト教の教えがベースにある。「死」を語る時、こんなにも人は宗教をよりどころにするものなんだろうか。じゃあ、信仰の薄い人はどうなるんだろうって、ちょっと考えてしまった。

私ならお星様になったとか言うんだろうか。それとも、仏教の教えを持ち出して輪廻の話でもする?ただ、4歳の女の子に周りの大人は、非常にまじめに向き合ってる。そういうところは、えらいなあと感心してしまう。そういうこと、子供だと思って適当に流しちゃう大人ってたくさんいるもの。「神様」のことを子供たちも日常会話のように話していて、日本との文化的差異を大いに感じます。

それから、沈んでるポネットを慰めようと周りの男の子が、キスしたりするんだけども。んまあ〜、これが実に堂に入ってる。4歳でこれかよ!とほとほと感心致しました。抱きしめたり、チューしたりしまくりで。これが日本の保育園なら、親怒鳴り込みだね(笑)。これまた、日本との文化的差異を大いに感じたのでございます。

お母さんに会いたい一心のポネットちゃんに最後に奇跡が訪れる。このラストも良かったです。切なくて切なくて、魂までどっかにいっちゃいそうな彼女がどうしたら元に戻れるんだろうって考えたら、これしかないですもん。うまくまとめすぎ、なんて意見もあるみたいだけど、そうかな。私は非常に納得でしたよ。

ヴィクトワール・ティヴィソルちゃん、いったいこの先どんな女優になるのやらと思っていたら、「ショコラ」で発見。親の都合で旅を続けなければならない悲しさを好演していました。やはり、この子は元が泣き顔だからか、切ない表情がいいんですねえ。

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刮目すべき演技 ネタバレ

投稿日:2006/01/10 レビュアー:parole

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刮目すべき演技とはこういうものを言うのだろう。主演を演じた「女優」ヴィクトワール・ティヴィソルは当時若干4歳。この作品により史上最年少のヴェネチア国際映画祭の主演女優賞を受賞したが恐らく満場一致に近い得票で受賞したのではないかと思う。母親と死別した少女が母親の思いを断ち切れず、母親と再会できることを神に祈り続け最終的に「奇跡」が起こるというストーリーなのだが、母親を思う様や日常の仕草や行いなど全く演技とは思えない。父親に母親が死んだことを告げられた時、ふと顔を背けおもむろに(近くにあった)車のボンネットや屋根にのりそして滑り落ち、その間次第に顔が涙で溢れてくる様子などはドキュメンタリーであったとしてもこれ以上の自然さと哀切を撮し得ないだろうと感じるようなものだった。だから、正確に言うなら演技が素晴らしいと言うよりは、全く演技されていないと感じさせるその様子が素晴らしいのだ。その素晴らしさは、名演であるが故に漂ってくる演技臭さが醜悪極まりない「同情するなら金をくれ」の安達祐実の演技(に代表される「子役」の演技一般)と対比させるとより際だってくると思う。
ヴィクトワールだけでなく従兄弟である「マチアス」の役を演じていたマチアス・ビューロー・カトンもヴィクトワールに勝とも劣らぬ演技だったことを考えると、ヴィクトワール個人の才能と言うよりはジャック・ドワイヨンの演出の勝利と言うことなのかもしれない。

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楽しく生きなさい、せっかくの人生だもの。 ネタバレ

投稿日:2008/11/29 レビュアー:飛べない魔女

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よ、四歳ですか!
なんて自然な演技なんでしょう。
あまりにも自然すぎて最初ドキュメンタリー?なんて思っちゃった。 天才子役とはこの子のことでしょう。
4歳といえば、文字もろくに読めないでしょう、普通。
ついこの間までおむつしてたような年齢だし。。。
どうやってセリフ覚えたんだろう?
フランスというお国柄なのか、あんな小さいうちから寄宿舎(?)つきの学校で勉強しているっていうにも驚いた。
4歳にして自分のことは自分でする。
歯磨きだってまともに出来る年ではないはず。 
自立心を早くから育成するお国ですなぁ。さすがおフランス!

さて、本編。
とにかくポネットちゃんの憂いのある演技に終始びっくりしっぱなしで、眼をまんまるくして見ちゃいました。 
ずっとずっと死んじゃったママを想って、悲しんでばかりのポネット。まわりの子供たち(特にいとこのマチウスくんが超優しい!この子も4歳ぐらいなのに、なんか男らしい!)も励まそうとしてくれる。全能の神様にお願いすれば、ママが帰ってきてくれると信じて一生懸命お祈りするポネット。
もうあまりにも、ポネットがかわいそうで、切なくなります。
4歳の子供が、”私この世からいなくなりたい。。”なんて言っちゃうのですから。切なすぎです。
でもポネットの願いがかない、ついにママが帰ってきた! 
でもママは言います。
「ママは死んじゃったんだから、もうここには戻れないのよ、ポネットは生きているのだから、せっかくの命だもの、楽しく生きなさいね。。」と。
そしてやっとポネットの顔に笑顔が戻ります。
それまでずっと一貫して悲しい表情を崩さなかったポネットが、ラストにがらっと変わった表情になる!
この演技はもういっぱしの女優ですよ。
そしてこの子にこんな演技をさせた監督もまたすごいのかも!
いや〜、恐るべき4歳です!

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心の旅

投稿日

2007/10/18

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ポッシュ(卒業)

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 たった4歳の少女が突然に入り込んだ迷宮。それは愛する者の死という取り返しのつかない決別であった。本作は物理的にこそ小さな村の中での数日間のできごとを追っているに過ぎないが、その間の主人公ポネットの心の軌跡の奥深さと振幅の激しさを思うと、私には「これはメンタルなロードムービーではないだろうか」と感じられてしまうのだった。

 その感覚はカメラと人物との距離でも表されていたように思う。冒頭の父親とポネットのやりとり、車中のショットなどを見ていてとても不思議な気持ちになったのは、カメラの目線が登場人物にとても近いせいだろう。まるで自分もそこにいるかのごとき錯覚にとらわれ、彼女と共に現実と幻の交錯する世界を旅することになった。

 夢の中にママはいると語り、「ママに会わせて」と神に祈り、ママを待って草原に寝ころぶポネット。ラストの奇跡まで含めてそれらを幼い子供のファンタジーと片づけてしまえば、それが一番合理的で納得しやすいかもしれない。しかし、現象的な事実がすなわち真実とは言いきれないではないか。ショウペンハウエル流に解釈すれば、どこかに生命の源の世界があって、地球上の我々はそこから魂を拝借して人生というひとときを過ごし、いずれまた元の世界へ帰っていく。となれば、その世界からやってきてまだ日も浅い幼い子供の方が、元の世界(この世での死)に近い存在と言えるのではないか。その意味で彼岸に帰った母親との距離も、この地球上の論理とは全く別のレベルでとても近く、なんらかの手段で通じ合うことすら可能なのではないかと、そんな事を考えてしまった。

そうでなければ「楽しむことを学びなさい」という生きる喜びの本質を4歳の子供がどうして語り得ようか。真理の源から戻ってきたママから直接に聞いたその言葉を、天を仰ぐように繰り返しつぶやくポネットの姿を見送りながら、私自身の小さな心の旅も終わり、清々しい気分で現実に戻ることができたのでした。

粋な計らい

投稿日

2005/01/22

レビュアー

裸足のラヴァース

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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おふらんす映画になれてない 若い人が増えてきてるので
おいらも宣伝しなきゃいかんよな ドワイヨンはたったの一本かよ こりゃいかん ドワイヨンは全部必見!だぜ
他にオリヴィエ・アサイヤスや アンドレ・テシネ ブノワ・ジャコなんかも一定程度揃えてくれ トリュフォーの大量放出は素晴らしかったぞ DISCAS

ドワイヨンは わかりずらいおフランス物のなかでも とりわけわかりずらい ジョン・キャサベテスやベルイマンの影響下にあって 突如本題に突入 男女が止まらない口論を始め それが即興演出のように見えたりもして 余計わからなくなる

「ポネット」はさすがに普通に見えるように演出してるが 変にも見えるだろうな ドワイヨンもこのチビには驚いたろうな
いつものように役者をギリギリまで追い詰めるようにはしてない
何となく チャン・ツィイーを見守るイーモウパパみたいだ

ラストの唐突なママの出現は 粋な計らいだ じゃなきゃ この
チビ現実とフィクションを混同しちゃうぜ 優しいなジャック

★★★ 死を語れるボキャブラリー

投稿日

2006/11/27

レビュアー

ガラリーナ

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主演はヴィクトワール・ティヴィソル。たった4歳で、この憂いの表情。ヴェネチア映画祭最優秀主演女優賞も納得です。母の死を乗り越えられない哀しさ、そして庇護してくれるものを失ったことによる不安を見事に表現しています。やたらとセリフ回しのうまい子役は鼻について嫌いですけども、この子は「目」で演技してる。しかも、すごくナチュラルで驚きです。

さて、母が亡くなったことを理解させようと周りの大人たちはポネットにいろいろと話をする。その根っこにあるのは、キリスト教的死生観。フランス映画ということもあり、その諭し方にはことごとくキリスト教の教えがベースにある。「死」を語る時、こんなにも人は宗教をよりどころにするものなんだろうか。じゃあ、信仰の薄い人はどうなるんだろうって、ちょっと考えてしまった。

私ならお星様になったとか言うんだろうか。それとも、仏教の教えを持ち出して輪廻の話でもする?ただ、4歳の女の子に周りの大人は、非常にまじめに向き合ってる。そういうところは、えらいなあと感心してしまう。そういうこと、子供だと思って適当に流しちゃう大人ってたくさんいるもの。「神様」のことを子供たちも日常会話のように話していて、日本との文化的差異を大いに感じます。

それから、沈んでるポネットを慰めようと周りの男の子が、キスしたりするんだけども。んまあ〜、これが実に堂に入ってる。4歳でこれかよ!とほとほと感心致しました。抱きしめたり、チューしたりしまくりで。これが日本の保育園なら、親怒鳴り込みだね(笑)。これまた、日本との文化的差異を大いに感じたのでございます。

お母さんに会いたい一心のポネットちゃんに最後に奇跡が訪れる。このラストも良かったです。切なくて切なくて、魂までどっかにいっちゃいそうな彼女がどうしたら元に戻れるんだろうって考えたら、これしかないですもん。うまくまとめすぎ、なんて意見もあるみたいだけど、そうかな。私は非常に納得でしたよ。

ヴィクトワール・ティヴィソルちゃん、いったいこの先どんな女優になるのやらと思っていたら、「ショコラ」で発見。親の都合で旅を続けなければならない悲しさを好演していました。やはり、この子は元が泣き顔だからか、切ない表情がいいんですねえ。

刮目すべき演技

投稿日

2006/01/10

レビュアー

parole

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刮目すべき演技とはこういうものを言うのだろう。主演を演じた「女優」ヴィクトワール・ティヴィソルは当時若干4歳。この作品により史上最年少のヴェネチア国際映画祭の主演女優賞を受賞したが恐らく満場一致に近い得票で受賞したのではないかと思う。母親と死別した少女が母親の思いを断ち切れず、母親と再会できることを神に祈り続け最終的に「奇跡」が起こるというストーリーなのだが、母親を思う様や日常の仕草や行いなど全く演技とは思えない。父親に母親が死んだことを告げられた時、ふと顔を背けおもむろに(近くにあった)車のボンネットや屋根にのりそして滑り落ち、その間次第に顔が涙で溢れてくる様子などはドキュメンタリーであったとしてもこれ以上の自然さと哀切を撮し得ないだろうと感じるようなものだった。だから、正確に言うなら演技が素晴らしいと言うよりは、全く演技されていないと感じさせるその様子が素晴らしいのだ。その素晴らしさは、名演であるが故に漂ってくる演技臭さが醜悪極まりない「同情するなら金をくれ」の安達祐実の演技(に代表される「子役」の演技一般)と対比させるとより際だってくると思う。
ヴィクトワールだけでなく従兄弟である「マチアス」の役を演じていたマチアス・ビューロー・カトンもヴィクトワールに勝とも劣らぬ演技だったことを考えると、ヴィクトワール個人の才能と言うよりはジャック・ドワイヨンの演出の勝利と言うことなのかもしれない。

楽しく生きなさい、せっかくの人生だもの。

投稿日

2008/11/29

レビュアー

飛べない魔女

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よ、四歳ですか!
なんて自然な演技なんでしょう。
あまりにも自然すぎて最初ドキュメンタリー?なんて思っちゃった。 天才子役とはこの子のことでしょう。
4歳といえば、文字もろくに読めないでしょう、普通。
ついこの間までおむつしてたような年齢だし。。。
どうやってセリフ覚えたんだろう?
フランスというお国柄なのか、あんな小さいうちから寄宿舎(?)つきの学校で勉強しているっていうにも驚いた。
4歳にして自分のことは自分でする。
歯磨きだってまともに出来る年ではないはず。 
自立心を早くから育成するお国ですなぁ。さすがおフランス!

さて、本編。
とにかくポネットちゃんの憂いのある演技に終始びっくりしっぱなしで、眼をまんまるくして見ちゃいました。 
ずっとずっと死んじゃったママを想って、悲しんでばかりのポネット。まわりの子供たち(特にいとこのマチウスくんが超優しい!この子も4歳ぐらいなのに、なんか男らしい!)も励まそうとしてくれる。全能の神様にお願いすれば、ママが帰ってきてくれると信じて一生懸命お祈りするポネット。
もうあまりにも、ポネットがかわいそうで、切なくなります。
4歳の子供が、”私この世からいなくなりたい。。”なんて言っちゃうのですから。切なすぎです。
でもポネットの願いがかない、ついにママが帰ってきた! 
でもママは言います。
「ママは死んじゃったんだから、もうここには戻れないのよ、ポネットは生きているのだから、せっかくの命だもの、楽しく生きなさいね。。」と。
そしてやっとポネットの顔に笑顔が戻ります。
それまでずっと一貫して悲しい表情を崩さなかったポネットが、ラストにがらっと変わった表情になる!
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そしてこの子にこんな演技をさせた監督もまたすごいのかも!
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