ダーク・ハーフ

監督、脚本、製作総指揮＝ジョージAロメロ
原作＝スティーヴン・キング作品を見逃してたなんて
私は、ぼけなすびとしか言い様が無いｗｗｗ
ロメロ、キングファンと言っておきながら、
この作品に気付かなかったのは、なかり「あいたたたｗ」ですｗ

さて、好きだからと言って、甘い顔はしませんことよ！
ロメロ氏にはゾンビにしか期待はしておらず、
キング氏にはこれまで何度も「はぁ？」を味あわせて頂き・・・
って、これでも本当にファンかｗｗｗ

が・・・これは、正直好きです！！！
ダダ見せも無く、安物臭さも無く、役者さんも良い！
ティモシー・ハットンさん、凄く良い！この人お上手！
一人で二役こなしてますが、これは、この違いはなんなんだ！
声が同じだから気付いた物の、パッと見は全くわからんよ！
って私だけ？　・・・ｗ
保安官役の、マイケル・ルーカー！
真面目な役も凄く良いじゃない♪
この保安官役はハマってました！
ティモシーハトン演じる主役のサッドの子供がなんと双子の
赤ちゃんですが、こっれっがまった、かいらしいのなんのって！

ストーリーもなかなか良かった！
売れない小説家、サッドにはもう一つの顔があり、
ジョージ・スターク（ペンネーム）と、しての人気バイオレンス作家
有る日、ジョージを封印した時からサッドの周りで恐ろしい殺人が連続しておきる。犯行現場からサッドの指紋が・・・




＊＊＊＊＊ここからネタバレあり＊＊＊＊＊


幼い頃腫瘍があったと聞かされていたサッド
実のところは双子で生まれるはずが、一人になり、
もう一人が頭の中で育ちだし、手術で取り除いた。

誰にでも2面性があると言うけど、封印したジョージ・スタークの
小説の主人公が、もう一人の自分として、頭の中にいたもう双子の
片割れの体を使い（あり得ないが・・・）生まれてしまったのだ！

ラストでのサッドとジョージの戦いは、ハラハラドキドキしました！
一度は勝ったと思い、油断したサッド！再び襲いかかるジョージ！
が、そこへスズメの大軍が！！！
チュンチュンと可愛く鳴くのでは無く、ジョージに襲い掛かり、
ジョージを食い殺してしまったｗｗｗ
そして、スズメはジョージを食いつくし、最後、ジョージの骨を
連れて（持って？）空高く飛んで行く。
空には雷雲の様に黄色く光った雲
その雲へ向かいスズメの大軍が消えていく・・・

残酷っぷり、ビビらせ音、ドキドキハラハラ度、想像以上に良かった！

頭の中から見える目、陰を使いシルエットだけが映る死体、
木にとなっている沢山のスズメがブワッ！っと一斉に飛び立つ映像
等見所もかなり有ります！！！

英語（字幕アリ）日本語（字幕アリ）と、両方で楽しみました！
保安官の息子、中学生くらいでしょうか？この子の声が、
どう聴いてもおっさんが若ぶって出してる声丸出しで、
「わらかすなよｗ」と突っ込みを入れたくなった。
が、これはロメロ氏にもキング氏にも罪は無いｗ

ロメロ氏はゾンビのイメージが強く、出来ればゾンビを・・・
と言いたいとこだけど、ジョージの存在も有る意味ゾンビ？
なんで、まいいっかｗ　全然悪くなかったし♪

ボリュームを、上げ過ぎてると「ビビらせ音」が更に大きく
なるので、ご注意下さい。私はこの音で、「ビクッｗ」って
なってしまった。でもって、うるさい・・・ｗ
でも、ある程度音は大きい方が楽しめるｗｗｗ

イヤイヤイヤ、ロメロ＆キング作品、おご馳走様でした。
大変美味で御座いましたわ♪（私は）

意外にもまともホラーですよ♪
意外ってどうよ・・・ほんまにファンかｗｗｗ

はい。大ファンです〜〜〜♪



　　　　　　　　　ロメロ＆キング大好物


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　pokorou

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殺人事件の真相はすぐにわかるんですが、
でも多分監督も隠す気はなかったでしょう。
隠す気なら冒頭のエピソードは後半にもってきたでしょうし、
タイトルも違ったでしょうから。

でも、その脳の中で眼球が動くシーンは、
３回巻き戻して、更に静止までして観てしまいました。

それから殺人現場で腰に手を当て、ため息をつく大家のおばさん。
私あなた好きです。
このシーンにしか出ませんけど。

書いといて言うのもどうかと思いますが、
この二つは相当個人的なポイントなので、流してください。


奇形嚢腫だった男が多重人格者となる。
（ブラックジャックに会えてたらピノコになれてたかもしれないのに）
もうひとつの人格は生まれなかった双子の兄弟。
そしてその人格が、自分を消そうとした人間たちを
残酷な殺し方で葬っていく。

スズメの鳴き声は、彼の実体が手術で消去された瞬間に
脳に灼きつけられたのでしょうか。

連続殺人事件で展開しているうちは、怖くないホラーなんです。
興味深いんです。それが楽しかったんです。
もうひとつの人格と電話で話をするあたりまでは。

そして、なぜ電話で話ができる？と疑問を感じていると
正統ホラーが展開しだします。
ホラーなら、別人格が主人格とは別の実体を持ってても、
何の不思議もないですから。
ラストなんかもう、これがホラーじゃなきゃ何だ！ってくらいです。

まさに作品そのものが二重人格なのでした。

は、こんな作品になるんですね。なかなかの異色作なので、好き嫌いが分かれるかもしれません。
私はロメオもキングもそんなにファンではないので、普通のテンションで鑑賞しました。

やはりキング原作なのでシナリオはオカルチックです。オチもいろんな意味で唖然・・・謎解きの展開で早めに真相が想像できるので、ミステリー色は薄めかな〜でも独特の雰囲気が堪能できて良かったかと。物語自体は悪くはないですが、人格モノ作品をさんざん見てきた方にとっては、新鮮味がないかも。
オチで傑作か駄作か・・・判断は人それぞれです。

ロメロ作品ということで、借りました。
そこそこ楽しめましたが、やはりゾンビシリーズが自分的には好きです。

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未見だったロメロ先生の一品。一般的な評価は良くなかったのかもしれないけど、双子の父であり、心理療法家として解離性同一性障害（多重人格）の治療にあたっている私個人してみれば、目からうろこ、はらわたからエイリアンの作品です。

乖離した人格を統合していくのにあたり治療者が、悪い、攻撃的な人格を攻撃、ひいきしてしまうと治療は成立しません。悪い人格もその人の１部であり、否定する事ができない（自分で自分は殺せない）からです。自分の良くない所を認める、受け入れる事が大事なのです。このへんちゃんとリサーチしてやったのかなあ。１０年も前の作品なのにと驚いてしまいます。

三池監督の「インプリント」を彷彿させながら、ロメロ先生の「ウラミ」みたいな感じで進んでいきます。主人公がキングを男前にしたような役者（キング自身はガマガエルみたいな顔です）だったので自伝的な作品と期待したのですが。
すずめのエピソードは何かの神話から？ないほうがすっきりしたのかも。ロメロならラストで主人公が保安官に撃たれて終わりかなと思ってしまいましたが。

以前ワウワウで「ナイトライダー（トムサビーニが槍もってバイク乗る奴）」ととってどっかにやってしまいました。ロメロ先生の作品は少ないので全部DVDにしてくれればと思います。ナイトライダーみたいなあ。

ロメロ信者はぜひ。でもロメロはやっぱりゾンビがいいなあ。