コンゴ

これは、「完全にＢ狙いで、的中」です。潔さを感じます。

「コンゴ」（1995年、米国、カラー、102分）。日本語吹替音声あり。

フランク・マーシャル監督（1946年生）は、長年、スピルバーグ映画の製作を務めてきた人。
原作・脚本は、マイケル・クライトン（1942〜2008）。彼もスピルバーグとは「ジュラシック・パーク」（1990）の原作などで縁が深い。

映画の見どころは、多いですが、マウンテンゴリラの「エイミー」が、機械によって変換するにせよ、言語を発するところでしょう。
ピーター・エリオット博士（ディラン・ウォルシュ）に近づいてきた「トラヴィコム」社のカレン・ロス博士（ローラ・リニー）に対して、
「嫌な女」と「エイミー」が繰り返すところが楽しいです。
アフリカで飛ぶ機内で、カクテルをのみ、ゲップしたりする。

Ｂ級映画の名脇役が続々登場します。

「ルーマニアの慈善家」と称する「ヘルケマー・ホモルカ」を、ティム・カリーが演じる。いかがわしい役を演じさせたら最高です。
「ロッキー・ホラー・ショー」（1975）、「アニー」（1982）、「レッド・オクトーバーを追え!」（1990）。

現地のガイド「モンロー」を、アーニー・ハドソン。「ゆりかごを揺らす手」（1992）、「ゴーストバスターズ」シリーズ（1984／1989／2016）。

コンゴ軍の「ワンタ大尉」に、デルロイ・リンドー。「マルコムＸ」（1992）、1995 「クロッカーズ」（1995）、「ゲット・ショーティ」（1995） 。

「007」シリーズで、米国ＣＩＡ役を演じていた、ジョー・ドン・ベイカーも軽く、顔を出しています。

印象に残る音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。かれの晩年の作品です。「アーｗゥイ―」「Ｏ−ｙｅａ」というアフリカ音楽の叫びが生きています。

前半、くりぬかれた眼球が飛んできたり、後半では残酷な場面が続きますので、決してお子様向きではありません。

　アフリカ奥地で、レーザー通信の核となるダイヤモンドの鉱脈を調べていたトラヴィコム社の先発隊が全滅。
最後の画像には灰色の物体が写っていた。その先発隊には元フィアンセである社長の息子が参加していた。
　女科学者カレンは彼を探しにアフリカ奥地に出向く。アフリカに行くために手話のできるゴリラ（エイミー）を連れた動物学者ピイターと同行。そして現地に着くが…。

この作品は「ジュラシック・パーク」「ディスクロージャー」の原作者、マイケル・クライトンの『失われた黄金都市』（80、ハヤカワ文庫・刊）を、「アラクノフォビア」「生きてこそ」のフランク・マーシャルの監督で映画化。製作は公私に渡り彼の良きパートナーたるキャスリーン・ケネディと、サム・マーサーの共同。（映画com.より引用）
ゴリラのエイミーは本物なのだろうかと注意深く観るが分からない。なにしろ迫力があります。出演しているゴリラはまるで本物。嘘臭いのは原住民に扮している人間くらい。
　ご家族で楽しめる作品です。特に科学者ピイターとゴリラエイミーの仲の良さは、観ていて癒されます。

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　「ダウト」が面白かったので、監督・脚本のジョン・パトリック・シャンリーという人を追いかけてみたくなっての１本。こちらは脚本のみ。

　原作が「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンなのだね。だから、野生に牙むかれて「わ〜、ごめんなさい」って話なのだね。

　私はジュラパーもぜんぜん萌えない人だった。当時、ジュラパー好きの男の子に「だって、目の前で恐竜が走り回ってんだゼッ！」って、それだけで“素晴らしい”のだと力説されてしまった。「だゼッ！」って言われてもなぁ。男のロマンというやつが私には理解できない。大体、当時20代後半じゃなかったろうか。もうイイ大人じゃん。恐竜で喜ぶなんて５歳児か。

　男と女の間には深くて暗い河がある・・・。

　まぁ、いいや。

　で、こちらの作品ですが、なかなか残念な作品でした。監督が「生きてこそ」のフランク・マーシャル（この人はプロデューサーとしての方が有名なのかな）、編集が「アラビアのロレンス」のアン・Ｖ・コーツ、音楽が、えっと、いちいち作品を上げるのが大変ってくらい大御所のジェリー・ゴールドスミス・・・って具合にすごいスタッフ陣なんだけど、なぜか、この結果。

　なにより、ジョン・パトリック・シャンリーという脚本家に私はかなり期待していたのに、なぜか、この結果。

　まぁ、いいや。

　ともかく、最後まで何を面白がれば良いのかが、私には分かりませんでした。色っぽい話も全くないので、ここはやはり冒頭の「男のロマン」的楽しみ方を適用するべきなんでしょうな。となると、ゴリラとの戦いが見どころってことか。そーだ、ハイテク企業の社員、ローラ・リニーがオラオラって感じでゴリラどもをやっつけていくのが愉快っちゃあ愉快だ。金儲けしか考えていない社長にぶちキレて、社員としてあるまじき行為に及ぶラストも愉快っちゃあ愉快だ。

　まぁ、そんなところです、ハイ。

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レーザーの核を探しに行った先遣隊が見つけたのは古代ソロモン王の都ジンジでした。そこには巨大なダイヤモンドが数多く眠っており、人食いゴリラが侵入者を撃退していた為架空の場所とされていましたが・・・・。。

SFアドベンチャーとして、面白かったです。
人食いゴリラと戦うシーンが少し少なかったのと、
ペットのゴリラ・エイミーとのじゃれあい場面が少し多すぎた点が少し気になりました。

雄大な自然の描写がメインっぽく感じた。
最後の方の地震による噴火が結構リアルでなかなか面白い。
印象的なシーンは手話をするゴリラさんが優しい性格な事。
まずまずの面白さ。
今現在★が2個なのがちょっとびっくり。
原作ファンが多いせいなのかも知れないけどねえ。
とりあえず。
おいらは好きだ　ヽ（´ー｀）ノ