踊る大捜査線　番外編　湾岸署婦警物語　初夏の交通安全スペシャル

番外編ですがそれなりに楽しめます。もはやこのシリーズは寅さん並に国民的エンタテイメントなのかな。青島刑事のコートが欲しい！

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内田有紀がメインの作品。これはこれでなかなか面白いと思います！

本当に今更なんですが、「踊る」って警察用語なんですってね。
風邪をひいて家に閉じこもる日々が続いていて、録画したまま放置状態にあるビデオを鑑賞していたのですが、「踊る〜」シリーズの録画が出てきて、番外編の順番―秋の犯罪撲滅スペシャルとか、歳末特別警戒スペシャルとか―を調べていたんです。
そこで目に入ってきたのが「警察用語集」なるもので、何となく見ていたら「踊る」というのは、「犯人と格闘すること」「容疑者が抵抗して暴れること」という説明があったのです。
ずっと、変わったネーミングだなあと思っていたのですが、ひょんなことで解決です。（笑）
さらに今更なんですが、篠原夏美（内田有紀）が湾岸署に配属になった経緯も見逃していたようで、THE MOVIE 3　やつらを解放せよ　に夏美が登場しても、今ひとつ分からない部分があったのです。
これが放送されたのが1998年。もう１４年も前のことなんですね。
さすがに、すみれさんも顔がまん丸で可愛いし、雪乃さんも初々しい交通課の婦警さんです。
新人の篠原夏美の指導係は、産休中の婦警の代わりに出向してきている桑野冴子（渡辺えり子）
いつ何時も規律を重んじる桑野は、上司―たとえそれが署長であろうとも、ビシビシと注意を与え、湾岸署の綱紀引き締めに勤めるのでした。
刑事だった父を尊敬している夏美は、新人ながらも警官としての理想像があり、ルールに縛られる余りに現場での緊急時の判断を誤ることに疑問を抱いています。
臨機応変こそが彼女の持ち味であり、暴走気味な点は、青島に似ています。
篠原夏美が女青島と呼ばれる由縁が、やっと分かりました。
夏美と桑野の目の前で事故を起こした主婦の様子に不審を抱き、相談に乗ろうとする夏美でしたが、民事不介入の原則をもって桑野に注意されます。
後に夏美の勘は的中し、この主婦の事件にも遭遇することになるのですが・・・・
面白かったのは、夏美が酔って、ある事件の関係者とは知らずに絡んだ時です。
当てずっぽうが意外にも的を射て、彼女が発した一言に湾岸署の上司たちが頭を抱えた１コマは、本当に笑えました。
これぞ「踊る〜」のノリですよね？

正直言って、青島さんの出ない「踊る」なんて興味なかったので、まったく見る予定はなかった作品です。ところが何かのはずみで予約リストに入れてしまったようで・・・でも見て良かったです。

この作品を見て一つの結論にたどりつきました。「踊る大捜査線」は青島さんがいるから楽しいのではなく、警視庁湾岸署に集まる人たちの『群像劇』が面白いということです。それぞれのキャラクターに深い味があるからこそ、青島が出ない本作がここまで楽しめるのでしょう。

改めて本編を見てみたくなる、そんな作品でした。

『踊る〜』の番外編。
主役は内田有紀と渡辺えり子。
内田有紀が新人婦警を、渡辺えり子がベテラン婦警を演じます。

いまでは人妻の内田有紀さんがとってもかわいく、渡辺えり子さんは、部下に厳しく、ルール重視のお堅いベテランが似合っています。
渡辺えり子さんは、ＴＶドラマ『逮捕しちゃうぞ』でもベテラン婦警を演じてましたので、ほんとハマリ役ではないでしょうか？

本編では、いろいろと大掛かりな事件とかありますが、本作はやはり番外編。婦警を中心とした作りで、
若干アクションは控えめ。
でも、見せるところは見せます。
内田有紀さんが渡辺えり子さん相手に啖呵をきるところ、そしてその後、少々大また気味に歩く姿はとても
カッコよかったです。

ルール重視、しかし、それを他人に強制することが本当に良いことなのか？ってことが今作品のいいたいことだったのでは。

おすすめ度・中の上　内田有紀の婦警姿を見たい人にオススメ