ファンシイダンス / 本木雅弘
ファンシイダンス
/本木雅弘
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全体の平均評価点: (5点満点)
(29)
解説・ストーリー
ハリウッド版『Shallwe ダンス?』の公開で話題を集める周防正行監督による青春コメディ。シティボーイの大学生が寺の住職を継ぐための修行を始め、次第にお寺ライフの魅力にハマっていく。映画初出演となった本木雅弘と鈴木保奈美共演作。
ハリウッド版『Shallwe ダンス?』の公開で話題を集める周防正行監督による青春コメディ。シティボーイの大学生が寺の住職を継ぐための修行を始め、次第にお寺ライフの魅力にハマっていく。映画初出演となった本木雅弘と鈴木保奈美共演作。
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「ファンシイダンス」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ハリウッド版『Shallwe ダンス?』の公開で話題を集める周防正行監督による青春コメディ。シティボーイの大学生が寺の住職を継ぐための修行を始め、次第にお寺ライフの魅力にハマっていく。映画初出演となった本木雅弘と鈴木保奈美共演作。
「ファンシイダンス」 の作品情報
「ファンシイダンス」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ファンシイダンスの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
101分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
D*DABP1191 |
2007年08月11日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
0人
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ファンシイダンスの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
101分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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D*DABP1191 |
2007年08月11日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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ユーザーレビュー:29件
坊主頭だと、クリックリなでられちゃうのは どうしてでしょう
いまさら珍しくもないですが、DISCASさんには、「ファンシイダンス」も、2つのDVDが登録されてます。何かが違うんでしょうか。でも、両方レンタルしてみようって粋狂な方もいらっしゃらないでしょうし、出来ればどこが違うのか、書いといて欲しいもんです。(←いや、たぶん違わないから)
はぁ〜、懐かしいですね。「ファンシイダンス」は、アイドル好きの叔父ちゃんに連れてってもらった映画です。そうそう、あの薬師丸ひろ子ちゃんファンの…。叔父ちゃんのお目当ては鈴木保奈美さん。そして、自分は、本木雅弘さんの方でした。モックンのカッコよさも手伝って、一人前の僧侶になる為の厳しい修行と男だけの世界に、すっかり憧れちゃいました。ま、当時はただ「…キレイだな〜」と思って観てたんですけどね。
さて、本題。
この映画には、自分好みのソッチ系のサービスシーンもちょびっとあります。あのときは、くすぐったくて恥ずかしくて、モゾモゾしながら観てたシーン。今から思えば、日本のお寺にはお稚児さんの歴史があるくらいですから、自然な流れなのかもしれませんね。弟役の大沢健くんの無防備な美しさ。ご本人、知ってか知らずか、じらすような素振りが危なっかしい。笑顔も時には罪ってもんです。
禅寺とかには全く縁のない生活をしてますんで、実際のお寺で「ファンシイダンス」のように舞い歌うかのごとき美しい行がなされているかは知りませんが、自分には、およそ真似の出来ない禁欲の世界。このまま遠くから憧れさせてもらいましょう。
人生の岐路に立ったとき、道を選ぶのは自分自身。まっすぐ行けるに越したことはないけど、揺れる柳の枝のように、しなやかに生きていくのもイイかな…と、勇気をくれる映画です。コメディですけど、あなどれませんよ。
☆役名&キャスト☆
塩野陽平…本木雅弘
赤石真朱…鈴木保奈美
塩野郁生…大沢健
笹木英峻…彦摩呂
信田珍来…田口浩正
慈安…近田和生
良好…渡浩行
洋西…ポール・シルバーマン
一裕…入江則雅
晶彗…甲田益也子
北川光輝…竹中直人
寿流…菅野菜保之
南拓然住職…村上冬樹
アツシ…みのすけ
硫一…大槻ケンヂ
マドンナ…広岡由里子
お婆さん…原ひさ子
女性レポーター…河合美智子
社員…柄本明
社員…蛭子能収
飛行機の乗客…大杉漣
塩野厳生…宮琢磨
塩野静子…宮本信子
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★★★★★ メジャーデビューから本領発揮
投稿日:2007/02/02
レビュアー:ガラリーナ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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今でこそ、未知なる世界を笑いとエンターテイメントで見せる周防監督、なんて言われているが、この作品ができた時にはそのような認識は全くないのは当然。しかし、改めて見直すと、周防監督の笑いのセンス、そして独特の「間」はこの作品ですでに確立されている。これがメジャーデビュー作とは思えない完成度である。
バンドのボーカルと修行僧は全く相反する世界。ところが物語が進むにつれパンクロッカーだった主人公自身のストイックさと修行僧の生活が実にうまくリンクしていき、「対極」の関係が「融合」へと変化していく。それはラスト近く袈裟をまとった本木雅弘が、パンク少年であった以前よりも俄然ファッショナブルでカッコ良く見えることに集約されている。本木雅弘が修行僧の暮らしに馴染むのと同時に、我々自身も禅寺という異世界とのギャップが埋められていくしかけ。実にうまい。
竹中直人ヅラかぶって住職に内緒でキャバクラ遊びをするシーンがあるんだけど、「ヅラ遊び」の原点はここなのかな。そう思うと映画界における竹中直人は、ここから始まったんじゃないかな、と思えて感慨深い。今でも「ミルヒー」やってんだから、進歩してないっちゃあ、進歩してないんだけど(笑)。
美形の僧役に当時モデルだった甲田益也子を抜擢したり、ライブシーンで東京スカパラダイスオーケストラを使ったりと随所に監督のセンスを感じる。ロンドンファッションに身を包んだ鈴木保奈美も実にハマってる。何よりアイドルの本木雅弘を丸坊主にしてここまでかっこ良くみせられたのは、やはり監督の演出のなせる技だろうと思う。ほんとに坊主頭のモックンはステキ。
静かな間と間から生まれる笑い、世の中を皮肉るユーモア、知らない世界を身近に見せる技、どれを取っても一級品。実に面白い作品です。(そうそう、彦麻呂にビックリ!)
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クリクリ坊主の本木雅弘の《お坊さん修行》
アイドルだった本木雅弘の本格映画デビュー作であり、
コメディ映画の重鎮・周防正行監督の商業映画デビュー作品です。
大学生の陽平(本木雅弘)は実家の禅寺を継ぐために一年間田舎の禅寺・明軽寺に
修行に入ります。
そこで体験する禅寺修行の、一般人の全く知らない《未知の領域》を、
驚き笑いながら体験できます。
原作は岡野玲子の同名漫画作品。
まぁ仏教用語と修行の詳細は、さすがリサーチの達人・周防正行監督らしい
こだわりの本格的にして専門的。
仏教用語は殆ど理解できず「馬の耳に念仏」状態ですが、
主人公の陽平くん。
実はなかなかの問題児。掟破りの常習者になって行きます。
結果的に掟破りになるけど、根は真面目。
竹中直人さん演じる先輩僧侶(指導的立場です)その竹中直人の僧侶の方が、酒とタバコを嗜み、生寿司を隠れて食する・・・本当の生臭坊主なので、この辺、周防監督らしい風刺も効いています。
特に可笑しかったのは、陽平の恋人が鈴木保奈美で、対する竹中直人の恋人の
マドンナと呼ばれる女の子(広岡由里子)との美醜のランク。
鈴木保奈美(トビキリの美女)に対してマドンナさんの田舎っぺぶり。
竹中がヨダレを垂らさんばかりに保奈美さんを羨ましそうに眺めるショットに大笑いでした。
(それにしても、保奈美さんの美しさ。この頃は可愛いらしさも全開で、さすが)
それに全力集中型の本木雅弘。
ラストに向かい修行僧の顔付きに変わります。
アゴはトンガリ、すっきり痩せて目は鋭く男っぷりが倍増します。
1989年作品です。
21年も前の映画ですが、エネルギーと若さに溢れて面白かったです。
このレビューは気に入りましたか?
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坊主頭だと、クリックリなでられちゃうのは どうしてでしょう
いまさら珍しくもないですが、DISCASさんには、「ファンシイダンス」も、2つのDVDが登録されてます。何かが違うんでしょうか。でも、両方レンタルしてみようって粋狂な方もいらっしゃらないでしょうし、出来ればどこが違うのか、書いといて欲しいもんです。(←いや、たぶん違わないから)
はぁ〜、懐かしいですね。「ファンシイダンス」は、アイドル好きの叔父ちゃんに連れてってもらった映画です。そうそう、あの薬師丸ひろ子ちゃんファンの…。叔父ちゃんのお目当ては鈴木保奈美さん。そして、自分は、本木雅弘さんの方でした。モックンのカッコよさも手伝って、一人前の僧侶になる為の厳しい修行と男だけの世界に、すっかり憧れちゃいました。ま、当時はただ「…キレイだな〜」と思って観てたんですけどね。
さて、本題。
この映画には、自分好みのソッチ系のサービスシーンもちょびっとあります。あのときは、くすぐったくて恥ずかしくて、モゾモゾしながら観てたシーン。今から思えば、日本のお寺にはお稚児さんの歴史があるくらいですから、自然な流れなのかもしれませんね。弟役の大沢健くんの無防備な美しさ。ご本人、知ってか知らずか、じらすような素振りが危なっかしい。笑顔も時には罪ってもんです。
禅寺とかには全く縁のない生活をしてますんで、実際のお寺で「ファンシイダンス」のように舞い歌うかのごとき美しい行がなされているかは知りませんが、自分には、およそ真似の出来ない禁欲の世界。このまま遠くから憧れさせてもらいましょう。
人生の岐路に立ったとき、道を選ぶのは自分自身。まっすぐ行けるに越したことはないけど、揺れる柳の枝のように、しなやかに生きていくのもイイかな…と、勇気をくれる映画です。コメディですけど、あなどれませんよ。
☆役名&キャスト☆
塩野陽平…本木雅弘
赤石真朱…鈴木保奈美
塩野郁生…大沢健
笹木英峻…彦摩呂
信田珍来…田口浩正
慈安…近田和生
良好…渡浩行
洋西…ポール・シルバーマン
一裕…入江則雅
晶彗…甲田益也子
北川光輝…竹中直人
寿流…菅野菜保之
南拓然住職…村上冬樹
アツシ…みのすけ
硫一…大槻ケンヂ
マドンナ…広岡由里子
お婆さん…原ひさ子
女性レポーター…河合美智子
社員…柄本明
社員…蛭子能収
飛行機の乗客…大杉漣
塩野厳生…宮琢磨
塩野静子…宮本信子
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そして彼らのその後は?見たいような見たくないような・・・
投稿日:2009/04/20
レビュアー:花ちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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面白くて笑えます。年配でも若者でもOKなターゲットの広い映画です。あまりコメディが好きでなくて見なかったのですが、これはお勧めします。
おくりびとで所作の美しさを見せたモッ君ですが、原点はここかしら?終盤に向うにつれとてもきれいにみえました。
ロックバンドのボーカルで禅宗の寺の長男、陽平ちゃん。跡取り息子のために、山寺へ修行に行きます。
俗世の欲望にまみれた男の子が、厳しい戒律の中で暮らすだけでもドタバタしますが、閉鎖社会の微妙なタブーや下界の恋人とのことを織り交ぜて楽しませます。お山でのほうが余計煩悩に苦しむ様子がおかしいです。
お山ではいろんなキャラが登場します。私の苦手な竹中直人もさほどオーバーな演技ではなくて大丈夫。食いしんぼのおデブちゃんも定番キャラ。中でも必ず話のキーとなるのが弟君です。弟をかばう意味でも、決意の入山だったのに、この弟、兄が心配するに及ばず、ものすごい要領よしなんです。やり手でかわいいおいしいキャラです。
この子がいろいろ情報を仕入れたり、あちこちとかかわることで、退屈そうな山寺の中でも悶着が起こります。
就寝時の姿勢や専門用語等、日頃知らないことを解説してくれるのは、さすがリサーチの周防監督で、興味をそそります。難を言えば女性のファッション、当時あんなだったでしょうか、そういえばそんな気もしますし、男世界の黒衣に対して俗っぽく流行を意識したのかも、でもちょっとむごい(笑)。
さて、この先彼らはどうなるんでしょう?見たいような、見たくないような・・・・・。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
坊主頭だと、クリックリなでられちゃうのは どうしてでしょう
投稿日
2007/08/16
レビュアー
素敵な声で抱きしめて
いまさら珍しくもないですが、DISCASさんには、「ファンシイダンス」も、2つのDVDが登録されてます。何かが違うんでしょうか。でも、両方レンタルしてみようって粋狂な方もいらっしゃらないでしょうし、出来ればどこが違うのか、書いといて欲しいもんです。(←いや、たぶん違わないから)
はぁ〜、懐かしいですね。「ファンシイダンス」は、アイドル好きの叔父ちゃんに連れてってもらった映画です。そうそう、あの薬師丸ひろ子ちゃんファンの…。叔父ちゃんのお目当ては鈴木保奈美さん。そして、自分は、本木雅弘さんの方でした。モックンのカッコよさも手伝って、一人前の僧侶になる為の厳しい修行と男だけの世界に、すっかり憧れちゃいました。ま、当時はただ「…キレイだな〜」と思って観てたんですけどね。
さて、本題。
この映画には、自分好みのソッチ系のサービスシーンもちょびっとあります。あのときは、くすぐったくて恥ずかしくて、モゾモゾしながら観てたシーン。今から思えば、日本のお寺にはお稚児さんの歴史があるくらいですから、自然な流れなのかもしれませんね。弟役の大沢健くんの無防備な美しさ。ご本人、知ってか知らずか、じらすような素振りが危なっかしい。笑顔も時には罪ってもんです。
禅寺とかには全く縁のない生活をしてますんで、実際のお寺で「ファンシイダンス」のように舞い歌うかのごとき美しい行がなされているかは知りませんが、自分には、およそ真似の出来ない禁欲の世界。このまま遠くから憧れさせてもらいましょう。
人生の岐路に立ったとき、道を選ぶのは自分自身。まっすぐ行けるに越したことはないけど、揺れる柳の枝のように、しなやかに生きていくのもイイかな…と、勇気をくれる映画です。コメディですけど、あなどれませんよ。
☆役名&キャスト☆
塩野陽平…本木雅弘
赤石真朱…鈴木保奈美
塩野郁生…大沢健
笹木英峻…彦摩呂
信田珍来…田口浩正
慈安…近田和生
良好…渡浩行
洋西…ポール・シルバーマン
一裕…入江則雅
晶彗…甲田益也子
北川光輝…竹中直人
寿流…菅野菜保之
南拓然住職…村上冬樹
アツシ…みのすけ
硫一…大槻ケンヂ
マドンナ…広岡由里子
お婆さん…原ひさ子
女性レポーター…河合美智子
社員…柄本明
社員…蛭子能収
飛行機の乗客…大杉漣
塩野厳生…宮琢磨
塩野静子…宮本信子
★★★★★ メジャーデビューから本領発揮
投稿日
2007/02/02
レビュアー
ガラリーナ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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今でこそ、未知なる世界を笑いとエンターテイメントで見せる周防監督、なんて言われているが、この作品ができた時にはそのような認識は全くないのは当然。しかし、改めて見直すと、周防監督の笑いのセンス、そして独特の「間」はこの作品ですでに確立されている。これがメジャーデビュー作とは思えない完成度である。
バンドのボーカルと修行僧は全く相反する世界。ところが物語が進むにつれパンクロッカーだった主人公自身のストイックさと修行僧の生活が実にうまくリンクしていき、「対極」の関係が「融合」へと変化していく。それはラスト近く袈裟をまとった本木雅弘が、パンク少年であった以前よりも俄然ファッショナブルでカッコ良く見えることに集約されている。本木雅弘が修行僧の暮らしに馴染むのと同時に、我々自身も禅寺という異世界とのギャップが埋められていくしかけ。実にうまい。
竹中直人ヅラかぶって住職に内緒でキャバクラ遊びをするシーンがあるんだけど、「ヅラ遊び」の原点はここなのかな。そう思うと映画界における竹中直人は、ここから始まったんじゃないかな、と思えて感慨深い。今でも「ミルヒー」やってんだから、進歩してないっちゃあ、進歩してないんだけど(笑)。
美形の僧役に当時モデルだった甲田益也子を抜擢したり、ライブシーンで東京スカパラダイスオーケストラを使ったりと随所に監督のセンスを感じる。ロンドンファッションに身を包んだ鈴木保奈美も実にハマってる。何よりアイドルの本木雅弘を丸坊主にしてここまでかっこ良くみせられたのは、やはり監督の演出のなせる技だろうと思う。ほんとに坊主頭のモックンはステキ。
静かな間と間から生まれる笑い、世の中を皮肉るユーモア、知らない世界を身近に見せる技、どれを取っても一級品。実に面白い作品です。(そうそう、彦麻呂にビックリ!)
クリクリ坊主の本木雅弘の《お坊さん修行》
投稿日
2020/08/27
レビュアー
カマンベール
アイドルだった本木雅弘の本格映画デビュー作であり、
コメディ映画の重鎮・周防正行監督の商業映画デビュー作品です。
大学生の陽平(本木雅弘)は実家の禅寺を継ぐために一年間田舎の禅寺・明軽寺に
修行に入ります。
そこで体験する禅寺修行の、一般人の全く知らない《未知の領域》を、
驚き笑いながら体験できます。
原作は岡野玲子の同名漫画作品。
まぁ仏教用語と修行の詳細は、さすがリサーチの達人・周防正行監督らしい
こだわりの本格的にして専門的。
仏教用語は殆ど理解できず「馬の耳に念仏」状態ですが、
主人公の陽平くん。
実はなかなかの問題児。掟破りの常習者になって行きます。
結果的に掟破りになるけど、根は真面目。
竹中直人さん演じる先輩僧侶(指導的立場です)その竹中直人の僧侶の方が、酒とタバコを嗜み、生寿司を隠れて食する・・・本当の生臭坊主なので、この辺、周防監督らしい風刺も効いています。
特に可笑しかったのは、陽平の恋人が鈴木保奈美で、対する竹中直人の恋人の
マドンナと呼ばれる女の子(広岡由里子)との美醜のランク。
鈴木保奈美(トビキリの美女)に対してマドンナさんの田舎っぺぶり。
竹中がヨダレを垂らさんばかりに保奈美さんを羨ましそうに眺めるショットに大笑いでした。
(それにしても、保奈美さんの美しさ。この頃は可愛いらしさも全開で、さすが)
それに全力集中型の本木雅弘。
ラストに向かい修行僧の顔付きに変わります。
アゴはトンガリ、すっきり痩せて目は鋭く男っぷりが倍増します。
1989年作品です。
21年も前の映画ですが、エネルギーと若さに溢れて面白かったです。
坊主頭だと、クリックリなでられちゃうのは どうしてでしょう
投稿日
2007/08/16
レビュアー
素敵な声で抱きしめて
いまさら珍しくもないですが、DISCASさんには、「ファンシイダンス」も、2つのDVDが登録されてます。何かが違うんでしょうか。でも、両方レンタルしてみようって粋狂な方もいらっしゃらないでしょうし、出来ればどこが違うのか、書いといて欲しいもんです。(←いや、たぶん違わないから)
はぁ〜、懐かしいですね。「ファンシイダンス」は、アイドル好きの叔父ちゃんに連れてってもらった映画です。そうそう、あの薬師丸ひろ子ちゃんファンの…。叔父ちゃんのお目当ては鈴木保奈美さん。そして、自分は、本木雅弘さんの方でした。モックンのカッコよさも手伝って、一人前の僧侶になる為の厳しい修行と男だけの世界に、すっかり憧れちゃいました。ま、当時はただ「…キレイだな〜」と思って観てたんですけどね。
さて、本題。
この映画には、自分好みのソッチ系のサービスシーンもちょびっとあります。あのときは、くすぐったくて恥ずかしくて、モゾモゾしながら観てたシーン。今から思えば、日本のお寺にはお稚児さんの歴史があるくらいですから、自然な流れなのかもしれませんね。弟役の大沢健くんの無防備な美しさ。ご本人、知ってか知らずか、じらすような素振りが危なっかしい。笑顔も時には罪ってもんです。
禅寺とかには全く縁のない生活をしてますんで、実際のお寺で「ファンシイダンス」のように舞い歌うかのごとき美しい行がなされているかは知りませんが、自分には、およそ真似の出来ない禁欲の世界。このまま遠くから憧れさせてもらいましょう。
人生の岐路に立ったとき、道を選ぶのは自分自身。まっすぐ行けるに越したことはないけど、揺れる柳の枝のように、しなやかに生きていくのもイイかな…と、勇気をくれる映画です。コメディですけど、あなどれませんよ。
☆役名&キャスト☆
塩野陽平…本木雅弘
赤石真朱…鈴木保奈美
塩野郁生…大沢健
笹木英峻…彦摩呂
信田珍来…田口浩正
慈安…近田和生
良好…渡浩行
洋西…ポール・シルバーマン
一裕…入江則雅
晶彗…甲田益也子
北川光輝…竹中直人
寿流…菅野菜保之
南拓然住職…村上冬樹
アツシ…みのすけ
硫一…大槻ケンヂ
マドンナ…広岡由里子
お婆さん…原ひさ子
女性レポーター…河合美智子
社員…柄本明
社員…蛭子能収
飛行機の乗客…大杉漣
塩野厳生…宮琢磨
塩野静子…宮本信子
そして彼らのその後は?見たいような見たくないような・・・
投稿日
2009/04/20
レビュアー
花ちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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面白くて笑えます。年配でも若者でもOKなターゲットの広い映画です。あまりコメディが好きでなくて見なかったのですが、これはお勧めします。
おくりびとで所作の美しさを見せたモッ君ですが、原点はここかしら?終盤に向うにつれとてもきれいにみえました。
ロックバンドのボーカルで禅宗の寺の長男、陽平ちゃん。跡取り息子のために、山寺へ修行に行きます。
俗世の欲望にまみれた男の子が、厳しい戒律の中で暮らすだけでもドタバタしますが、閉鎖社会の微妙なタブーや下界の恋人とのことを織り交ぜて楽しませます。お山でのほうが余計煩悩に苦しむ様子がおかしいです。
お山ではいろんなキャラが登場します。私の苦手な竹中直人もさほどオーバーな演技ではなくて大丈夫。食いしんぼのおデブちゃんも定番キャラ。中でも必ず話のキーとなるのが弟君です。弟をかばう意味でも、決意の入山だったのに、この弟、兄が心配するに及ばず、ものすごい要領よしなんです。やり手でかわいいおいしいキャラです。
この子がいろいろ情報を仕入れたり、あちこちとかかわることで、退屈そうな山寺の中でも悶着が起こります。
就寝時の姿勢や専門用語等、日頃知らないことを解説してくれるのは、さすがリサーチの周防監督で、興味をそそります。難を言えば女性のファッション、当時あんなだったでしょうか、そういえばそんな気もしますし、男世界の黒衣に対して俗っぽく流行を意識したのかも、でもちょっとむごい(笑)。
さて、この先彼らはどうなるんでしょう?見たいような、見たくないような・・・・・。
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