あげまん / 宮本信子
全体の平均評価点: (5点満点)
(11)
解説・ストーリー
男にツキをもたらす“あげまん”の女と彼女に関わる男たちとの人間模様を描いたコメディ・ドラマ。捨て子だったナヨコは芸者の置屋にあずけられ、やがて僧侶・多聞院と結婚する。多聞院の位はめきめきと高くなっていくが、しばらくして多聞院は病死。その後、ナヨコが出合った銀行員・鈴木主水もどんどん出世していく。「彼女と恋仲に落ちる男は運気が上昇する」といった噂が巷で広がりつつある中、彼女の“あげまん”ぶりに政界の黒幕である大倉善武も目を付けていた…。
男にツキをもたらす“あげまん”の女と彼女に関わる男たちとの人間模様を描いたコメディ・ドラマ。捨て子だったナヨコは芸者の置屋にあずけられ、やがて僧侶・多聞院と結婚する。多聞院の位はめきめきと高くなっていくが、しばらくして多聞院は病死。その後、ナヨコが出合った銀行員・鈴木主水もどんどん出世していく。「彼女と恋仲に落ちる男は運気が上昇する」といった噂が巷で広がりつつある中、彼女の“あげまん”ぶりに政界の黒幕である大倉善武も目を付けていた…。
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「あげまん」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
男にツキをもたらす“あげまん”の女と彼女に関わる男たちとの人間模様を描いたコメディ・ドラマ。捨て子だったナヨコは芸者の置屋にあずけられ、やがて僧侶・多聞院と結婚する。多聞院の位はめきめきと高くなっていくが、しばらくして多聞院は病死。その後、ナヨコが出合った銀行員・鈴木主水もどんどん出世していく。「彼女と恋仲に落ちる男は運気が上昇する」といった噂が巷で広がりつつある中、彼女の“あげまん”ぶりに政界の黒幕である大倉善武も目を付けていた…。
「あげまん」 の作品情報
「あげまん」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
あげまんの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日(大)日(小)英語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR1063 |
2004年12月20日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
4人
|
0人
|
あげまんの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日(大)日(小)英語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR1063 |
2004年12月20日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
4人
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ユーザーレビュー:11件
伊丹十三監督の作品はやっぱり面白い
ボ〜ト鑑賞していたのでは、つまらない作品かも知れません。
でも、奥様の宮本信子さんは実に色っぱい…芸者姿の艶やかさ
伊丹監督が惚れる気持ちがよくわかる。
しかも今回の作品は私の大好きな津川雅彦さんがお相手。
相変わらず津川の演じる役は女ったらしの役が多いが、厭味がない。
しかも若くスマートで足が長い・ヾ(。><)シぎょぇぇぇ
邦画は余り好きではないが伊丹監督と津川雅彦の名前が並ぶと観たくなる。
最後はハッピーエンドで私もハッピー(*≧з≦)
芸者、一度はやってみたい職業かな⇒(= ̄▽ ̄=)V
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男ってほんっとにどうしようもない生き物だ
投稿日:2007/12/26
レビュアー:ジャッキー
この監督の作品の要素として社会派・エロそして男のロマンのようなものがあるように思うけど今回は特に三つめの要素が強いです。あまりに男の理想で話が進んでいてちょっとイラッとする。彼女があげまんだと分かっているならもうちょっと大事にしろ!
その結果として彼女は実はそんなに幸せではないですね。誰と一緒にいても愛人どまりだし。
そもそもこの作品を見ることにしたのは女としてあげまんの何たるかを学んで人生に少しでも役立てようと思ったからなんだけど見終わってみるとあんまりそうなりたいとも思わなくなりました。
男のほうもバチがあたっているのか、一時的には信じられないくらいツキまくっていても最終的にはそんなに幸せにはなってないですね。だいたいあげまんの力に頼ろうとするところからして頼りないことこのうえない。
あと何年かたったら見方も変わるかもしれませんが。
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彼女が捨て子である意味は?
主人公である捨て子のナヨコの描き方が中途半端で、感情移入しづらかった。彼女のことをしっかり描く気が無いのなら、わざわざ捨て子などというシチュエーションにする必要は無かったのではないか。前の方も書いておられるとおり、漫画チックな政治家や財界人を登場させるのなら、もっと娯楽に徹しきった方が良かったと思う。
あと、宮本信子の10代姿はかなり痛い。
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スマートな娯楽映画にして欲しかった
伊丹十三監督は今まで取り上げられなかった題材を描く点は良いが、反面なんとも品が無いところが顔を覗かせるのはマイナス。下品でも良いものもあるが、伊丹さんの描く作品ではもう少し品良く描いた方がすっきりして洒落たイメージが出来るのに。この作品はタイトルからして下品だ。もう少しぼかした表現して欲しかったと思う。いくらコメディでも島田正吾が演じる政界の黒幕も格好がコントみたいなんで、逆にシラケル。
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伊丹十三、妻を主演に芸者の映画を撮る
伊丹十三 生誕80年レビュー その3
( ネタばれあり )
「宮本信子は、芸者が演じられる女優」伊丹十三はそう言ってきました。
三味線、日本舞踊などの稽古事が好きだし、宮本信子本人も芸者を演じたいとずっと願っていたことも創作のきっかけではあるでしょう。
ですが、新たにアメリカ法人として立ち上げたITAMI FILMS INCの第1回作品として選んだのは、フジヤマ、サクラと並んで日本のステレオタイプ・イメージである芸者を通して、日本人の男と女の関係を描こうとしたからではないでしょうか。
芸者であり、銀行の優秀な秘書。 話の構成は、ハナからファンタジーです・
主人公の名はナヨコ。 7月4日に棄てられていた捨て子という設定を、こじつけて解釈すれば、
アメリカナイズされた現代日本に生まれながら、拾われた家庭環境ゆえに、伝統と因習を併せ持つ花柳界に身を投じることになったのだ、ということがいいたいのでは。
「女は女に生まれるのではない。 女になるのだ 」ならば、芸者というのは女が女を演じる仕事の最たるもので、別の文化環境で育てば女には別の生き方がある、ということなのでしょう。
日本の男と女というのは、男と女の関係なのはほんの最初のうちで、すぐにお母さんと坊やの関係になってしまいます。
男には、胎児・幼児の母子一体感( 安心感 )が根底にあって、自我に目覚めて別人格となると不安と孤独がつきまとってしまう。
大人の社会を鎧を着て生きている男は、自分の弱さ、欠点を常に意識しているから、女には欠点も含めて丸ごと受け入れてほしい・・・だけでなく、強い、優れていると思ってほしいもの。
依存していながら、束縛はされたくない、甘えたいけど子ども扱いされたくない。
わがままでも母親のように受け入れてほしくて、女にとっては、山口百恵の歌のじゃないけど「私、あんたのママじゃない」と言いたいほど、めんどくさいのでしょうが・・・・。
伊丹十三と宮本信子の関係も、ご当人らが言ったり、書いたりしているのものからも、やっぱり日本の男女関係だと思えます。
お二人が知り合った頃は、伊丹十三は一度結婚に失敗した後。 プレイボーイと言われ、
歳も一回り以上違い、24歳の彼女は大人の男性である彼に惹かれた。
結婚する時は、師匠と弟子のような立場であり、それまでの持ち物などを処分するよう、文字通りまっさらで夫のセンスに染まるように強いた話を聞くと、正直引いてしまうほどです。 究極の男のわがままですね。 宮本信子はそれを受け入れて、夫唱婦随で始まった夫婦生活。
それが、子供はいらないという夫を説得して二人の男子に恵まれると、伊丹十三は今の育メンのはしりとも言えるほど子育てに熱中し、凝り性な性格から、自然食品からテレビ、性教育までこだわって、子供が自家中毒を起こすほどでしたが、13歳で父親と死別し、ずっと大人びて生きてきた伊丹十三は、親のことを、そして自分の子ども時代を振り返ることになりました。
さらに心理学者岸田秀の出会いが、精神分析に凝るきっかけとなり、雑誌「モノンクル」の発刊につながりました。
男とは、女とは、大人とは、日本社会とは、心理学の見方で考えるようになりました。
さて、男も「男に生まれるのではない。 男になるのだ 」なのですが・・・・。
本作に出てくる男どもは・・・・。日本の男の幼児性、だらしなさ、わがままぶりが描かれていますね。
主水にひたすら尽くすナヨコ、男にとって都合がいい話ともいえますが・・・。
水商売はウソをつくのが商売だなどと言われますが、映画や小説に描かれる芸者は、自分が思った男、情夫には一途で尽くすものなんですね。
ところで、「女は女になる。 文化や社会の後天的要因で、女が作られる」のだとしたら、ナヨコが「あげまん」であることも、作られたものなのでしょうか。
もし捨て子の彼女が別の環境で育ったら、あげまんじゃなかったのでしょうか。
うまがあうとか、包容力とか気立てのよさとか、男と女の相性、さらにいえば縁とは理屈を超えたものと
ロジカルにものを考え、合理的批評精神の伊丹十三だからこそ、超越的なものを信じる一種の宗教映画となるのでしょう。
伊丹十三は宮本信子に背中を押されて、映画監督になりました。
『 お葬式 』の撮影の休憩時、スタッフたちと離れて、伊丹十三は宮本信子と二人きりになりたがったそうです。
監督という鎧を外して安心させてほしかったようですが、主演女優であることに専念することが許されず、女房にオン・オフはなくて宮本さんは大変だったようです。
師匠と弟子は、やがて同志となり、そして母と坊やのようにもなってしまった・・・かな。
言えることは、伊丹十三にとって、宮本信子はあげまんである。
この映画はそう告白しているラブレターなのです。
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ユーザーレビュー
伊丹十三監督の作品はやっぱり面白い
投稿日
2009/01/05
レビュアー
totoro
ボ〜ト鑑賞していたのでは、つまらない作品かも知れません。
でも、奥様の宮本信子さんは実に色っぱい…芸者姿の艶やかさ
伊丹監督が惚れる気持ちがよくわかる。
しかも今回の作品は私の大好きな津川雅彦さんがお相手。
相変わらず津川の演じる役は女ったらしの役が多いが、厭味がない。
しかも若くスマートで足が長い・ヾ(。><)シぎょぇぇぇ
邦画は余り好きではないが伊丹監督と津川雅彦の名前が並ぶと観たくなる。
最後はハッピーエンドで私もハッピー(*≧з≦)
芸者、一度はやってみたい職業かな⇒(= ̄▽ ̄=)V
男ってほんっとにどうしようもない生き物だ
投稿日
2007/12/26
レビュアー
ジャッキー
この監督の作品の要素として社会派・エロそして男のロマンのようなものがあるように思うけど今回は特に三つめの要素が強いです。あまりに男の理想で話が進んでいてちょっとイラッとする。彼女があげまんだと分かっているならもうちょっと大事にしろ!
その結果として彼女は実はそんなに幸せではないですね。誰と一緒にいても愛人どまりだし。
そもそもこの作品を見ることにしたのは女としてあげまんの何たるかを学んで人生に少しでも役立てようと思ったからなんだけど見終わってみるとあんまりそうなりたいとも思わなくなりました。
男のほうもバチがあたっているのか、一時的には信じられないくらいツキまくっていても最終的にはそんなに幸せにはなってないですね。だいたいあげまんの力に頼ろうとするところからして頼りないことこのうえない。
あと何年かたったら見方も変わるかもしれませんが。
彼女が捨て子である意味は?
投稿日
2005/06/08
レビュアー
サムソンクツワダ
主人公である捨て子のナヨコの描き方が中途半端で、感情移入しづらかった。彼女のことをしっかり描く気が無いのなら、わざわざ捨て子などというシチュエーションにする必要は無かったのではないか。前の方も書いておられるとおり、漫画チックな政治家や財界人を登場させるのなら、もっと娯楽に徹しきった方が良かったと思う。
あと、宮本信子の10代姿はかなり痛い。
スマートな娯楽映画にして欲しかった
投稿日
2005/03/22
レビュアー
ご飯
伊丹十三監督は今まで取り上げられなかった題材を描く点は良いが、反面なんとも品が無いところが顔を覗かせるのはマイナス。下品でも良いものもあるが、伊丹さんの描く作品ではもう少し品良く描いた方がすっきりして洒落たイメージが出来るのに。この作品はタイトルからして下品だ。もう少しぼかした表現して欲しかったと思う。いくらコメディでも島田正吾が演じる政界の黒幕も格好がコントみたいなんで、逆にシラケル。
伊丹十三、妻を主演に芸者の映画を撮る
投稿日
2013/05/19
レビュアー
ロキュータス
伊丹十三 生誕80年レビュー その3
( ネタばれあり )
「宮本信子は、芸者が演じられる女優」伊丹十三はそう言ってきました。
三味線、日本舞踊などの稽古事が好きだし、宮本信子本人も芸者を演じたいとずっと願っていたことも創作のきっかけではあるでしょう。
ですが、新たにアメリカ法人として立ち上げたITAMI FILMS INCの第1回作品として選んだのは、フジヤマ、サクラと並んで日本のステレオタイプ・イメージである芸者を通して、日本人の男と女の関係を描こうとしたからではないでしょうか。
芸者であり、銀行の優秀な秘書。 話の構成は、ハナからファンタジーです・
主人公の名はナヨコ。 7月4日に棄てられていた捨て子という設定を、こじつけて解釈すれば、
アメリカナイズされた現代日本に生まれながら、拾われた家庭環境ゆえに、伝統と因習を併せ持つ花柳界に身を投じることになったのだ、ということがいいたいのでは。
「女は女に生まれるのではない。 女になるのだ 」ならば、芸者というのは女が女を演じる仕事の最たるもので、別の文化環境で育てば女には別の生き方がある、ということなのでしょう。
日本の男と女というのは、男と女の関係なのはほんの最初のうちで、すぐにお母さんと坊やの関係になってしまいます。
男には、胎児・幼児の母子一体感( 安心感 )が根底にあって、自我に目覚めて別人格となると不安と孤独がつきまとってしまう。
大人の社会を鎧を着て生きている男は、自分の弱さ、欠点を常に意識しているから、女には欠点も含めて丸ごと受け入れてほしい・・・だけでなく、強い、優れていると思ってほしいもの。
依存していながら、束縛はされたくない、甘えたいけど子ども扱いされたくない。
わがままでも母親のように受け入れてほしくて、女にとっては、山口百恵の歌のじゃないけど「私、あんたのママじゃない」と言いたいほど、めんどくさいのでしょうが・・・・。
伊丹十三と宮本信子の関係も、ご当人らが言ったり、書いたりしているのものからも、やっぱり日本の男女関係だと思えます。
お二人が知り合った頃は、伊丹十三は一度結婚に失敗した後。 プレイボーイと言われ、
歳も一回り以上違い、24歳の彼女は大人の男性である彼に惹かれた。
結婚する時は、師匠と弟子のような立場であり、それまでの持ち物などを処分するよう、文字通りまっさらで夫のセンスに染まるように強いた話を聞くと、正直引いてしまうほどです。 究極の男のわがままですね。 宮本信子はそれを受け入れて、夫唱婦随で始まった夫婦生活。
それが、子供はいらないという夫を説得して二人の男子に恵まれると、伊丹十三は今の育メンのはしりとも言えるほど子育てに熱中し、凝り性な性格から、自然食品からテレビ、性教育までこだわって、子供が自家中毒を起こすほどでしたが、13歳で父親と死別し、ずっと大人びて生きてきた伊丹十三は、親のことを、そして自分の子ども時代を振り返ることになりました。
さらに心理学者岸田秀の出会いが、精神分析に凝るきっかけとなり、雑誌「モノンクル」の発刊につながりました。
男とは、女とは、大人とは、日本社会とは、心理学の見方で考えるようになりました。
さて、男も「男に生まれるのではない。 男になるのだ 」なのですが・・・・。
本作に出てくる男どもは・・・・。日本の男の幼児性、だらしなさ、わがままぶりが描かれていますね。
主水にひたすら尽くすナヨコ、男にとって都合がいい話ともいえますが・・・。
水商売はウソをつくのが商売だなどと言われますが、映画や小説に描かれる芸者は、自分が思った男、情夫には一途で尽くすものなんですね。
ところで、「女は女になる。 文化や社会の後天的要因で、女が作られる」のだとしたら、ナヨコが「あげまん」であることも、作られたものなのでしょうか。
もし捨て子の彼女が別の環境で育ったら、あげまんじゃなかったのでしょうか。
うまがあうとか、包容力とか気立てのよさとか、男と女の相性、さらにいえば縁とは理屈を超えたものと
ロジカルにものを考え、合理的批評精神の伊丹十三だからこそ、超越的なものを信じる一種の宗教映画となるのでしょう。
伊丹十三は宮本信子に背中を押されて、映画監督になりました。
『 お葬式 』の撮影の休憩時、スタッフたちと離れて、伊丹十三は宮本信子と二人きりになりたがったそうです。
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師匠と弟子は、やがて同志となり、そして母と坊やのようにもなってしまった・・・かな。
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