蜘蛛巣城 / 三船敏郎
全体の平均評価点: (5点満点)
(39)
解説・ストーリー
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え様式美に拘り描いた戦国武将の一大悲劇。鷲津武時は謀反を起こした敵を討ち、その帰途の森で出会った老婆から不思議な予言を聞く。やがて予言通り事が運び始めると、欲望に取り憑かれた妻にそそのかされて主を殺し、自ら城主の地位につくのだったが……。
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え様式美に拘り描いた戦国武将の一大悲劇。鷲津武時は謀反を起こした敵を討ち、その帰途の森で出会った老婆から不思議な予言を聞く。やがて予言通り事が運び始めると、欲望に取り憑かれた妻にそそのかされて主を殺し、自ら城主の地位につくのだったが……。
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「蜘蛛巣城」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え様式美に拘り描いた戦国武将の一大悲劇。鷲津武時は謀反を起こした敵を討ち、その帰途の森で出会った老婆から不思議な予言を聞く。やがて予言通り事が運び始めると、欲望に取り憑かれた妻にそそのかされて主を殺し、自ら城主の地位につくのだったが……。
「蜘蛛巣城」 の作品情報
「蜘蛛巣城」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
蜘蛛巣城の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV2798R |
2004年04月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
0人
|
2人
|
蜘蛛巣城の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV2798R |
2004年04月09日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
0人
|
2人
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ユーザーレビュー:39件
ラストシーンは圧巻!凄すぎる!っつーかバカだ!映画馬鹿だ!!!
黒澤明生誕100周年特別上映で『蜘蛛巣城』観てきました♪
ふむふむ(・〜・。)やっぱこのラストシーンは凄まじいっすね〜確か実際に射ってるんやったっけ?
□■□■□
いやぁ〜それにしても何をゆーとるんかぜーんぜん聞き取られへんな〜(;^_^A・・・最近の監督さんやったら逆の意味で撮りなおし(もしくは録り直し)してるやろねー(´艸`)
隣で観てた外国人の人がずっと小声でツレに訊ねとったし・・・そりゃ日本人でも何ゆーてるかわからんのに外人さんは流石にムリやろねー(´艸`)
まぁそれはエエとして(エエんならゆーなって!)
作品としてはそんなに面白いといえる作品では無いと思うし、集中しながらも漠然と全体を観ないといけないというなかなか厄介な映画なんで、人にはなかなか薦めにくい作品やけど、映画史に残るこの壮絶なラストシーンを観るためだけにでも映画館に行く価値はあるっすよねー♪
なんかもう一周してリアルじゃなく感じるほどの凄いですш(`∇´*)ш
結局ラストシーンしか印象に残らないほどに凄いですш(`∇´*)ш
□■□■□
えーっと、そんなに面白い作品ではないですが、一見の価値はある映画かなーって思います♪
個人的には黒澤作品の中ではそんなに好きなほうじゃないけど(;^_^A
個人的満足度 60点! オススメ度 60点!
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見よ、妄執の夢の跡
監督:黒澤明(1957年・日本・110分・モノクロ)
脚本:小国英雄・橋本忍・菊島隆三・黒澤明)
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
シェイクスピアの『マクベス』を翻案とする本作。
勇猛果敢な男でありながら、実は小心者の一面もあり、夫以上の野心と戦術に長けた妻に従って、身を滅ぼしていく男の物語。
舞台は下剋上の戦国時代。
「♪見よ、妄執の夢の跡」の謡曲と共に画面一杯の深い霧が覆う。この謡曲は、物語の最後でも流れ、この曲の通りに事が運んだことが分る。
謀反を制圧した鷲津武時(三船敏郎)と三木義明(千秋実)は、蜘蛛巣城・城主に直々に呼ばれて馬を走らせていたが、濃い霧と雷鳴の中、勝手知ったる「蜘蛛手の森」で迷ってしまう。そして、奇妙な老婆と出会った。
何故か老婆は二人の名前を知っていて、今夜のうちに、武時は北の館の主となり、義明は一の砦の大将にとなるだろうと予言する。
やがては、武時が蜘蛛巣城の城主になると。
そして、それは現実の事になった。
武時の妻・浅茅(山田五十鈴)は、もしも義明がこの事を殿さまに中言したなら、殿は貴方の命を狙うだろうと、主君殺しを示唆する。
老婆の予言と妻・浅茅の言葉に翻弄される武時。
意外にも「マクベス」の世界観が、日本の「栄枯盛衰」「因果応報」「諸行無常」の世界観とマッチしていた。
海外の評判でも、映画化されたシェイクスピアものとしては、最も優れている作品のひとつと認められているそうだ。
「能」の様式美を取り入れたということで、三船の険しい表情は能面から、浅茅の立ち居振る舞い(すり足、片膝を立てて座る)も能から来ているそうだ。
『蜘蛛巣城』の制作秘話。
終盤、鷲津武時目掛けて無数の矢が放たれるが、これは大学の弓道部員を使って本物の矢を射ったそうだ。矢が本物なら、武時を演じる三船の恐怖の表情も本物だった。
ウィキペディアによると、実際には、矢は三船から数メートル離れた板塀を目掛けて射っており、それを望遠レンズで横から撮ると、あの映像のように近くに刺さって見えるらしい。それにしても素晴らしく迫力のあるシーンだった。
この有名な(語り種になっている)シーンを是非観てみたいとずっと思っていたので、確と見届けて満足。
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笑ってしまった
「蜘蛛巣城」には笑ってしまった。それなりに有名で黒澤作品のベストXに上げられることもある作品なので傑作と言わないまでも良作、秀作を期待していたのだが黒澤流のマンガ作品なのだ。特にラストの弓矢が飛び交う戦闘シーンなど、別に映画にリアルさ(現実味)を必ずしも求めはしないと言っても、あれはないだろうと思わずつっこみを入れたくなってしまう。つまらない作品だ。
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リアルさをとことん追求した作品
1957年、黒澤明監督作品。
勿論モノクロです。
冒頭に霧の中に不気味に浮かび上がる『蜘蛛巣城跡』の石碑。
バックに流れる能楽のような曲も雰囲気を高める。
霧がより深くなり、画面は真っ白に。
そして次第に霧が晴れていき、徐々に姿を現わしていく蜘蛛巣城。
一頭の馬が城門に向かって走っていく。
冒頭から掴みはOKです。
シェイクスピアの戯曲『マクベス』の日本版であることを知っている私たちは
この城でこれから起こるであろうことの想像がつきますので
ゾクゾクする怖さを覚えます。
魔女をもののけの老婆に変え
マクベス王を鷲津武時という武将に変え
マクベス夫人を浅茅という妻に変え
時は戦国時代、日本版マクベスを見事に撮ってみせた黒澤明監督。
鷲津武時を演じるのは三船敏郎。この時37歳ぐらいでしょうか。
歌舞伎を見ているような抑揚のある演技には風格・威厳あり過ぎです!
武時をそそのかして主君や親友を彼に殺させる浅茅を演じるのは山田五十鈴。
モノクロであること、特殊な独特のメイクも手伝って
世にも恐ろし気な妻のいで立ちで、発狂したシーンには
背筋がぞっとしました。
下手なホラーより怖かったです(笑)
そして私が一番見たかったシーンはクライマックスの弓矢で武時が射られるシーン。
大学の弓道部員が本物の矢を三船敏郎に向かって数メートル離れたところから射ったそうで、
この時の彼の驚愕している表情は、リアルな怖さだったとか。
『後でぶっ殺す!』と思いながら本気で逃げ回ったということです。
リアルを追及した結果、目をむき出しにしている三船の表情がもの凄かったです。
大成功ですね。
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「シェークスピア劇でも最高峰」
投稿日:2009/02/26
レビュアー:港のマリー
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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シニソーヤさんから許可を頂いたのでタイトルにします。
わたしはシェークスピアの熱心な読者ではありませんが、この映画の原作「マクベス」はとても好きです。「人生はしょせん歩く影、憐れな役者」と気取り、ギリシア悲劇の正統を継ぎ、さらにそれに北方の憂鬱と血まみれの暗さを付け加えた破滅の壮絶さに唸っています。神々の定めた運命に人は抗えず、逃れようと画策すればするほど罠はきつく締まり、待ちかまえている死と狂気の餌食になるだけ。しかも知らなければ幸いな運命を中途半端に知ることで苦しみはいっそう増す。まことに不吉で恐ろしい芝居です。
黒澤明も三船敏郎も古典悲劇の端正さとは異なる個性の人ですが、この「マクベス」の秘めた不吉なパワー、ディオニュソス的な暴力性によく感応してすばらしく力感のある映画に仕立てていると思います。能の様式を意識したと言われていますが、ここでは様式や形式を内側から破るような力が漲っており、そこが後年の「乱」とは全く違うところです。「乱」も好きな作品ではありますが、傑作度からいえばこちらが上かもしれません。蜘蛛手の森が動くシーンなど、まあマンガ的と突き放せばそうなのかもしれませんが、わたしはいたく感激しました。村木与四郎の美術がなんといっても素晴らしいです。砂地に立つ黒い鎧壁の城の不吉さ、血染めの部屋の禍々しいこと。山田五十鈴の佇まいとぴったり合って凄味がありました。
知らなくてもよいことは知らずにいて下手に画策をしないこと。もちろん悪心野心は抱かぬこと。シェークスピアの教えを守って今日も何とか無事でした。
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ユーザーレビュー
ラストシーンは圧巻!凄すぎる!っつーかバカだ!映画馬鹿だ!!!
投稿日
2010/04/21
レビュアー
KASPAR
黒澤明生誕100周年特別上映で『蜘蛛巣城』観てきました♪
ふむふむ(・〜・。)やっぱこのラストシーンは凄まじいっすね〜確か実際に射ってるんやったっけ?
□■□■□
いやぁ〜それにしても何をゆーとるんかぜーんぜん聞き取られへんな〜(;^_^A・・・最近の監督さんやったら逆の意味で撮りなおし(もしくは録り直し)してるやろねー(´艸`)
隣で観てた外国人の人がずっと小声でツレに訊ねとったし・・・そりゃ日本人でも何ゆーてるかわからんのに外人さんは流石にムリやろねー(´艸`)
まぁそれはエエとして(エエんならゆーなって!)
作品としてはそんなに面白いといえる作品では無いと思うし、集中しながらも漠然と全体を観ないといけないというなかなか厄介な映画なんで、人にはなかなか薦めにくい作品やけど、映画史に残るこの壮絶なラストシーンを観るためだけにでも映画館に行く価値はあるっすよねー♪
なんかもう一周してリアルじゃなく感じるほどの凄いですш(`∇´*)ш
結局ラストシーンしか印象に残らないほどに凄いですш(`∇´*)ш
□■□■□
えーっと、そんなに面白い作品ではないですが、一見の価値はある映画かなーって思います♪
個人的には黒澤作品の中ではそんなに好きなほうじゃないけど(;^_^A
個人的満足度 60点! オススメ度 60点!
見よ、妄執の夢の跡
投稿日
2021/03/24
レビュアー
kazupon
監督:黒澤明(1957年・日本・110分・モノクロ)
脚本:小国英雄・橋本忍・菊島隆三・黒澤明)
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
シェイクスピアの『マクベス』を翻案とする本作。
勇猛果敢な男でありながら、実は小心者の一面もあり、夫以上の野心と戦術に長けた妻に従って、身を滅ぼしていく男の物語。
舞台は下剋上の戦国時代。
「♪見よ、妄執の夢の跡」の謡曲と共に画面一杯の深い霧が覆う。この謡曲は、物語の最後でも流れ、この曲の通りに事が運んだことが分る。
謀反を制圧した鷲津武時(三船敏郎)と三木義明(千秋実)は、蜘蛛巣城・城主に直々に呼ばれて馬を走らせていたが、濃い霧と雷鳴の中、勝手知ったる「蜘蛛手の森」で迷ってしまう。そして、奇妙な老婆と出会った。
何故か老婆は二人の名前を知っていて、今夜のうちに、武時は北の館の主となり、義明は一の砦の大将にとなるだろうと予言する。
やがては、武時が蜘蛛巣城の城主になると。
そして、それは現実の事になった。
武時の妻・浅茅(山田五十鈴)は、もしも義明がこの事を殿さまに中言したなら、殿は貴方の命を狙うだろうと、主君殺しを示唆する。
老婆の予言と妻・浅茅の言葉に翻弄される武時。
意外にも「マクベス」の世界観が、日本の「栄枯盛衰」「因果応報」「諸行無常」の世界観とマッチしていた。
海外の評判でも、映画化されたシェイクスピアものとしては、最も優れている作品のひとつと認められているそうだ。
「能」の様式美を取り入れたということで、三船の険しい表情は能面から、浅茅の立ち居振る舞い(すり足、片膝を立てて座る)も能から来ているそうだ。
『蜘蛛巣城』の制作秘話。
終盤、鷲津武時目掛けて無数の矢が放たれるが、これは大学の弓道部員を使って本物の矢を射ったそうだ。矢が本物なら、武時を演じる三船の恐怖の表情も本物だった。
ウィキペディアによると、実際には、矢は三船から数メートル離れた板塀を目掛けて射っており、それを望遠レンズで横から撮ると、あの映像のように近くに刺さって見えるらしい。それにしても素晴らしく迫力のあるシーンだった。
この有名な(語り種になっている)シーンを是非観てみたいとずっと思っていたので、確と見届けて満足。
笑ってしまった
投稿日
2006/01/06
レビュアー
parole
「蜘蛛巣城」には笑ってしまった。それなりに有名で黒澤作品のベストXに上げられることもある作品なので傑作と言わないまでも良作、秀作を期待していたのだが黒澤流のマンガ作品なのだ。特にラストの弓矢が飛び交う戦闘シーンなど、別に映画にリアルさ(現実味)を必ずしも求めはしないと言っても、あれはないだろうと思わずつっこみを入れたくなってしまう。つまらない作品だ。
リアルさをとことん追求した作品
投稿日
2021/03/14
レビュアー
飛べない魔女
1957年、黒澤明監督作品。
勿論モノクロです。
冒頭に霧の中に不気味に浮かび上がる『蜘蛛巣城跡』の石碑。
バックに流れる能楽のような曲も雰囲気を高める。
霧がより深くなり、画面は真っ白に。
そして次第に霧が晴れていき、徐々に姿を現わしていく蜘蛛巣城。
一頭の馬が城門に向かって走っていく。
冒頭から掴みはOKです。
シェイクスピアの戯曲『マクベス』の日本版であることを知っている私たちは
この城でこれから起こるであろうことの想像がつきますので
ゾクゾクする怖さを覚えます。
魔女をもののけの老婆に変え
マクベス王を鷲津武時という武将に変え
マクベス夫人を浅茅という妻に変え
時は戦国時代、日本版マクベスを見事に撮ってみせた黒澤明監督。
鷲津武時を演じるのは三船敏郎。この時37歳ぐらいでしょうか。
歌舞伎を見ているような抑揚のある演技には風格・威厳あり過ぎです!
武時をそそのかして主君や親友を彼に殺させる浅茅を演じるのは山田五十鈴。
モノクロであること、特殊な独特のメイクも手伝って
世にも恐ろし気な妻のいで立ちで、発狂したシーンには
背筋がぞっとしました。
下手なホラーより怖かったです(笑)
そして私が一番見たかったシーンはクライマックスの弓矢で武時が射られるシーン。
大学の弓道部員が本物の矢を三船敏郎に向かって数メートル離れたところから射ったそうで、
この時の彼の驚愕している表情は、リアルな怖さだったとか。
『後でぶっ殺す!』と思いながら本気で逃げ回ったということです。
リアルを追及した結果、目をむき出しにしている三船の表情がもの凄かったです。
大成功ですね。
「シェークスピア劇でも最高峰」
投稿日
2009/02/26
レビュアー
港のマリー
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レビューを表示する
シニソーヤさんから許可を頂いたのでタイトルにします。
わたしはシェークスピアの熱心な読者ではありませんが、この映画の原作「マクベス」はとても好きです。「人生はしょせん歩く影、憐れな役者」と気取り、ギリシア悲劇の正統を継ぎ、さらにそれに北方の憂鬱と血まみれの暗さを付け加えた破滅の壮絶さに唸っています。神々の定めた運命に人は抗えず、逃れようと画策すればするほど罠はきつく締まり、待ちかまえている死と狂気の餌食になるだけ。しかも知らなければ幸いな運命を中途半端に知ることで苦しみはいっそう増す。まことに不吉で恐ろしい芝居です。
黒澤明も三船敏郎も古典悲劇の端正さとは異なる個性の人ですが、この「マクベス」の秘めた不吉なパワー、ディオニュソス的な暴力性によく感応してすばらしく力感のある映画に仕立てていると思います。能の様式を意識したと言われていますが、ここでは様式や形式を内側から破るような力が漲っており、そこが後年の「乱」とは全く違うところです。「乱」も好きな作品ではありますが、傑作度からいえばこちらが上かもしれません。蜘蛛手の森が動くシーンなど、まあマンガ的と突き放せばそうなのかもしれませんが、わたしはいたく感激しました。村木与四郎の美術がなんといっても素晴らしいです。砂地に立つ黒い鎧壁の城の不吉さ、血染めの部屋の禍々しいこと。山田五十鈴の佇まいとぴったり合って凄味がありました。
知らなくてもよいことは知らずにいて下手に画策をしないこと。もちろん悪心野心は抱かぬこと。シェークスピアの教えを守って今日も何とか無事でした。
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