ゴジラ対メカゴジラ

　完全に子供達のヒーローとして可愛い顔立ちになってしまった「ゴジラ」に対して、圧倒的に強い全身武器のメカゴジラは「カッコイイ！」の一言に尽きます。後の「ゴジラ作品」で何度となく造られることになる「メカゴジラ」ですが、この作品を通して「メカゴジラ」の存在感を感じていただければ、何が製作スタッフに「03式機龍」までの「歴代メカゴジラ」を造らせたのかもご理解いただけるかと思います。
　「ゴジラ」はどうでもいい！「メカゴジラ」と「音楽」が最高！

沖縄が日本に復帰して２年後に制作されたという事で、
この作品は沖縄が舞台となっています。

毎度の事ながら、ツッコミどころ満載のゴジラ映画です。
メカゴジラを造る科学力がありながら、
味方かどうかを確認する方法が 合言葉って、江戸時代かよ！（爆）

ですが、ラストのバトルは 一見の価値が有ります。
メカゴジラが超カッコイイ！
翌年に続編の『メカゴジラの逆襲』が制作されたのも うなずけます。
敵がカッコイイって、大切ですね。
アメリカ版ゴジラの制作スタッフにも 見習って欲しいものです。

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　地球制服を狙う宇宙人がメカゴジラをもってやってきてゴジラとキングシーサーが対抗する話。

　メカゴジラのデザインがかっこよくて、目の前の敵には手足のミサイルを撃って首をくるっと回して後ろの相手にも標準をあわせて戦う姿がめちゃカッコいいです。そして佐藤勝さんの音楽も独特の雰囲気を出していてよかったと思います。

　人間パートのお話は国際スパイもののような内容で沖縄の洞窟で掘り出されたシーサーを巡っての奪い合いがあって、メカゴジラの修理に協力させられるノーベル賞受賞者の葛藤とかが描かれていきます。

ただ、キングシーサーを甦らせるために歌を歌いますが、それが沖縄民謡とかでもなく、普通の昭和歌謡を歌い始めたりするのはズッコケてしまいました。それに地球制服を狙う宇宙人のビジュアルがなぜかゴリラだったり、自分たちでペラペラと計画を喋ったりとオマヌケに見えて残念でした。

　とはいえ、ド派手な怪獣プロレスシーンで満足できる1本でした。

五つ星だからといって隅から隅まで面白いって訳じゃないよ。よくロックアルバムなんかでもあるじゃない。
好きな曲って１曲か２曲しか入ってないけどそれがあまりに好きなもんでアルバム全体の評価ができなくなっちゃってる感じって。
この映画はまさにそれ。幼い頃劇場で見て、ゴジラのあまりにも血みどろなやられっぷりにしびれたもんだが、今あの有名なラストの
バトルシーンをみるにつけメカゴジラの暴れっぷりは永遠だなと確認する次第。
特に頭をぐるりと後ろに回しキングシーサーに照準を決めつつ、前方のゴジラへの同時攻撃！ついでに薙いだ指先からのミサイルで足元の
村落を壊滅させてしまう余裕の暴力は最強の画。
その後の２匹に対する一斉攻撃はあまりにも激しすぎて煙まかれちゃう。
ムチャクチャなものが見たい時にはいつもこの映画を思いだしてしまうね。

平成ゴジラの「メカゴジラ」に比べると、どうも見劣りしますが、頑張っています。

主演：大門正明というのも渋い。

好きな映画です。


昭和が「対」で、平成が「VS」で、昭和生まれの自分は、「対」という古い言葉が好きです。

「VS]というのは、ほんとうに馬鹿なことばで、駄目です。

「猪木　対　小林」という対決でなければ！

メカ怪獣であれば、僕が夢想するのは、「キングギドラ」です。

「メカギドラ」。君は、もし、昨日、夢のなかにきた悪夢か？

「キングギドラ」そのもの、悪魔的なので、超現実な怪獣ですが、
こいつに、超合金・原子力装備、三つの首から、メーサー熱線、冷却線放射、アタック砲であれば、最強です。

脱線しましたが、この映画の「メカゴジラ」に、強さを求めていた自分。

ゴジラを超えるのは、飛行怪獣なのです。

ギャオス、ラドン、ガメラ、その最高がキングギドラだと確信するのです。