脱出 / ジョン・ヴォイト
脱出
/ジョン・ブアマン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(26)
解説・ストーリー
ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の男たち。だが、地元民との些細なトラブルが、彼らのレジャーを“死のゲーム”へと変えてしまった……。J・ディッキーが自身の原作を脚色、異才ブアマンが奇妙な迫力で描きあげた傑作サスペンス。
ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の男たち。だが、地元民との些細なトラブルが、彼らのレジャーを“死のゲーム”へと変えてしまった……。J・ディッキーが自身の原作を脚色、異才ブアマンが奇妙な迫力で描きあげた傑作サスペンス。
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「脱出」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の男たち。だが、地元民との些細なトラブルが、彼らのレジャーを“死のゲーム”へと変えてしまった……。J・ディッキーが自身の原作を脚色、異才ブアマンが奇妙な迫力で描きあげた傑作サスペンス。
「脱出」 の作品情報
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脱出
ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の男たち。だが、地元民との些細なトラブルが、彼らのレジャーを“死のゲーム”へと変えてしまった……。J・ディッキーが自身の原作を脚色、異才ブアマンが奇妙な迫力で描きあげた傑作サスペンス。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
日本語 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLR01004 |
2002年10月31日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚 |
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脱出 デジタルリマスター版
ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の男たち。だが、地元民との些細なトラブルが、彼らのレジャーを“死のゲーム”へと変えてしまった……。J・ディッキーが自身の原作を脚色、異才ブアマンが奇妙な迫力で描きあげた傑作サスペンス。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
109分 |
日英西中吹解 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLRY16512 |
2010年02月28日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚 |
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【Blu-ray】脱出(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
109分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
1000311705 |
2012年07月11日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
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ユーザーレビュー:26件
漂う異様な迫力。ほとんどホラーです。
川下りをするために山深い渓谷にやって来た4人の男たちが、地元民とのトラブルから命懸けの脱出行を余儀なくされるお話。
今の映画に比べるとテンポはあまり良くないけど、全篇にただよう異様な迫力は特筆もの。当時としてはかなりエグいシーンもあるし、敵ハンターのキャラクター造形などを含めて、ほとんどホラーに近いです。
ただし、地元民から実害を受けるのは確かですが、主人公たちが感じる恐怖の半分くらいは強迫観念によるものというのが大きなポイント。異文化からの反抗に対する恐れが投影されているのでしょう。アメリカという国が持つ根源的な恐怖心だろうし、製作時の時代背景からすると間違いなくベトナム戦争が影を落としています。
(いちおう)アクションアドベンチャーというジャンルでありながら、アカデミー賞にノミノートされたというのも、本質的には社会派の作品と評価されたからではないでしょうか。
それにしても、俳優自らがけっこう危険なスタントを演じてるのには驚かされます。特にバート・レイノルズは、ほとんど自分でこなしてるみたい。最近は本人が演じてるように見えて、実は顔だけCGをハメ込んでいることも多いですからね。保険会社がうるさいというのが一番の要因のようですが、それにも増しては当時の役者には本物のタフガイが多かったように思います。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
古さを感じさせないほど、スリリング。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ちょっと古い映画ではありますが、なかなかのスリルを楽しむ事が出来ますよ♪
登場人物である都会の4人の男達ですが、1人だけなかなかの男前がいるなぁ〜と思って見ていたら、なんとエド役はジョン・ボイトでした。
そう、あのアンジェリーナ・ジョリーのお父様ですよ。やっぱり美形の親は美形ですね。目のあたりなんて、よく似ています。
エドは、この作品の主人公でもあります。
リーダーシップがあるわけでも逞しい男でもないですし、どちらかと言えば繊細な感じ。かえってそれがスリリングな展開には良かったと思いますし、エドが感じた恐怖がジョン・ボイトの演技力によって、見てる側にもヒシヒシと伝わってきました。
エドが鹿に向かって弓を引くシーンがあるのですが、いろんな葛藤が垣間見れるところでもあります。
エドとボビーが住民達とトラブルになるシーンは、結構衝撃的です。しかも、この醜悪なシーンは結構長く、不快感MAXといった感じ。
ルイス役にはバート・レイノルズ。1人だけヤケにむさ苦しい顔がいるなーと思っていたら、バート・レイノルズでした。若い!
こちらのルイスの方が、完全にリーダーです。いや、ジャイアンです。(リサイタルはしません)
彼のやった行動がキッカケで、みんなもう後戻りできない事態へと向かっていくのですが、ルイスがあの行動を起こしたのは間違いではなかった・・・と私は思いました。
あれが犯罪になってしまうのは、ちょっとおかしいですよ。
その後にどうするかの話し合いがあるのですが、そのシーンがちょっと『さよなら、僕らの夏』とカブりました。
川下りのシーンは、どちらも見事な大自然を映してくれています。
川下りの映画では、他に『激流』もありますが、『激流』の方はエンターテイメント性が高いので、楽しめるといった点では『激流』の方に軍配が上がるかとは思います。
こちらの作品は、下手なホラーよりも怖いかもしれませんよ。
田舎住民のビジュアルについて、あまり詳しく描いていないところなんて想像力を煽ってくれます。地上波ではカットされそうなセリフもあります。
この住民達は、普通の常識を持ち合わせていないんですよね。それに我慢ならなくなった都会の男達が、トラブルになるまでの間は見ていてヒヤヒヤします。
この映画でホッとするのは、川下りのシーンとバンジョーとギターのセッションシーンでしょうか。
今は悪役が多くなったジョン・ボイトですが、こんなか弱い役が似合った時期もあったのね〜と、何だか嬉しくなった映画でもありました。
お奨めできます☆
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
ダムに沈む村の急流を、週末のカヌー下りの筈だった!
4人の仲間が週末の二泊三日。ダムに沈む村の上流にカヌー遊びに来る。
4人の1人太っちょのボビーは幼い日をこの土地で過ごした。
一日目は楽しく遊び、野宿をした。
翌日ボビーとエドの2人は地元の粗野なハンターに因縁をつけられ、
ボビーは辱めを受ける。
そしてエドまで貞操と命をライフル銃で狙われたその時、4人の1人ルイスが弓矢で射て殺す。
(この辺り、その弓矢の殺傷力と腕前にビックリしてしまう。
一的で心臓を、後ろから射て殺す・・・なんて無理!)
4人は熟慮の末、多数決で死体を埋める事に。
(この辺り、手で穴を掘る4人〜そして死体〜眼を見開き、口を開け、
腕は死後硬直で固まり手首の格好・・・などなど、カメラが、ともかく生々しくて、リアリティが驚くほどだ!)
翌日には死体の処理で落ち込んだドリューは、救命胴衣も付けず自死のように急流に呑まれる。
そしてもう1人の地元ハンターもエド(ジョン・ボイト)が殺す事になる。
この事件は正当防衛と事故で4人には、まるで非が無い・・・と思われるのだが・・・。
ヨソ者の起こした事件であり、因習の強い土地での陪審員制度を考えるルイスたちは、かなり考えます。
このあたりただのアドベンチャーにサスペンス色が強く指してきて、
1972年作品とは思えない、練られた脚本です。
それにしても主役のジョン・ボイトの日焼けと、スッカリ伸びた口髭を見ると、二泊三日の撮影に一ヶ月は掛かったのでしょう!
またジョン・ボイトはアンジェリーナ・ジョリーの実父で、
『真夜中のカーボーイ』の主役として有名ですし、悪役として長く活躍しています。
それにしても目元、尖った頬骨、口元。
アンジェリーナにそっくりで驚きました。
俳優(死体役を含めて)の危険なアクションや、急流下りの迫力には圧倒されました。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
大自然を満喫する予定だった都会の男達が経験する悪夢のような休日!
米国ジョージア州のダム建設工事が進む渓谷に、都市住民のエド、ルイス、ビリー、ドリューが訪れる。
彼らの目的はキャンプとカヌーだったが、森で遭遇した二人の男にビリーがレイプされ、
エドも危機に陥ってしまう。
これに気づいたルイスが男の一人を殺害し、二人を救った。
ルイスとドリューの激しい口論の末、この殺人を秘匿することに決めた4人は、帰路を急ぐが…
1972年製作 ジョン・ブアマン監督作品。
大自然を満喫する予定だった都会の男達が経験する悪夢のような休日!
安定した仕事、妻子、家を大切にするエドやドリュー、ボビーとは対照的に、
ルイスは大胆でリスクを恐れないマッチョな人物として描かれる。
しかし、自然と男(マウンテンマン)の脅威の前には、都会のマッチョなんか目じゃないのである。
原作、脚本のジェームズ・ディッキー(保安官として出演)は、本作に登場する地域を「9本指の土地」
(事故、あるいは先天的に指がない者が多い地域を指す)と呼んでいたそうだ。
本作で描写される地元住民の生活は貧しく荒廃していた。
知的障がいを持つ少年のバンジョー、ドリューのギターが合奏するシーンが印象深い。
心が通い合ったかに思えるが、少年はドリューとの握手を拒否し、無表情で彼らのカヌーを見送る…
美しいが無慈悲な自然とマウンテンマンに翻弄される都会の男達を描いた後、
下流にある町のシーンになる。
老人達が交わす他愛のない会話、清潔な室内などは、安全で便利な場所だと実感させる。
だが、ここは間もなくダムの底に沈む町である。
一方、曳屋で移動する教会、掘り返された棺は、ダムの底には沈まない。
男達の体験も記憶の底に沈むことは決してないだろう。
エド(ジョン・ヴォイト)、ルイス(バート・レイノルズ)、
ビリー(ネッド・ビーティ)、ドリュー(ロニー・コックス)、
俳優たち自身が急流をカヌーで下っていくシーンがすごい!
流れに突き出した岩は、どう見ても本物に見えたが、大丈夫だったのだろうか…
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
時代を象徴した映画
投稿日:2014/10/12
レビュアー:趣味は洋画
1972年。ベトナム戦争の泥沼化で、閉塞するアメリカ社会の空気を象徴した作品であることは疑いの余地のないところ。しかし、この作品がアカデミー作品賞にまでノミネートされるほどの映画だったかといわれれば、極めて首を傾げざるをえません。‘1972年’は、「ゴッドファーザー」という圧倒的な支持を得た大作(作品賞受賞)があり、他の作品は影が薄かった...といっても、せいぜい「キャバレー」や「サウンダー」の2作品で、本作のノミネートよりは、「候補者ビル・マッケイ」、「探偵スルース」といった作品のほうが、アカデミー向けであったろうにと思うのですが...
それでも本作がノミネートされた背景には、やっぱりベトナム戦争の影から脱却したい...といったハリウッドの思惑があったのかもしれません。そんなことを考えながらの鑑賞でした。
冒頭、主人公たちが訪れるジョージア州の山奥の村で出会うバンジョーの達人の少年、台詞はないのですが、その表情が印象的です。作品に付加されているジョン・プアマンの説明によれば、「デュエリング・バンジョー」は別に録音して、‘バンジョーの上手い少年の手’のみを画面編集した、とあります。それでもロニー・コックスのギターとの協演シーンは素晴らしかった。
最初は威勢がよかったバート・レイノルズですが、足を負傷してからはまったくおとなしい。出番も台詞も少なく、まるで形無しです。一方のジョン・ヴォイト、最初は‘いかにもおとなしい真面目人間、サラリーマンの典型’といった印象でしたが、山男の襲撃によって恐怖のどん底を体験してからは別人となります。レイノルズの負傷後は、メンバーのリーダーとなって活躍します。
その場、その場の状況や環境の変化によって、人間は強くもなり、弱くもなる、また醜くもなる...プアマンはそういった人間のエゴも描きたかったのでしょうか。
激流をカヌーで下るシーンや、大自然の描写はまことに圧巻でした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
漂う異様な迫力。ほとんどホラーです。
投稿日
2012/08/15
レビュアー
ゆういちろう
川下りをするために山深い渓谷にやって来た4人の男たちが、地元民とのトラブルから命懸けの脱出行を余儀なくされるお話。
今の映画に比べるとテンポはあまり良くないけど、全篇にただよう異様な迫力は特筆もの。当時としてはかなりエグいシーンもあるし、敵ハンターのキャラクター造形などを含めて、ほとんどホラーに近いです。
ただし、地元民から実害を受けるのは確かですが、主人公たちが感じる恐怖の半分くらいは強迫観念によるものというのが大きなポイント。異文化からの反抗に対する恐れが投影されているのでしょう。アメリカという国が持つ根源的な恐怖心だろうし、製作時の時代背景からすると間違いなくベトナム戦争が影を落としています。
(いちおう)アクションアドベンチャーというジャンルでありながら、アカデミー賞にノミノートされたというのも、本質的には社会派の作品と評価されたからではないでしょうか。
それにしても、俳優自らがけっこう危険なスタントを演じてるのには驚かされます。特にバート・レイノルズは、ほとんど自分でこなしてるみたい。最近は本人が演じてるように見えて、実は顔だけCGをハメ込んでいることも多いですからね。保険会社がうるさいというのが一番の要因のようですが、それにも増しては当時の役者には本物のタフガイが多かったように思います。
古さを感じさせないほど、スリリング。
投稿日
2007/10/08
レビュアー
エファ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ちょっと古い映画ではありますが、なかなかのスリルを楽しむ事が出来ますよ♪
登場人物である都会の4人の男達ですが、1人だけなかなかの男前がいるなぁ〜と思って見ていたら、なんとエド役はジョン・ボイトでした。
そう、あのアンジェリーナ・ジョリーのお父様ですよ。やっぱり美形の親は美形ですね。目のあたりなんて、よく似ています。
エドは、この作品の主人公でもあります。
リーダーシップがあるわけでも逞しい男でもないですし、どちらかと言えば繊細な感じ。かえってそれがスリリングな展開には良かったと思いますし、エドが感じた恐怖がジョン・ボイトの演技力によって、見てる側にもヒシヒシと伝わってきました。
エドが鹿に向かって弓を引くシーンがあるのですが、いろんな葛藤が垣間見れるところでもあります。
エドとボビーが住民達とトラブルになるシーンは、結構衝撃的です。しかも、この醜悪なシーンは結構長く、不快感MAXといった感じ。
ルイス役にはバート・レイノルズ。1人だけヤケにむさ苦しい顔がいるなーと思っていたら、バート・レイノルズでした。若い!
こちらのルイスの方が、完全にリーダーです。いや、ジャイアンです。(リサイタルはしません)
彼のやった行動がキッカケで、みんなもう後戻りできない事態へと向かっていくのですが、ルイスがあの行動を起こしたのは間違いではなかった・・・と私は思いました。
あれが犯罪になってしまうのは、ちょっとおかしいですよ。
その後にどうするかの話し合いがあるのですが、そのシーンがちょっと『さよなら、僕らの夏』とカブりました。
川下りのシーンは、どちらも見事な大自然を映してくれています。
川下りの映画では、他に『激流』もありますが、『激流』の方はエンターテイメント性が高いので、楽しめるといった点では『激流』の方に軍配が上がるかとは思います。
こちらの作品は、下手なホラーよりも怖いかもしれませんよ。
田舎住民のビジュアルについて、あまり詳しく描いていないところなんて想像力を煽ってくれます。地上波ではカットされそうなセリフもあります。
この住民達は、普通の常識を持ち合わせていないんですよね。それに我慢ならなくなった都会の男達が、トラブルになるまでの間は見ていてヒヤヒヤします。
この映画でホッとするのは、川下りのシーンとバンジョーとギターのセッションシーンでしょうか。
今は悪役が多くなったジョン・ボイトですが、こんなか弱い役が似合った時期もあったのね〜と、何だか嬉しくなった映画でもありました。
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ダムに沈む村の急流を、週末のカヌー下りの筈だった!
投稿日
2015/09/01
レビュアー
カマンベール
4人の仲間が週末の二泊三日。ダムに沈む村の上流にカヌー遊びに来る。
4人の1人太っちょのボビーは幼い日をこの土地で過ごした。
一日目は楽しく遊び、野宿をした。
翌日ボビーとエドの2人は地元の粗野なハンターに因縁をつけられ、
ボビーは辱めを受ける。
そしてエドまで貞操と命をライフル銃で狙われたその時、4人の1人ルイスが弓矢で射て殺す。
(この辺り、その弓矢の殺傷力と腕前にビックリしてしまう。
一的で心臓を、後ろから射て殺す・・・なんて無理!)
4人は熟慮の末、多数決で死体を埋める事に。
(この辺り、手で穴を掘る4人〜そして死体〜眼を見開き、口を開け、
腕は死後硬直で固まり手首の格好・・・などなど、カメラが、ともかく生々しくて、リアリティが驚くほどだ!)
翌日には死体の処理で落ち込んだドリューは、救命胴衣も付けず自死のように急流に呑まれる。
そしてもう1人の地元ハンターもエド(ジョン・ボイト)が殺す事になる。
この事件は正当防衛と事故で4人には、まるで非が無い・・・と思われるのだが・・・。
ヨソ者の起こした事件であり、因習の強い土地での陪審員制度を考えるルイスたちは、かなり考えます。
このあたりただのアドベンチャーにサスペンス色が強く指してきて、
1972年作品とは思えない、練られた脚本です。
それにしても主役のジョン・ボイトの日焼けと、スッカリ伸びた口髭を見ると、二泊三日の撮影に一ヶ月は掛かったのでしょう!
またジョン・ボイトはアンジェリーナ・ジョリーの実父で、
『真夜中のカーボーイ』の主役として有名ですし、悪役として長く活躍しています。
それにしても目元、尖った頬骨、口元。
アンジェリーナにそっくりで驚きました。
俳優(死体役を含めて)の危険なアクションや、急流下りの迫力には圧倒されました。
大自然を満喫する予定だった都会の男達が経験する悪夢のような休日!
投稿日
2022/03/14
レビュアー
コタロウ(!)
米国ジョージア州のダム建設工事が進む渓谷に、都市住民のエド、ルイス、ビリー、ドリューが訪れる。
彼らの目的はキャンプとカヌーだったが、森で遭遇した二人の男にビリーがレイプされ、
エドも危機に陥ってしまう。
これに気づいたルイスが男の一人を殺害し、二人を救った。
ルイスとドリューの激しい口論の末、この殺人を秘匿することに決めた4人は、帰路を急ぐが…
1972年製作 ジョン・ブアマン監督作品。
大自然を満喫する予定だった都会の男達が経験する悪夢のような休日!
安定した仕事、妻子、家を大切にするエドやドリュー、ボビーとは対照的に、
ルイスは大胆でリスクを恐れないマッチョな人物として描かれる。
しかし、自然と男(マウンテンマン)の脅威の前には、都会のマッチョなんか目じゃないのである。
原作、脚本のジェームズ・ディッキー(保安官として出演)は、本作に登場する地域を「9本指の土地」
(事故、あるいは先天的に指がない者が多い地域を指す)と呼んでいたそうだ。
本作で描写される地元住民の生活は貧しく荒廃していた。
知的障がいを持つ少年のバンジョー、ドリューのギターが合奏するシーンが印象深い。
心が通い合ったかに思えるが、少年はドリューとの握手を拒否し、無表情で彼らのカヌーを見送る…
美しいが無慈悲な自然とマウンテンマンに翻弄される都会の男達を描いた後、
下流にある町のシーンになる。
老人達が交わす他愛のない会話、清潔な室内などは、安全で便利な場所だと実感させる。
だが、ここは間もなくダムの底に沈む町である。
一方、曳屋で移動する教会、掘り返された棺は、ダムの底には沈まない。
男達の体験も記憶の底に沈むことは決してないだろう。
エド(ジョン・ヴォイト)、ルイス(バート・レイノルズ)、
ビリー(ネッド・ビーティ)、ドリュー(ロニー・コックス)、
俳優たち自身が急流をカヌーで下っていくシーンがすごい!
流れに突き出した岩は、どう見ても本物に見えたが、大丈夫だったのだろうか…
時代を象徴した映画
投稿日
2014/10/12
レビュアー
趣味は洋画
1972年。ベトナム戦争の泥沼化で、閉塞するアメリカ社会の空気を象徴した作品であることは疑いの余地のないところ。しかし、この作品がアカデミー作品賞にまでノミネートされるほどの映画だったかといわれれば、極めて首を傾げざるをえません。‘1972年’は、「ゴッドファーザー」という圧倒的な支持を得た大作(作品賞受賞)があり、他の作品は影が薄かった...といっても、せいぜい「キャバレー」や「サウンダー」の2作品で、本作のノミネートよりは、「候補者ビル・マッケイ」、「探偵スルース」といった作品のほうが、アカデミー向けであったろうにと思うのですが...
それでも本作がノミネートされた背景には、やっぱりベトナム戦争の影から脱却したい...といったハリウッドの思惑があったのかもしれません。そんなことを考えながらの鑑賞でした。
冒頭、主人公たちが訪れるジョージア州の山奥の村で出会うバンジョーの達人の少年、台詞はないのですが、その表情が印象的です。作品に付加されているジョン・プアマンの説明によれば、「デュエリング・バンジョー」は別に録音して、‘バンジョーの上手い少年の手’のみを画面編集した、とあります。それでもロニー・コックスのギターとの協演シーンは素晴らしかった。
最初は威勢がよかったバート・レイノルズですが、足を負傷してからはまったくおとなしい。出番も台詞も少なく、まるで形無しです。一方のジョン・ヴォイト、最初は‘いかにもおとなしい真面目人間、サラリーマンの典型’といった印象でしたが、山男の襲撃によって恐怖のどん底を体験してからは別人となります。レイノルズの負傷後は、メンバーのリーダーとなって活躍します。
その場、その場の状況や環境の変化によって、人間は強くもなり、弱くもなる、また醜くもなる...プアマンはそういった人間のエゴも描きたかったのでしょうか。
激流をカヌーで下るシーンや、大自然の描写はまことに圧巻でした。
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