ザ・バニシング−消失− / ベルナール・ピエール・ドナデュー
ザ・バニシング−消失−
/ジョルジュ・シュルイツァー
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(12)
解説・ストーリー
「マイセン幻影」のジョルジュ・シュルイツァー監督が1988年に手がけたオランダ・フランス合作のサイコ・サスペンス。世界的に評判を呼び、93年にはシュルイツァー監督自身の手によってハリウッド・リメイクもされた。日本では長らく劇場未公開だったが、2019年4月に本邦初の劇場公開が実現。レックスの恋人サスキアは、3年前にこつ然と姿を消した。以来、必死で捜し続けたレックスだったが、その行方は杳として知れず。それでも、せめて彼女に何があったのかを知りたいと執念の捜索を続けるレックスに、自分が犯人だと名乗る男が近づいてくるのだったが…。 JAN:4988003859664
「マイセン幻影」のジョルジュ・シュルイツァー監督が1988年に手がけたオランダ・フランス合作のサイコ・サスペンス。世界的に評判を呼び、93年にはシュルイツァー監督自身の手によってハリウッド・リメイクもされた。日本では長らく劇場未公開だったが、2019年4月に本邦初の劇場公開が実現。レックスの恋人サスキアは、3年前にこつ然と姿を消した。以来、必死で捜し続けたレックスだったが、その行方は杳として知れず。それでも、せめて彼女に何があったのかを知りたいと執念の捜索を続けるレックスに、自分が犯人だと名乗る男が近づいてくるのだったが…。 JAN:4988003859664
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「ザ・バニシング−消失−」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「マイセン幻影」のジョルジュ・シュルイツァー監督が1988年に手がけたオランダ・フランス合作のサイコ・サスペンス。世界的に評判を呼び、93年にはシュルイツァー監督自身の手によってハリウッド・リメイクもされた。日本では長らく劇場未公開だったが、2019年4月に本邦初の劇場公開が実現。レックスの恋人サスキアは、3年前にこつ然と姿を消した。以来、必死で捜し続けたレックスだったが、その行方は杳として知れず。それでも、せめて彼女に何があったのかを知りたいと執念の捜索を続けるレックスに、自分が犯人だと名乗る男が近づいてくるのだったが…。 JAN:4988003859664
「ザ・バニシング−消失−」 の作品情報
「ザ・バニシング−消失−」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ザ・バニシング -消失-の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
106分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
KIBR2011 |
2020年01月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
3枚
|
3人
|
0人
|
ザ・バニシング -消失-の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
106分 |
|
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
KIBR2011 |
2020年01月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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|
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ユーザーレビュー:12件
なんとも言えない怖さ・・流石の《32年後の劇場公開》
1988年(オランダ/フランス)ホラー。
監督はオランダ人のジョルジュ・シュルイツァー
ちょっとタカを括って観ていたら、ラストは唖然の怖さ(犯人の行動に不条理を感じる)サイコ・スリラーでした。
だいたい犯人らしき男はすぐに見当がつきます。
分厚い凸レンズのメガネのオタク風な中年男。
怖そうでないし、なにやら色々試す誘拐シュミレーションはドジで失敗続きです。
スタンリー・キューブリック監督が3度鑑賞して「もっとも恐ろしい映画」と称した
理由は最後まで観ると、なるほどと思いました。
犯人がサイコで不気味で救いがない。
この映画のリメイクの『失踪』(ジェフ・ブリッジス主演)
こちらはありがちなラストが付いている予想内のサイコ・スリラーで娯楽作でしたが、
こちらは外見の怖くない犯人がともかく不気味。
(想定外の胸糞男・・・可愛い娘と奥さんと普通に暮らしてるところが、なんとも言えなく気持ち悪い)
オランダ人のレックスの妻のサスキアが、フランス旅行中にサービスエリアから突然姿を消します。
口喧嘩や前日のガス欠でギクシャクしていたふたり。
夫のレックスは後悔を抱えていて失踪した妻を3年も探し続けます。
そして近づいて来る「犯人」
《妻の失踪の謎を教える》
その言葉の意味・・・なんとも言えないラストをどうぞご覧ください。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
その辺で普通にしてる人がコワイ、というコワさを描くにしても。
1988年にジョルジュ・シュルイツァー監督が撮ったオランダ・フランス合作映画。
なぜか30年を経て、2019年日本劇場公開となった作品。
「予告編」の出来が素晴らしいです!(笑)
いつ恐くなるのだろうと、身構えましたが、まったく恐くありません!(きりっ)
あのラストなら韓国ドラマで何回もやってます。
犯人はくしゃみをして、自分でクロロホルム入ハンカチを吸うというおチャメ。
実は女性を車に乗せようとして何回も逃げられている!
では、最初から見ていこう。
青年レックスと美女サスキアはオランダから南仏へ車で旅行に来ていた。
ドライブインでジュースを買いに行ったまま、サスキアは戻ってこない。
姿を消したサスキアをレックスは必死に探すが、手掛かりすらなかった。
そして早くも3年が過ぎた。レックスには新しい恋人が出来たが、依然としてサスキアを
探す彼を見て恋人は去った。
やがて、犯人らしき人物から手紙が届き、犯人は自らレックスの前に姿を現す。
犯人はごく普通の、妻と娘二人がいる市井の人で、暴力シーンもなければ血祭り場面もない。
ただ、自分の事をパーソナリティ障害だとは発言。(30年前なのでアバウトだと思う。)
主人公レックスと犯人の心理的対立は描いているが、それもどうも、
レックスが早計に映り、ミイラとりがミイラになったじゃないの?という感じがしました。
ただ、事件としてご家族が神隠しのように、忽然と姿を消したという苦しみの渦中の人、
優秀な教授が穏やかな家庭人でもありながら実は殺人鬼だったという二重人格の恐怖。
そんなテーマを描きたいのであれば、この作品はやはり力不足ではなかったかと、
私は思う所です。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
どうしても知りたい!それが、おぞましい真実であっても…
フランスをドライブ旅行中のオランダ人カップル、レックスとサスキア。
立ち寄った高速道路のSAで、サスキアが行方不明になる。
以来、彼女を捜し続けるレックスは、3年後、捜索のためフランスを訪れる。
仏メディアを使いサスキア捜索を訴えるレックスに関心を持った犯人は…
序盤でサスキア消失、続いて犯行計画を練る犯人が描かれる。
山荘や睡眠薬を用意し犯行に臨む犯人は、堅実に暮らす妻子ある男だった。
悲鳴の届く範囲や薬を嗅がせる動作を確認するために妻子を使う。
(疑いを持たせぬよう冗談を装うなど巧みだった…)
これだけ周到に準備した犯人だが、犯行は何度も失敗し未遂に終わる。
彼がサスキア拉致に成功したのは「偶然」に助けられたからだ。
無常を感じずにはいられない…
レックスのサスキア捜索は30万フランの借金で賄われている。
彼を突き動かすのは「真相が知りたい」という執念だ。
犯人は「普通は(骨折必至の)高所から飛び降りたりしない。だが、それに逆らって実行してみる」と言う。
レックスも彼と同じだ。真実には危険が伴うと承知しながら、追求する。
それが、苦痛に満ちたおぞましい真実でも…
サスキアは「金の卵に閉じ込められた後、宇宙でレックスと遭遇する夢を見た」と語る。
犯人のサングラスに映ったサスキアは、金の卵に閉じ込められているようだった。
悲しいなあ…
事件が起きる前、レックスとサスキアは車の燃料切れをめぐって言い争う。
トンネルで停止した車内にサスキアを残し、燃料を調達に行くレックス。
「待って」と訴える彼女の泣き声を背中に聞きながら、レックスは薄く笑う。
「愛しく感じて笑った」そうだ…
このエピのせいで、レックスの印象が最悪になった。
彼はサスキアへの敬意を胸にがんばっていたのだが…すまぬw
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
どうしても真実が知りたいという欲望が人にはある
スタンリー・キューブリックが『世界で一番怖い映画』と称したという予告偏をみて
世界一とは聞き捨てならない作品ではないか!と前々から見たいと思っていた。
幸せそうなカップル、レックスとサスキア。
バカンスでオランダからフランスに行く車の中でもイチャイチャが止まらない。
金の卵に閉じ込められて宇宙を漂う夢を見たと話す可愛いサスキア。
ところがトンネルでガス欠になり、二人は口論に。
不穏な空気が漂ってくるので
ここで事件が起きるのかと思いきや、そうではなかった。
喧嘩はしたものの、仲直りした二人はドライブインに寄る。
ここでも幸せの絶頂のような二人。
それを見つめる男。
事件はここで起こった。
3年もの間、ドライブインで失踪した恋人(字幕では妻と訳されていたり
恋人と訳されていたりとあいまいだったが、あえて恋人にしておく)を探すレックス。
テレビで犯人に呼びかける。
真実を知りたい、だから会いたいと。
入念な計画と予行演習までしていた犯人。
その歪んだサイコ的行動は
ある一つの狂いからサスキアが狙われることになった。
真実をどうしても知りたいレックス。
彼のその欲望に応えるべく動きだす犯人。
ラストは背筋がゾッとするような怖さが!
30年の時を経てDVD化されたのも納得。
リメイク版の『失踪』は未見なのであちらも見てみよう。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
「失踪」未見のかたは、まずこの「消失」を先に!
昔、ジェフ・ブリッジス主演で「失踪」(1993年、米国、カラー、109分)という映画がありました。
車で旅行中の男(キーファー・サザーランド)と女(サンドラ・ブロック)が諍いのあとドライブインに休憩に入って、そこで女の行方はふっつり途絶えてしまう。男は、女を三年探し、その過程で新しい恋人(ナンシー・トラヴィス)と出会っているが、彼の前に男(ジェフ。ブリッジス)が近寄って来る。──とても優れたサスペンスだったと思います。その原典映画になったのが、本作「ザ・バニシング−消失−」(1988年、オランダ/フランス、カラー、106分)ということです。
監督のジョルジュ・シュルイツァー(1932〜2014)は、両方の監督を務めています。
脚本は、この原典が、原作者ティム・クラッベと監督シュルイツァーの共同。
米国リメイク版がトッド・グラフで、人物の造型も、結末も異なります。大きな骨格だけは変わらないものの、途中経過は、相当変化しています。僕は、リメイク版を先に見て、それをもとに原典を見るという、ややこしい状況です。(以下、○がこの原典版、★が米国リメイク版です。)
舞台が★が米国、○がフランスで、風土が異なります。女性が行方不明になるまでの場面は、○のほうが丁寧に長く描かれていました。ここで、女性が失踪した「理由」をあとで残す意味があります。
○ではあまりにも早く、かの男を見せています。ヒッチハイカーでも男女コンビは乗せない。そして、かの男の人物造型に入ります。★では、かの男を後半まで一切登場させず、人物造型もしないままで置いておきます。
どっちもサイコですが、○は犯人の肖像と動機が主となり、★はサスペンスと不条理劇が主となるのではと思います。
僕の好みとしては★ですが、人物造型への興味として○に惹かれます。○を先に見ていたら、文句なしに○を上位にしたと思い、★は下手なリメイクだと感じたはずです。
展開・結末は、脚本によって組立てが全く異なり、鑑賞者に与える効果も異なる。それをこの「消失」「失踪」が教えてくれました。両方を見ると、この救いがたい世界が見えてくるのではないでしょうか……。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
なんとも言えない怖さ・・流石の《32年後の劇場公開》
投稿日
2020/01/10
レビュアー
カマンベール
1988年(オランダ/フランス)ホラー。
監督はオランダ人のジョルジュ・シュルイツァー
ちょっとタカを括って観ていたら、ラストは唖然の怖さ(犯人の行動に不条理を感じる)サイコ・スリラーでした。
だいたい犯人らしき男はすぐに見当がつきます。
分厚い凸レンズのメガネのオタク風な中年男。
怖そうでないし、なにやら色々試す誘拐シュミレーションはドジで失敗続きです。
スタンリー・キューブリック監督が3度鑑賞して「もっとも恐ろしい映画」と称した
理由は最後まで観ると、なるほどと思いました。
犯人がサイコで不気味で救いがない。
この映画のリメイクの『失踪』(ジェフ・ブリッジス主演)
こちらはありがちなラストが付いている予想内のサイコ・スリラーで娯楽作でしたが、
こちらは外見の怖くない犯人がともかく不気味。
(想定外の胸糞男・・・可愛い娘と奥さんと普通に暮らしてるところが、なんとも言えなく気持ち悪い)
オランダ人のレックスの妻のサスキアが、フランス旅行中にサービスエリアから突然姿を消します。
口喧嘩や前日のガス欠でギクシャクしていたふたり。
夫のレックスは後悔を抱えていて失踪した妻を3年も探し続けます。
そして近づいて来る「犯人」
《妻の失踪の謎を教える》
その言葉の意味・・・なんとも言えないラストをどうぞご覧ください。
その辺で普通にしてる人がコワイ、というコワさを描くにしても。
投稿日
2020/01/07
レビュアー
くまげらの森
1988年にジョルジュ・シュルイツァー監督が撮ったオランダ・フランス合作映画。
なぜか30年を経て、2019年日本劇場公開となった作品。
「予告編」の出来が素晴らしいです!(笑)
いつ恐くなるのだろうと、身構えましたが、まったく恐くありません!(きりっ)
あのラストなら韓国ドラマで何回もやってます。
犯人はくしゃみをして、自分でクロロホルム入ハンカチを吸うというおチャメ。
実は女性を車に乗せようとして何回も逃げられている!
では、最初から見ていこう。
青年レックスと美女サスキアはオランダから南仏へ車で旅行に来ていた。
ドライブインでジュースを買いに行ったまま、サスキアは戻ってこない。
姿を消したサスキアをレックスは必死に探すが、手掛かりすらなかった。
そして早くも3年が過ぎた。レックスには新しい恋人が出来たが、依然としてサスキアを
探す彼を見て恋人は去った。
やがて、犯人らしき人物から手紙が届き、犯人は自らレックスの前に姿を現す。
犯人はごく普通の、妻と娘二人がいる市井の人で、暴力シーンもなければ血祭り場面もない。
ただ、自分の事をパーソナリティ障害だとは発言。(30年前なのでアバウトだと思う。)
主人公レックスと犯人の心理的対立は描いているが、それもどうも、
レックスが早計に映り、ミイラとりがミイラになったじゃないの?という感じがしました。
ただ、事件としてご家族が神隠しのように、忽然と姿を消したという苦しみの渦中の人、
優秀な教授が穏やかな家庭人でもありながら実は殺人鬼だったという二重人格の恐怖。
そんなテーマを描きたいのであれば、この作品はやはり力不足ではなかったかと、
私は思う所です。
どうしても知りたい!それが、おぞましい真実であっても…
投稿日
2020/09/27
レビュアー
コタロウ(!)
フランスをドライブ旅行中のオランダ人カップル、レックスとサスキア。
立ち寄った高速道路のSAで、サスキアが行方不明になる。
以来、彼女を捜し続けるレックスは、3年後、捜索のためフランスを訪れる。
仏メディアを使いサスキア捜索を訴えるレックスに関心を持った犯人は…
序盤でサスキア消失、続いて犯行計画を練る犯人が描かれる。
山荘や睡眠薬を用意し犯行に臨む犯人は、堅実に暮らす妻子ある男だった。
悲鳴の届く範囲や薬を嗅がせる動作を確認するために妻子を使う。
(疑いを持たせぬよう冗談を装うなど巧みだった…)
これだけ周到に準備した犯人だが、犯行は何度も失敗し未遂に終わる。
彼がサスキア拉致に成功したのは「偶然」に助けられたからだ。
無常を感じずにはいられない…
レックスのサスキア捜索は30万フランの借金で賄われている。
彼を突き動かすのは「真相が知りたい」という執念だ。
犯人は「普通は(骨折必至の)高所から飛び降りたりしない。だが、それに逆らって実行してみる」と言う。
レックスも彼と同じだ。真実には危険が伴うと承知しながら、追求する。
それが、苦痛に満ちたおぞましい真実でも…
サスキアは「金の卵に閉じ込められた後、宇宙でレックスと遭遇する夢を見た」と語る。
犯人のサングラスに映ったサスキアは、金の卵に閉じ込められているようだった。
悲しいなあ…
事件が起きる前、レックスとサスキアは車の燃料切れをめぐって言い争う。
トンネルで停止した車内にサスキアを残し、燃料を調達に行くレックス。
「待って」と訴える彼女の泣き声を背中に聞きながら、レックスは薄く笑う。
「愛しく感じて笑った」そうだ…
このエピのせいで、レックスの印象が最悪になった。
彼はサスキアへの敬意を胸にがんばっていたのだが…すまぬw
どうしても真実が知りたいという欲望が人にはある
投稿日
2020/03/14
レビュアー
飛べない魔女
スタンリー・キューブリックが『世界で一番怖い映画』と称したという予告偏をみて
世界一とは聞き捨てならない作品ではないか!と前々から見たいと思っていた。
幸せそうなカップル、レックスとサスキア。
バカンスでオランダからフランスに行く車の中でもイチャイチャが止まらない。
金の卵に閉じ込められて宇宙を漂う夢を見たと話す可愛いサスキア。
ところがトンネルでガス欠になり、二人は口論に。
不穏な空気が漂ってくるので
ここで事件が起きるのかと思いきや、そうではなかった。
喧嘩はしたものの、仲直りした二人はドライブインに寄る。
ここでも幸せの絶頂のような二人。
それを見つめる男。
事件はここで起こった。
3年もの間、ドライブインで失踪した恋人(字幕では妻と訳されていたり
恋人と訳されていたりとあいまいだったが、あえて恋人にしておく)を探すレックス。
テレビで犯人に呼びかける。
真実を知りたい、だから会いたいと。
入念な計画と予行演習までしていた犯人。
その歪んだサイコ的行動は
ある一つの狂いからサスキアが狙われることになった。
真実をどうしても知りたいレックス。
彼のその欲望に応えるべく動きだす犯人。
ラストは背筋がゾッとするような怖さが!
30年の時を経てDVD化されたのも納得。
リメイク版の『失踪』は未見なのであちらも見てみよう。
「失踪」未見のかたは、まずこの「消失」を先に!
投稿日
2020/01/16
レビュアー
ちゅく
昔、ジェフ・ブリッジス主演で「失踪」(1993年、米国、カラー、109分)という映画がありました。
車で旅行中の男(キーファー・サザーランド)と女(サンドラ・ブロック)が諍いのあとドライブインに休憩に入って、そこで女の行方はふっつり途絶えてしまう。男は、女を三年探し、その過程で新しい恋人(ナンシー・トラヴィス)と出会っているが、彼の前に男(ジェフ。ブリッジス)が近寄って来る。──とても優れたサスペンスだったと思います。その原典映画になったのが、本作「ザ・バニシング−消失−」(1988年、オランダ/フランス、カラー、106分)ということです。
監督のジョルジュ・シュルイツァー(1932〜2014)は、両方の監督を務めています。
脚本は、この原典が、原作者ティム・クラッベと監督シュルイツァーの共同。
米国リメイク版がトッド・グラフで、人物の造型も、結末も異なります。大きな骨格だけは変わらないものの、途中経過は、相当変化しています。僕は、リメイク版を先に見て、それをもとに原典を見るという、ややこしい状況です。(以下、○がこの原典版、★が米国リメイク版です。)
舞台が★が米国、○がフランスで、風土が異なります。女性が行方不明になるまでの場面は、○のほうが丁寧に長く描かれていました。ここで、女性が失踪した「理由」をあとで残す意味があります。
○ではあまりにも早く、かの男を見せています。ヒッチハイカーでも男女コンビは乗せない。そして、かの男の人物造型に入ります。★では、かの男を後半まで一切登場させず、人物造型もしないままで置いておきます。
どっちもサイコですが、○は犯人の肖像と動機が主となり、★はサスペンスと不条理劇が主となるのではと思います。
僕の好みとしては★ですが、人物造型への興味として○に惹かれます。○を先に見ていたら、文句なしに○を上位にしたと思い、★は下手なリメイクだと感じたはずです。
展開・結末は、脚本によって組立てが全く異なり、鑑賞者に与える効果も異なる。それをこの「消失」「失踪」が教えてくれました。両方を見ると、この救いがたい世界が見えてくるのではないでしょうか……。
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- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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