オードリー・ヘプバーンの初恋 / オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーンの初恋
/ソロルド・ディキンソン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(7)
解説・ストーリー
世界中で愛された大女優、オードリー・ヘプバーンがハリウッド進出前に出演した、政治抗争を背景に展開するドラマ作品のHDリマスター版。ふたりの姉妹が、独裁の反対運動に参加する青年に出会ったことから、思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく。<br>●ご注意下さい●<BR><BR>記番:ORO7007『オードリー・ヘプバーンの初恋-HDリマスター版-』と<BR>記番:ORO7201C『オードリー・ヘプバーン スペシャルBOX 3』の収録内容は同じです。
世界中で愛された大女優、オードリー・ヘプバーンがハリウッド進出前に出演した、政治抗争を背景に展開するドラマ作品のHDリマスター版。ふたりの姉妹が、独裁の反対運動に参加する青年に出会ったことから、思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく。<br>●ご注意下さい●<BR><BR>記番:ORO7007『オードリー・ヘプバーンの初恋-HDリマスター版-』と<BR>記番:ORO7201C『オードリー・ヘプバーン スペシャルBOX 3』の収録内容は同じです。
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「オードリー・ヘプバーンの初恋」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
世界中で愛された大女優、オードリー・ヘプバーンがハリウッド進出前に出演した、政治抗争を背景に展開するドラマ作品のHDリマスター版。ふたりの姉妹が、独裁の反対運動に参加する青年に出会ったことから、思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく。<br>●ご注意下さい●<BR><BR>記番:ORO7007『オードリー・ヘプバーンの初恋-HDリマスター版-』と<BR>記番:ORO7201C『オードリー・ヘプバーン スペシャルBOX 3』の収録内容は同じです。
「オードリー・ヘプバーンの初恋」 の作品情報
「オードリー・ヘプバーンの初恋」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
オードリー・ヘプバーンの初恋 -HDリマスター版-の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
94分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ORO7007 |
2009年11月27日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
0人
|
0人
|
オードリー・ヘプバーンの初恋 -HDリマスター版-の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
94分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ORO7007 |
2009年11月27日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:7件
オードリー『ローマの休日』直前の作品
監督:ソロルド・ディキンソン(1952年・英・94分・モノクロ)
原題:SECRET PEOPLE
1930年のある日。
ロンドンでレストランを経営するアンセルモ(チャールズ・ゴルドナー)の元へ、父親から託された手紙を持ってマリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)とノラ(アンジェラ・フールデス)姉妹がやって来る。
その手紙は、「自分はじきに新政府に逮捕されるだろうから、娘たちを頼む」という内容だった。
作品タイトルに-オードリー・ヘプバーンの-とあるが、彼女は主役の妹役であり、オードリーは作品後半で成長後のノラとして登場する。
姉妹を預かって間もなく、父親の遺品が送られて来た。
1937年。アンセルモのレストランを手伝って働きづめのマリアの息抜きになればと、アンセルモは姉妹を連れてパリ万博に行った。
万博会場でマリアは父の同士であり、マリアの恋人でもあったルイ(セルジュ・レッジャーニ)と再会する。
彼の目的は、万博会場に現れる独裁者ガルバーン将軍(ヒューゴー・シュスター)の暗殺だった。
この後、マリアは図らずもルイの片棒を担ぐことになってしまう。
警察で事情を聞かれたマリアは、ありのままを証言したが、その後、警察とルイたちの攻防に巻き込まれ怪我をする。
警察の計らいにより、マリアは爆弾で死んだことにして顔も名前も変えて新しい人生を生きることになるのだが、髪の色を変え、前髪を挙げて化粧をした彼女は、目を見張る美人だった。
さて、ノラ(オードリー・ヘプバーン)は成長し、念願のバレエで主演を務めるほどになっていた。
オードリーは身長が高いため、プリマ・バレーナにはなれないと言われていたようだが、本作で長年の鍛錬の成果を披露する機会に恵まれた。
まだ丸顔で、ホッソリした体型とは言い難いけれど、舞台上を活き活きと踊る姿は本領発揮といったところか。
このバレエのシーンを観ることが出来ただけで嬉しい。
1957年の『パリの恋人』では、フレッド・アステアと踊っているので、そちらも近いうちに観てみようと思う。
***** ***** *****
ディスカスには、本作の他に「オードリー・ヘプバーンの素晴らしき遺産」「オードリー・ヘプバーンの若妻物語」がある。
「若妻物語」は観たことがあるのだが、殆ど覚えていない。何となくコメディだったような…
「素晴らしき遺産」では、タバコ売りの娘役で、たった2シーンだけの出演らしい。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
政治色の強い悲恋の物語 注:オードリーは脇役です
舞台は1930年代、ロンドン。
カフェを営むアンセルモの元に一通の手紙が…。
独裁政権の魔の手から逃れる為、
二人の娘マリアとエレオノラをアンセルモに託す、
反体制思想家の旧友ビエトロ・ブレンタノからのものだった。
これまたナンセンス邦題^^;
このタイトルとパッケージ写真では
誰もがオードリー主演と思ってしまいますが…
そうではなく主人公の妹役で出番も少なめです。
不朽の名作『ローマの休日』の前年(1952年)に撮影されたもので、
オードリーがクラッシック・バレエを可憐に披露した貴重な作品です。
まさに妖精そのものの可愛らしさ☆
「初恋」だなんて何ともまぁ甘美な香りのするタイトルですが、、、
それとは対照的に政治色の強い悲恋の物語でした。。
女心を利用され、尊敬する父親の意に反することを
させられたマリアと事件に巻き込まれた女性がとても気の毒で…。
そこまでして主義を押し通そうとするルイの冷酷な心。
これではやってることはナチと対して変わらない…。
時代がそうさせたのは解るけれど、ホント思想って恐ろしいですね。
オードリー幼少期にファシズムへ傾倒、家族の元を去った父親。
第2次世界大戦中、反ドイツのレジスタントであった
親戚が目の前で銃殺されるなど、
オードリー自身の生い立ちとリンクする本作。
オードリーはどんな想いでこの作品を見つめていたのでしょうか。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
とんちんかんな邦題には違和感
”オードリー・ヘップバーンの”という形容詞がつくのは
オードリーファンを引き付けるためにはいいとしても、
『初恋』という邦題は映画の内容とはかけ離れていてあまりピンときません。
主演はオードリーではなく、マリア役のイタリアの名女優・ヴァレンティナ・コルテーゼ。
オードリーはマリアの妹ノラの役で登場します。
撮影当時は22歳ぐらいでしょうか、年よりも随分幼い感じがするのは演出なのかな?
マリアの恋人ルイ(これが初恋ということなんだろう)が
秘密結社の一員であることから
結社のある策略に巻き込まれていくマリアの苦悩を描いていきます。
邦題から甘いラブロマンスを想像していましたが
意外にもハードボイルド系サスペンス仕立てでした。
映像はどこか平坦な感じは否めませんが、けっこう引き込まれました。
オードリー演じるノラはバレリーナという設定で
5歳からやっていた得意のバレエを披露しています。
大きな瞳と大きな口からこぼれる笑顔が最高にキュートです。
この作品の翌年には『ローマの休日』で主演女優賞を獲得するわけですが
主演ではない本作品でも、予兆を感じさせるしっかりした演技をみせていました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
`愛なくば死あるのみ’ ‘まさしく真理なり’
投稿日:2022/07/23
レビュアー:趣味は洋画
オードリー・ヘプバーンの初恋(1952年・イギリス、モノクロ、94分)
敢えてTSUTAYA DISCASさんに申し上げます。
本作のイントロダクションに記載されている作品情報欄で、製作年・製作国は間違っています。
1951年、アメリカとありますが、1952年、イギリスが正当です。
又、ジャンルがコメディとありますが、むしろサスペンス・ドラマが妥当でしょう。
それにしてもこの邦題「オードリー・ヘプバーンの初恋」...他に名案・妙案はなかったのでしょうか。「ローマの休日」(1953年)でオードリーが大ブレイクする前年の作品なので、彼女の名を冠に付けて旧作を拾い上げる戦略(?)も分からないわけではありません。
しかし、本作の主演はどうみてもヴァレンティナ・コルテーゼであり、このイタリアの名女優に失礼というもの。鑑賞後にこれだけ違和感を感じる作品も珍しい。
1930年、ロンドン。幼いマリアとノラのブレント姉妹は、独裁者ガルバーン将軍(ヒューゴ・シュスター)への抵抗運動を続けていた父が投獄されたため、父の親友アンセルモ(チャールズ・ゴールドナー)を頼ってくる。7年後、美しい娘へと成長したマリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)のもとへ、マハトマ・ガンジーから小包が届く。中身は父の遺品である時計、ペン、眼鏡であった。父の獄死を知らされるも悲しみを乗り越え、マリアはアンセルモの経営するレストランで働いた。妹ノラ(オードリー・ヘプバーン)はバレリーナを目指し、レッスンに明け暮れた。新たな人生を歩みだした姉妹だが、ある日、アンセルモに連れられて行ったパリの万博会場で、マリアは昔の恋人ルイ(セルジュ・レジアニ)と再会する。ルイは秘密結社の一員で、独裁者ガルバーンの暗殺を企てていた。ルイはマリアに対し、ガルバーン暗殺のための助力を懇願するが...。
後半、ヴァレンティナ・コルテーゼがそれまでの髪型を変え、顔を整形して(メイクでそのように撮っている)登場するシーンには驚きました。前半の素朴な田舎娘の風貌から一変、何かが乗りうつった気性の激しい女性に見えたのです。
彼女の出演作では、フィルム・ノワールの傑作「深夜復讐便」(49年)の演技が素晴らしかったのと、後年、「暗殺者のメロディ」(72年)でリチャード・バートンの良妻役が印象的でした。
共演陣では、朗らかなメイド役のメグス・ジェンキンスや、女性刑事ジャクソンを演じたアイリーン・ワースが印象的。前者は「青い恐怖」(46年)の新米看護師役や、「回転」(61年)の家庭教師役でも個性的な演技をみせていました。
オードリーに関しては、彼女のバレエ・シーンだけが印象に残っていますが、その初々しさには、後の‘銀幕の妖精’を予感させるに十分でした。
‘愛なくば死あるのみ’ ‘まさしく真理なり’
切ないラストシーンでした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
爆弾入りのバッグ
1952年 イギリス映画
これまで色々な映画を観てきましたが、こんなにも観る前のイメージとかけ離れた作品も珍しいです。
私が抱いていた作品のイメージ
1. オードリー・ヘップバーンが主役
2. 淡い恋愛ドラマ
3. カラー作品
と思っていたのですがこの3点が全て違っていました。
まずオードリー・ヘップバーンが主役ではありませんし、DICASさんのジャンルもコメディとなっていますが、いえいえこれは間違いなくサスペンスです。
しかもカラーではなくモノクロ作品です。
1930年のロンドンが舞台。身の危険を感じた父親が娘2人を友人のアンセルモ(チャールズ・ゴルドナー)に託すところから始まります。
この2人の娘というのが、姉マリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)と妹ノラ(オードリー・ヘップバーン)で、マリアにはルイ(セルジュ・レッジャーニ)という恋人がいましたが、離れ離れで会えない日が続いていた。そんなある日、父親の遺品が届き父親が亡くなった事を知るのです。マリアはアンセルモが経営するレストランを献身的に手伝い、店は繫盛する様になります。アンセルモは働き詰めのマリアに少し休んだ方がいいと助言し、1937年のパリ万博に休暇を取って行くことにします。このパリ万博で長く会えなかった恋人のルイにばったり会うのでした。マリアが今まで連絡がなかった事を聞くと、彼は余計な心配を掛けたくなかったと言います(←この時点で何かコイツ怪しいと感じました)。
ルイの素性は表向きは記者ですが裏の顔は独裁者カルバーン将軍の暗殺計画を企てるメンバーの一員だったのです。マリアはルイに会えた喜びで彼に疑念を抱くことはありませんでしたが、ルイの方はマリアの純粋な愛を利用して暗殺計画を遂行しようとします。
マリア役のヴァレンティナ・コルテーゼは後半で、髪の色を変えて整形手術までする役を演じるですが、この別人の美しさに驚きました。
予想しない展開と真実を知ったマリアの行く末、そしてノラ(オードリー・ヘップバーン)のバレエシーンが見どころです。バレエを本格的にやっていただけあってバレリーナ役にとても魅了されました。作品のイメージは違いましたがとても面白かったです。こういった意外な作品に出会えると、やはりまだまだ未見の旧作を観なければ!と思ってしまいます。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
オードリー『ローマの休日』直前の作品
投稿日
2021/09/20
レビュアー
kazupon
監督:ソロルド・ディキンソン(1952年・英・94分・モノクロ)
原題:SECRET PEOPLE
1930年のある日。
ロンドンでレストランを経営するアンセルモ(チャールズ・ゴルドナー)の元へ、父親から託された手紙を持ってマリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)とノラ(アンジェラ・フールデス)姉妹がやって来る。
その手紙は、「自分はじきに新政府に逮捕されるだろうから、娘たちを頼む」という内容だった。
作品タイトルに-オードリー・ヘプバーンの-とあるが、彼女は主役の妹役であり、オードリーは作品後半で成長後のノラとして登場する。
姉妹を預かって間もなく、父親の遺品が送られて来た。
1937年。アンセルモのレストランを手伝って働きづめのマリアの息抜きになればと、アンセルモは姉妹を連れてパリ万博に行った。
万博会場でマリアは父の同士であり、マリアの恋人でもあったルイ(セルジュ・レッジャーニ)と再会する。
彼の目的は、万博会場に現れる独裁者ガルバーン将軍(ヒューゴー・シュスター)の暗殺だった。
この後、マリアは図らずもルイの片棒を担ぐことになってしまう。
警察で事情を聞かれたマリアは、ありのままを証言したが、その後、警察とルイたちの攻防に巻き込まれ怪我をする。
警察の計らいにより、マリアは爆弾で死んだことにして顔も名前も変えて新しい人生を生きることになるのだが、髪の色を変え、前髪を挙げて化粧をした彼女は、目を見張る美人だった。
さて、ノラ(オードリー・ヘプバーン)は成長し、念願のバレエで主演を務めるほどになっていた。
オードリーは身長が高いため、プリマ・バレーナにはなれないと言われていたようだが、本作で長年の鍛錬の成果を披露する機会に恵まれた。
まだ丸顔で、ホッソリした体型とは言い難いけれど、舞台上を活き活きと踊る姿は本領発揮といったところか。
このバレエのシーンを観ることが出来ただけで嬉しい。
1957年の『パリの恋人』では、フレッド・アステアと踊っているので、そちらも近いうちに観てみようと思う。
***** ***** *****
ディスカスには、本作の他に「オードリー・ヘプバーンの素晴らしき遺産」「オードリー・ヘプバーンの若妻物語」がある。
「若妻物語」は観たことがあるのだが、殆ど覚えていない。何となくコメディだったような…
「素晴らしき遺産」では、タバコ売りの娘役で、たった2シーンだけの出演らしい。
政治色の強い悲恋の物語 注:オードリーは脇役です
投稿日
2009/12/19
レビュアー
まりもってぃ
舞台は1930年代、ロンドン。
カフェを営むアンセルモの元に一通の手紙が…。
独裁政権の魔の手から逃れる為、
二人の娘マリアとエレオノラをアンセルモに託す、
反体制思想家の旧友ビエトロ・ブレンタノからのものだった。
これまたナンセンス邦題^^;
このタイトルとパッケージ写真では
誰もがオードリー主演と思ってしまいますが…
そうではなく主人公の妹役で出番も少なめです。
不朽の名作『ローマの休日』の前年(1952年)に撮影されたもので、
オードリーがクラッシック・バレエを可憐に披露した貴重な作品です。
まさに妖精そのものの可愛らしさ☆
「初恋」だなんて何ともまぁ甘美な香りのするタイトルですが、、、
それとは対照的に政治色の強い悲恋の物語でした。。
女心を利用され、尊敬する父親の意に反することを
させられたマリアと事件に巻き込まれた女性がとても気の毒で…。
そこまでして主義を押し通そうとするルイの冷酷な心。
これではやってることはナチと対して変わらない…。
時代がそうさせたのは解るけれど、ホント思想って恐ろしいですね。
オードリー幼少期にファシズムへ傾倒、家族の元を去った父親。
第2次世界大戦中、反ドイツのレジスタントであった
親戚が目の前で銃殺されるなど、
オードリー自身の生い立ちとリンクする本作。
オードリーはどんな想いでこの作品を見つめていたのでしょうか。
とんちんかんな邦題には違和感
投稿日
2021/09/27
レビュアー
飛べない魔女
”オードリー・ヘップバーンの”という形容詞がつくのは
オードリーファンを引き付けるためにはいいとしても、
『初恋』という邦題は映画の内容とはかけ離れていてあまりピンときません。
主演はオードリーではなく、マリア役のイタリアの名女優・ヴァレンティナ・コルテーゼ。
オードリーはマリアの妹ノラの役で登場します。
撮影当時は22歳ぐらいでしょうか、年よりも随分幼い感じがするのは演出なのかな?
マリアの恋人ルイ(これが初恋ということなんだろう)が
秘密結社の一員であることから
結社のある策略に巻き込まれていくマリアの苦悩を描いていきます。
邦題から甘いラブロマンスを想像していましたが
意外にもハードボイルド系サスペンス仕立てでした。
映像はどこか平坦な感じは否めませんが、けっこう引き込まれました。
オードリー演じるノラはバレリーナという設定で
5歳からやっていた得意のバレエを披露しています。
大きな瞳と大きな口からこぼれる笑顔が最高にキュートです。
この作品の翌年には『ローマの休日』で主演女優賞を獲得するわけですが
主演ではない本作品でも、予兆を感じさせるしっかりした演技をみせていました。
`愛なくば死あるのみ’ ‘まさしく真理なり’
投稿日
2022/07/23
レビュアー
趣味は洋画
オードリー・ヘプバーンの初恋(1952年・イギリス、モノクロ、94分)
敢えてTSUTAYA DISCASさんに申し上げます。
本作のイントロダクションに記載されている作品情報欄で、製作年・製作国は間違っています。
1951年、アメリカとありますが、1952年、イギリスが正当です。
又、ジャンルがコメディとありますが、むしろサスペンス・ドラマが妥当でしょう。
それにしてもこの邦題「オードリー・ヘプバーンの初恋」...他に名案・妙案はなかったのでしょうか。「ローマの休日」(1953年)でオードリーが大ブレイクする前年の作品なので、彼女の名を冠に付けて旧作を拾い上げる戦略(?)も分からないわけではありません。
しかし、本作の主演はどうみてもヴァレンティナ・コルテーゼであり、このイタリアの名女優に失礼というもの。鑑賞後にこれだけ違和感を感じる作品も珍しい。
1930年、ロンドン。幼いマリアとノラのブレント姉妹は、独裁者ガルバーン将軍(ヒューゴ・シュスター)への抵抗運動を続けていた父が投獄されたため、父の親友アンセルモ(チャールズ・ゴールドナー)を頼ってくる。7年後、美しい娘へと成長したマリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)のもとへ、マハトマ・ガンジーから小包が届く。中身は父の遺品である時計、ペン、眼鏡であった。父の獄死を知らされるも悲しみを乗り越え、マリアはアンセルモの経営するレストランで働いた。妹ノラ(オードリー・ヘプバーン)はバレリーナを目指し、レッスンに明け暮れた。新たな人生を歩みだした姉妹だが、ある日、アンセルモに連れられて行ったパリの万博会場で、マリアは昔の恋人ルイ(セルジュ・レジアニ)と再会する。ルイは秘密結社の一員で、独裁者ガルバーンの暗殺を企てていた。ルイはマリアに対し、ガルバーン暗殺のための助力を懇願するが...。
後半、ヴァレンティナ・コルテーゼがそれまでの髪型を変え、顔を整形して(メイクでそのように撮っている)登場するシーンには驚きました。前半の素朴な田舎娘の風貌から一変、何かが乗りうつった気性の激しい女性に見えたのです。
彼女の出演作では、フィルム・ノワールの傑作「深夜復讐便」(49年)の演技が素晴らしかったのと、後年、「暗殺者のメロディ」(72年)でリチャード・バートンの良妻役が印象的でした。
共演陣では、朗らかなメイド役のメグス・ジェンキンスや、女性刑事ジャクソンを演じたアイリーン・ワースが印象的。前者は「青い恐怖」(46年)の新米看護師役や、「回転」(61年)の家庭教師役でも個性的な演技をみせていました。
オードリーに関しては、彼女のバレエ・シーンだけが印象に残っていますが、その初々しさには、後の‘銀幕の妖精’を予感させるに十分でした。
‘愛なくば死あるのみ’ ‘まさしく真理なり’
切ないラストシーンでした。
爆弾入りのバッグ
投稿日
2021/09/01
レビュアー
かつ
1952年 イギリス映画
これまで色々な映画を観てきましたが、こんなにも観る前のイメージとかけ離れた作品も珍しいです。
私が抱いていた作品のイメージ
1. オードリー・ヘップバーンが主役
2. 淡い恋愛ドラマ
3. カラー作品
と思っていたのですがこの3点が全て違っていました。
まずオードリー・ヘップバーンが主役ではありませんし、DICASさんのジャンルもコメディとなっていますが、いえいえこれは間違いなくサスペンスです。
しかもカラーではなくモノクロ作品です。
1930年のロンドンが舞台。身の危険を感じた父親が娘2人を友人のアンセルモ(チャールズ・ゴルドナー)に託すところから始まります。
この2人の娘というのが、姉マリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)と妹ノラ(オードリー・ヘップバーン)で、マリアにはルイ(セルジュ・レッジャーニ)という恋人がいましたが、離れ離れで会えない日が続いていた。そんなある日、父親の遺品が届き父親が亡くなった事を知るのです。マリアはアンセルモが経営するレストランを献身的に手伝い、店は繫盛する様になります。アンセルモは働き詰めのマリアに少し休んだ方がいいと助言し、1937年のパリ万博に休暇を取って行くことにします。このパリ万博で長く会えなかった恋人のルイにばったり会うのでした。マリアが今まで連絡がなかった事を聞くと、彼は余計な心配を掛けたくなかったと言います(←この時点で何かコイツ怪しいと感じました)。
ルイの素性は表向きは記者ですが裏の顔は独裁者カルバーン将軍の暗殺計画を企てるメンバーの一員だったのです。マリアはルイに会えた喜びで彼に疑念を抱くことはありませんでしたが、ルイの方はマリアの純粋な愛を利用して暗殺計画を遂行しようとします。
マリア役のヴァレンティナ・コルテーゼは後半で、髪の色を変えて整形手術までする役を演じるですが、この別人の美しさに驚きました。
予想しない展開と真実を知ったマリアの行く末、そしてノラ(オードリー・ヘップバーン)のバレエシーンが見どころです。バレエを本格的にやっていただけあってバレリーナ役にとても魅了されました。作品のイメージは違いましたがとても面白かったです。こういった意外な作品に出会えると、やはりまだまだ未見の旧作を観なければ!と思ってしまいます。
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