ブルー・ストリーク

いや、面白かったです。
コメディーの基本をきっちりと押さえております。

刑事になり済ましたＭローレンスを何の疑問も無く受け入れる警察署。日本の公務員では絶対にあり得なさそうな展開ですね(笑)
まぁ、いろいろとおかしな点はありますが、テンポの良さと展開のスピード感に引っ張られて、気にすることなく、始めから終わりまで全く飽きることなく見ることが出来ました。

で、ラストは意外にハッピーエンド。ダイヤ失くしちゃうと思ってたんですがねぇ。
新米デカもプチどんでん返し的な感じで作品の締まりを良くしています。

Ｍローレンスの作品は平均的に面白いものが多く、割と安心ですね。
でも、あとから、コレは絶対見るべきだ、と人に勧められるほど面白いものも無いような。。。

いずれにしてもこの手の作品はいつ見ても外さないし重宝するジャンルだったりします。

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ハリウッド作品のギャグやパロディーものは、低レベレルで日本人のわたしたちには笑えないものが多いが、コメディアンのアドリブ作品には上質なものも多い
この作品もその一つで、マーティン・ローレンスの話術炸裂で、やはりコメディーは台本重視でなく、その場の空気を生かすことが成功の鍵だと分かる。

物語は最初から最後まで、落ち込むことなくハイテンションで進む
登場人物も個性的で、マーティンが刑事に成りすましていても、疑うどころか尊敬までし始める始末で、この手の作品の韻はきちんと踏んでおり、少しタミーの物分りの悪さにはイライラするが、ラストは温情オチで国境で見送るという定番ではあるが、そこはちょっと小技を入れているので新鮮である。

マーティン・ローレンスという人は、バッド・ボーイズでもそうだったが、早口が特長のウイル・スミスでさえ食ってしまう程の口達者なのが伺える
コメディーのお手本の様な作品なので、安心して観ていられるので、万人にオススメである。

宝石泥棒が逃げる際、建設途中のビルの通気ダクトにダイヤを隠し、出所してから回収しようとするが、そのビルは新しいロス市警のビルだった・・・。彼は刑事になりすまし・・・とイントロダクションまんまなんですが、これがサイコー！
泥棒なもんだから、犯罪者の心理をことごとく見破り、ガンガン事件を解決！ましてや、捕まえようとした犯人が弟分だったりして、強引に説得すると、遠くで見ていた刑事たちは、彼が凄い交渉術の持ち主だと思い込んだり。可笑しくてたまりません！
とにかくマーチン・ローレンスの才能がハマりまくりで、楽しく可笑しい一本。
監督はフラバーや３４丁目の奇跡で知られるレス・メイフィールド。
メイキングでも出てくる、新人俳優（？）のゲットー・バック（ピザ屋のあんちゃん）は、なんと主題歌のＰＶにも出演☆彼は必見かも？
久しぶりに楽しい映画にアタリました♪オススメしま〜す。

ブルー・ストリークという２千万ドルのダイヤモンドをまんまと盗み出したローガン。ところが逃げる途中のアクシデントで、やむなく建設中のビルにダイヤを隠すが、ローガンは逮捕されてしまう。２年後、出所したローガンがダイヤを取りにいくと、その建設中だったビルはなんと警察署になっていたっ。ニセ刑事に扮したローガンは警察署に潜り込むが・・・。
主役のマーティン・ローレンスの演技が、なかなか面白いアクション・コメディでした。
ちょっとＴＶっぽい雰囲気は、あまり制作費が掛かってないなあという感じを受けるけど、コメディとしては脚本が良く出来てる方で、飽きずに最後まで楽しめました。なにより、マーティン・ローレンスの、昔のエディ・マーフィ並のオーバージェスチャーとマシンガン・トークには、けっこう引き込まれました〜。
ニセ刑事に化けたローガンはあちこちの事件に引っ張り出されてしまうが、署内のダイヤ探索をしたくて、早く引き上げるために泥棒の知識を生かして次々と事件を解決してしまう様も面白い。そのおかげでますますお声が掛かって忙しくなるという悪循環（笑）。
とても良作なＢ級コメディでした。絶対観ろってほどじゃないけど、何も観る映画がない時はレンタルして損はないですよ。

独偏満足度　７７％

　いやー 笑いっぱなしー　最高！

　型破りなデカの話。
　いやっ、ちゃう！
　金庫破りのバカの話。

　超おすすめ！　バカデミー賞もんです。
　いや〜　楽しかったー。