狂っちゃいないぜ！

昔観たときにはなかなかおもしろいと思ったんですが、観なおしてみるとそれほどじゃなかったなあ。

航空機超過密地区の航空管制官ニック（ジョン・キューザック）。田舎からやってきた管制官ラッセル（ビリー・ボブ・ソーントン）の出現でその自信は揺らぎはじめる。その上、ラッセルの若い妻（アンジー）となりゆきで関係を持ってしまい・・・。

こういう特殊な職業ってなんかすごくかっこよく見えるけど、内情を知ってる人にとっては、ありえないと思うことのオンパレードじゃないかな。
この映画の管制官たち、ゲーム感覚で仕事をしてて、こんなんじゃ航空機事故多発に違いない。

ニックの浮気をめぐる夫婦のいざこざがストーリーのメインなんだけど、1度の浮気くらい別にいいんじゃないか？と思ってしまったのは私が年をとった証拠かな。（前回観た時はちょっと怒ってた気がする。）
あんな肉感的な若い子にせまられたら、男としては断れないだろうしなあ。
妻（ケイト・ブランシェット）の取り乱し方が見苦しい。「私も浮気してた！！」という告白は、単なる強がりの嘘だと思うね。

アンジーが若くて、うんと年上のビリー・ボブに惚れてしまったのもわかる気がする。ふたりの結婚のきっかけになったという点において、記念碑的な作品といえるかも。

「霊能者アリソン・デュボア」の優しい夫ジョーことジェイク・ウェバーが、ニックの同僚役で出てたのが嬉しかった。

わたしに、まだうら若き乙女の片鱗があった頃（まあ２０歳前後までといったところでしょうか）、
わたしの信条に「金とセックスの話はしない」というものがありました。
信条と言うのは、少しおおげさですけど、心の中にひそかにそうありたいものだと、思っていたわけです。

しかし、時の流れというのは、時に無常としか呼びようがないものです。
『平家物語』でも「諸行無常」と言っています。
まもなくアラフォーのわたしのレビューのほとんどが、男だの、裸だの、身体目当てだの、一度だけでもお願いしたいだの、
下の方の話ばかりが横行しています。「金」の話がないだけマシといったところですが、
これはそちらに縁がないので、書き様がないだけでしょう、きっと。

最近は、ブラピと仲良し夫婦で、たくさんの子どもを育てながら、それでも色っぽい口元、美しい肉体をお持ちのアンジェリーナ・ジョリーです。
本作でも、若き日のアンジェリーナが娼婦すれすれの格好をして美しい肉体を見せつけているとしか思えない色っぽさで、管制官ラッセル・ベル（ビリー・ボブ・ソーントン）の妻メアリーを演じています。
この映画がきっかけで、実際ビリー・ボブ・ソーントンと結婚しています（もちろん後に離婚）。
映画の中でも、倒錯の香り漂う一風変わった夫婦を演じていますが、実際の夫婦時代も、
ドラッグで２４時間セックスマラソンなどをしていたという噂を聞いたことあります（やっぱり・・・こんな話ばっかり書いています。またもや）。
この映画を観ると、その話にすごくリアリティがあります。

本作の監督、マイク・ニューウェル氏は、コンスタンスになかなか味のある作品（代表作は『フォー・ウェディング』『フェイク』最近では『プリンスオブペルシャ』）を撮っているなかなかオツな監督さんですが、
この映画もいい味出しています。
人間の心理を描いたブラックユーモアの要素あり、サスペンスも感じさせ、ちらりとエロい・・・キャストも豪華（当時はみなさんそこそこでしたが、今では全員スター）。
空港の管制室が実際にあんな感じだったら、絶対飛行機に乗りたくないなと思ってしまうという側面はあるものの、
ほかの映画にはなかなかない見ごたえのある映画でした。

主人公の管制官ニック（ジョン・キューザック）は、アンジェリーナにふらふらしてしまいますが、
妻コニー役のケイト・ブランシェットの方が、個人的にはそそられました。

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航空管制官なのに、なんか彼らには緊張感のかけらも感じなかった。それで、ストレスで仕事が出来なくなる。。っていうのもね。
実際の管制官は確かに常にストレス状態で、緊張続きでずっとずっと大変なはず。
飛行機が大量に上空にいるのに、取っ組み合いのケンカしてる場合か！
ラッセルの妻（アンジェリーナ・ジョリー）は一体なんだったんだあ？？？公衆の面前であんなにだんなにベタベタ、というかねっとりというか、アメリカではあり得るの？
結局のところ、管制官の仕事振りを描きたかったんじゃなくて、男の傲慢さと幼稚ぶりを描きたかったのかな？
他人の芝生は良く見えるもの！人のものは欲しくなるもの！
いざ、手に入れてみれば後悔ばかり。。ってね。
見ればわかるじゃん、どうみてもラッセルの奥さんは危ないタイプよ、ああいう女と浮気したらあきまへんで！
で、結果ラッセルが仕返しに自分の妻を誘惑しているという疑惑を持ち、だんだん気が変になっていくニック。それでこの邦題がついたか！
（ジャンル：アクション(^_^;)ってねえ、無理があるなあ）

ちょっと前の作品になりますが、これ、私の周りでかなり評判がよい。

アメリカ公開時、私はアメリカ在住だったんだけど、この映画全然知らなかった。

アンジーがビリー・ボブを略奪愛で結婚したきっかけとなったこの映画。
確かにビリー・ボブ、抜群にかっこいい。

John Cusackはいつもの感じ。オロオロぶりは見事。
そして妻役が Cate Blanchett 。
めちゃめちゃ豪華。

管制官ってあんな感じで仕事してるの？？
これって今もそうなのかな？？全部システムで操作してると思ったらこんなに人が誘導しているのね。
それに驚いた。
これじゃ事故起こるのも当然か。。。

この邦題聞いたとき、何じゃそりゃ？って思ったけど、観終わるとなんかぴったり。

結構面白かった。

嫉妬と人間の心理っておもしろいと思った１本。

航空管制官を題材にしていながら
このコメディ風味・・・・（汗

そんなんじゃ、飛行機事故起こるよ！！！？？？？
なんて心配する場面が何箇所かありましたが、
なかなか面白いドラマでした。

No1管制官だと自信満々のニック
ある日優秀な管制官ラッセルがやってきて・・・。

管制官の仕事のストレスの上に、
No1を奪われるという焦り

さらに、ラッセルの妻とひょんなことから一夜をすごし
ニックは妻に逃げられる・・・・・

ラッセルがやってきて以来
ボロボロのニック。

管制官という職業云々より
こういうストレスって
大なり小なり日常にありますねえ（笑

仕事で認められたい
トップを取ったらキープしたい
ライバルが現れたら動向が気になって仕方ない
ニガテな同僚なのに奥さん同士が仲いいから仕事外でも顔をあわせなきゃいけない
知られたくない事実が妻や夫に知られてしまったのかもという焦り

多分、多くの人が経験したことのあることなんじゃないかなあ？

そんな風に観ていると
Jキューザックのオロオロぶりは
手に取るようにわかります（笑

そんなことは仕事の時は考えるなよ！！！って言いたくなるけど
そうもいかないんですよね、本人無意識のうちに相当滅入ってるから。

ただ、管制官としては、アレはダメですよね・・・（汗
大ピンチに「お前のその羽目障りだ」とか
取っ組み合いのケンカですからね・・・・
緊張感のかけらもない人たちだなってあきれますけど（笑

まあ、コメディ映画なのでその辺はいいか。

Jキューザック、Cブランシェット、Aジョリー、BBソーントンと
何気に豪華なキャストです。