ミステリー、アラスカ

温暖化の影響で１万年前の卵が孵化したとか、あの極寒のアラスカの地で殺人事件が・・・と、ワクワクしながら観始めました。
しかし、なにやら違う雰囲気に、これはスポーツ映画なんだと知らされてしまいました。
この映画は、アラスカ州ミステリーの田舎町で繰り広げられるアイスホッケーチームのお話でした。
冒頭で、真っ青な空と雪景色に囲まれ、スティックを手に銀盤をスイスイ駆け抜ける男に目を奪われました。とても美しい風景でした。「アラスカだ！！」と思ったのですが、この映画はカナダで撮影されたものだそうです。カナダも美しいのですので問題はありません。
もし貴方がスポーツが好きだったら、きっと満足のいく作品だと思います。ミステリーの町はアイスホッケーがとても盛んで、子供たちが湖でスティックを片手に楽しそうに遊んでいます。屋外だが寒そうには見えないところが凄いです。
物語は、ミステリーのホッケーチームが記事で取り上げられたことから、NYのホッケーチームから挑戦状が届きます。それによって色々な試練や困難な事にぶつかってしまうと言うお話です。主人公を演じるのはラッセル・クロウで、彼が年令的に引退の危機に直面するところから始まります。
私はスポーツ物はあまり興味がないのでサラッと流してしまいましたが、興味のある方はきっと感動すると思います。。。

あたしは、ラッセル・クロウが嫌いだ。
『グラディエーター』くらい復讐に燃える男臭い感じならまだいいんだけど、
感動もののイイ奴を演じてる時が、最高潮に受け付けられない。
今作は、アラスカのアイスホッケーチームの挑戦を描いた作品で、
そのチームのキャプテンとして、町の保安官として、統率する人間を演じてる。
なんで、この役にラッセル・クロウ？って感じ・・・
彼には、ヒールの方が絶対に似合っている！

小さな田舎町では、アイスホッケーがみんなの全てであり、それを中心に町は回っている。
プロチームとの対戦話が持ち上がり、一気に沸く町と降って湧くそれぞれの問題。
ゆうなれば、沸騰した鍋から吹き零れる泡のようですな。
スポーツものは感動があってなんぼのものだが、これはあまり感動に至らず。
でも、アイスホッケーの試合風景は、サッカーやバスケやアメフトよりも、
迫力があるし展開早いし、スケーティングで颯爽と走り抜け、
スティックを捌きながら、体当たりで点を稼いでる姿は、かなり魅力的。

解説者役でマイク・マイヤーズが出ててビックリ。もの凄く場違いな感じだからｗ
お決まりのおふざけっぷりは封印されてて、全然効果的な配役ぢゃない。
きっと『オースティン・パワーズ』の監督作品だから友情出演かなんかだろうね。

ラッセル・クロウは、『アメリカン・ギャングスター』でも、麻薬王を追い詰めてゆく刑事役なんだってぇ〜
デンゼルの方が悪役かぁ・・・デンゼル好きなあたしは、彼に正義の人をやって欲しかったんだけどなぁ。

期待しないで観ていたせいか、思ったよりちょっと感動した。
大きなものへの挑戦、地元愛、おっさん達の一念発起＋お決まりのちょっとした恋愛（ないとそれはそれで味気ないからよしとするか）、
家でサラッと見るには良いかもしれない。
特に地元愛にグッとくる人には良いのでは？（私はジンワリ盛り上がりました）

１点

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最初、ミステリー物かと思ってしまいましたが
街の名前だったのですね＾＾；
観終わってみると、なんだか青森のカーリングの街を思い出しました。
ホッケーが有名な地方の田舎街の誇りをかけ、
ホッケーのプロチームと堂々と戦う、という物語で
ちょっと下ネタもありつつ、
その街に生きる人々の気持ちや立場が
よく描かれていて感動しました。
ラッセルクロウで検索して探した作品だったので
ラッセル・クロウでなくてもよかったかなぁ
という気もしましたが、とてもいい作品を見つけました。