八月の鯨 / リリアン・ギッシュ
八月の鯨
/リンゼイ・アンダーソン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(12)
解説・ストーリー
リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィスの二人の大物女優主演による友情ドラマ。リビーとセーラの姉妹は、長い人生のほとんどを一緒に過ごしてきた。そんな姉妹は毎年夏の間、アメリカ・メイン州の小さな島にあるセーラの別荘に滞在していた。そこの入江には、8月になると鯨がやって来る。少女の頃、よくその鯨を見に駆けていったものだが、二人ともそれは遠い昔のこととなってしまった……。
リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィスの二人の大物女優主演による友情ドラマ。リビーとセーラの姉妹は、長い人生のほとんどを一緒に過ごしてきた。そんな姉妹は毎年夏の間、アメリカ・メイン州の小さな島にあるセーラの別荘に滞在していた。そこの入江には、8月になると鯨がやって来る。少女の頃、よくその鯨を見に駆けていったものだが、二人ともそれは遠い昔のこととなってしまった……。
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「八月の鯨」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィスの二人の大物女優主演による友情ドラマ。リビーとセーラの姉妹は、長い人生のほとんどを一緒に過ごしてきた。そんな姉妹は毎年夏の間、アメリカ・メイン州の小さな島にあるセーラの別荘に滞在していた。そこの入江には、8月になると鯨がやって来る。少女の頃、よくその鯨を見に駆けていったものだが、二人ともそれは遠い昔のこととなってしまった……。
「八月の鯨」 の作品情報
「八月の鯨」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
八月の鯨の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル//英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSV300146 |
2012年06月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
27枚
|
0人
|
0人
|
八月の鯨の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル//英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSV300146 |
2012年06月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
27枚
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ユーザーレビュー:12件
リリアン・ギッシュがチャーミング
出演者は全員老人、舞台は小さな家と岬のみ。
非常にゆったりとしたペースで、老姉妹の一日を島の美しい景色とともに静かに映し出しています。
人生の黄昏期を迎えた5人の男女のささやかな日常を、往年のハリウッド大スターが演じているようですが、残念ながら彼らの若い頃は知りませんでした。
夏になると海辺の別荘にやって来てそこで過ごす老姉妹。老いてなお少女のように無邪気な妹サラ(リリアン・ギッシュ)に比べ、目の不自由な姉リビー(ベティ・デイヴィス)は気難しくて、本心じゃないことをつい口にしてしまう毒舌家。
登場人物は、彼女たちの別荘を訪れる50年来の古い友人と、伴侶を亡くしたばかりの元貴族という老人、そしてがさつだけど気のいい大工のほぼ5人が登場するだけという、極めてシンプルな人間模様が描かれていますが、そこで交わされる会話や出来事は、さりげなく人生の機微を感じさせてくれます。
ロシア移民の元貴族マラノフ氏を夕食に招待したサラが、よそいきのワンピースを着て口元に紅をさすシーンが印象的です。
「この年になって知らない人間と付き合うなんて面倒なだけ」というリビーと、いくつになってもときめきを忘れずに前向きに生きるサラ。サラを演じるリリアン・ギッシュの昔の画像はものすごい美少女でした。90歳を超えて演じたこの役でも、その片鱗は見えます。年老いても可愛いらしく、素敵なお婆ちゃんです。
淀川さんは主演のリリアン・ギッシュの大ファン だったらしいです。
サラのような“可愛いお婆ちゃん”になりたいものです。
老いは、悲しいことではあるけれど、誰にでも必ず訪れるので、向合って行かなければならないし、そうであれば、少しでも前向きに、なんて素直に思ってしまうのは、リリアン・ギッシュがチャーミングだったからかもしれません。
「まだ実際この目で見たことはないけれど、今年こそはと楽しみにしているの」というサラの台詞は、明日への希望を持って明るく生きることの素晴らしさが溢れています。
押し付けがましさのない、静かな作品でした。
公開当時の年齢
ベティ・デイヴィス 79歳 (リビー)
リリアン・ギッシュ 90歳 (セーラ)
アン・サザーン 78歳 (ティシャ)
ヴィンセント・プライス76歳 (マラノフ候)
ハリー・ケリー・Jr 66歳 (ヨシュア、修理工)
このレビューは気に入りましたか?
21人の会員が気に入ったと投稿しています
思い出を糧にしながらゆっくりと生きる老女たち
見事におばあさんとお爺さんしか出こない映画。
話し方も演出なのか、高齢のためなのか、ゆっくりとした会話が続く。
欠伸すら出てしまいそうなゆったりとした話の流れに、退屈して途中で投げ出したくなる人もいるかもしれない。
何か特別なことが起きるでもない、二人の老女の日常の中のちょっとした心の変化を1日を通して叙情豊かに描いていく。
それだけの映画といえばそうなんだけど、私はこの映画、凄く好きかも・・
誰にでも老いは確実に来る。
老いたら一日一日朝を無事迎えることがこの上ない幸せになるんだろう。
美しい朝には庭の手入れをし
朝食を食べて散歩をし
バーザーの人形を作ったり、絵を描いたり
そして午後はお昼寝の後に午後の散歩を楽しみ、お茶を飲み
夕食にゲストを招きワインを頂く。
見はらし窓を作るか否かで意見が食い違う姉妹。
先が無いのに今さら何をと言う姉。
そんな姉は白内障で目が見えないのだから、窓があってもなくてもどうでも良いと思うのも仕方がない。
それでも希望を持ちながら生きること
日々を美しくさせたい、美しものに触れていたい、
そんな気持ちは老いても忘れてはいけないと、妹セーラを通してこの作品は教えてくれる。
鯨を見ることを拒んでいた姉にもやがて心の変化が起きる。
それは、少女のころから慣れ親しんだこの美しい島の風景が、時間がゆったりと流れている二人の老女にも、
心の癒しを与へたからに違いない。
それにしても撮影時79歳のベティ・デイビスが姉役で、なんと93歳のリリアン・ギッシュが妹役。
(もしかしたら私がリビー(ベティ)を姉と思いこんでいただけなのかしら?とも思えてきた)
かつては美しかった二人も老いればそれなりに干からびて醜い部分が沢山露見するのは仕方がないのに、
93歳でスクリーンに立つという偉業をやってのけたこの女優さん、凄い!
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
しみじみ姉妹愛を噛みしめました。
私自身も二人姉妹です。
姉には頼りっぱなし・・・世の中の常識に疎い私には、
とてもとても頼りになるヒトなのです。
この映画は名作の誉れ高いのに見てませんでした。
ベティ・ディヴィスの意固地な姉(妹かしら?実年齢79歳でした)
リリアン・ギッシユのほんわかした優しさ(90歳だったと聞いて仰天しました・・・お若いです)
二人を見るだけで感極まります。
美しい岬に立つ島の別荘地。
可愛らしいおうち。
美しい崖からの眺め!!
銀貨をばらまいたように光り輝く海。
ベティ・ディヴィスは白内障で失明しています。
彼女はあの大きな瞳を半ば閉じての演技です。
そして歩きは手探りと妹セーラにすがって・・・
不自由な身体からか毒舌家で意固地です。
ここでもディヴィスは、人の嫌がるような役を、
進んで引き受けています。
姉の身の回りから食事、掃除と引き受けるリリアン・ギッシユの、
老いてもふんわり包み込む優しさ。
二人には徐々に老いが、彼女たちの今の幸せを、
変化を受け入れざるを得ない状況がくることでしょう。
でも、その日の一日前迄でも、しっかり手と手を握りしめて、
今の幸せを大事にしてほしい・・・と、願わずにはいられませんでした。
大写しになったふたりの骨ばった、血管の浮き上がった手と手。
しっかり握りしめて歩く姿は、感動的でした。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
鯨はふたたびやって来る
投稿日:2012/07/26
レビュアー:bell
老境にさしかかった人々を描いた映画を観るとき、私にはもう少し先のことだと思い込んで、のぞき見的であったり、老後の過ごし方を学びたいなどと傍観者的であったりして、距離を持ちつつ観始めることが多いが、この映画は老いだなんて言葉を使ったのが申し訳ないほど、人間としての心情が切々と描かれていて感動しました。
海辺の家に住む老姉妹。二人は長く一緒に暮らしているようだが、あまり仲が良いようには見えない。とくに姉リビー(ベティ・デイビス)の偏屈ぶりに妹セーラ(リリアン・ギッシュ)が悩まされている。
目の不自由な姉の面倒を、セーラは甲斐甲斐しく見ているが、なんだか二人は性格自体が真反対に見える。
二人の過去は会話で語られるので、大体見当がつくが、詳しい事情は分からない。でもこの姉妹は、やっぱり離れられない何かで繋がっている。姉妹愛というのか、血の繋がりというのか分からない。でもお互いを必要としている。
とくにリビーの気の強さに隠されたセーラへの嫉妬、想いやり、寂しさは、なんとも複雑で、この心情を怪優ベティ・デイビスが演じていて、晩年とはいえその片鱗が感じられて、相変わらず怖い。
さらに妹とはいえ、実際はベティより一回り近く年上だったリリアン・ギッシュの気丈さ、チャーミングさ、美しさにはウットリする。もうどっちが姉でどっちが妹だか分からない。威張ってるベティの方が姉だろうとは思っていたが…。
この海に鯨がやって来るのは本当なのか、伝説なのかよく分からない。でもこの映画の爽やかにも感じられるラストから、ちょっと元気をもらえた気がしました。どうやら私の方が老け込んでいたみたいです。★★★★☆
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
老婆と鯨、そして彼氏
投稿日:2013/03/11
レビュアー:しづちゃん
リビーとセーラ姉妹の物語。
最初の方だけ、若い頃のリビーとセーラが出てきます。純白のドレスが目に眩しい…そんな光景です。
そして時は過ぎ、高台のセーラーの別荘で洗濯物を干すセーラー。
昔はこの高台から鯨を観ることができたが、今は鯨を観ることができない。それでも今日こそは来るかと海を眺める。
姉のリビーは神経質のやせっぽっち。でも、自慢の髪の毛を大事にしては母のように綺麗な白髪になったかを気にする。
セーラーははふっくらとしたチャーミングな女性。気難しがり屋の姉の世話をよくしている。
そんな二人の間に連れ合いを亡くした元公爵が訪問して来る。同居していた女性が亡くなり、住む家を失った公爵。
セーラーはそんな彼を優しく迎え入れるが、リビーは新しいネグラに当家を当てにしても無駄ですよ、とハッキリ言う。
それっきり元公爵は来なくなる。姉のリビーは白内障で目が見えない。だからセーラーは遠慮して姉の言いなりなのか。
姉妹の心の葛藤と姉妹故に喧嘩もすれば、仲直りもする。互いに互いを必要とする関係。
ほっそりしてスタイルはよいが、シワシワのリビーよりも、太目でも愛想の良いセーラーの方が好き。
老婆になっても姉と妹の関係は変わらず…姉妹っていいな〜と思えた映画です。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
リリアン・ギッシュがチャーミング
投稿日
2013/03/07
レビュアー
ミルクチョコ
出演者は全員老人、舞台は小さな家と岬のみ。
非常にゆったりとしたペースで、老姉妹の一日を島の美しい景色とともに静かに映し出しています。
人生の黄昏期を迎えた5人の男女のささやかな日常を、往年のハリウッド大スターが演じているようですが、残念ながら彼らの若い頃は知りませんでした。
夏になると海辺の別荘にやって来てそこで過ごす老姉妹。老いてなお少女のように無邪気な妹サラ(リリアン・ギッシュ)に比べ、目の不自由な姉リビー(ベティ・デイヴィス)は気難しくて、本心じゃないことをつい口にしてしまう毒舌家。
登場人物は、彼女たちの別荘を訪れる50年来の古い友人と、伴侶を亡くしたばかりの元貴族という老人、そしてがさつだけど気のいい大工のほぼ5人が登場するだけという、極めてシンプルな人間模様が描かれていますが、そこで交わされる会話や出来事は、さりげなく人生の機微を感じさせてくれます。
ロシア移民の元貴族マラノフ氏を夕食に招待したサラが、よそいきのワンピースを着て口元に紅をさすシーンが印象的です。
「この年になって知らない人間と付き合うなんて面倒なだけ」というリビーと、いくつになってもときめきを忘れずに前向きに生きるサラ。サラを演じるリリアン・ギッシュの昔の画像はものすごい美少女でした。90歳を超えて演じたこの役でも、その片鱗は見えます。年老いても可愛いらしく、素敵なお婆ちゃんです。
淀川さんは主演のリリアン・ギッシュの大ファン だったらしいです。
サラのような“可愛いお婆ちゃん”になりたいものです。
老いは、悲しいことではあるけれど、誰にでも必ず訪れるので、向合って行かなければならないし、そうであれば、少しでも前向きに、なんて素直に思ってしまうのは、リリアン・ギッシュがチャーミングだったからかもしれません。
「まだ実際この目で見たことはないけれど、今年こそはと楽しみにしているの」というサラの台詞は、明日への希望を持って明るく生きることの素晴らしさが溢れています。
押し付けがましさのない、静かな作品でした。
公開当時の年齢
ベティ・デイヴィス 79歳 (リビー)
リリアン・ギッシュ 90歳 (セーラ)
アン・サザーン 78歳 (ティシャ)
ヴィンセント・プライス76歳 (マラノフ候)
ハリー・ケリー・Jr 66歳 (ヨシュア、修理工)
思い出を糧にしながらゆっくりと生きる老女たち
投稿日
2012/10/25
レビュアー
飛べない魔女
見事におばあさんとお爺さんしか出こない映画。
話し方も演出なのか、高齢のためなのか、ゆっくりとした会話が続く。
欠伸すら出てしまいそうなゆったりとした話の流れに、退屈して途中で投げ出したくなる人もいるかもしれない。
何か特別なことが起きるでもない、二人の老女の日常の中のちょっとした心の変化を1日を通して叙情豊かに描いていく。
それだけの映画といえばそうなんだけど、私はこの映画、凄く好きかも・・
誰にでも老いは確実に来る。
老いたら一日一日朝を無事迎えることがこの上ない幸せになるんだろう。
美しい朝には庭の手入れをし
朝食を食べて散歩をし
バーザーの人形を作ったり、絵を描いたり
そして午後はお昼寝の後に午後の散歩を楽しみ、お茶を飲み
夕食にゲストを招きワインを頂く。
見はらし窓を作るか否かで意見が食い違う姉妹。
先が無いのに今さら何をと言う姉。
そんな姉は白内障で目が見えないのだから、窓があってもなくてもどうでも良いと思うのも仕方がない。
それでも希望を持ちながら生きること
日々を美しくさせたい、美しものに触れていたい、
そんな気持ちは老いても忘れてはいけないと、妹セーラを通してこの作品は教えてくれる。
鯨を見ることを拒んでいた姉にもやがて心の変化が起きる。
それは、少女のころから慣れ親しんだこの美しい島の風景が、時間がゆったりと流れている二人の老女にも、
心の癒しを与へたからに違いない。
それにしても撮影時79歳のベティ・デイビスが姉役で、なんと93歳のリリアン・ギッシュが妹役。
(もしかしたら私がリビー(ベティ)を姉と思いこんでいただけなのかしら?とも思えてきた)
かつては美しかった二人も老いればそれなりに干からびて醜い部分が沢山露見するのは仕方がないのに、
93歳でスクリーンに立つという偉業をやってのけたこの女優さん、凄い!
しみじみ姉妹愛を噛みしめました。
投稿日
2016/06/30
レビュアー
カマンベール
私自身も二人姉妹です。
姉には頼りっぱなし・・・世の中の常識に疎い私には、
とてもとても頼りになるヒトなのです。
この映画は名作の誉れ高いのに見てませんでした。
ベティ・ディヴィスの意固地な姉(妹かしら?実年齢79歳でした)
リリアン・ギッシユのほんわかした優しさ(90歳だったと聞いて仰天しました・・・お若いです)
二人を見るだけで感極まります。
美しい岬に立つ島の別荘地。
可愛らしいおうち。
美しい崖からの眺め!!
銀貨をばらまいたように光り輝く海。
ベティ・ディヴィスは白内障で失明しています。
彼女はあの大きな瞳を半ば閉じての演技です。
そして歩きは手探りと妹セーラにすがって・・・
不自由な身体からか毒舌家で意固地です。
ここでもディヴィスは、人の嫌がるような役を、
進んで引き受けています。
姉の身の回りから食事、掃除と引き受けるリリアン・ギッシユの、
老いてもふんわり包み込む優しさ。
二人には徐々に老いが、彼女たちの今の幸せを、
変化を受け入れざるを得ない状況がくることでしょう。
でも、その日の一日前迄でも、しっかり手と手を握りしめて、
今の幸せを大事にしてほしい・・・と、願わずにはいられませんでした。
大写しになったふたりの骨ばった、血管の浮き上がった手と手。
しっかり握りしめて歩く姿は、感動的でした。
鯨はふたたびやって来る
投稿日
2012/07/26
レビュアー
bell
老境にさしかかった人々を描いた映画を観るとき、私にはもう少し先のことだと思い込んで、のぞき見的であったり、老後の過ごし方を学びたいなどと傍観者的であったりして、距離を持ちつつ観始めることが多いが、この映画は老いだなんて言葉を使ったのが申し訳ないほど、人間としての心情が切々と描かれていて感動しました。
海辺の家に住む老姉妹。二人は長く一緒に暮らしているようだが、あまり仲が良いようには見えない。とくに姉リビー(ベティ・デイビス)の偏屈ぶりに妹セーラ(リリアン・ギッシュ)が悩まされている。
目の不自由な姉の面倒を、セーラは甲斐甲斐しく見ているが、なんだか二人は性格自体が真反対に見える。
二人の過去は会話で語られるので、大体見当がつくが、詳しい事情は分からない。でもこの姉妹は、やっぱり離れられない何かで繋がっている。姉妹愛というのか、血の繋がりというのか分からない。でもお互いを必要としている。
とくにリビーの気の強さに隠されたセーラへの嫉妬、想いやり、寂しさは、なんとも複雑で、この心情を怪優ベティ・デイビスが演じていて、晩年とはいえその片鱗が感じられて、相変わらず怖い。
さらに妹とはいえ、実際はベティより一回り近く年上だったリリアン・ギッシュの気丈さ、チャーミングさ、美しさにはウットリする。もうどっちが姉でどっちが妹だか分からない。威張ってるベティの方が姉だろうとは思っていたが…。
この海に鯨がやって来るのは本当なのか、伝説なのかよく分からない。でもこの映画の爽やかにも感じられるラストから、ちょっと元気をもらえた気がしました。どうやら私の方が老け込んでいたみたいです。★★★★☆
老婆と鯨、そして彼氏
投稿日
2013/03/11
レビュアー
しづちゃん
リビーとセーラ姉妹の物語。
最初の方だけ、若い頃のリビーとセーラが出てきます。純白のドレスが目に眩しい…そんな光景です。
そして時は過ぎ、高台のセーラーの別荘で洗濯物を干すセーラー。
昔はこの高台から鯨を観ることができたが、今は鯨を観ることができない。それでも今日こそは来るかと海を眺める。
姉のリビーは神経質のやせっぽっち。でも、自慢の髪の毛を大事にしては母のように綺麗な白髪になったかを気にする。
セーラーははふっくらとしたチャーミングな女性。気難しがり屋の姉の世話をよくしている。
そんな二人の間に連れ合いを亡くした元公爵が訪問して来る。同居していた女性が亡くなり、住む家を失った公爵。
セーラーはそんな彼を優しく迎え入れるが、リビーは新しいネグラに当家を当てにしても無駄ですよ、とハッキリ言う。
それっきり元公爵は来なくなる。姉のリビーは白内障で目が見えない。だからセーラーは遠慮して姉の言いなりなのか。
姉妹の心の葛藤と姉妹故に喧嘩もすれば、仲直りもする。互いに互いを必要とする関係。
ほっそりしてスタイルはよいが、シワシワのリビーよりも、太目でも愛想の良いセーラーの方が好き。
老婆になっても姉と妹の関係は変わらず…姉妹っていいな〜と思えた映画です。
新規登録で
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- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
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八月の鯨
(C)1988 Alive Films, Inc. and Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved. ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。