トレマーズ

ロン・アンダーウッド監督のＢ級モンスター映画の歴史的作品！『トレマーズ』を観ました♪

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やっぱ、おもしれ〜♪やっぱ、ロン・アンダーウッド監督ってすっげー才能あるっすね〜！！！・・・・とんでも映画のプルートナッシュの失敗以来あんま見かけへんなってもーたけど・・・

金なんかかけんでアイデア一つでもおもしろい映画は撮れるんやで！っつーＢ級映画の見本のような映画やねー♪ネバダの荒野に穴を掘ったり埋めたりするだけで、傑作モンスター映画ができるんやもんな〜♪

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当然脚本が素晴らしくて、金のかからない特撮（穴掘り？）も素晴らしいんやけど、やっぱこの映画は、キャストが素晴らしすぎるっすよねー♪

今や演技派俳優として知られるケビン・ベーコン！
渋すぎる個性派俳優のフッレッド・ウォード！

そして・・・
そして・・・
ジョン・カーペンターファミリー（？）としてしられるこの男！
一度観たら忘れられないこの顔！

でた！
でました！

ヴィクター・ウォンだ！！！！

え？知らんって？

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っつーことで（ってどーゆーこと！？）、オススメです（°∀°）b

バカバカしくて笑えるだけのＢ級映画と侮るなかれ！ここまで完成されたＢ級映画は、他には"ターミネーター"とか”ヒドゥン"ぐらいっしょ？（言い過ぎ？）

個人的満足度　86点！

この作品はテレビでも何度と見た作品だけど何度見てもおもしろいから不思議だ（笑）。最初この作品をテレビで見た時も見るつもりはなかったのに結局最後まで見てしまったという不思議な作品なのだ。人口１４人の村にお化けミミズが４匹現れ村人の何人かが犠牲になり、生き残った村人とお化けミミズの死闘と勝利を描いただけのモンスターパニックものなのにおもしろい。B級の雰囲気が多分にあったがミミズの動きの演出が見事でとても丁寧に作ってあり好感が持てた。俳優の演技とキャラの個性、そして見事なミミズの動きの演出が相まっておもしろい作品に仕上がっている。

シチュエーションがいい（＾＾ゞ。人口１４人の村。しかも隣町までかなり離れている様子。つまりは陸の孤島状態なのだ。言い換えれば密室と考えてもいい。閉じこめられた閉塞空間での事件なのでそれだけでおもしろさが引き立ってくる。脚本を誰が作ったのかは知らないがいい所に目をつけたものだ。おまけにその１４人が全て個性的な性格をしていることがおもしろさを引き立てている。便利屋稼業のヴァレンタインとアル、ミリタリーマニアなバート夫妻、雑貨屋を営むウォルター、医者老夫婦など人口１４人の村にしては個性的なメンバーでその結びつきは強いものがある。そしてお化けミミズ。これはどう見てもミミズには見えない代物だ（笑）。でかすぎる（笑）。おまけに臭いのだそうだ（笑）。映画が匂いまでわからないものでよかった気がした（＾＾ゞ。このでかいお化けミミズがもの凄く早く地中を移動するから驚きだ（笑）。車も追いかけられるし、馬にだってついていけるぐらいの早さを持って地中を移動するのだ。そんな早いミミズがいたらと思うとそれだけでも恐怖だ（＾＾ゞ。

実際にはミミズはいないのにいるように見せかけるセットの仕掛けが最高だった。あたかもミミズに襲われたかのように揺らされる建物や地中を動き回るミミズなどの仕掛けは本当にミミズがそこにいるように見えて効果てきめんだった。どうみてもあの作り物のミミズがあんなに早く動くとは思えない・・実際に体全体で動けるようになっていたかは不明だし、頭の方、特に口とその中の部分だけロボット仕掛けだったかもしれないことを考えると、ミミズがあたかも動いているように見せかけた演出は素晴らしいものだった。続編は見たことがないが、この手の作品はこの作品で充分だろう（＾＾ゞ。

なめちゃいけないっ、コイツは羊の皮を被ってはいるが、相当ハイレベルなエンタティメント・ムービーなんだから。

想像だけど、映画業界の人達ほど、コイツを観た時「やられたっ！」って思ったんじゃないかな。スターを使わず低予算なのに、楽しさ・怖さ・ハラハラ感が同居してて。しかもただのＢ級パニックではなく、人間と地底獣グラボイズの知恵比べが、９０分にみっちり。キャラも立ってて、仕掛けも細かい所まで良く出来てて、老若男女が楽しめる…うん、文句無しっ。

フレッド・ウォードのキャスティングが、どんぴしゃり。この手の映画の主人公は学があったり、能力が高いのが常だけど、彼は見事なまでの「ただの肉体労働者」ってのがいい。シャツとジーンズの着こなしが、抜群のブルーワーカーぶりです。スターが出てたら台無しになっていたところで、相棒がケビン・ベーコン（90年当時は微妙な、谷間のポジションにいました）という絶妙な配役。

屋上に上がっちゃって、それぞれの離れた屋根で会話するシーンは、近年のゾンビ映画にもあって、結構私のツボ設定なんです。ああ、屋上に上がりたい…。そういうのも含めて、どこかに『 トレマーズ・ランド 』みたいなのが出来たら、絶対遊びに行くぞ！（できねぇって）

まあとにかく、ジャンルに関わらず面白いものは面白い、つまらないものはつまらないという、素晴らしくシンプルな結論なのでした。推奨！

田舎の人里離れた小さな町で、地中を這い回る人食いモンスターと住民との死闘を描いた快作。
この作品は、かなり低予算で制作されたみたいだけど、カネを掛けられないぶん、アイデアで勝負してる姿勢が好印象。カネは無くても面白い映画を作るんだという気概がうかがえます。
人が陸地にいると巨大ツチノコみたいなモンスターが地中から襲ってくるので、住民達はみんな、建造物の上とか、大きな岩の上に逃げるしかない。陸地に降りてる時にモンスターが来たら、大慌てで高いところに逃げる登場人物たちが、どこかユーモラス。
この状況が、私が子供の頃によく遊んだ「オニ高ごっこ」に似ていて笑わせてくれるんですな。オニよりも高い所に居れば捕まらないが、いつまでも１カ所に居続けてはいけないというのが「オニ高ごっこ」のルールで、この映画の住民達も、飲まず食わずでいつまでも上にいるわけにはいかない所がミソ。モンスターも、けっこう知恵を使って襲ってくるし、地中を高速移動するのであなどれません。
登場人物は十数人だけど、それぞれキャラクターに個性があって良いですね。この映画で知ってる俳優はケビン・ベーコンくらいだけど、なんか生き生きと楽しそうに演技してたのが印象的。
こういうモンスターパニックものって、普通、暗く陰惨になりがちだけど、この作品はカラッと明るく脳天気な感じです。コメディではないし、かなり緊張感もあるんですけどね。
恐くて楽しい映画です。

独偏満足度　８５％

非常によくできた映画だと思います。モンスターも非常に強いわけでもなく、何だろうあれは・・・。たいした内容でもないので気軽に観る分にはいいかも。