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黒沢清監督が哀川翔を主演に贈るバイオレンスロマン第2弾。殺された妻の復讐のために警察を辞職した安城は、5年後、ヤクザ組織の客人となっていた。ある日、妻殺しの背景に当局上層部を巻き込む陰謀があったことを知り、再び憎しみの銃に手をかける。
黒沢清監督が哀川翔を主演に贈るバイオレンスロマン第2弾。殺された妻の復讐のために警察を辞職した安城は、5年後、ヤクザ組織の客人となっていた。ある日、妻殺しの背景に当局上層部を巻き込む陰謀があったことを知り、再び憎しみの銃に手をかける。
製作年: |
1997年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
80分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
JDRD25639 | 2006年03月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
80分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
JDRD25639
レンタル開始日:
2006年03月24日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
80分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
JDRD25639 | 2006年03月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
80分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
JDRD25639
レンタル開始日:
2006年03月24日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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1〜 5件 / 全5件
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
『復讐』連作の二作目に当たる『消えない痕跡』は、『運命の訪問者』のレビューに書いた分類で言うなら実験的な作品に相当するものだ。確かに、一つの太い幹を軸として直線的に物語が進行する『運命の訪問者』と比較すると、この作品は回り道や余計な要素が多く、単純な復讐劇を期待して観ているとその捕らえどころの無さや結末のあっけなさにフラストレーションを感じてしまうかもしれない。でも、逆な言い方をするなら無難にまとめた『運命の訪問者』に比べると『消えない痕跡』は黒沢らしい作品に仕上っており、個人的にはこちらの方が好きだ。
いや、単に連作二つを比較した限りにおいての話だけではなく、黒沢清のフィルモグラフィーにおける位置付けとして考えたとしても、この作品はかなり上位に位置する作品だと思う。実際にこの作品(と言うか『復讐』シリーズ)を黒沢清の最高傑作として上げる人も少なくないようだ。
物語は『運命の訪問者』の後日譚であり、前作における事件の「黒幕」を追い求め復讐を果たすのがこの作品の骨子だ。だが、菅田俊扮する弱小ヤクザの親分や正義感から「黒幕」を追いかける若手刑事が少なからぬ位置付けを占めていたりと前作に比して枝葉が多くなっており、それがこの作品の豊かさにも結びついている。ラストにおいてそれら要素はそれぞれ一応の結末に達するのだが、それらは無造作に投げ出されるだけであり結末がもたらす爽快感は無い。しかし、こぢんまりとしたまとまりに欠ける分だけ、開放感と拡がりとを感じることができるのだ。
しかし、『復讐』や『修羅』あるいは『勝手にしやがれ』を観ていると、黒沢清と言う人は本当に才能がある人なのだとほとほと感心する。彼の造形的な才能は桁違いに凄いのだ、と。いわゆる美しいシーンが出てくるわけではないし、特に意識することがなければ気がつくこともないのだろうが、一つ一つのシーンが映画的な美しさに満ち溢れているのだ。バッチリと決まったフィックスショットはもちろんのこと、ドリーや移動などにおいても、よく考えられ周到に計算されていることがありありと伺える。映画的な感性を磨くためには『復讐』や『修羅』あるいは『勝手にしやがれ』を繰り返し観るのが一番の近道なのではなかろうか。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
難解とよく言われるクロサワ作品であるが(あ、もちろん本作の黒沢清です、この場合)、たしかにくり返し見ることで新しい発見がある。
そのわかりにくさというのは、どうも「難しい」というよりは「土地勘」とでも言ったほうがいいのではないかと近頃思う。
「黒沢」県の「CURE」市であったり「回路」町、あるいは「復讐」村。黒沢県に慣れると初めて訪れる町でもなんとなく雰囲気はつかめるけれども、やはりあっちの横丁、こっちの路地となると何度も訪問しなければ様子がわからない。
自分の速さで、時にわき道にそれることも容易な読書が散歩であるなら、映画はさしずめバスハイクか。とはいえビデオのおかげで途中下車も楽にはなりましたが。
さて「復讐」の第二作「消えない傷痕」であります。まだ二回しか観ていない、つまりはこれからも新しい発見という楽しみがあります。それでも黒沢作品おなじみの違和感は満載ですね。
(以下気になった場面の切抜き。やっぱりネタバレしないと出来ません<(_ _)>)
のっけからの発砲シーン。でもどこかユーモラスなBGMとロングで捕らえたカット、緊張感がないわけじゃないんだけど、「強盗?しまあらし?」の怖さはない。襲撃したプレハブからでかい箱を運び出す三人組がバンに乗り込み、赤い目出し帽を脱いで運転手に声をかける。
「あれ、今日の第一レース、どうだった?」
・・・・そう、軽い現場をこなしたあと。その日常。もちろんヒトを殺したという実感はこちらに伝わっては来ない。あるいは殺人という日常か。
日常・・・・ そういえばラスト近くに挿入される一シーンも、こちらはごく一般的な日常、専門学校に出かける少女。それと前後して画面には泥にまみれた刑事の死体、あまりにも唐突にただ淡々と映されるので、これもありきたりの風景のように感じてしまう。
「前作に比して枝葉が多くなっており」とはparoleさんの言葉。まさにそのとおりで、いや、メインのストーリーすら枝葉となってしまったような感すらある。だが己が生活を省みれば、枝葉ばかりではないか、まともな結末のつくエピソードのほうが少ないのではないか。
その枝葉の中でちょっと「おや」と思ったのが、主人公安城と上の階に住む専門学校生美津子との関係。決してことばにはしないが意識し始める二人、そしてすぐに訪れる溝。ごく当たり前の男女の仲に、なんでこんなに違和感を感じるんでしょうかねぇ(^^ゞ。
安城と奇妙な交友関係にあるやくざの吉岡。その愛車たるや泥ハネでキタネェこと。だがラストシーン、譲り受けたのか安城が乗るその車はきれいに洗車されている。
綺麗に磨かれた車に乗る主人公--- 当たり前のはずなのに、どこかおかしく感じてしまうこっちがおかしいのか。
前作「運命の訪問者」では怖さをはっきりと感じたが、本作では随所で「ずれ」を思い知らされた。
居心地の悪さといってもいいかもしれない。ただそれを不快と感じるか否かで、クロサワがクセになるかどうかが分かれるような気がする。
まだ二回。ふふ、また観るたのしみがある。
PS ムービーズさんご指摘の「香川照之競演作」は「蛇の道(もしくは「修羅の極道 蛇の道」)」でしょう。DISCASはもちろん、セルでも絶版のようです。アチキも未見、早く再発されないかなぁ。
香川照之といや、キョンキョンと競演の「TOKYO SONATA」が先月(2007,12)クランクアップしたようで。あ、もちろんクロサワ映画です。公開がたのしみ。
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ユーザーレビュー:5件
投稿日
2006/04/04
レビュアー
parole※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
『復讐』連作の二作目に当たる『消えない痕跡』は、『運命の訪問者』のレビューに書いた分類で言うなら実験的な作品に相当するものだ。確かに、一つの太い幹を軸として直線的に物語が進行する『運命の訪問者』と比較すると、この作品は回り道や余計な要素が多く、単純な復讐劇を期待して観ているとその捕らえどころの無さや結末のあっけなさにフラストレーションを感じてしまうかもしれない。でも、逆な言い方をするなら無難にまとめた『運命の訪問者』に比べると『消えない痕跡』は黒沢らしい作品に仕上っており、個人的にはこちらの方が好きだ。
いや、単に連作二つを比較した限りにおいての話だけではなく、黒沢清のフィルモグラフィーにおける位置付けとして考えたとしても、この作品はかなり上位に位置する作品だと思う。実際にこの作品(と言うか『復讐』シリーズ)を黒沢清の最高傑作として上げる人も少なくないようだ。
物語は『運命の訪問者』の後日譚であり、前作における事件の「黒幕」を追い求め復讐を果たすのがこの作品の骨子だ。だが、菅田俊扮する弱小ヤクザの親分や正義感から「黒幕」を追いかける若手刑事が少なからぬ位置付けを占めていたりと前作に比して枝葉が多くなっており、それがこの作品の豊かさにも結びついている。ラストにおいてそれら要素はそれぞれ一応の結末に達するのだが、それらは無造作に投げ出されるだけであり結末がもたらす爽快感は無い。しかし、こぢんまりとしたまとまりに欠ける分だけ、開放感と拡がりとを感じることができるのだ。
しかし、『復讐』や『修羅』あるいは『勝手にしやがれ』を観ていると、黒沢清と言う人は本当に才能がある人なのだとほとほと感心する。彼の造形的な才能は桁違いに凄いのだ、と。いわゆる美しいシーンが出てくるわけではないし、特に意識することがなければ気がつくこともないのだろうが、一つ一つのシーンが映画的な美しさに満ち溢れているのだ。バッチリと決まったフィックスショットはもちろんのこと、ドリーや移動などにおいても、よく考えられ周到に計算されていることがありありと伺える。映画的な感性を磨くためには『復讐』や『修羅』あるいは『勝手にしやがれ』を繰り返し観るのが一番の近道なのではなかろうか。
投稿日
2008/01/14
レビュアー
べっち※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
難解とよく言われるクロサワ作品であるが(あ、もちろん本作の黒沢清です、この場合)、たしかにくり返し見ることで新しい発見がある。
そのわかりにくさというのは、どうも「難しい」というよりは「土地勘」とでも言ったほうがいいのではないかと近頃思う。
「黒沢」県の「CURE」市であったり「回路」町、あるいは「復讐」村。黒沢県に慣れると初めて訪れる町でもなんとなく雰囲気はつかめるけれども、やはりあっちの横丁、こっちの路地となると何度も訪問しなければ様子がわからない。
自分の速さで、時にわき道にそれることも容易な読書が散歩であるなら、映画はさしずめバスハイクか。とはいえビデオのおかげで途中下車も楽にはなりましたが。
さて「復讐」の第二作「消えない傷痕」であります。まだ二回しか観ていない、つまりはこれからも新しい発見という楽しみがあります。それでも黒沢作品おなじみの違和感は満載ですね。
(以下気になった場面の切抜き。やっぱりネタバレしないと出来ません<(_ _)>)
のっけからの発砲シーン。でもどこかユーモラスなBGMとロングで捕らえたカット、緊張感がないわけじゃないんだけど、「強盗?しまあらし?」の怖さはない。襲撃したプレハブからでかい箱を運び出す三人組がバンに乗り込み、赤い目出し帽を脱いで運転手に声をかける。
「あれ、今日の第一レース、どうだった?」
・・・・そう、軽い現場をこなしたあと。その日常。もちろんヒトを殺したという実感はこちらに伝わっては来ない。あるいは殺人という日常か。
日常・・・・ そういえばラスト近くに挿入される一シーンも、こちらはごく一般的な日常、専門学校に出かける少女。それと前後して画面には泥にまみれた刑事の死体、あまりにも唐突にただ淡々と映されるので、これもありきたりの風景のように感じてしまう。
「前作に比して枝葉が多くなっており」とはparoleさんの言葉。まさにそのとおりで、いや、メインのストーリーすら枝葉となってしまったような感すらある。だが己が生活を省みれば、枝葉ばかりではないか、まともな結末のつくエピソードのほうが少ないのではないか。
その枝葉の中でちょっと「おや」と思ったのが、主人公安城と上の階に住む専門学校生美津子との関係。決してことばにはしないが意識し始める二人、そしてすぐに訪れる溝。ごく当たり前の男女の仲に、なんでこんなに違和感を感じるんでしょうかねぇ(^^ゞ。
安城と奇妙な交友関係にあるやくざの吉岡。その愛車たるや泥ハネでキタネェこと。だがラストシーン、譲り受けたのか安城が乗るその車はきれいに洗車されている。
綺麗に磨かれた車に乗る主人公--- 当たり前のはずなのに、どこかおかしく感じてしまうこっちがおかしいのか。
前作「運命の訪問者」では怖さをはっきりと感じたが、本作では随所で「ずれ」を思い知らされた。
居心地の悪さといってもいいかもしれない。ただそれを不快と感じるか否かで、クロサワがクセになるかどうかが分かれるような気がする。
まだ二回。ふふ、また観るたのしみがある。
PS ムービーズさんご指摘の「香川照之競演作」は「蛇の道(もしくは「修羅の極道 蛇の道」)」でしょう。DISCASはもちろん、セルでも絶版のようです。アチキも未見、早く再発されないかなぁ。
香川照之といや、キョンキョンと競演の「TOKYO SONATA」が先月(2007,12)クランクアップしたようで。あ、もちろんクロサワ映画です。公開がたのしみ。
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