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蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦
蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦
蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦 / 中村橋之助
蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦
/中村橋之助
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全体の平均評価点: (5点満点)
(7)
解説・ストーリー
司馬遼太郎の長編歴史小説「世に棲む日日」を原作とした時代劇。明治維新前夜、日本のあり方を説き、若い命を燃やした吉田松陰と高杉晋作の姿を描く。歌舞伎役者・中村橋之助と人気狂言師・野村萬斎の2大古典の若きリーダーが共演。
司馬遼太郎の長編歴史小説「世に棲む日日」を原作とした時代劇。明治維新前夜、日本のあり方を説き、若い命を燃やした吉田松陰と高杉晋作の姿を描く。歌舞伎役者・中村橋之助と人気狂言師・野村萬斎の2大古典の若きリーダーが共演。
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「蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
司馬遼太郎の長編歴史小説「世に棲む日日」を原作とした時代劇。明治維新前夜、日本のあり方を説き、若い命を燃やした吉田松陰と高杉晋作の姿を描く。歌舞伎役者・中村橋之助と人気狂言師・野村萬斎の2大古典の若きリーダーが共演。
「蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦」 の作品情報
「蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
NSDR12025 |
2008年05月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
0人
|
0人
|
蒼天の夢 〜松陰と晋作・新世紀への挑戦の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
NSDR12025 |
2008年05月23日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:7件
革命ロマン
( ネタばれあり)
吉田松陰と高杉晋作を中心に幕末の長州の時代を変えていった動きを描いた、司馬遼太郎の小説「 世に棲む日々 」が原作。
同作は大河ドラマ「 花神 」の原作の一つとして映像化され、その時は吉田松陰を篠田三郎、高杉晋作は中村雅俊が演じました。
本作では吉田松陰を中村橋之助、高杉晋作を野村萬斎が演じます。
二人の軌跡がコンパクトにうまくまとめられていて、二人だけでなく、若い日本の青春ストーリーとなっています。
吉田松陰は29歳、高杉晋作は27歳で亡くなっているのですね。 改めて驚きます。
その熱き思い、情熱は革命へのロマンですね。
さて、レビューを離れて余談ですが彼らの活躍が基になった明治維新について。
維新という言葉は、アジアではいくつか使われるようだけれど世界史では一般的ではなく、改革や革命とどう違うのか、僕にはどうもイメージがつかみにくくて、さらにそれが「明治維新」というものを長年わかりにくくしてきた感があります。
皇国史観からすれば、日本は万世一系の皇統で王朝の交代のなく革命が起らなかった国という主張になろうし、一方でマルクス主義史観などからすれば明治維新は革命ではないということになりましょうか。
しかし明治維新の過激さ、その闘争性を理解するには、あえて「革命」という言葉を借用して考えるアプローチがいいように思います。
革命運動、革命政権というのは、闘い打倒するものがあって、社会や国家にも根本的な変化を強く求めるものです。 明治維新とは何に対しての闘いか、「革命」でしょうか。
1つ目は欧米列強の脅威への闘い。 アヘン戦争からペリー来航にかけてのショックはよく語られるけれど、吉田松陰が亡くなった翌年1860年の北京条約でウスリー川以東が清からロシアに割譲されて、沿海州、不凍港ウラジオストック建設へ連なる流れになったことのショックも想像に難くない。 このことにより、朝鮮半島の地政学的意味がまったく変わり、日本の懸念、強迫観念となって、進出、侵略の動機となったはずなのですから。
2つ目は西洋近代化の側面に目が行きがちな明治維新は、日本に古代からある天皇と神道のあり方を変えた、いわば根本主義的に再定義・構成された「復古」革命であったこと。
神仏習合が長年の日本の宗教的慣習であったのを、廃仏希釈・神社統制令などを行った。 たとえば祇園祭を主宰する八坂神社は江戸時代までは比叡山延暦寺の管轄下にあった。 南方熊楠が反対運動を行ったように村の鎮守の社が国によって廃止統合された。 大日本帝国とは個人の信仰を私の権利として認める一方で、国家自身が公の宗教として神道を司り祭政一致を掲げる宗教国家と考えられること。
3つ目は下級武士たちは、自分たちの藩主や幕府より最上位の権威・天皇への直接の忠勤を掲げることで、封建制度の序列や忠義の呪縛を壊した、「階級闘争」としての尊王・討幕であったこと。 志士や本作で描かれる奇兵隊の発想はそうだと思います。
そして第4は中国との関係における「革命」
東アジアでは中国が文明の中心で周辺は野蛮とみなす中華思想があり、中国の歴代王朝の交代は前の王朝が徳を失い新しい王朝が天明を担うという易姓革命論によって説明される。 フランス革命やロシア革命は、中華思想と関係なく革命のニュアンスが異なる。
中国は日本にとっては元々は権威であった。
吉田松陰は山鹿流の軍学者でしたが、開祖山鹿素行が著したのが「中朝事実」
漢民族の明が滅び、異民族の満州族の清によって征服されて支那(漢民族)はもはや中華たり得ず、君臣一体で万世一系の日本のほうが徳があり、「日本こそが中華である」という思想。
旧態依然として徳がないために欧米に侵食されるアジアの旧体制は打倒され、日本が前衛さらには覇者にならなければならないという「革命」意識。
福沢諭吉の「脱亜論」を日本的オリエンタリズムや帝国主義の表れ・アジアへの裏切りとだけ見なしての批判は、この視点が欠けているように思います。
( つづく )
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
改めて凄い人物・・・★3.8!
投稿日:2023/03/26
レビュアー:カッチン
改めて凄い人物・・・★3.8!
東海大菅生の硬式野球部監督の著書、叱って伸ばすを読んで、吉田松陰を知りたくなった。松下村塾を作り弟子に伊藤博文等がいたことは知っていたが、その程度。
このDVDを観て更に吉田松陰という人物を知りたくなり、色々とブックオフで小説を購入…これから頑張らなくっちゃ(笑)
吉田松陰役の中村橋之助はじめ、阿部寛、天海祐希、高橋英樹、高嶋 政伸、野村 萬斎、笹野高史、十朱 幸代と豪華キャスト!
特に高杉晋作役の野村萬斎が良かった。
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さすがNHK
最近野村萬斎さんにはまっています。著書や狂言を見ると超真面目人間そうですが、これは適度にチャラく、新たな顔でした。高杉晋作の年齢とこの当時の萬斎さんがおなじくらいで、こんな若者が時代を動かしていたのかと改めて感動。NHKだけあって豪華キャストで感動的な話になっています。
このレビューは気に入りましたか?
0人の会員が気に入ったと投稿しています
とてもいい
投稿日:2012/07/22
レビュアー:puri
清廉潔白、馬鹿正直、いい。高杉さん顔も似てるし。何年かしたら、また借りたいです。
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0人の会員が気に入ったと投稿しています
野村萬斎さんがかっこいい
リアルタイムで見て、ビデオまで録っていたものです。
実家にビデオがあるので、何年も見ていなかったのですが、DVDになっていたことを知り、久々に見ました。
やっぱり野村萬斎さんかっこいいです。
高杉晋作に焦点をあてたドラマも珍しいですね。
個人的には松陰先生や久坂玄瑞も出番が多く、うれしいです。
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0人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
革命ロマン
投稿日
2015/06/10
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり)
吉田松陰と高杉晋作を中心に幕末の長州の時代を変えていった動きを描いた、司馬遼太郎の小説「 世に棲む日々 」が原作。
同作は大河ドラマ「 花神 」の原作の一つとして映像化され、その時は吉田松陰を篠田三郎、高杉晋作は中村雅俊が演じました。
本作では吉田松陰を中村橋之助、高杉晋作を野村萬斎が演じます。
二人の軌跡がコンパクトにうまくまとめられていて、二人だけでなく、若い日本の青春ストーリーとなっています。
吉田松陰は29歳、高杉晋作は27歳で亡くなっているのですね。 改めて驚きます。
その熱き思い、情熱は革命へのロマンですね。
さて、レビューを離れて余談ですが彼らの活躍が基になった明治維新について。
維新という言葉は、アジアではいくつか使われるようだけれど世界史では一般的ではなく、改革や革命とどう違うのか、僕にはどうもイメージがつかみにくくて、さらにそれが「明治維新」というものを長年わかりにくくしてきた感があります。
皇国史観からすれば、日本は万世一系の皇統で王朝の交代のなく革命が起らなかった国という主張になろうし、一方でマルクス主義史観などからすれば明治維新は革命ではないということになりましょうか。
しかし明治維新の過激さ、その闘争性を理解するには、あえて「革命」という言葉を借用して考えるアプローチがいいように思います。
革命運動、革命政権というのは、闘い打倒するものがあって、社会や国家にも根本的な変化を強く求めるものです。 明治維新とは何に対しての闘いか、「革命」でしょうか。
1つ目は欧米列強の脅威への闘い。 アヘン戦争からペリー来航にかけてのショックはよく語られるけれど、吉田松陰が亡くなった翌年1860年の北京条約でウスリー川以東が清からロシアに割譲されて、沿海州、不凍港ウラジオストック建設へ連なる流れになったことのショックも想像に難くない。 このことにより、朝鮮半島の地政学的意味がまったく変わり、日本の懸念、強迫観念となって、進出、侵略の動機となったはずなのですから。
2つ目は西洋近代化の側面に目が行きがちな明治維新は、日本に古代からある天皇と神道のあり方を変えた、いわば根本主義的に再定義・構成された「復古」革命であったこと。
神仏習合が長年の日本の宗教的慣習であったのを、廃仏希釈・神社統制令などを行った。 たとえば祇園祭を主宰する八坂神社は江戸時代までは比叡山延暦寺の管轄下にあった。 南方熊楠が反対運動を行ったように村の鎮守の社が国によって廃止統合された。 大日本帝国とは個人の信仰を私の権利として認める一方で、国家自身が公の宗教として神道を司り祭政一致を掲げる宗教国家と考えられること。
3つ目は下級武士たちは、自分たちの藩主や幕府より最上位の権威・天皇への直接の忠勤を掲げることで、封建制度の序列や忠義の呪縛を壊した、「階級闘争」としての尊王・討幕であったこと。 志士や本作で描かれる奇兵隊の発想はそうだと思います。
そして第4は中国との関係における「革命」
東アジアでは中国が文明の中心で周辺は野蛮とみなす中華思想があり、中国の歴代王朝の交代は前の王朝が徳を失い新しい王朝が天明を担うという易姓革命論によって説明される。 フランス革命やロシア革命は、中華思想と関係なく革命のニュアンスが異なる。
中国は日本にとっては元々は権威であった。
吉田松陰は山鹿流の軍学者でしたが、開祖山鹿素行が著したのが「中朝事実」
漢民族の明が滅び、異民族の満州族の清によって征服されて支那(漢民族)はもはや中華たり得ず、君臣一体で万世一系の日本のほうが徳があり、「日本こそが中華である」という思想。
旧態依然として徳がないために欧米に侵食されるアジアの旧体制は打倒され、日本が前衛さらには覇者にならなければならないという「革命」意識。
福沢諭吉の「脱亜論」を日本的オリエンタリズムや帝国主義の表れ・アジアへの裏切りとだけ見なしての批判は、この視点が欠けているように思います。
( つづく )
改めて凄い人物・・・★3.8!
投稿日
2023/03/26
レビュアー
カッチン
改めて凄い人物・・・★3.8!
東海大菅生の硬式野球部監督の著書、叱って伸ばすを読んで、吉田松陰を知りたくなった。松下村塾を作り弟子に伊藤博文等がいたことは知っていたが、その程度。
このDVDを観て更に吉田松陰という人物を知りたくなり、色々とブックオフで小説を購入…これから頑張らなくっちゃ(笑)
吉田松陰役の中村橋之助はじめ、阿部寛、天海祐希、高橋英樹、高嶋 政伸、野村 萬斎、笹野高史、十朱 幸代と豪華キャスト!
特に高杉晋作役の野村萬斎が良かった。
さすがNHK
投稿日
2014/06/07
レビュアー
chiha96mii
最近野村萬斎さんにはまっています。著書や狂言を見ると超真面目人間そうですが、これは適度にチャラく、新たな顔でした。高杉晋作の年齢とこの当時の萬斎さんがおなじくらいで、こんな若者が時代を動かしていたのかと改めて感動。NHKだけあって豪華キャストで感動的な話になっています。
とてもいい
投稿日
2012/07/22
レビュアー
puri
清廉潔白、馬鹿正直、いい。高杉さん顔も似てるし。何年かしたら、また借りたいです。
野村萬斎さんがかっこいい
投稿日
2010/02/26
レビュアー
いち
リアルタイムで見て、ビデオまで録っていたものです。
実家にビデオがあるので、何年も見ていなかったのですが、DVDになっていたことを知り、久々に見ました。
やっぱり野村萬斎さんかっこいいです。
高杉晋作に焦点をあてたドラマも珍しいですね。
個人的には松陰先生や久坂玄瑞も出番が多く、うれしいです。
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