ブラジルから来た少年

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おったまげた〜ぁ！！！

パラグアイでナチス残党が２年半で９４人の男を暗殺する計画を立てる。西ドイツで１６人を殺し、１４人はスウェーデン、１３人イギリス等々々。殺される時は６５歳になるように。何故かユダヤ人ではなく平凡な家庭を持つ男たちを暗殺する計画なのだ。首謀者はアウシュビッツの主任医師で、２００万人を殺し子供には残酷な実験をしたジャケ写のクソジジイ。

やがて着々とショボい老人暗殺が行われて行く・・
この手ならダリオアルジェントに任せんかい！とツッコミを入れていたら・・
ぬぁんとぬぁんと本当の計画は全く別の予想もしなかった恐ろしい物だった！
それまでの退屈さが いっっきに吹っ飛びました！＾＾
そんな世にも恐ろしい事を１９４３年から練っていたんかい・・

ホンマに映画って最後まで観んと分からんとですぶぁぃ・・
本題名の真の意味を知った時、鳥肌が立ち黒い髪が逆立ちました。
キーワードは黒い髪と青い目！

さっっすが「AVANZCIER」さぁ〜ん、またまた有り難うございましたぁ＾＾
そして「silvy-A」さん、恐ろしい計画の意味が分かりやっとスッキリしましたっ！＾＾
(何だか「消費者の喜びの声」みたいな感想・・＾＾

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なんという恐ろしい計画。
いや、それを考えだした原作者の方の、発想力にもう感動です。

前半は意味がよくわからなくて、
いつＳＦになるんだ？と思いながら観てましたが、
ナチス会の（潜伏してるわりにはなんとストレートなネーミング）
真の狙いがわかってからは、
ＳＦっぽいホラーを観ている気持ちになりました。

ヒトラー・ナチスを扱った作品でこの言葉を使いたくないのですが、
この作品に関しては素直に書きます。
楽しめました。

リーバーマン博士が、結果的に
ヒトラーに助けられたユダヤ人になってしまったことに
皮肉なものを感じて、それも余韻となって心に残りました。

黒髪碧眼の少年たちがその性格のまま成長して何が起こるか
どなたか続編として作ってくれませんか？
最高に皮肉でＳＦでホラーな作品が観られる気がします。

グレゴリー・ペックと言えば『ローマの休日』のあの素敵な姿しか思い浮かばないほど
アメリカ人記者の役どころがぴったりだったダンディな人。
あの時から時がたっているとはいえ、同じ人とは思えないほどの変化ぶりに、ちょっとびっくり。
言われなければ気がつかない風貌。
そして素敵で涼しげなはずの二重瞼の目元は、狂気に満ち満ちていて、見事な怪演。
ローレンス・オリヴィエ演じるナチ・ハンターの柔らかい優しい物腰と相対させることにより
その狂気の沙汰的キャラを際立たせたのかもしれない。

このお話は、最初は退屈な感じで始まる。
冒頭３０分は我慢の子だ。
ん？ジャンルがSF?　なんで？・・と疑問符もわくだろう。

ところが、話の方向性が見えてくると、ゾクゾクっとした怖さに包まれる。
なるほど、これはＳＦだ。
クローン技術とか、この時代から完璧に構想されていたとは実に驚き。
映画の中とはいえ科学的根拠に基づいているのだろう。
今や、時代は流れ、この映画の中で描かれていることはＳＦではなくなってしまったが
幸いにして、人間は倫理的なところで今一歩踏みとどまっている。（裏ではどうか知らないが・・）

でも、ナチスならばこれくらいのことは朝飯前でやってのけたような気もするから、恐ろしい。
そして何とも皮肉なラストには、さらに薄ら寒ささえ感じたのだ。

ジャケ写とタイトルがマッチしないし、一体どんな映画なんだろうと思って見てたら・・・ヤラレマシタ！！　面白いサスペンス映画でした。

ナチス残党達が続々と集結。　企みを探っていた青年コーラーは残党追跡者のリバーマンに電話で残党達の暗殺計画を通報する。

ナチ残党の任務は殺し。その目的は？　ナチス会ボスのメンゲレ博士の真意は？　
リバーマンの追跡に計画を躊躇するナチメンバーも現れる。しかし、メンゲレの独走は止まらない・・・
予想外のシナリオ展開に驚愕です。メンゲレ役グレゴリー・ペックの演技にも驚愕ですね。イメージがあまりにもかけ離れていて・・・

古い作品なので映像はレトロですが、悪事は近未来的。医療サスペンスの秀作「コーマ」を彷彿させます。両作共とても面白かったので、サスペンス好きな方にオススメですね。

1978年作品です。
グレゴリー・ペックとローレンス・オリヴィエという二人の名優。
共演作というだけでも嬉しい。

ジャンルはSFとあります。
一見SFに思えない滑り出しです。
ナチスの残党のアイヒマンを探し出したことで有名な
リーベルマン(ローレンス・オリヴィエ)は、ある情報から、
ナチスの恐怖の医師メンゲレが、欧州・アメリカで95人の、
罪のない男性を殺す計画を実行してることを聞きます。

オーストリアからロンドン、デュセルドルフそしてアメリカと、
リーベルマンは殺された男性の遺族を訪ねて行くのですが・・・

そこには何故か、14歳の少年が、しかも金髪で碧眼、顔も瓜二つなのです。
かなり後半で「ブラジルから来た少年」が登場しますね。
SF的なのはここの一点だけで、ごく普通のミステリー・サスペンスとして観ていました。
グレゴリー・ペックの悪役は「白鯨」で初めて観ましたが、
この映画でも強烈な悪役。
ナチス残党狩りのベテラン役のローレンス・オリヴィエは優しく上品なおじいちゃんですが、ラストでは命がけのアクションシーンもあります。
卵子の凍結など当たり前の昨今ですが、本当にこの少年たちが、
どんな性格・知能の大人になるのかと思うと恐怖を感じますね。
面白かったです。