チャイニーズ・ゴースト・ストーリー　３

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『１』『２』も観てません。『３』だけ……。
何故？　トニーさんが観たいからです。

例によってトニーさんは、顔も声も動きに至る迄「お気楽コメディ仕様」で大活躍です。
この情けない眼と八の字に垂れた眉、１オクターブ上がるうわずった声、緩んだ口元、眉間の皺までがコメディタッチ。
本当に、演技の幅が広いんだからっ！！

冒頭に出てくる若者、レスリーさんに見えたんですが、気のせいでしょうか？
ジョイさんは相変わらず華やかで、美人で、可愛い。
ジャッキーさんも、おちゃめで面白い。
『大英雄』を思い出してしまいます。
皆様あそこ迄は壊れていませんが……。

特撮の幼稚さと、如何にもセット然とした背景、テンポの遅さ。
敵役のロウロウとその手下が一寸グロテスク。
『舌』が武器っていうのもグロテスクの極み。
黒山妖怪に至ってはワケが分かりません。
……と言う様な不満は横に置いといた方がイイでしょうか？

『金の仏像』になったトニーさん。
うちの仏壇に祀りたい。

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１、２作目のファンだったので、公開当時はキャストが変わったので見にいきませんでした。
今、みて思ったのですが、１と２を足して２で割った感じでしたが、内容を忘れている分おもしろかったです。

東京国際ファンタステック映画祭のオープニングで1作目をみて感動したのを思い出しました。主演の女幽霊に夢中でしたが、実は3作目のライバル女幽霊のほうがおっぱい大きく、あっちのほうが今の私の好みです。

ツイハーク、主演の女優さん（名前忘れた）、今、どうしているのでしょうかね。韓流ブームの前に、幽霊ブームがあったことを忘れないでね。

１よりはるかに特殊技術がパワーアップして、時代の流れを感じましたが、それでも、最後の場面、「おい、ワイヤーが見えてるぞ！」とツッコミ入れたくなるシーンがあり、なぜか昭和な感じがした映画（苦笑）、温故知新でしょうか。グリーンデスティニーの技法が浸透するまでの香港系特撮って、あんな感じ多かったかも、と遠い昔を懐かしみました。ところで、トニーレオン、坊主になっても相変わらず女性との絡みがマストアイテムな、香港一、ラブシーンが多い（うまい）俳優さん（！？＝笑）。またまた期待に応えていただいて何よりです、アラフォーメンズ（撮影当時）の星ですね（苦笑）。ただ、ガンダムみたいな妖怪はやめていただきたかったです。妖怪はやっぱり素朴じゃなくちゃね！

オープニングが好きです。人生って、大変なことがいっぱいあって、雨が降ったり風がふったり、でも必死でがんばって生きている主人公がとても好ましい。純真な心の持ち主に魅かれる幽霊、へんな妖怪とへんな導師。これぞ、シリーズの根幹。

この美しい幽霊のように永遠に美しいままでいられるのならある意味素敵かも・・
幽霊を恐れるのはあくまで生身の人間の価値観？
そんなややこしいことは別にして・・・
この作品も水準以上の娯楽作品でした。
一気にラストまで楽しめます。
前作シリーズの１００年後のお話ですが、テーマーは中国の妖怪との禁断の悲恋話ということで共通点があります。
悲恋というもののハッピーエンド？なのでストレスを残さず楽しめました。
道士対妖怪の展開も、アクションの出来も前作と比べてパワーアップされてＧＯＯＤ！
お勧めします。