はるか、ノスタルジィ

大林監督はほんと元祖ロリコンですねー。
それに続くのが平成の岩井俊二だけど、大林が凄いのは若手女優を簡単に脱がしちゃうところ。本作でも石田ひかりがヌードを披露し、おじさまに抱かれます。後半ですので、それまでガマンして見て下さい。チャプター使用禁止(笑)

少し、古いですが若き日の石田ひかりを準エロ見です。

基本的には、見えません。腕や髪の毛で隠れてます。

チャプター１９　遥子との一夜
　ノーブラ？肌着ビリってするが見えず。

チャプター２２　決意の朝
　ブラ＆パンティーまで成り、その後は障子ごしに脱ぐ
　からみもあるが脇上の絵で見えず。

チャプター２３　慎介と弘
　裸で窓に腰掛る二人　腕＆髪の毛ブラ状態で見えず。

ヌードはヌードだけどセミヌードです。

エロ見じゃないですね

この作品も、大林宣彦作品として楽しんだほうが良いと思います。

特典映像で石田ひかりが、
『ふたり』では自由にやらせてくれたのに、
これは監督が細かく指示を出した
というような事を言っていました。
監督から、かなりダメ出しをされたようです。



親子ほど歳が離れた自由奔放な女の子と旅先で出会い、
一緒に小樽を巡って自分探しをし、忘れていた過去を取り戻す。



『HOUSE』は少年のロマンを映像化した作品だと思ったけど、
この作品は、おじさん（大林）のロマンを
映像化したように感じました。
なので、私は女だけど、
石田ひかり演じる「はるか」の気持ちが全く分かりません。

ちょっと人生に疲れた４０代〜５０代くらいの男性が見ると、
はまれるのではないでしょうか・・・。

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冷静に考えれば、最終的には妻子ある中年と高校生の少女がただならぬ関係になるという現代では許されぬストーリーと言えるが、その中に描かれた青春の残酷性とそれがもたらした結果への長年の（忘れなければ耐えられない程の）後悔の念というものには普遍性がある。誰しも、この話ほどのドラマ性や激しさはなくとも、似た様な種類の過去への思いは有るのではないだろうか。綾瀬の心の葛藤はそれゆえ理解できる。対して、いろいろな人が述べている様に、はるかの綾瀬に引かれる心情は理解するのが難しい。ただ、ここは理解できないと片付けるよりは、佐藤ひろしにひかれた実母のその時の思いが時空を超えてはるかに乗り移っていたとファンタジックに思おう。そして、監督はそれを尾道シリーズのような淡いプラトニック清純恋物語の枠に留めたくなかったのだろう。美しく悲しい余韻を与える映画であった。
監督の描く世界はこの作品に限らず明らかに過去と現代の入りまじりで、例えば１９９０年代に着物を普段着にしているはるかの母には違和感は有る。しかしおそらくは監督の少年時代の風景の投影であり、それが表面的には１９９０年代としてのリアリティを逸脱していても、監督が持つ世界観なのだと思う。映画は所詮虚構であり、監督が美しく適切であると信じる映像を表面的事実と多少合わなくとも映像化しようとする姿勢は、描かれる物語にひかりをあたえている。

大林作品は好きなので見てみようと思ったが、見て正解だった。久石譲の音楽もとてもよく、次第に映画の世界に引き込まれていく。題名通りノスタルジイというべきか、過去に対する切ない思いがこみ上げてくる。追体験ともちょっと違うような、見ている人の過去への何かに共振してしまうのだ。涙にならない涙が流れてくるような感じだ。映画の終わりで原作山中恒の名前を見て、なるほどと思う。この世界は一度味わった人には抜け出せない世界です。特典映像で何も凝っていないインタビューや対談があるが、それもまたよろしい。