スペース・レンジャー　バズ・ライトイヤー　帝王ザーグを倒せ！

トイ・ストーリーをよりよく理解するためには見ておいたほうがいいですね。話は分かりやすいし、親子で見ても楽しいのではないでしょうか？
本編を見る前に特典映像のデジタル絵本を見ることをオススメします。話の流れ的にはその順番のはず。

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映像はスバラシイ。
で、テンポが速い。速すぎて字幕を読むのが追いつかないが、遅いよりいい。
で、はじまってすぐに次々と展開があって面白い。
が、ストーリーにはけっこう穴があった。

バズは大きな宇宙船のパイロットで、船には1200人の乗組員（ほとんどがエンジニア）がおり、移住に必要な物資などが積まれてあった。で、地球から420万光年のところで生物のいそうな星がみつかり、調査のために着陸した。すると、ツル草のお化けみたいなのに襲われ、脱出しようとしたが宇宙船が壊れてしまう。船の指揮官のアリーシャ・ホーソーンは、そこで、その星にエンジニアたちと工作機械などを降ろし、基地を建設し、１年かけて船を修理する。が、その星の資源でつくった燃料がイマイチよくない。バズは小型の宇宙船で何度もテスト飛行をし、その燃料でハイパースペース（ワープ）をしようとするが、何度やっても失敗する。尚、１回の試験飛行は４分程度なのだが、光速を超えるようなスピードを出すため、基地では１回につき５年とか１０年とかの時間が経過してしまう。
基地のエンジニアたちはどんどん歳をとり、子どもができ、孫までできて、１世代目は皆死んでしまう。
バズはアリーシャにもらったネコ型のロボットによってハイパースペースを実現可能にする燃料の合成レシピを手に入れるのだが、そのとき、基地の指揮官（アリーシャの後任）はバズを解任し、皆でその星に永住することを決める。
あきらめきれないバズは小型宇宙船を奪ってテストを強行する。で、ついにテストに成功するのだが、基地に戻ると、そこは謎の宇宙船と多数のロボットに襲われていた・・・というお話。

アクションも派手だし、表情豊かなキャラクターたちの演技も楽しいのだが、ただ、ストーリーが転換するときは必ずだれかがドジったときで、そこが毎回ちょっとイラっとなる。

あと、調査のための着陸ならば母船をまるごと着陸させる必要はなかったろうと思う。調査用の小型機を出してそれを着陸させ、母船は衛星軌道に乗せて待期するのが普通であろう。そうしていれば1200人の乗組員がその星に永住する話にもならなかったはず。
さらに、基地を攻撃していた謎の宇宙船のボスロボットには年とったバズが乗っていた。ハイパースペースを成功させたバズが未来に行って過去に戻って来たという設定になっているが、そこは話がつながらない。未来から来たバズが過去のバズと対面するのはいいが、過去のバズがそこで未来のバズと戦ってしまうと未来に行ったときのバズが過去に戻ろうとしないはずだからである。

ちなみに、それらの穴については、ストーリーがスピーディーに展開するので映画を観ている最中には気づかなかった。見終わっていろいろ考えてるとへんだな・・となった。
それから気になったのは、ここでもまたLGBTを賛美するような感じがある。指揮官のアリーシャは女性なのだが、女子と結婚して子どもをつくっており、なんかへんだった。

映画「トイストーリー」の世界では、ウッディーも元々テレビドラマの玩具で、バズも子供に大人気のアニメという設定があったということをさっぱり忘れていました。本作品は「トイストーリー」のバズが活躍する話ではなく、「トイストーリー」の世界の中で放映されている、アンディが大好きなバズのアニメという物です。ややこしい。なので、映像はＣＧではないし、声も違う。私たちが期待していた映画「トイストーリー」のバズではなく、アンディが大好きなバズのテレビ漫画です。もの凄くベタなスペースオペラです。映画に出てきていない変なキャラばかりだし。あっ、でも映画に出てきた目がたくさんある黄緑のエイリアンは出てきていました。劇中劇というもの凄く奇をてらったサイドストーリーの作り方は面白いと思います。でも、映画で見た、あのバズではない。そこが好き嫌いの分かれるところでしょう。

まじめなバズが見られます。子供向けなんだけど、会話は大人受けするコミカルなやりとり。夏休みの娯楽にいかが？

ストーリーはおもしろいです。子どもと楽しくみました。でもやっぱCGでみたっかったなぁ・・・と思いました。