ムルデカ　１７８０５

昭和２０年８月１５日の昭和天皇による終戦の詔勅後、戦地に残された日本兵は全てが無事帰国できた訳ではない。中にはＢＣ級戦犯として、無実の罪で処刑されたり、捕虜として連行されたり
して帰国できずなくなった方も沢山いる。　戦後教育で育った世代は歴史の時間で、大東亜戦争を日本が仕掛けたと習い日本は酷い国だと教えられたと思います。この映画を見ればそれが嘘っぱちだということが如実に解ると思います。そして自国の歴史に自身を持たせる映画だと言える作品だ。沢山の人に見て欲しいな

戦後は、日本人の悪い面ばかりが強調され、ちょっと自虐的な国、日本。
それでも反省が足りないと中国に怒られ、謝罪し続けている国、日本。
国民を拉致されているのに、なぜか、その国に経済援助をする国、日本。

この映画を見て、ああ、こんな歴史もあったんだなあ。少し、自分の国に誇りを持てるような気がしました。
どうか、見てあげてください。

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　公開時に映画館で見て感涙した。日本でもこんな映画が作れるのか。その後、この映画は両極端の賛否両論が噴出した。賛成派は、もっと多くのアジアの若者に見せるべきだとし、左巻きからは日本の侵略行為を正当化する大嘘映画だと非難された。少なくとも、この映画に描かれている、日本敗戦後にインドネシア独立戦争に参加した２，０００名もの日本兵がいたことや、インドネシア独立時のスカルノ、ハッタの独立宣言文が日本に感謝の意を表したものであることは事実である。日本の自虐史観に基づく教育と、インドネシアを含むアジア諸国の偏向教育によって、こうした歴史の記憶が忘れ去られようとしているこの時に、多少の誇張とフィクションが織り交ぜられてはいるとはいえ、遠くの地で散った日本人の真実に触れる機会を得たことは素直に評価すべきであろう。インドネシア独立のために散華した日本兵はガリバタ英雄墓地に祀られているといい、インドネシアの若者はともかく、年配の人々は日本への感謝の意を持ち続けていると言うことを知っただけでも嬉しい。もちろん、現在の日本への謝意でなくて死んだ日本兵への謝意で十分なのだが。
　本作は、こうしたインドネシア独立戦争に参加した日本人を描いたものだが、そこに至るまでの経緯についてはかなり史実に沿って制作されている。主人公島崎中尉は、単身オランダ軍に降伏勧告に行き、インドネシア人訓練機関「青年道場」を創設するのだが、これには柳川中尉というモデルが実在するという。柳川中尉は戦後日本に生還しているので、その後の話はフィクションとなるが、監修者によれば色々な人のエピソードの結集という形で描いているのだそうだ。
　戦闘シーンは日本映画にしては良くできた方の部類。というのも、日本兵やオランダ兵に化けたエキストラの多くがインドネシア国軍兵なのだ。さすがに訓練されているだけあって動きが良い。パンフに載っていたが、撮影時に「なぜここまで協力するのか」と愚痴をこぼすインドネシア国軍兵士に隊長が「独立に協力して死んだ日本人へのせめてもの恩返しだ」と言ったそうだが、実に感動的だ。登場する兵器はさすがに乏しいが、オランダ軍側の装甲車もしくは軽戦車らしきものが登場する。何を模したつもりかちょっと不明。チープさは否めない。
　ストーリーそのものに言及すれば、いささか日本兵マンセーの嫌いはあり、やりすぎかなという位だ。島崎中尉にしろ熱血漢なのはわかるが、日本人ならもう少し冷静にとも思ってしまう。加えて、後半は日本兵が次々と散華していくのだが、太陽にほえろの殉職シーンばりの力の入れようで、これもやりすぎ。もっとストレートな表現で十分感動は得られると思うがな。こうした、部分的な派手さがあるためにこの映画全体のフィクション性が強調されてしまっているのが残念。どこからどこまでが史実なのかをもっと明確にできて、かつ、ノンフィクション的逸話の挿入があればより引き締まった映画になっただろうと思う。

戦争映画というと見た後に虚無感が漂うことが多いのですが、この作品では深い感動に包まれました。こんなことは初めてかも知れません。
私も戦後世代なので物心ついた頃には「日本は悪い侵略戦争をやって負けたんだ」と思っていました。しかし学校で習った事以外も調べていくうちに、旧占領軍の思惑通りの思考回路になっていたと思えてきました。
ごく簡単にいえば、例の戦争は帝国主義戦争の性質に加えて、有色人種の白人に対する解放戦争という性質があったという事です。
もちろん一言で説明できるような単純なものではないですが、インドネシアに於て更に明解な形で起きた解放戦争を解りやすく描いてくれていると思います。
特典映像を見るとすぐ解りますが、題名はインドネシア語の独立記念日を日本に敬意を表して日本の皇紀で表示したもので、インドネシアの独立宣言にも盛り込まれ、現地では有名な数字らしいです。
ここを訪れる機会のあった方は、是非一度借りてみて下さい。

インドネシア独立の史実は知っていましたが、こうして映像作品として見るとまた感慨も違ってきました。
日本のため、そしてインドネシア独立のために戦った多くの勇敢な青年たちがいたことを同じ民族として誇りに思います。

作中に出てきた島崎中尉は架空の人物ですが、青年道場での演説や炎天下で生徒と一緒に立っていたりといったことは、実際にあったエピソードです。
敗戦後、独立運動鎮圧のために日本軍が使われましたが、日本軍は抗戦を禁じて、ジャワの日本陸軍のおよそ半数以上の武装をインドネシア側に密かに渡しています。

この作品で特に印象に残ったのが、「ムルデカ（独立）！」と叫び、国家や国旗に格別の愛情を示すインドネシア国民の姿です。
明治維新や日露戦争の歴史的な意義をきちんと教えず、東京裁判は正当という立場を平気で取る自虐史観を長年植え込まれ続けて、自国の歌や旗・祖先にすら満足に敬意を払えない。
今の日本人を見たら、異国で散って行った日本の青年たちはさぞかし落胆するでしょうね。

最後にサブタイトルになっている「17805」ですが、これは皇紀2605（西暦1945）年8月17日――つまりインドネシア独立宣言の日を、日・月・年順に並べたものです。日本の皇紀を使っているのは、当時の正副大統領スカルノとハッタが日本軍の支援を感謝して採用したものです。
もっとも、真の独立までさらに４年５ヶ月もの間、オランダ軍との独立戦争が続くことになるのですが……。