あの手この手 / 久我美子
あの手この手
/市川崑
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(2)
解説・ストーリー
連続ラジオドラマを市川崑監督が映画化したモダンなホームコメディ。倦怠期のインテリ夫婦の下に、妻の姪であるアコが家出をして転がり込む。以来、夫婦の生活は奔放なアコのペースに掻き乱されることに。天衣無縫な少女役を久我美子が好演。
連続ラジオドラマを市川崑監督が映画化したモダンなホームコメディ。倦怠期のインテリ夫婦の下に、妻の姪であるアコが家出をして転がり込む。以来、夫婦の生活は奔放なアコのペースに掻き乱されることに。天衣無縫な少女役を久我美子が好演。
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「あの手この手」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
連続ラジオドラマを市川崑監督が映画化したモダンなホームコメディ。倦怠期のインテリ夫婦の下に、妻の姪であるアコが家出をして転がり込む。以来、夫婦の生活は奔放なアコのペースに掻き乱されることに。天衣無縫な少女役を久我美子が好演。
「あの手この手」 の作品情報
「あの手この手」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
あの手この手の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
92分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR0480 |
2008年11月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
|
0人
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あの手この手の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
92分 |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DABR0480 |
2008年11月21日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:2件
和田夏十 昭和27年のあるフェミニスト
都道府県ご当地レビュー 奈良県( といっても、奈良県は一場面でほとんどが大阪の映画なんですが・・・)
( ネタばれあり)
大学で助教授をしながら小説を書いている夫( 森雅之 )と、女学校で講師をしながら新聞で人生相談するなどタレント文化人として活躍している妻( 水戸光子) 。
二人ともキャリアを持ち、家事は女中を雇い、子どもがなく、結婚して10年の夫婦。
そこへ家出して転がりこんで来た、妻の姪アコちゃん( 久我美子 )が引き起こす騒動を通じて、この夫婦は自分たちの結婚のあり方を問い直すことになる・・・・。
市川崑作品としては、華麗な映像美もないし、文芸作品としての高い芸術性もなく、それらを期待される向きには、ラジオドラマが原作の、この一見すると軽いホームコメディである本作は物足りなく思われても不思議ではありません。
だが妻として、脚本家として日本映画史に残る名コンビの、市川崑の公私にわたるパートナーであり、分身とも言える和田夏十の思いが強く感じられる作品です。
昭和27年の一人のフェミニストが本作で問いかける夫婦像は、いまだに過去の話ではなく、平成27年でもいまだに今日的テーマであると思います。
和田夏十は1920年生まれ。 小学校時代は大連で過ごしていて帰国子女の魁でもあり、1941年日米開戦の年に東京女子大学英語専攻部卒業。
戦後通訳として東宝撮影所に勤め始め、脚本の校正の仕事を通じて市川崑と出会い、1948年結婚。
本作で夫は妻のことを「奥さん」と呼びますが、市川崑も対外的には家内とか妻とか言わなかったし、また名前を呼び捨てでなく「夏十さん 」と呼んでいました。
巨匠の愛妻、「おしどり夫婦」という紹介のされ方から、夫唱婦随、内助の功的な妻の姿を勝手にイメージしていましたが、「 谷川俊太郎・編 和田夏十の本 」( 晶文社 )で、たとえば「 子どもは嫌い」 と言って母親にたしなめられるような娘時代だったとか、世間の女性の母性本能神話を批判する、彼女の手記に触れた時、その辛辣で鋭い感性のフェミニストぶりに、ひっくり返ってしまいました。
本作では女たちがみんな強く、イニシアティブを握っていて、男たちはタジタジ。 翻弄される様に笑わせられます。 本作公開の昭和27年当時の他の映画の女性像と比べるととても現代的。
しかし和田夏十は他愛もなく見えるこのコメディで、登場人物のセリフを通して、観客に問いかけているように思います。
恐妻が滑稽で女が強いのに溜飲が下がるのは、現実が男性社会であるからではないのか
「 女はあんまり賢くないほうがよろしいよ」は男のホンネ ?。
伯母の尻に敷かれているのを見て「 主権を奪還するのが不可能なら、少なくとも男女同権を主張なさるべきだわ 」と不満をもらし、あの手この手でひっかきまわすアッコ。
戦前の、女性には参政権のない時代に生まれ育ち、男尊女卑の世の中と格闘し、女性の自立、社会進出を自負してきた伯母だが、若い世代のあっけらかんとした言動に揺さぶられる。
伯母と姪の対立を通して、和田な夏十は女の生き方について問いかける。
女はなぜ、:結婚してからも仕事を持ち、働くのか。
経済的な理由なら、アッコは旅館の跡取り娘なのだから婿を取ればいいこと。 でも、それはつまらないからイヤ。
「 独立しようったってはじまらない。 社会機構がまだまだ男性中心なんですからね。」
共働きしなくても夫の収入だけで十分やっていけるのに、どうして妻は働くのか。
家事をすべて引き受けて尽くせば、夫は喜ぶ。 それが女の役割ではないのか。
大学を辞めて作家に専念したい夫の夢にどうして妻として賛成しないのか。
社会的に成功し、さらに野心をあらわに男のようにふるまう「名誉男性」的な女になじめないが、自分もまわりから見れば同類なのか。
この夫妻の出した答え、そしてそれを見たアッコのこれからを、今のみなさんはどう思われるでしょうか。
トリックスターであるアッコを演じる久我美子が初々しくかわいい。 出世作『 また逢う日まで 』のガラス越しのキスを踏まえたシーンもあって、華族出身で清純なお嬢様のイメージをくつがえす新人類ぶりがおもしろいし、伊藤整、中野好夫といった進歩的文化人への辛口な評価、近鉄との明らかなタイアップなども現代的。
森雅之はへたれ亭主をやらせてもうまいけれど、何より水戸光子の知的でさっそうとした大人の女性ぶりがいい。 この方、初代おいちゃんの森川信と結婚していたんですね。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
うーん。
投稿日:2009/02/13
レビュアー:シニソーヤ
うーん。市川崑作品を見たくて借りてきたが、別に現在では見んでもいいような気がする。この前に「穴」を見た。こっちは若き久我さん見たさ。あっちは若き京マチ子見たさ。共通するのは頭で勝手にイメージしていた美人像が崩壊。自分の責任なのだが。
昔のコメディでも榎健物とかで新鮮なものもあるんだけど。
うーん。「犬神家」とかが傑作すぎるので、勝手に巨匠の作品はすべてすごいと思い込んでいるこっちが悪いんだけど。
研究者にはお勧め?森雅之が上手い人だと実感できます。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
和田夏十 昭和27年のあるフェミニスト
投稿日
2015/11/03
レビュアー
ロキュータス
都道府県ご当地レビュー 奈良県( といっても、奈良県は一場面でほとんどが大阪の映画なんですが・・・)
( ネタばれあり)
大学で助教授をしながら小説を書いている夫( 森雅之 )と、女学校で講師をしながら新聞で人生相談するなどタレント文化人として活躍している妻( 水戸光子) 。
二人ともキャリアを持ち、家事は女中を雇い、子どもがなく、結婚して10年の夫婦。
そこへ家出して転がりこんで来た、妻の姪アコちゃん( 久我美子 )が引き起こす騒動を通じて、この夫婦は自分たちの結婚のあり方を問い直すことになる・・・・。
市川崑作品としては、華麗な映像美もないし、文芸作品としての高い芸術性もなく、それらを期待される向きには、ラジオドラマが原作の、この一見すると軽いホームコメディである本作は物足りなく思われても不思議ではありません。
だが妻として、脚本家として日本映画史に残る名コンビの、市川崑の公私にわたるパートナーであり、分身とも言える和田夏十の思いが強く感じられる作品です。
昭和27年の一人のフェミニストが本作で問いかける夫婦像は、いまだに過去の話ではなく、平成27年でもいまだに今日的テーマであると思います。
和田夏十は1920年生まれ。 小学校時代は大連で過ごしていて帰国子女の魁でもあり、1941年日米開戦の年に東京女子大学英語専攻部卒業。
戦後通訳として東宝撮影所に勤め始め、脚本の校正の仕事を通じて市川崑と出会い、1948年結婚。
本作で夫は妻のことを「奥さん」と呼びますが、市川崑も対外的には家内とか妻とか言わなかったし、また名前を呼び捨てでなく「夏十さん 」と呼んでいました。
巨匠の愛妻、「おしどり夫婦」という紹介のされ方から、夫唱婦随、内助の功的な妻の姿を勝手にイメージしていましたが、「 谷川俊太郎・編 和田夏十の本 」( 晶文社 )で、たとえば「 子どもは嫌い」 と言って母親にたしなめられるような娘時代だったとか、世間の女性の母性本能神話を批判する、彼女の手記に触れた時、その辛辣で鋭い感性のフェミニストぶりに、ひっくり返ってしまいました。
本作では女たちがみんな強く、イニシアティブを握っていて、男たちはタジタジ。 翻弄される様に笑わせられます。 本作公開の昭和27年当時の他の映画の女性像と比べるととても現代的。
しかし和田夏十は他愛もなく見えるこのコメディで、登場人物のセリフを通して、観客に問いかけているように思います。
恐妻が滑稽で女が強いのに溜飲が下がるのは、現実が男性社会であるからではないのか
「 女はあんまり賢くないほうがよろしいよ」は男のホンネ ?。
伯母の尻に敷かれているのを見て「 主権を奪還するのが不可能なら、少なくとも男女同権を主張なさるべきだわ 」と不満をもらし、あの手この手でひっかきまわすアッコ。
戦前の、女性には参政権のない時代に生まれ育ち、男尊女卑の世の中と格闘し、女性の自立、社会進出を自負してきた伯母だが、若い世代のあっけらかんとした言動に揺さぶられる。
伯母と姪の対立を通して、和田な夏十は女の生き方について問いかける。
女はなぜ、:結婚してからも仕事を持ち、働くのか。
経済的な理由なら、アッコは旅館の跡取り娘なのだから婿を取ればいいこと。 でも、それはつまらないからイヤ。
「 独立しようったってはじまらない。 社会機構がまだまだ男性中心なんですからね。」
共働きしなくても夫の収入だけで十分やっていけるのに、どうして妻は働くのか。
家事をすべて引き受けて尽くせば、夫は喜ぶ。 それが女の役割ではないのか。
大学を辞めて作家に専念したい夫の夢にどうして妻として賛成しないのか。
社会的に成功し、さらに野心をあらわに男のようにふるまう「名誉男性」的な女になじめないが、自分もまわりから見れば同類なのか。
この夫妻の出した答え、そしてそれを見たアッコのこれからを、今のみなさんはどう思われるでしょうか。
トリックスターであるアッコを演じる久我美子が初々しくかわいい。 出世作『 また逢う日まで 』のガラス越しのキスを踏まえたシーンもあって、華族出身で清純なお嬢様のイメージをくつがえす新人類ぶりがおもしろいし、伊藤整、中野好夫といった進歩的文化人への辛口な評価、近鉄との明らかなタイアップなども現代的。
森雅之はへたれ亭主をやらせてもうまいけれど、何より水戸光子の知的でさっそうとした大人の女性ぶりがいい。 この方、初代おいちゃんの森川信と結婚していたんですね。
うーん。
投稿日
2009/02/13
レビュアー
シニソーヤ
うーん。市川崑作品を見たくて借りてきたが、別に現在では見んでもいいような気がする。この前に「穴」を見た。こっちは若き久我さん見たさ。あっちは若き京マチ子見たさ。共通するのは頭で勝手にイメージしていた美人像が崩壊。自分の責任なのだが。
昔のコメディでも榎健物とかで新鮮なものもあるんだけど。
うーん。「犬神家」とかが傑作すぎるので、勝手に巨匠の作品はすべてすごいと思い込んでいるこっちが悪いんだけど。
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