黒真珠の美女

「心理試験」が原作となっているようですが、これのどこが「心理試験」なのでしょう？ドラマの中で心理試験が一度でも実施されました？されてませんでしたよねぇ（笑）。この天知茂版明智小五郎シリーズもこの作品が最後（天知氏が自殺され製作することが不可能になってしまった）なのですが、このシリーズの中でもかなり原作を無視した部類に入る脚本となっています（笑）。でもそこがこのドラマらしいところともいえるかもしれませんね（＾＾ゞ。原作は主人公蕗屋清一郎が下宿を営む老婆がためていた大金を狙って殺害し、その捜査逃れの為に判事が行う心理試験の応対を完璧にマスターしたがために明智に嘘がばれるというものだったはずです。このシリーズは女性を主人公にしなければいけないので（笑）、どうしても無理が出てくるんでしょうね。今作のヒロインは岡江久美子。とても綺麗です。若いと言うこともありますが、今も変わらず歳の割に綺麗だと思いますが、やっぱり若さには勝てません。はなまるマーケットに出ている今現在の岡江さんと比べると一目瞭然です（＾＾ゞ。あっ、そうそう、この作品の中で六歌仙の屏風のトリックが一応使われていました（笑）。

このシリーズ特有の女性の裸、ヌードも惜しみなく披露されています（＾＾ゞ。昔はこれが楽しみで見ていたようなものなのですが・・（笑）。少し変なというか変だなぁ〜と思ったのはお手伝いさんが風呂に入って歌う鼻歌が何故か「矢切の渡し」だったのです（笑）。そんなに老けていない女性が鼻歌で演歌歌うなんてどこか不自然さを感じたのですがこれを見た方はどう思ったのか知りたいところです（どうでもいいことですが（＾＾ゞ）。そして明智の変装ももちろんあります。

しかし、この作品以降、天知茂の明智が見れないのはとても淋しい限りです。あの渋くてどこかチャーミングな明智を見事に演じていた天知茂。僕はこのシリーズで彼のファンになったので自殺のニュースを聞いた時は本当にショックでした。このシリーズは彼の良さが沢山詰まっています。ＤＶＤとして復刻したことがとても嬉しく、彼を知らない人にも見て欲しいと思います。

ゴッホの贋作の裏に隠された悲しい事件が今、最後の天知版明智によって解明される！

「心理試験」が原作となっているようですが、これのどこが「心理試験」なのでしょう？ドラマの中で心理試験が一度でも実施されました？されてませんでしたよねぇ（笑）。この天知茂版明智小五郎シリーズもこの作品が最後（天知氏が自殺され製作することが不可能になってしまった）なのですが、このシリーズの中でもかなり原作を無視した部類に入る脚本となっています（笑）。でもそこがこのドラマらしいところともいえるかもしれませんね（＾＾ゞ。原作は主人公蕗屋清一郎が下宿を営む老婆がためていた大金を狙って殺害し、その捜査逃れの為に判事が行う心理試験の応対を完璧にマスターしたがために明智に嘘がばれるというものだったはずです。このシリーズは女性を主人公にしなければいけないので（笑）、どうしても無理が出てくるんでしょうね。今作のヒロインは岡江久美子。とても綺麗です。若いと言うこともありますが、今も変わらず歳の割に綺麗だと思いますが、やっぱり若さには勝てません。はなまるマーケットに出ている今現在の岡江さんと比べると一目瞭然です（＾＾ゞ。あっ、そうそう、この作品の中で六歌仙の屏風のトリックが一応使われていました（笑）。

このシリーズ特有の女性の裸、ヌードも惜しみなく披露されています（＾＾ゞ。昔はこれが楽しみで見ていたようなものなのですが・・（笑）。少し変なというか変だなぁ〜と思ったのはお手伝いさんが風呂に入って歌う鼻歌が何故か「矢切の渡し」だったのです（笑）。そんなに老けていない女性が鼻歌で演歌歌うなんてどこか不自然さを感じたのですがこれを見た方はどう思ったのか知りたいところです（どうでもいいことですが（＾＾ゞ）。そして明智の変装ももちろんあります。

しかし、この作品以降、天知茂の明智が見れないのはとても淋しい限りです。あの渋くてどこかチャーミングな明智を見事に演じていた天知茂。僕はこのシリーズで彼のファンになったので自殺のニュースを聞いた時は本当にショックでした。このシリーズは彼の良さが沢山詰まっています。ＤＶＤとして復刻したことがとても嬉しく、彼を知らない人にも見て欲しいと思います。

ゴッホの贋作の裏に隠された悲しい事件が今、最後の天知版明智によって解明される！

　完全制覇を記念して、シリーズの感想を述べたいと思います。

　�@ミステリーとして見る価値は・・・・低い。

　�A主演クラスの女優のヌードを見れる場合が多くサービスカットも多いことが多いため（ない場合も何回かはあります。）主演している女優と他のレビューを見てから借りると失敗が少ない。

　�B『反則技に近い変装』ややたらと犯人に惚れられる名探偵、そしてラストに多い犯人の自殺と現実を考えると？が付く他ない展開が多い。更に不自然なほど探偵がピンチに陥ります。（何故、浪越警部がくびにならないのかシリーズ最大級の謎ではあります。）

　�Cシリーズ中で流される音楽はいずれも秀逸です。

　�Dホラー映画としての価値はかなり高いと思われます。（ただし、映像が古いのであまり映像で恐怖を感じない可能性があります。）

　総じて、日本を代表する名探偵の１人として数えると海外に馬鹿にされないかと心配にはなるシリーズではありましたが、アダルト付き推理付き、ホラー要素を含んだアニメ的な感覚で見ればそれなりに満足できるシリーズだったと思われます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　蛇足ですが、これが最後の乱歩作品になりますのでご了承ください。（ただし、過去の分で面白いと感じた分はまた見るかも？しれませんが。）

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天知茂の急逝によって、シリーズ最終作にして天知茂の遺作となった本作品。このシリーズ後半では往々にしてあることですが、本作も又、原作のプロットは全くといってよいほど用いられておらず、強いて言うなら「六歌仙」の屏風の傷が出てくる位でしょうか。一体どこが「心理試験」？とツッコミたくなるほどであります。
所蔵者不明のゴッホの幻の名画の所在の謎を軸に、物語は進行してゆきます。やがて繰り広げられる連続殺人。被害者間には何のつながりも関連性も感じられず、動機は全く不可解なままです。
最後、明智によって真相が明らかにされ、暴かれた意外な犯人はある決心をします。犯人に必死の訴えを試みる明智の叫び。
そしてラスト・シーンの、無言にして何ともいえぬ余韻を感じさせる明知の表情。
奇しくもそれは、俳優・天知茂の最後のメッセージとなり、当時の土曜ワイド劇場のオンエアは、急遽天知茂の追悼番組となりました。
聊か気恥ずかしいですが、私は後に幾度この作品のラストを見ても、その度に当時のことが思い出され、未だ目頭が熱くなります。
因みに、放映当時所蔵者不明とされた件のゴッホの名画は、後にオルセー美術館の所蔵するところとなり、『星降る夜、アルル』という名称に改められ、1999年には日本にも来ました。この物語を契機に好きになった『ローヌ川の星月夜』の真作を実際にこの目で見て来ました。
本作は、或る意味所蔵者不明だった幻の名画がもたらした悲劇ということもできます。物語中非業の死を遂げた数々の登場人物たちも、こうして晴れて絵の所在が明らかになった今、あの世で諍いを起こすことは最早なくなったことでありましょう。