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収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
131分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TDV16280R | 2006年11月29日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
131分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
TDV16280R
レンタル開始日:
2006年11月29日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
131分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TDV16280R | 2006年11月29日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
131分
字幕:
日本語
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
TDV16280R
レンタル開始日:
2006年11月29日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
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0人
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開巻、ディキシーランドを演奏し踊る少年兵の軍楽隊。
素晴らしい。ここだけでもう十分かと思ってしまうほど。
何も知らないで見て欲しいから、書いてはいけないかと思いつつも........ああ、僕は節操のない人間です。
お話は、客観的に見ると湿っぽく悲惨なものです。
こういうものは、ややもすると涙でぐしょぐしょの強迫的に感情移入を迫る映画になりかねないところです。
それをユーモアを交え湿っぽさを押さえて演出してあるのがいいですね。
途中でミュージカルしていたり、結構無茶で好きです。
ラスト、やり過ぎ・作り過ぎかもしれないが僕は嫌いではありません。
このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています
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監督:岡本喜八(1965年・日本・131分・モノクロ・日本語字幕あり)
原作:伊藤桂一『悲しき戦記』
『血と砂』というタイトルからイメージしていたのとはずいぶん違っていて、私の第一印象を正直に言うなら“風変わり”な戦争映画だった。ディスカスさんのイントロには“戦争活劇大作”とある。
本作は三船プロダクション製作としては、『五十万人の遺産(1963年)』『侍(1965年)』に続く第三作目。
冒頭のシーンは昭和二十年の北支戦線。砂と岩だらけの荒地を少年軍楽隊が、ディキシーランドジャズの「聖者の行進」を奏でながら行進している。予備知識なく観始めたので少し戸惑う。
やがて、軍服姿の三船敏郎扮する小杉曹長が馬に跨って登場。黒澤明監督の作品の時とは違う印象の三船がいた。年齢相応の落ち着きを持ち、少年兵たちを気遣う父親のような眼差しで彼らに語り掛けている。
実は、彼らは音楽学校を卒業したばかりで、いきなり最前線に送られることになり、それに反対した小杉は転属を命じられたのだった。
陽家宅の独歩大隊に到着すると、小原見習士官が銃殺になったばかりだった。銃殺の理由を訊くと敵前逃亡の罪だという。八路軍の猛攻に遭い、小原見習士官を除いた全員が戦死したというのだ。佐久間大尉(大隊長/仲代達矢)は小原をただの「死亡」と報告するというが、小杉は他の皆と同様に「戦死」としてくれと頼む。しかし聞き入れられず、佐久間を殴って憲兵の根津(名古屋章)に逮捕されてしまう。
一方、軍楽隊は楽器を取り上げられてしまい、彼らは仕方なく軍歌を歌う。
数日後、小杉に出動命令が下る。少年兵たちを訓練し、戦って生き抜く術を教え、少年兵たちを指揮してヤキバと呼ばれる砦を奪還せよという命令だった。
支給された銃や武器は置いて来た。どうせ使い方も分からない。そう言う少年兵たちを一から訓練する小杉の指導法が面白い。機関銃の音を音楽のリズムで考えさせ、匍匐前進。手榴弾は1、2、3で投げるのだと教える。少年兵たちのことは、担当する楽器名で呼ぶ。ドラム、スネア、トランペット、トロンボーン、ホルン、ピッコロ等々、全部で13名。
小杉曹長と少年たちとの交流がほのぼのとしていて、途中ではミュージカル風に歌ったり、鍋の底をリズミカルに叩くなど、こんな状況下でも若者らしく溌剌として見ていて気持ちがよい。
「お春さん♪」と歌われたのは、慰安婦のお春さん(団令子)のことで、彼女は小杉に惚れこんでいて、彼の行く先々に志願してやって来るのだ。いよいよ、少年兵たちが実戦に出る時、小杉はお春に頼んで少年兵たちを一人前の男にしてもらう。「お春さんにお世話になったからには、敬意をもって感謝し、お春さんを守るんだぞ」小杉の言葉に少年たちが「オ・ハ・ル・サ・ン」と明るく歌うのだ。敬意と感謝を込めて。
私には、この辺はちょっと違和感。お春さんの日本語を聞いていると明らかに朝鮮出身の人だろうと想像できるし、すぐに結びつくのは現在の従軍慰安婦の問題だ。
劇中ではお春さんは、恥じることなど一つもないというように佐久間に対しても堂々と自分の意見を言っている。少年たちのことにしても何の躊躇いもなく引き受けていたし、銃殺された小原見習士官がまだ若かったと聞いて、「私が教えてあげたかったよ」とも言っていた。お春さんの凛とした強さ、生命力は何だか尊くも感じるけれど、今これを観ると、やはり時代のズレも感じてしまう。
ラストは一変して雰囲気が変わり、ヤキバ砦の戦いのシーンになる。夜襲に遭って負傷者も出て、夜が明ける頃には殆どが死んでしまった。
小原見習士官の銃殺を小杉がずっと拘り続けていた理由は、お春さんによって語られる。小杉の人間としての優しさ、思いやり、気遣いを犬山一等兵(佐藤允)は知る。すべての感情を飲み込み平常心で佇む男に人間としての深みを感じた。そして、お春さんが小杉の本質を見抜いて惚れ込んだのも納得できるのだった。
画面に「終」の文字が出る直前の状況は凄まじい。前夜から戦っていた相手が分かると同時に見習士官の死の真相までもが明らかになるのだ。しかもこの朝は、昭和二十年八月十五日だったのだ。運命の皮肉。将来ある若者の徒死。どっと虚しさが押し寄せて来るような気がした。
持田一等兵、通称・葬儀屋を演じた伊藤雄之助のユーモラスな演技が可笑しみを持って和ませてくれる。人殺しは嫌だと抵抗して牢屋に3年入っている志賀一等兵役は天本英世。私は小さな平たい毛糸の帽子を被った姿しか知らなかったので、180cmのヒョロヒョロとした青年姿は新鮮だった。
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ユーザーレビュー:7件
投稿日
2007/02/01
レビュアー
いつも眠たい馬※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
開巻、ディキシーランドを演奏し踊る少年兵の軍楽隊。
素晴らしい。ここだけでもう十分かと思ってしまうほど。
何も知らないで見て欲しいから、書いてはいけないかと思いつつも........ああ、僕は節操のない人間です。
お話は、客観的に見ると湿っぽく悲惨なものです。
こういうものは、ややもすると涙でぐしょぐしょの強迫的に感情移入を迫る映画になりかねないところです。
それをユーモアを交え湿っぽさを押さえて演出してあるのがいいですね。
途中でミュージカルしていたり、結構無茶で好きです。
ラスト、やり過ぎ・作り過ぎかもしれないが僕は嫌いではありません。
投稿日
2024/02/12
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督:岡本喜八(1965年・日本・131分・モノクロ・日本語字幕あり)
原作:伊藤桂一『悲しき戦記』
『血と砂』というタイトルからイメージしていたのとはずいぶん違っていて、私の第一印象を正直に言うなら“風変わり”な戦争映画だった。ディスカスさんのイントロには“戦争活劇大作”とある。
本作は三船プロダクション製作としては、『五十万人の遺産(1963年)』『侍(1965年)』に続く第三作目。
冒頭のシーンは昭和二十年の北支戦線。砂と岩だらけの荒地を少年軍楽隊が、ディキシーランドジャズの「聖者の行進」を奏でながら行進している。予備知識なく観始めたので少し戸惑う。
やがて、軍服姿の三船敏郎扮する小杉曹長が馬に跨って登場。黒澤明監督の作品の時とは違う印象の三船がいた。年齢相応の落ち着きを持ち、少年兵たちを気遣う父親のような眼差しで彼らに語り掛けている。
実は、彼らは音楽学校を卒業したばかりで、いきなり最前線に送られることになり、それに反対した小杉は転属を命じられたのだった。
陽家宅の独歩大隊に到着すると、小原見習士官が銃殺になったばかりだった。銃殺の理由を訊くと敵前逃亡の罪だという。八路軍の猛攻に遭い、小原見習士官を除いた全員が戦死したというのだ。佐久間大尉(大隊長/仲代達矢)は小原をただの「死亡」と報告するというが、小杉は他の皆と同様に「戦死」としてくれと頼む。しかし聞き入れられず、佐久間を殴って憲兵の根津(名古屋章)に逮捕されてしまう。
一方、軍楽隊は楽器を取り上げられてしまい、彼らは仕方なく軍歌を歌う。
数日後、小杉に出動命令が下る。少年兵たちを訓練し、戦って生き抜く術を教え、少年兵たちを指揮してヤキバと呼ばれる砦を奪還せよという命令だった。
支給された銃や武器は置いて来た。どうせ使い方も分からない。そう言う少年兵たちを一から訓練する小杉の指導法が面白い。機関銃の音を音楽のリズムで考えさせ、匍匐前進。手榴弾は1、2、3で投げるのだと教える。少年兵たちのことは、担当する楽器名で呼ぶ。ドラム、スネア、トランペット、トロンボーン、ホルン、ピッコロ等々、全部で13名。
小杉曹長と少年たちとの交流がほのぼのとしていて、途中ではミュージカル風に歌ったり、鍋の底をリズミカルに叩くなど、こんな状況下でも若者らしく溌剌として見ていて気持ちがよい。
「お春さん♪」と歌われたのは、慰安婦のお春さん(団令子)のことで、彼女は小杉に惚れこんでいて、彼の行く先々に志願してやって来るのだ。いよいよ、少年兵たちが実戦に出る時、小杉はお春に頼んで少年兵たちを一人前の男にしてもらう。「お春さんにお世話になったからには、敬意をもって感謝し、お春さんを守るんだぞ」小杉の言葉に少年たちが「オ・ハ・ル・サ・ン」と明るく歌うのだ。敬意と感謝を込めて。
私には、この辺はちょっと違和感。お春さんの日本語を聞いていると明らかに朝鮮出身の人だろうと想像できるし、すぐに結びつくのは現在の従軍慰安婦の問題だ。
劇中ではお春さんは、恥じることなど一つもないというように佐久間に対しても堂々と自分の意見を言っている。少年たちのことにしても何の躊躇いもなく引き受けていたし、銃殺された小原見習士官がまだ若かったと聞いて、「私が教えてあげたかったよ」とも言っていた。お春さんの凛とした強さ、生命力は何だか尊くも感じるけれど、今これを観ると、やはり時代のズレも感じてしまう。
ラストは一変して雰囲気が変わり、ヤキバ砦の戦いのシーンになる。夜襲に遭って負傷者も出て、夜が明ける頃には殆どが死んでしまった。
小原見習士官の銃殺を小杉がずっと拘り続けていた理由は、お春さんによって語られる。小杉の人間としての優しさ、思いやり、気遣いを犬山一等兵(佐藤允)は知る。すべての感情を飲み込み平常心で佇む男に人間としての深みを感じた。そして、お春さんが小杉の本質を見抜いて惚れ込んだのも納得できるのだった。
画面に「終」の文字が出る直前の状況は凄まじい。前夜から戦っていた相手が分かると同時に見習士官の死の真相までもが明らかになるのだ。しかもこの朝は、昭和二十年八月十五日だったのだ。運命の皮肉。将来ある若者の徒死。どっと虚しさが押し寄せて来るような気がした。
持田一等兵、通称・葬儀屋を演じた伊藤雄之助のユーモラスな演技が可笑しみを持って和ませてくれる。人殺しは嫌だと抵抗して牢屋に3年入っている志賀一等兵役は天本英世。私は小さな平たい毛糸の帽子を被った姿しか知らなかったので、180cmのヒョロヒョロとした青年姿は新鮮だった。
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