OUT / 原田美枝子
全体の平均評価点: (5点満点)
(80)
解説・ストーリー
東京郊外の弁当工場。深夜パートの主婦たち、香取雅子42歳、吾妻ヨシエ51歳、城之内邦子40歳、山本弥生30歳の4人はそれぞれに悩みや問題を抱えていた。ある日、雅子のもとに弥生から電話が入る。弥生はギャンブル狂の夫・健司の度重なる暴力に耐えかね、ついに寝込みのスキを突いて殺してしまったと言う。妊娠8ヶ月の弥生は泣いてすがり、雅子はやむなく死体を自分の車のトランクに一時的に隠すことに。しかし、弥生はそれから工場に姿を見せなくなってしまった。死体の処理に困った雅子は仕方なく“師匠”と慕うヨシエに協力を持ちかけるのだった…。
東京郊外の弁当工場。深夜パートの主婦たち、香取雅子42歳、吾妻ヨシエ51歳、城之内邦子40歳、山本弥生30歳の4人はそれぞれに悩みや問題を抱えていた。ある日、雅子のもとに弥生から電話が入る。弥生はギャンブル狂の夫・健司の度重なる暴力に耐えかね、ついに寝込みのスキを突いて殺してしまったと言う。妊娠8ヶ月の弥生は泣いてすがり、雅子はやむなく死体を自分の車のトランクに一時的に隠すことに。しかし、弥生はそれから工場に姿を見せなくなってしまった。死体の処理に困った雅子は仕方なく“師匠”と慕うヨシエに協力を持ちかけるのだった…。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「OUT」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
東京郊外の弁当工場。深夜パートの主婦たち、香取雅子42歳、吾妻ヨシエ51歳、城之内邦子40歳、山本弥生30歳の4人はそれぞれに悩みや問題を抱えていた。ある日、雅子のもとに弥生から電話が入る。弥生はギャンブル狂の夫・健司の度重なる暴力に耐えかね、ついに寝込みのスキを突いて殺してしまったと言う。妊娠8ヶ月の弥生は泣いてすがり、雅子はやむなく死体を自分の車のトランクに一時的に隠すことに。しかし、弥生はそれから工場に姿を見せなくなってしまった。死体の処理に困った雅子は仕方なく“師匠”と慕うヨシエに協力を持ちかけるのだった…。
「OUT」 の作品情報
「OUT」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
OUTの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR24879 |
2003年05月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
OUTの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR24879 |
2003年05月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:80件
佐竹の存在感が全く無視されている。雅子vs佐竹が描かれていない!
投稿日:2005/01/17
レビュアー:RUSH
この作品は桐野夏生の同名の小説が原作であるが、正直コンセプトのみの別物と考えてみた方がよい。よりドラマらしくなっている感じがする。どだい映像化は無理に近いほど原作の中身は濃いのであるからこの様な感じになるのは何となく想像できていた。たかだか2時間弱でこの作品を映像化する事に無理があるだ。TVドラマにもなっていたそうだが私は見ていない。登場人物の設定も性格はそのままだが弥生が二人の子持ちであったはずが妊娠中となっているように映画の脚本が展開しやすいように設定し直されている。また、4人の主婦以外の人物、十文字や佐竹の人物についてもその背景が全く描かれていない。
こういう作品は原作と比べてはいけないと思いながらもどうしても比べてしまう。出来が悪ければ悪い程比べてしまうものである。この作品は正直、原作を簡略しすぎて中身の薄っぺらい犯罪主婦の逃避行を描いた作品に成り下がっているとしかいいようがない。あのラストはいったい何だ!そんな終わり方させるなら映画化なんてするなとさえ思った程である。
気に入らないのは佐竹の描き方である。この小説の中で物語をおもしろくするキャラのはずが完全な脇役に追いやられている。しかも佐竹を演じるのは間寛平である。この映画の佐竹を考えるとそれもありだと思うが、小説の佐竹を考えるとミスキャストとなる。とにかく序盤から中盤にかけては小説に忠実に描かれていくが中盤から終盤は全くのオリジナルとなる。小説で一番おもしろい読み応えのある雅子vs佐竹が消えている。佐竹の復讐計画もねじ曲げられて映像化されてしまっている。
つまり、小説の一番おいしい所が無視され、つまらない演出で映像化されているのである。こんな作品を原作者の桐野夏生氏はどう思ったのであろうか。
キャスティングもしっくりこない。特に邦子は年齢29歳のはずであり、室井滋が演じるには無理がありすぎである。あのブランド狂いの邦子は若くなければならない。中年のブランド狂いなんぞ説得力に欠ける。ただ、彼女の演技力でなんとかなっているがミスキャストの代表例である。また雅子役の原田美枝子は悪くないと思うのだが、本来ならもう少し若い倍賞美津子が演じるともっとピッタリはまっただろう。ま、倍賞さんも年取ってるのでしようがないが・・(^^ゞ。ヨシエ役を倍賞さんがやっているのはもったいない気がした。
このレビューは気に入りましたか?
14人の会員が気に入ったと投稿しています
原作の陰惨な雰囲気とは違う明るいブラックユーモア作品
投稿日:2006/05/16
レビュアー:吟遊旅人
どういうわけかパート仲間3人が集まって、殺された夫をバラバラに切り刻んで捨てることになってしまったという、とんでもない犯罪ものなんだけれど、ブラックユーモアをたっぷり利かせたテンポのいい展開なので、この後一気に坂を転がり落ちるようなさらにむちゃくちゃな話にも、つい引き込まれて見てしまう。
夫はリストラされるわ、息子は引きこもって口もきかない、家庭崩壊寸前の雅子が、リーダーシップを発揮して死体切断作業をこなしてしまうすさまじさ。年下の男に「イケテますね」と口説かれる、迫力満点の原田美枝子には感服した。ほかの女3人もそれぞれに生活に疲れた感じを軽快に演じて快演・怪演。
ストーリーは荒唐無稽だけれど、その荒唐無稽さを支える心理が現代を生きる女たちの生活心情を巧みに掬い上げているため、簡単に感情移入してしまえる。といっても、死体を切断する場面などは思わず目をそむけるし、なんぼなんでもエグいユーモアが頻出するので、ついていけない人はついていけないでしょう。
ラストの原田美枝子の台詞を聞いて、日常からの逸脱という物語が用意されなければもう今の女たちは生きていけないところまで追い詰められているのかもしれないと寒心するとともに、なんだかそんな女たちにエールを送りたくなる気持ちにもなった。
犯罪に走る女が逃走しながら自分を取り戻していくっていう展開は「顔」にも似ている。救いのないはずのラストが爽快なのも不思議な後味を残す。確かに怪作には違いない。賛否両論が出そうだけど、わたしは買い、ね。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
4人が4人とも現実にいそうで、そこにも恐怖。
バラバラ殺人というセンセーショナルなテーマ以前に、
女性の生き方というものを考えさせられた映画でした。
私としては、この4人、どの人のパターンにもあてはまりたくないですね(師匠はほんまにエエ人ですけれど)。
でも、実際にこういう女性っていそうだから怖い。
生々しい感じでした。DVが絡んでるっていうところも現実味をおびてますし。
ただ、間寛平の役どころがイマイチ。
あれぐらいの役柄なんだったらなくていいんじゃないかと思いました。
中途半端。
とにかく全体のストーリーとしては、後味はあまり良くないものの、ほのかな希望みたいなものを含ませていたと思います。
私は旦那と一緒に観て「女はこういうもんなんよ…ムフフ」とちょっと脅しをかけてみました(笑)。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
独特の世界観に拍手
ブッ飛んだ設定でなかなか面白かったです。
4人の女性の個性が非常に明確でかつ相乗効果もありこれが勝因。
西田尚美を見たくて観た作品ですが彼女もさすがにうまいね。
原田美枝子が一応主人公という設定だと思うけど、準主役の3人をいれて4人と
いう、設定的には限界の人数なのに焦点がぼけることもなくうまく仕上がってます。
演技には定評のある4人だからこそなせる技なのでしょう。
キャラ的には主人公が非常に魅力的です。非常にクールなんだけど、そこはやはり
ひとりの女で寂しさも感じている。崩壊寸前の家庭と、例の死体をバラしさらには
それを仕事としてやってしまうというなんとも言えない展開は惹きつけられます。
そして最後にはわずかな夢を見つけて最後は逃亡の旅なんだけど、悲壮感が
あふれてるわけでもなく、夢に燃えてるわけでもないんだな、これが。
あと忘れちゃならないのが寛平ちゃんと香川照之の存在。
ふたりともさすがの演技でかなりいい影響を与えてました。
あの後、どうなったんでしょうね。。。。
こう思わせてくれる映画って成功ってこですよね。
桐野夏生の本ってほとんど読んだことないんだけど面白そうですね。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
夢を見続ける資格
バラバラにして、ミンチにして、ハンバーグか何かにして、
弁当屋で売っちゃうのだと思ってました。なぜか…あはは…
原作未読です。
キャラクター設定が多少違っていたりもするようですが、
4人の女優さんをキャスティングして、
そのイメージに合わせてキャラクター設定をある程度し直したのかな
と思うくらい、4人ともいい味出してたと思います。
私が殺したけど、バラバラにもしてないし、捨ててもいない。
バラバラにして捨てたけど、殺したのは私じゃない。
それぞれの良心への、イイワケ、折り合い。
犯罪でも、人の道に外れたことでも、
できてしまう
こともある
かもしれない。
感覚がフリーズして、堕ちて行くとわかっているのに堕ちて行く。
堕ち始めてしまったから、
非の打ちどころのない幸せな生活とは言えない生活でも
守らなくてはと思う。
露見すれば、逆にすべてが砕け散ることになるのに、
一縷の希望的観測に縋る。
どこまで堕ちた時点で、夢を見ることを赦されなくなるのだろう。
どこまで堕ちても、夢を見ることは赦されるのだろうか。
重くなりすぎない悲壮感と
どうしようもなく堕ち続けたその果ての薄い温かさ。
猟奇的なストーリーを、こんなふうに描けるということは、
私にとって新鮮でした。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
佐竹の存在感が全く無視されている。雅子vs佐竹が描かれていない!
投稿日
2005/01/17
レビュアー
RUSH
この作品は桐野夏生の同名の小説が原作であるが、正直コンセプトのみの別物と考えてみた方がよい。よりドラマらしくなっている感じがする。どだい映像化は無理に近いほど原作の中身は濃いのであるからこの様な感じになるのは何となく想像できていた。たかだか2時間弱でこの作品を映像化する事に無理があるだ。TVドラマにもなっていたそうだが私は見ていない。登場人物の設定も性格はそのままだが弥生が二人の子持ちであったはずが妊娠中となっているように映画の脚本が展開しやすいように設定し直されている。また、4人の主婦以外の人物、十文字や佐竹の人物についてもその背景が全く描かれていない。
こういう作品は原作と比べてはいけないと思いながらもどうしても比べてしまう。出来が悪ければ悪い程比べてしまうものである。この作品は正直、原作を簡略しすぎて中身の薄っぺらい犯罪主婦の逃避行を描いた作品に成り下がっているとしかいいようがない。あのラストはいったい何だ!そんな終わり方させるなら映画化なんてするなとさえ思った程である。
気に入らないのは佐竹の描き方である。この小説の中で物語をおもしろくするキャラのはずが完全な脇役に追いやられている。しかも佐竹を演じるのは間寛平である。この映画の佐竹を考えるとそれもありだと思うが、小説の佐竹を考えるとミスキャストとなる。とにかく序盤から中盤にかけては小説に忠実に描かれていくが中盤から終盤は全くのオリジナルとなる。小説で一番おもしろい読み応えのある雅子vs佐竹が消えている。佐竹の復讐計画もねじ曲げられて映像化されてしまっている。
つまり、小説の一番おいしい所が無視され、つまらない演出で映像化されているのである。こんな作品を原作者の桐野夏生氏はどう思ったのであろうか。
キャスティングもしっくりこない。特に邦子は年齢29歳のはずであり、室井滋が演じるには無理がありすぎである。あのブランド狂いの邦子は若くなければならない。中年のブランド狂いなんぞ説得力に欠ける。ただ、彼女の演技力でなんとかなっているがミスキャストの代表例である。また雅子役の原田美枝子は悪くないと思うのだが、本来ならもう少し若い倍賞美津子が演じるともっとピッタリはまっただろう。ま、倍賞さんも年取ってるのでしようがないが・・(^^ゞ。ヨシエ役を倍賞さんがやっているのはもったいない気がした。
原作の陰惨な雰囲気とは違う明るいブラックユーモア作品
投稿日
2006/05/16
レビュアー
吟遊旅人
どういうわけかパート仲間3人が集まって、殺された夫をバラバラに切り刻んで捨てることになってしまったという、とんでもない犯罪ものなんだけれど、ブラックユーモアをたっぷり利かせたテンポのいい展開なので、この後一気に坂を転がり落ちるようなさらにむちゃくちゃな話にも、つい引き込まれて見てしまう。
夫はリストラされるわ、息子は引きこもって口もきかない、家庭崩壊寸前の雅子が、リーダーシップを発揮して死体切断作業をこなしてしまうすさまじさ。年下の男に「イケテますね」と口説かれる、迫力満点の原田美枝子には感服した。ほかの女3人もそれぞれに生活に疲れた感じを軽快に演じて快演・怪演。
ストーリーは荒唐無稽だけれど、その荒唐無稽さを支える心理が現代を生きる女たちの生活心情を巧みに掬い上げているため、簡単に感情移入してしまえる。といっても、死体を切断する場面などは思わず目をそむけるし、なんぼなんでもエグいユーモアが頻出するので、ついていけない人はついていけないでしょう。
ラストの原田美枝子の台詞を聞いて、日常からの逸脱という物語が用意されなければもう今の女たちは生きていけないところまで追い詰められているのかもしれないと寒心するとともに、なんだかそんな女たちにエールを送りたくなる気持ちにもなった。
犯罪に走る女が逃走しながら自分を取り戻していくっていう展開は「顔」にも似ている。救いのないはずのラストが爽快なのも不思議な後味を残す。確かに怪作には違いない。賛否両論が出そうだけど、わたしは買い、ね。
4人が4人とも現実にいそうで、そこにも恐怖。
投稿日
2003/10/14
レビュアー
しゃれこうべ
バラバラ殺人というセンセーショナルなテーマ以前に、
女性の生き方というものを考えさせられた映画でした。
私としては、この4人、どの人のパターンにもあてはまりたくないですね(師匠はほんまにエエ人ですけれど)。
でも、実際にこういう女性っていそうだから怖い。
生々しい感じでした。DVが絡んでるっていうところも現実味をおびてますし。
ただ、間寛平の役どころがイマイチ。
あれぐらいの役柄なんだったらなくていいんじゃないかと思いました。
中途半端。
とにかく全体のストーリーとしては、後味はあまり良くないものの、ほのかな希望みたいなものを含ませていたと思います。
私は旦那と一緒に観て「女はこういうもんなんよ…ムフフ」とちょっと脅しをかけてみました(笑)。
独特の世界観に拍手
投稿日
2007/11/19
レビュアー
MonPetit
ブッ飛んだ設定でなかなか面白かったです。
4人の女性の個性が非常に明確でかつ相乗効果もありこれが勝因。
西田尚美を見たくて観た作品ですが彼女もさすがにうまいね。
原田美枝子が一応主人公という設定だと思うけど、準主役の3人をいれて4人と
いう、設定的には限界の人数なのに焦点がぼけることもなくうまく仕上がってます。
演技には定評のある4人だからこそなせる技なのでしょう。
キャラ的には主人公が非常に魅力的です。非常にクールなんだけど、そこはやはり
ひとりの女で寂しさも感じている。崩壊寸前の家庭と、例の死体をバラしさらには
それを仕事としてやってしまうというなんとも言えない展開は惹きつけられます。
そして最後にはわずかな夢を見つけて最後は逃亡の旅なんだけど、悲壮感が
あふれてるわけでもなく、夢に燃えてるわけでもないんだな、これが。
あと忘れちゃならないのが寛平ちゃんと香川照之の存在。
ふたりともさすがの演技でかなりいい影響を与えてました。
あの後、どうなったんでしょうね。。。。
こう思わせてくれる映画って成功ってこですよね。
桐野夏生の本ってほとんど読んだことないんだけど面白そうですね。
夢を見続ける資格
投稿日
2014/02/26
レビュアー
蒼生
バラバラにして、ミンチにして、ハンバーグか何かにして、
弁当屋で売っちゃうのだと思ってました。なぜか…あはは…
原作未読です。
キャラクター設定が多少違っていたりもするようですが、
4人の女優さんをキャスティングして、
そのイメージに合わせてキャラクター設定をある程度し直したのかな
と思うくらい、4人ともいい味出してたと思います。
私が殺したけど、バラバラにもしてないし、捨ててもいない。
バラバラにして捨てたけど、殺したのは私じゃない。
それぞれの良心への、イイワケ、折り合い。
犯罪でも、人の道に外れたことでも、
できてしまう
こともある
かもしれない。
感覚がフリーズして、堕ちて行くとわかっているのに堕ちて行く。
堕ち始めてしまったから、
非の打ちどころのない幸せな生活とは言えない生活でも
守らなくてはと思う。
露見すれば、逆にすべてが砕け散ることになるのに、
一縷の希望的観測に縋る。
どこまで堕ちた時点で、夢を見ることを赦されなくなるのだろう。
どこまで堕ちても、夢を見ることは赦されるのだろうか。
重くなりすぎない悲壮感と
どうしようもなく堕ち続けたその果ての薄い温かさ。
猟奇的なストーリーを、こんなふうに描けるということは、
私にとって新鮮でした。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
OUT