悪魔の墓場

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

何もかもが普通の作品、まさにB級のスタンダード
一応最後まで観ていられるが、時間繋ぎの間延びがそれっぽい
どちらかと言えばドラマ仕立て、害虫駆除機器の電波ってのが笑わせる
電波なら死体より、生きている人間の方が影響受けるのでは？というツッコミは無しの方向で
イタリア産にしては、エログロは控えめ
監督は真面目に撮っているのは感じるが、当時の業界の姿勢が伺える、数撃ちゃ当たるが見え見え、まこんなもんでしょ。

しかし、愛すべきB級スピリット、スタンダードとしてどうぞ。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

舞台はマンチェスターのサウスゲートと言う田舎町です。
農場では、害虫駆除の実験が行われていて超音波が町に鳴り響いている。実験は成功したように見えたが、実はその超音波によって墓地の地下に眠る死体や病院の死体が蘇ったのです。夜になるとゾンビが暗がりから現れ、人間を襲い殺して腸(はらわた)を食べるのです。因みにこのゾンビは歩くのがぎこちなくスローです。それに所々で怖〜い音楽が流れるので背筋がゾーッとします。この雰囲気がなかなかでゾンビ好きにはたまりません。
この物語は、ロンドンから姉に会いに来たエドナと、たまたま知り合ったジョージの2人がゾンビと警察を相手に戦うと言うものです。ジョージが警察にゾンビが出ると言う話をするが信用してくれません。それどころかゾンビが犯した殺人の罪まできせられてしまうのです。そこでジョージはゾンビを殺す方法はアレしかないと・・・。そしてエドナを助けに行くのですが・・・。
単純なストーリーですが、レトロな雰囲気とゾンビらしいゾンビが楽しめる作品です。ゾンビ好きにはお薦めです！！

イタリアのホラー映画の独特のイヤーな雰囲気を持った作品です。後年のゾンビ映画のように派手な肉体破壊はないのですが、闇の中でうごめくゾンビたちはとても不気味です。スローなテンポはむしろクラシックな香りすらします。また、かつてレイ（モンド）・ラブロックはエロと暴力を売り物にした映画ばかりに出ていたので、彼が出ているだけで、「見てはいけない映画」を見ているような、ゾクゾク感があります。あきらかに「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のパクリですが、ゾンビ映画の傑作の一つです。

つか原題長すぎだろｗ
制作国イタリア・スペインなのに舞台はイギリスですｗ

昔のホラー映画なんで粗いところもあるんですが、それを入れてもおもしろかったです
これぞ恐怖映画よね
ホラー映画というより恐怖映画と言いたくなる趣きなんです

ゾンビとはまた違うのでモンスターの繁殖方法や退治の仕方がゾンビとは違うのですが、そこがまたよかったです
モンスターは死体か赤ん坊でなけらばならないので、繁殖の仕方がゆっくりなんですが、そのじわじわ感が恐怖映画の趣だと感じられます

ベタと言えばベタなんですけど、今の映画にはない何かがあります
それが何かはわかりませんｗ
映画の終わり方もまたよかったです
ぶっちゃけて言えば救いがないんですが、昨今のゾンビ映画のような救いのなさとはまた違います

まさに娯楽映画なんでしょうね

最初の方のシーンでいきなり服を脱いで真っ裸で女が走り出しますが、映画と何の関係もありませんｗ
ただ観客をひきつけるだけのためのシーンのようですｗ
このシーンを見て下らない映画なのかと思いましたが、結構真面目に作ってありました

結局主人公の男ではなくて警部がヒーローみたいになってますが、本当のヒーローはやはり主人公のジョージです
普通の人ならあそこまで責任もってモンスター退治しませんｗ
その辺の皮肉がラストシーンの皮肉にもつながっていました

主人公のジョージとエドナも美男美女でしたし、おもしろい映画でしたよ〜

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

例に漏れず、イタリア映画特有の、助長になりがちな間の取り方と、意味の分からないシーンがチラホラしてます。
それを「雰囲気だ」と好む方も多いですが、私にはやはり馴染めません。どうしてもテンポが悪く感じてしまいます。
最近のテンポの良いゾンビ映画とかに慣れている方にも馴染めないのではないでしょうか。

ゾンビ化の原因が害虫駆除の超音波という設定がまた凄いですね。
その設定が有るだけで、ゾンビ映画のお約束通り、他には内容なんて有って無いようなものですが。

それにしても、主人公があまりにあんまりな扱いです。可哀想に。
やることなすこと全てが裏目に出ていて、涙無しには見られません。ああ哀れなり。
でも、害虫駆除の業者さん達に無茶苦茶言って機械を破壊した時は、「もっとやりようが有るだろー！」と思いました。突然理由も無くあんな事されたら普通怒るって。「おかしな人」と思われて当然だって。…まぁ、切羽詰まってたから仕方無いですが。
でもやはり、最後は頂けませんね。
救いようが無さすぎだろ。
ただ、刑事に復讐したのだけは、スッキリしました。アレくらいはしてやらないとねー…。